『幸せ』を掴むまで

峠 凪

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第 1 章

番外編3, アイル その参

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 ・・・なぜ、俺はミーナを直ぐに助けることが出来なかったんだ・・・?後悔しかない。例え屁理屈だったとしても、結果論だとしても『あの時』助けたかったんだ・・・



 ☆   ☆   ☆


「ミーナ、どうしたんだ?何か興味のあるものでもあったか?」
 まだ回復しきっていないミーナを連れ回してしまったことに後悔しつつ休憩するかと声を掛けたら大丈夫だと言った。にもかかわらず、立ち止まったことに疑問に思いつつ聞くと、何も答えなかった。
 
 疑問に思いつつミーナの視線の先を見ると、人相が悪い男がいた。知り合いなのかと考えたが、元々ミーナは奴隷でしかも年齢的に考えてもいないのではないか。という考えに至った。だが、ミーナも相手の男も知り合いのようで違和感を感じた。一体どういう関係なのか、と考えていたら男がこちらに近づいて来てミーナに手を伸ばした時、
「主様」
と言うミーナの声が聞こた。どういうことだ?ミーナに聞こうとしたが、ミーナは気を失っていた。



 ☆   ☆   ☆


 
 一体何が起きたんだ?

 そう疑問を抱いていると男から、
「あんたはそいつの『今のご主人様』なのか」
と、疑問ではなく確信を持った言い方で声を掛けて来た。
「・・・いや、違う。俺はミーナの保護者だ・・・今のところは」
「へぇ、そうか。じゃあ、そいつが奴隷なのは知っているのか?」
 俺の返答に驚きつつもそう聞いて来た。
「ミーナはもう奴隷なんかじゃない。俺の大切な女性だ」
「・・・へぇ、あんた、そいつに惚れているのか。まぁ、可愛いし珍しいもんな。プラチナ毛並みにオッドアイの猫獣人」
「俺は見た目の珍しさに惹かれた訳じゃない」
「本当か」
「どういう意味だ」
 そんなことも分からないのか、という呆れた表情をうかべた男を前に俺は・・・

 本当に『ミーナの見た目』の珍しさに惹かれた訳じゃないのだろうか・・・

 咄嗟に否定したが本当だろうか。俺の事なのに自信が無い・・・・・・不甲斐ない

 
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