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特別編
今年最後だし騒いじゃう?
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「もう~い~くつね~る~と~お正月♪︎」
異世界に来て初めての年越し。今までなら家族とテレビ見て、早朝に瑞希ちゃん達と一緒に初詣に行ってたけど。こっちの年越し年明けイベントってなんだろう?
「ってことで、イベントある?」
「・・・いきなりなんだよ、ナノ。ってことでって?」
「元の世界で年越し年明けのイベント?があったんだけどこっちでも何かあるのかなぁ?って思って最初に発見したガーレに聞いてみた」
「あ~俺が最初の生贄か」
「生贄って言い方」
「事実だよ、ナノ。ガーレ頑張って。俺用事があるさ」
「・・・何サラッと逃げようとするんだよ、ジャド。っていうか、その用事が年末年始の準備だろ!」
「・・・あれ?バレちゃった」
「バレるも何も毎年ジャドが準備しているだろうが!」
「・・・なら?ジャドに着いて行ったそうがいい感じ?・・・ガーレまたね!ジャドに着いて行く!」
「そうしろ。ジャド頑張れ!」
「・・・わざとでしょ、ガーレ」
「まぁな!」
という感じで、ガーレからジャドに乗り換えて年末年始イベントを聞くことに!
「ねぇ、ジャド。何するの?年末って今日だよね」
「そうだよ。準備はただ酒を用意するだけ。酒屋に伝手があるから。毎年俺が準備係。年末年始は家族や友人、同僚達と飲んで騒ぐだけ。夜、雪が降ったら年を越した直後から雪合戦。勿論、魔法あり、剣とかの武器ありで。・・・結果、毎年最初の仕事は雪合戦で壊した物の修繕作業」
「・・・なんか思っていたのと違う。神殿とかにお参りしないの?」
「しない。だって面倒。そりゃしている人もいるけど。大概が神殿関係者」
「・・・そっか」
「何?ナノのとこはお参りするの?」
「一応。神殿っていうか神社だけどね」
「・・・神殿と神社の違い何?」
「さぁ?知らない」
「・・・そっか」
そんな話をしながら酒屋に行って事前に注文していた分を受け取り。皆がいる訓練所に戻った。
☆ ☆ ☆
「まだ日が高いんですけどいいんですか?ルイ団長?」
「いい。今日と明日は見逃す。ナノは飲みに行かないのか?」
「・・・あの集団の中に行きたくないので。ルイ団長こそ行かないんですか?」
「・・・俺もだ」
酒を持って帰ってきた私とジャドに待ち構えていたのは酒はまだかと、ギラギラした狩人だった。・・・そっと訓練所の中央に酒を置くと、どっと押し寄せてきた。・・・皆寒くないの?今雪降り始めたのに。
「破壊確定か、今年も」
「・・・何をです?」
「・・・城壁」
「・・・それ破壊したらいけないんじゃ?王族がいるから」
「そうなんだが、近衛が雪合戦の際、喧嘩を売ってくるから」
「・・・それで城壁が盾代わりになり、破壊?」
「その通り。ナノ、あまり事になったら本気で魔法を打ってどちらも再起不能にしろ」
「・・・頑張ります、ルイ団長」
☆ ☆ ☆
「いけ好かないその態度が嫌いだ!!!」
「図体がでかいだけの脳筋が!!!」
「この!モテやがって!!!」
「それはただの僻みだ!!!ボケ!!!」
「チビ!!!」
「言うなー!!!気にしてんだよ!!!」
「この酔っ払い共が!!!」
「お互い様だー!!!」
「・・・何やっているんですか?あれ?ルイ団長?」
「・・・毎年のことだ。俺も何やっているのかわからん」
毎年、年越しにこんなことしているのかよ。雪合戦しながら、魔法打ちながら、剣をまじらわせながら。
・・・酔っているから?ジャドもメーレも混じって。
・・・あっ。城壁壊した。
「ナノ、思いっきり魔法打て」
「ラジャー!」
皆雪だるまになるように想像して打ったら。・・・たくさんの雪だるまができた!
ちょっと面白いw
ルイ団長に許可をとって軍の皆と近衛の皆だった雪だるまで遊んだw ギャーギャー言ってるけど雪だるまだしねw
☆ ☆ ☆
初日の出が出て来て、暖かくなって雪が溶けたところで私の雪だるま遊びは終了した!城壁修繕作業はのんびりジェットと一緒に見学して年越し年明けイベント終了した。
皆!あけましておめでとう!今年もよろしくね!
Happy New Year!
異世界に来て初めての年越し。今までなら家族とテレビ見て、早朝に瑞希ちゃん達と一緒に初詣に行ってたけど。こっちの年越し年明けイベントってなんだろう?
「ってことで、イベントある?」
「・・・いきなりなんだよ、ナノ。ってことでって?」
「元の世界で年越し年明けのイベント?があったんだけどこっちでも何かあるのかなぁ?って思って最初に発見したガーレに聞いてみた」
「あ~俺が最初の生贄か」
「生贄って言い方」
「事実だよ、ナノ。ガーレ頑張って。俺用事があるさ」
「・・・何サラッと逃げようとするんだよ、ジャド。っていうか、その用事が年末年始の準備だろ!」
「・・・あれ?バレちゃった」
「バレるも何も毎年ジャドが準備しているだろうが!」
「・・・なら?ジャドに着いて行ったそうがいい感じ?・・・ガーレまたね!ジャドに着いて行く!」
「そうしろ。ジャド頑張れ!」
「・・・わざとでしょ、ガーレ」
「まぁな!」
という感じで、ガーレからジャドに乗り換えて年末年始イベントを聞くことに!
「ねぇ、ジャド。何するの?年末って今日だよね」
「そうだよ。準備はただ酒を用意するだけ。酒屋に伝手があるから。毎年俺が準備係。年末年始は家族や友人、同僚達と飲んで騒ぐだけ。夜、雪が降ったら年を越した直後から雪合戦。勿論、魔法あり、剣とかの武器ありで。・・・結果、毎年最初の仕事は雪合戦で壊した物の修繕作業」
「・・・なんか思っていたのと違う。神殿とかにお参りしないの?」
「しない。だって面倒。そりゃしている人もいるけど。大概が神殿関係者」
「・・・そっか」
「何?ナノのとこはお参りするの?」
「一応。神殿っていうか神社だけどね」
「・・・神殿と神社の違い何?」
「さぁ?知らない」
「・・・そっか」
そんな話をしながら酒屋に行って事前に注文していた分を受け取り。皆がいる訓練所に戻った。
☆ ☆ ☆
「まだ日が高いんですけどいいんですか?ルイ団長?」
「いい。今日と明日は見逃す。ナノは飲みに行かないのか?」
「・・・あの集団の中に行きたくないので。ルイ団長こそ行かないんですか?」
「・・・俺もだ」
酒を持って帰ってきた私とジャドに待ち構えていたのは酒はまだかと、ギラギラした狩人だった。・・・そっと訓練所の中央に酒を置くと、どっと押し寄せてきた。・・・皆寒くないの?今雪降り始めたのに。
「破壊確定か、今年も」
「・・・何をです?」
「・・・城壁」
「・・・それ破壊したらいけないんじゃ?王族がいるから」
「そうなんだが、近衛が雪合戦の際、喧嘩を売ってくるから」
「・・・それで城壁が盾代わりになり、破壊?」
「その通り。ナノ、あまり事になったら本気で魔法を打ってどちらも再起不能にしろ」
「・・・頑張ります、ルイ団長」
☆ ☆ ☆
「いけ好かないその態度が嫌いだ!!!」
「図体がでかいだけの脳筋が!!!」
「この!モテやがって!!!」
「それはただの僻みだ!!!ボケ!!!」
「チビ!!!」
「言うなー!!!気にしてんだよ!!!」
「この酔っ払い共が!!!」
「お互い様だー!!!」
「・・・何やっているんですか?あれ?ルイ団長?」
「・・・毎年のことだ。俺も何やっているのかわからん」
毎年、年越しにこんなことしているのかよ。雪合戦しながら、魔法打ちながら、剣をまじらわせながら。
・・・酔っているから?ジャドもメーレも混じって。
・・・あっ。城壁壊した。
「ナノ、思いっきり魔法打て」
「ラジャー!」
皆雪だるまになるように想像して打ったら。・・・たくさんの雪だるまができた!
ちょっと面白いw
ルイ団長に許可をとって軍の皆と近衛の皆だった雪だるまで遊んだw ギャーギャー言ってるけど雪だるまだしねw
☆ ☆ ☆
初日の出が出て来て、暖かくなって雪が溶けたところで私の雪だるま遊びは終了した!城壁修繕作業はのんびりジェットと一緒に見学して年越し年明けイベント終了した。
皆!あけましておめでとう!今年もよろしくね!
Happy New Year!
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