13 / 16
13、ヒロイン
しおりを挟む
「どうしてくれようか」
そう呟いたロイの顔は笑ってはいるものの目は笑ってはおらず怖かった。
「って考えていた時に君のことを思い出してね。そういや情報屋で結構強かったなって。お願い、僕の弟をヒロインから助け出してというかヒロインを追い出して欲しいんだけど」
怖い顔から一瞬でいつもの表情に戻し言った。
「依頼内容はヒロインを国外追放とさっき話にでた悪役令嬢の保護」
「いやいや始めのやつは頼んだけど2つ目は違うよ!」
俺がいきなり頼んでない依頼内容を言い始めたからロイは慌てて訂正した。
なぜ俺がそんな事を言い始めたのかというとレイからの念話が今さっき入ったからだ。ロイ達がくる前に頼んでおいた王族に関する情報だ。
「今、俺の弟子から情報が入った。王族は王子3人、第1王子から順番にロイ、ディール王子、ケイト王子。姫は1人、リオ姫。だけどもしもう1人姫がいたとしたら。ディール王子とは双子で双子という理由だけで神官に殺されそうになったけど王妃様が命をかけて守った姫、ディーラ姫。この事は王様しか知らないけどその乙女ゲーにあったからロイは知ってるはず」
「弟子は優秀だね。そうだよ。そして悪役令嬢はディーラ。それを思い出したのは最近なんだ。最初からは思い出せなくてどんどん記憶の破片が揃ってきてやっと思い出したんだ。だから俺は自分にかけた呪いを解き父上に全てを話した。ディーラの為にディールの為に全てを計画した」
ロイは全てを話した。ロイらしくない行動だったがごねるよりは好感がもてた。
「じゃあ聞いてくれるよね!ディールとディーラーの可愛さっ!」
前言撤回。やっぱりロイらしい行動だった。
俺とリックは侍女が食事の準備ができたと呼びにくるまでロイの弟妹自慢を聞かされた。
こんなに疲れたのは古龍と戦うのをこっそりばれないようにサポートした時いらいだ。
そう呟いたロイの顔は笑ってはいるものの目は笑ってはおらず怖かった。
「って考えていた時に君のことを思い出してね。そういや情報屋で結構強かったなって。お願い、僕の弟をヒロインから助け出してというかヒロインを追い出して欲しいんだけど」
怖い顔から一瞬でいつもの表情に戻し言った。
「依頼内容はヒロインを国外追放とさっき話にでた悪役令嬢の保護」
「いやいや始めのやつは頼んだけど2つ目は違うよ!」
俺がいきなり頼んでない依頼内容を言い始めたからロイは慌てて訂正した。
なぜ俺がそんな事を言い始めたのかというとレイからの念話が今さっき入ったからだ。ロイ達がくる前に頼んでおいた王族に関する情報だ。
「今、俺の弟子から情報が入った。王族は王子3人、第1王子から順番にロイ、ディール王子、ケイト王子。姫は1人、リオ姫。だけどもしもう1人姫がいたとしたら。ディール王子とは双子で双子という理由だけで神官に殺されそうになったけど王妃様が命をかけて守った姫、ディーラ姫。この事は王様しか知らないけどその乙女ゲーにあったからロイは知ってるはず」
「弟子は優秀だね。そうだよ。そして悪役令嬢はディーラ。それを思い出したのは最近なんだ。最初からは思い出せなくてどんどん記憶の破片が揃ってきてやっと思い出したんだ。だから俺は自分にかけた呪いを解き父上に全てを話した。ディーラの為にディールの為に全てを計画した」
ロイは全てを話した。ロイらしくない行動だったがごねるよりは好感がもてた。
「じゃあ聞いてくれるよね!ディールとディーラーの可愛さっ!」
前言撤回。やっぱりロイらしい行動だった。
俺とリックは侍女が食事の準備ができたと呼びにくるまでロイの弟妹自慢を聞かされた。
こんなに疲れたのは古龍と戦うのをこっそりばれないようにサポートした時いらいだ。
0
あなたにおすすめの小説
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
メインをはれない私は、普通に令嬢やってます
かぜかおる
ファンタジー
ヒロインが引き取られてきたことで、自分がラノベの悪役令嬢だったことに気が付いたシルヴェール
けど、メインをはれるだけの実力はないや・・・
だから、この世界での普通の令嬢になります!
↑本文と大分テンションの違う説明になってます・・・
つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました
蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈
絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。
絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!!
聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ!
ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!!
+++++
・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
転生幼女のチートな悠々自適生活〜伝統魔法を使い続けていたら気づけば賢者になっていた〜
犬社護
ファンタジー
ユミル(4歳)は気がついたら、崖下にある森の中に呆然と佇んでいた。
馬車が崖下に落下した影響で、前世の記憶を思い出したのだ。前世、日本伝統が子供の頃から大好きで、小中高大共に伝統に関わるクラブや学部に入り、卒業後はお世話になった大学教授の秘書となり、伝統のために毎日走り回っていたが、旅先の講演の合間、教授と2人で歩道を歩いていると、暴走車が突っ込んできたので、彼女は教授を助けるも、そのまま跳ね飛ばされてしまい、死を迎えてしまう。
享年は25歳。
周囲には散乱した荷物だけでなく、さっきまで会話していた家族が横たわっている。
25歳の精神だからこそ、これが何を意味しているのかに気づき、ショックを受ける。
大雨の中を泣き叫んでいる時、1体の小さな精霊カーバンクルが現れる。前世もふもふ好きだったユミルは、もふもふ精霊と会話することで悲しみも和らぎ、互いに打ち解けることに成功する。
精霊カーバンクルと仲良くなったことで、彼女は日本古来の伝統に関わる魔法を習得するのだが、チート魔法のせいで色々やらかしていく。まわりの精霊や街に住む平民や貴族達もそれに振り回されるものの、愛くるしく天真爛漫な彼女を見ることで、皆がほっこり心を癒されていく。
人々や精霊に愛されていくユミルは、伝統魔法で仲間たちと悠々自適な生活を目指します。
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
主人公の恋敵として夫に処刑される王妃として転生した私は夫になる男との結婚を阻止します
白雪の雫
ファンタジー
突然ですが質問です。
あなたは【真実の愛】を信じますか?
そう聞かれたら私は『いいえ!』『No!』と答える。
だって・・・そうでしょ?
ジュリアーノ王太子の(名目上の)父親である若かりし頃の陛下曰く「私と彼女は真実の愛で結ばれている」という何が何だか訳の分からない理屈で、婚約者だった大臣の姫ではなく平民の女を妃にしたのよ!?
それだけではない。
何と平民から王妃になった女は庭師と不倫して不義の子を儲け、その不義の子ことジュリアーノは陛下が側室にも成れない身分の低い女が産んだ息子のユーリアを後宮に入れて妃のように扱っているのよーーーっ!!!
私とジュリアーノの結婚は王太子の後見になって欲しいと陛下から土下座をされてまで請われたもの。
それなのに・・・ジュリアーノは私を後宮の片隅に追いやりユーリアと毎晩「アッー!」をしている。
しかも!
ジュリアーノはユーリアと「アッー!」をするにしてもベルフィーネという存在が邪魔という理由だけで、正式な王太子妃である私を車裂きの刑にしやがるのよ!!!
マジかーーーっ!!!
前世は腐女子であるが会社では働く女性向けの商品開発に携わっていた私は【夢色の恋人達】というBLゲームの、悪役と位置づけられている王太子妃のベルフィーネに転生していたのよーーーっ!!!
思い付きで書いたので、ガバガバ設定+矛盾がある+ご都合主義。
世界観、建築物や衣装等は古代ギリシャ・ローマ神話、古代バビロニアをベースにしたファンタジー、ベルフィーネの一人称は『私』と書いて『わたくし』です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる