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785.転売屋は祠を修復する。
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行きはよいよい帰りは恐い。
怖いながらもとおりゃんせとおりゃんせっと。
ガタガタと小刻みに振動する馬車の揺れに身を任せながら俺は目の前に広がる青空に目を向ける。
この辺は比較的青空が良く見える。
街は冬になったとたんに曇天が多くなるからちょっと物足りないんだよなぁ。
とはいえ冷たい風は強いので隙間風を防ぐべく毛布をしっかりと巻き付け、風よけ外套をしっかりとつかむ。
「うーさぶさぶ。」
「大丈夫ですか?」
「船と違って逃げる所がないのも荷馬車の難点だよな。」
「あちらは室内で暖をとれるのもいいですね。」
「とはいえ遡上できるだけの深い川がなければ意味がない。その点道があればどこにでも行けるのはこっちだ、一長一短ってやつだな。」
大量に積み込まれた石材に背中を預けながら大きく伸びをする。
帰路も今日で二日目。
予定通りに進んでいるので明日の昼には町に到着するだろう。
魔物や盗賊の襲撃もなし。
何もしない時間ってのもたまにはいいものだ。
「あと二時間ほどで休憩します、それまで辛抱してください。」
「悪いな、アニエスさんに全部任せっぱなしで。」
「その為に同乗していますから、窮屈ではありますが今はゆっくりとお休みください。」
「町に戻ればまた忙しくなるしな、そうさせてもらう。」
ちょうど長い上り坂を登り切り、今度は下り坂。
さてもう一眠りと思ったその時だった。
視界の端に気になるものが見えた。
思わず前のめりになって再確認してしまう。
「止めてくれ。」
「はい。」
馬の嘶きが谷間に反響する。
先にアニエスさんが降りてあたりの状況を確認、どうやら問題はないようで手招きを確認してから俺も馬車から降りる。
「どうかされましたか?」
「いや、ちょっと気になるものが見えたから。」
「気になるものですか。」
「悪いがついてきてくれ。」
アニエスさんを引き連れてきた道を少し戻る。
坂をてっぺんまで戻り、少しだけ藪の方に入る。
「これは、祠でしょうか。」
「町で見たことがあるなと思ったんだがやっぱりそうだよな。なんでこんなところにあるんだ?」
「旅の安全を祈願する何かかもしれませんね。特定の神様をという感じではありません。」
「となると余計に壊れているのは忍びないな。」
俺たちの前には古ぼけた祠。
祠といっても石をくみ上げただけのシンプルな奴だが、その中央には原型はわからないが何かを掘ったであろうってことだけがかすかにわかる程度のものが飾ってあった。
とはいえ、祠の上部は崩れ辺りに石材が散らばっており苔も付着していてお世辞にもきれいとは言えない状況だった。
これを放置するのはちょっとなぁ。
なんだろうお地蔵様とか寺とか神社とかそこらじゅうにあったからこそ、そういうのが粗末な状態にあるのが許せない。
「直しますか?」
「あぁこのままはさすがに可哀そうだ。」
「可哀そうですか。」
「自分の家が雨漏りしているうえに隙間風だらけだったらいやだろ?」
「まぁ、確かに。」
「幸い石材は山ほどある、急ぐ旅でもないしちょっと直すぐらいなら宿への到着も遅れないさ。」
やると決まったら即行動だ。
崩れた祠を一度ばらばらにして、神様らしき何かの汚れを布で拭う。
まわりの草を刈取り、視認性を上げたら今度は持ってきた石材で祠をくみ上げれば出来上がりだ。
所要時間僅か一時間の簡単DIYとはいえ、最初の状態よりも大分ましだろう。
「よしできたっと。」
「見事な仕上がりです。」
「まぁ素人がやったわりにはいい感じだな、これで他の人からも良く見えるだろう。悪いな手伝わせて。」
「いえ最初は不思議でしたが直すと気持ちがいいものです。」
「分かってもらって何よりだ。さて、さっさと宿に向かうか。」
荷馬車に乗り込みもう一度祠の方を見る。
雑草を刈ったので微かに上の方だけ見えたのだが、心なしか白く輝いているように見えた。
喜んでもらえて何よりだよ。
さて、小休止もしたし後は宿までまっしぐらだ。
ギシっと悲鳴を上げながら荷馬車がゆっくりと動き出す。
冷たいはずの風も一仕事したせいもあり冷たくて気持ちがいい。
いいことをした後は気持ちがいいなぁ。
そんなことを思いながら流れゆく景色をぼーっと楽しんでいたわけだが・・・。
「止まります。」
「ん?どうかしたのか?」
「道にリンゴが・・・。」
「リンゴ?」
いい感じで進んでいるとアニエスさんが困惑した感じで馬車を止めた。
先を見ると道に大量のリンゴが転がっている。
なんだろう、木箱をぶちまけましたというレベルでゴロゴロと。
確かにリンゴの木はあるが、まるで全部もいでしまいましたって感じで一つもなっていない。
誰かがわざとぶちまけた、そう思ってしまうような状況だ。
「こりゃまたすごいな。」
「どうしてこんなにリンゴが。」
「わからんなぁ。」
見た感じキズも痛みもないのが不思議だ。
『シャイニーアップル。太陽のリンゴとも呼ばれ、酸味と甘みが絶妙で食べるものを幸せにすると言われている。生息地域が定まっておらずまるで神様の気まぐれで既存の木が突然変異するため神様のリンゴともいわれる。最近の平均取引価格は銅貨50枚、最安値銅貨40枚、最高値銀貨1枚、最終取引日は25日前と記録されています。』
リンゴはリンゴでもただのリンゴではないようだ。
「シャイニーアップルっていうらしい、美味いらしいぞ。」
「きいたことがあります、確か神様のリンゴというんでしたね。」
「そうらしい。」
まさか祠を直したお礼とか、いやいやいくらなんでも考えすぎか。
何はともあれそのまま置いておくのはもったいないし、持ち帰って皆で食べよう。
アップルパイでも作ってもらうか。
「祠を直しましたから少し空きが出来ています、木箱はありませんが石材で入れ物を作ってそこに入れましょうか。」
「だな、いい土産になりそうだ。」
二人で手分けして回収したリンゴは全部で101個もあった。
そのうちの一つを半分にして早速頂く。
さわやかな酸味とほのかな甘み、なにより口の中にあふれる瑞々しさ。
こりゃ神様の食べ物と言われるだけのことはある。
幸せな気分で再び馬車を走らせ宿へと急ぐ。
急ぐのだが・・・。
「止まります。」
「またか。」
「今度は、石でしょうか。」
「落石って感じの場所じゃないよなぁ。」
「そうですね、わざとまかれたような感じです。」
周りに石が落ちてくるような場所はないうえに、何なら石も転がっていないただの街道。
そのど真ん中にバラバラとこぶし大のがまかれている。
それもただの石じゃない、黒い。
とてつもなく黒い。
再び馬車を降りて石に触れてみる。
『黒陽石の原石。黒い太陽と呼ばれる漆黒の宝石。地下深くの洞くつでしか見つからず光源を近づけるとほのかに暗くなることから光を吸収すると考えられている。吸収した光は砕けると同時に周りに拡散すると考えられているが、証明されたことはない。最近の平均取引価格は銅貨30枚。最安値銅貨20枚、最高値銅貨50枚、最終取引日は10日前と記録されています』
なんとまぁまたすごいのが出てきたな。
原石だけに価格は安いようだが、それにしても黒い太陽か。
名前はかなりかっこいい。
でもなぁ、宝石のはずなのに輝かないのはどうなんだ?
これを磨いた姿が想像つかないんだが、どうなるんだろう。
「黒陽石という宝石の原石だそうだ。」
「荷崩れでもしたんでしょうか。」
「そう考えるのが妥当だが、なかなか珍しい物だけに落としたら気づくだろう。」
「高い物なんですか?」
「値段自体はそうでもないが、どうする?」
「ここに置いておいても邪魔になりますし、売れるのであれば持ち帰りましょう。シロウ様でしたら何か使い道を考えられるのでは?」
落ちているものは俺の物。
この世界において店先から物を盗むのは罪だが、落ちているものをネコババするのは罪にならない。
だって落ちているんだし。
使い道はまぁおいおい考えよう。
もしかしたらルティエが何か思い浮かべるかもしれない。
幸い荷馬車にはまだ石を積む余裕はある。
宿場町で木箱を買ってそれに入れてしまえば荷崩れもしないだろう。
しかしリンゴに次は石か。
祠を直した途端にこんな事が立て続けに起きるとは、やっぱり神様のお礼か何かなんだろうけど、高価な宝石と過怠金じゃない所がよりリアルな感じだよなぁ。
なんだっけ、傘地蔵だっけ。
お地蔵様に傘をあげるとその日の夜にお米やら魚屋らがいっぱい届くってやつ。
なんだかそんな感じがするなぁ。
別に見返りが欲しかったわけじゃないんだが、そういう無欲なのが良かったのかもしれない。
とはいえさすがにもうないだろう。
これだけ恩返ししてもらえれば十分だよ。
荷馬車にも限界があるしな。
リンゴはともかく石はそれなりに重たい。
いくら石材を使って軽くなったとはいえこれでトントン。
これ以上は可愛そうだ。
「積み込み完了しました。」
「それじゃあ落とさないようにゆっくり行くか、時間もまだ間に合うだろう。」
「大丈夫です余裕をもってますので。」
再び動き出した馬車はさっきよりも速度を落してゆっくりと進んでいく。
たまにはこんな旅もいいもんだ。
太陽の日差しをたっぷりと浴びながらアニエスさんの隣でゆったりと時間を満喫する。
これもまた神様のくれた恩返しという事で。
流石にこれ以上は・・・ないよな?
怖いながらもとおりゃんせとおりゃんせっと。
ガタガタと小刻みに振動する馬車の揺れに身を任せながら俺は目の前に広がる青空に目を向ける。
この辺は比較的青空が良く見える。
街は冬になったとたんに曇天が多くなるからちょっと物足りないんだよなぁ。
とはいえ冷たい風は強いので隙間風を防ぐべく毛布をしっかりと巻き付け、風よけ外套をしっかりとつかむ。
「うーさぶさぶ。」
「大丈夫ですか?」
「船と違って逃げる所がないのも荷馬車の難点だよな。」
「あちらは室内で暖をとれるのもいいですね。」
「とはいえ遡上できるだけの深い川がなければ意味がない。その点道があればどこにでも行けるのはこっちだ、一長一短ってやつだな。」
大量に積み込まれた石材に背中を預けながら大きく伸びをする。
帰路も今日で二日目。
予定通りに進んでいるので明日の昼には町に到着するだろう。
魔物や盗賊の襲撃もなし。
何もしない時間ってのもたまにはいいものだ。
「あと二時間ほどで休憩します、それまで辛抱してください。」
「悪いな、アニエスさんに全部任せっぱなしで。」
「その為に同乗していますから、窮屈ではありますが今はゆっくりとお休みください。」
「町に戻ればまた忙しくなるしな、そうさせてもらう。」
ちょうど長い上り坂を登り切り、今度は下り坂。
さてもう一眠りと思ったその時だった。
視界の端に気になるものが見えた。
思わず前のめりになって再確認してしまう。
「止めてくれ。」
「はい。」
馬の嘶きが谷間に反響する。
先にアニエスさんが降りてあたりの状況を確認、どうやら問題はないようで手招きを確認してから俺も馬車から降りる。
「どうかされましたか?」
「いや、ちょっと気になるものが見えたから。」
「気になるものですか。」
「悪いがついてきてくれ。」
アニエスさんを引き連れてきた道を少し戻る。
坂をてっぺんまで戻り、少しだけ藪の方に入る。
「これは、祠でしょうか。」
「町で見たことがあるなと思ったんだがやっぱりそうだよな。なんでこんなところにあるんだ?」
「旅の安全を祈願する何かかもしれませんね。特定の神様をという感じではありません。」
「となると余計に壊れているのは忍びないな。」
俺たちの前には古ぼけた祠。
祠といっても石をくみ上げただけのシンプルな奴だが、その中央には原型はわからないが何かを掘ったであろうってことだけがかすかにわかる程度のものが飾ってあった。
とはいえ、祠の上部は崩れ辺りに石材が散らばっており苔も付着していてお世辞にもきれいとは言えない状況だった。
これを放置するのはちょっとなぁ。
なんだろうお地蔵様とか寺とか神社とかそこらじゅうにあったからこそ、そういうのが粗末な状態にあるのが許せない。
「直しますか?」
「あぁこのままはさすがに可哀そうだ。」
「可哀そうですか。」
「自分の家が雨漏りしているうえに隙間風だらけだったらいやだろ?」
「まぁ、確かに。」
「幸い石材は山ほどある、急ぐ旅でもないしちょっと直すぐらいなら宿への到着も遅れないさ。」
やると決まったら即行動だ。
崩れた祠を一度ばらばらにして、神様らしき何かの汚れを布で拭う。
まわりの草を刈取り、視認性を上げたら今度は持ってきた石材で祠をくみ上げれば出来上がりだ。
所要時間僅か一時間の簡単DIYとはいえ、最初の状態よりも大分ましだろう。
「よしできたっと。」
「見事な仕上がりです。」
「まぁ素人がやったわりにはいい感じだな、これで他の人からも良く見えるだろう。悪いな手伝わせて。」
「いえ最初は不思議でしたが直すと気持ちがいいものです。」
「分かってもらって何よりだ。さて、さっさと宿に向かうか。」
荷馬車に乗り込みもう一度祠の方を見る。
雑草を刈ったので微かに上の方だけ見えたのだが、心なしか白く輝いているように見えた。
喜んでもらえて何よりだよ。
さて、小休止もしたし後は宿までまっしぐらだ。
ギシっと悲鳴を上げながら荷馬車がゆっくりと動き出す。
冷たいはずの風も一仕事したせいもあり冷たくて気持ちがいい。
いいことをした後は気持ちがいいなぁ。
そんなことを思いながら流れゆく景色をぼーっと楽しんでいたわけだが・・・。
「止まります。」
「ん?どうかしたのか?」
「道にリンゴが・・・。」
「リンゴ?」
いい感じで進んでいるとアニエスさんが困惑した感じで馬車を止めた。
先を見ると道に大量のリンゴが転がっている。
なんだろう、木箱をぶちまけましたというレベルでゴロゴロと。
確かにリンゴの木はあるが、まるで全部もいでしまいましたって感じで一つもなっていない。
誰かがわざとぶちまけた、そう思ってしまうような状況だ。
「こりゃまたすごいな。」
「どうしてこんなにリンゴが。」
「わからんなぁ。」
見た感じキズも痛みもないのが不思議だ。
『シャイニーアップル。太陽のリンゴとも呼ばれ、酸味と甘みが絶妙で食べるものを幸せにすると言われている。生息地域が定まっておらずまるで神様の気まぐれで既存の木が突然変異するため神様のリンゴともいわれる。最近の平均取引価格は銅貨50枚、最安値銅貨40枚、最高値銀貨1枚、最終取引日は25日前と記録されています。』
リンゴはリンゴでもただのリンゴではないようだ。
「シャイニーアップルっていうらしい、美味いらしいぞ。」
「きいたことがあります、確か神様のリンゴというんでしたね。」
「そうらしい。」
まさか祠を直したお礼とか、いやいやいくらなんでも考えすぎか。
何はともあれそのまま置いておくのはもったいないし、持ち帰って皆で食べよう。
アップルパイでも作ってもらうか。
「祠を直しましたから少し空きが出来ています、木箱はありませんが石材で入れ物を作ってそこに入れましょうか。」
「だな、いい土産になりそうだ。」
二人で手分けして回収したリンゴは全部で101個もあった。
そのうちの一つを半分にして早速頂く。
さわやかな酸味とほのかな甘み、なにより口の中にあふれる瑞々しさ。
こりゃ神様の食べ物と言われるだけのことはある。
幸せな気分で再び馬車を走らせ宿へと急ぐ。
急ぐのだが・・・。
「止まります。」
「またか。」
「今度は、石でしょうか。」
「落石って感じの場所じゃないよなぁ。」
「そうですね、わざとまかれたような感じです。」
周りに石が落ちてくるような場所はないうえに、何なら石も転がっていないただの街道。
そのど真ん中にバラバラとこぶし大のがまかれている。
それもただの石じゃない、黒い。
とてつもなく黒い。
再び馬車を降りて石に触れてみる。
『黒陽石の原石。黒い太陽と呼ばれる漆黒の宝石。地下深くの洞くつでしか見つからず光源を近づけるとほのかに暗くなることから光を吸収すると考えられている。吸収した光は砕けると同時に周りに拡散すると考えられているが、証明されたことはない。最近の平均取引価格は銅貨30枚。最安値銅貨20枚、最高値銅貨50枚、最終取引日は10日前と記録されています』
なんとまぁまたすごいのが出てきたな。
原石だけに価格は安いようだが、それにしても黒い太陽か。
名前はかなりかっこいい。
でもなぁ、宝石のはずなのに輝かないのはどうなんだ?
これを磨いた姿が想像つかないんだが、どうなるんだろう。
「黒陽石という宝石の原石だそうだ。」
「荷崩れでもしたんでしょうか。」
「そう考えるのが妥当だが、なかなか珍しい物だけに落としたら気づくだろう。」
「高い物なんですか?」
「値段自体はそうでもないが、どうする?」
「ここに置いておいても邪魔になりますし、売れるのであれば持ち帰りましょう。シロウ様でしたら何か使い道を考えられるのでは?」
落ちているものは俺の物。
この世界において店先から物を盗むのは罪だが、落ちているものをネコババするのは罪にならない。
だって落ちているんだし。
使い道はまぁおいおい考えよう。
もしかしたらルティエが何か思い浮かべるかもしれない。
幸い荷馬車にはまだ石を積む余裕はある。
宿場町で木箱を買ってそれに入れてしまえば荷崩れもしないだろう。
しかしリンゴに次は石か。
祠を直した途端にこんな事が立て続けに起きるとは、やっぱり神様のお礼か何かなんだろうけど、高価な宝石と過怠金じゃない所がよりリアルな感じだよなぁ。
なんだっけ、傘地蔵だっけ。
お地蔵様に傘をあげるとその日の夜にお米やら魚屋らがいっぱい届くってやつ。
なんだかそんな感じがするなぁ。
別に見返りが欲しかったわけじゃないんだが、そういう無欲なのが良かったのかもしれない。
とはいえさすがにもうないだろう。
これだけ恩返ししてもらえれば十分だよ。
荷馬車にも限界があるしな。
リンゴはともかく石はそれなりに重たい。
いくら石材を使って軽くなったとはいえこれでトントン。
これ以上は可愛そうだ。
「積み込み完了しました。」
「それじゃあ落とさないようにゆっくり行くか、時間もまだ間に合うだろう。」
「大丈夫です余裕をもってますので。」
再び動き出した馬車はさっきよりも速度を落してゆっくりと進んでいく。
たまにはこんな旅もいいもんだ。
太陽の日差しをたっぷりと浴びながらアニエスさんの隣でゆったりと時間を満喫する。
これもまた神様のくれた恩返しという事で。
流石にこれ以上は・・・ないよな?
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