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107話 「猫と交流する その3」
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ここは子供部屋。今日はシロ先生が遊びに来たよ!
誰も僕とシロ先生の会話をしても気付いてませんね。やはりこの家で猫の言葉が分かるのは僕だけなようです。どうせなら僕のスキルについて情報交換したいところです。猫についていろいろ聞いてみましょう!
「えっぐ!(もっと猫のことを教えて!)」
「いいわよ。私もメンテの猫になる力? が気になるし。でもその前にちょっと休憩してもいいかしら? あのタクシーとかいう人間で疲れちゃった」
「うぐぐー(ゆっくりしていって)」
僕はあっちに布団があるよと指差します。僕は子供部屋に布団、両親の部屋のベッドと二つの寝る場所があるのですよ。この子供部屋には今使っているのをは別に予備の布団もあるので多少汚れたって僕は気にしません。その他にもベビーカーがあって、これはどこでも寝られて便利です。無駄に改造したかいがありますよね。
「くんくん、ここメンテの匂いがするわ」
「……(昨日そこでおもらししちゃったのは黙っとこう)」
「急に黙ってどうしたの? ここじゃないのかしら」
「うー。えぐえっぐ(そこだよ。絶対おしっこしないでね)」
「分かってるわよ。私も場所ぐらい選ぶわ」
そのときドアが開いて何かを持ったタクシーさんが来ました。タクシーさんを見たシロ先生はびくっとします。
「ほほっ、どこに置きましょうかな」
「猫用のトイレですか。あちらがよろしいかと」
「ここなら問題なさそうですな」
タクシーとカフェさんの会話でトイレの場所が決まります。兄貴とアーネは何これと興味深々ですね。これは猫のトイレをする場所だと教えていますよ。母はその様子を面白そうに見ていますね。
「ひぃ?! タクシーは何て言ってるの?」
「んぐぅ(シロ先生のトイレはここだって)」
「わ、わかったわ」
シロ先生はタクシーさんが苦手なようですね。でもトイレ問題は解決しました。トラウマ問題は触れないでおきましょう。僕なりの優しさです。
タクシさんーは他にも必要なものはありそうですなと言いながら部屋から出ていきました。そのせいかシロ先生はだいぶ落ち着いてきましたよ。
シロ先生は寝るのかなあと思ったらこっちを見ていました。タクシーのせいで目が覚めたのかな? 寝転びながらこの部屋全体を観察していますね。そうだなあ、ここは僕が遊ぶ様子でも見せましょうか。この家の雰囲気を知れるはず。
「えっぐー」
「どうしたのメンテちゃん?」
僕は母に甘え始めます。
「うぐぅ~」ぎゅ
「フフッ、ママに甘えているのかしらね」
「きゃきゃ!」
僕は母にくっついて離れません。スリスリ~。ある程度くっついた後は、母が僕に何かするたびにオーバーリアクションをします。
「きゃきゃきゃ!」
母が背中をなでただけです。僕はすごく笑います。
「きゃ~!」
母がお腹をなでます。なぜかツボに入ってるように笑います。その様子を見ていたアーネが近づいてきて僕を抱きしめます。そのまま僕を倒します。
「やー!」
「きゃきゃー!」
「えへへ~」
爆笑です。今度は兄貴が近づいてきて、僕とアーネを同時にこちょこちょします。
「うりゃああああ」
「きゃきゃきゃあああああ!」
「えへへへへへー」
大爆笑です。誰かが僕にちょっかいをかけると笑いまくるのです。これぞ僕みんなと遊ぶの大好きなのアピールです!
しばらくすると母が部屋から出ていきました。トイレでしょうね。ずっと様子を見ていたシロ先生は僕に話しかけてきました。この家の雰囲気を感じ取れているといいですねえ。
◇
レディーは、今日のメンテちゃん機嫌がいいわねと思っていた。何をしてもメンテの反応が面白いのである。これなら少しあっちに行っても大丈夫かしら。みんなが遊んでくれるしね。
こうして子供部屋から出て行くレディー。入れ替わるようにシロ先生がメンテに近づいて行った。ここからはメンテ視点ではなく、シロ先生が見聞きして感じたことを語っていこう。
「あなた達、本当に仲が良いのね」
「えぐ?(そうかな?)」
「私にはそう見えたわ」
赤ちゃんらしく可愛いところもあるのねと思ったシロ先生。
「えぐぐぐぐー(あれは僕なりの愛情表現なんだよ)」
「あ、愛情表現?」
「うぐ。んぐ~(うん。みんなのご機嫌取りをしてるんだ)」
「……へえ」
「うぐぐ(可愛くないと育ててくれないからね)」
「……メ、メンテも大変なのね」
「んぐ~(子猫もよくやるでしょ?)」
「そ、そうだったかしら?」
赤ちゃんの口から出た言葉とは思えない発言である。赤ちゃんが言うので説得力がものすごい。人間の赤ちゃんって大変なんだなあと思ったシロ先生。結構な衝撃であった。
「えぐぐ、あーう(ママのね、トイレって長いんだよ)」
「そうなの?」
「あぐあぐぐー。うぐぅ(いつもちょっとだけって出て行ったら帰ってこないんだよ。不思議だよね)」
「それは……ふ、不思議ね~」
それはトイレじゃないと言いそうになったがメンテは赤ちゃんである。現実を教えて不安にさせるのは良ろしくない。そう考えたシロ先生は空気をよんだ。可愛いこともいうのね、やっぱりメンテはまだ赤ちゃんなのよねと思っていた。
「えぐぐ(まあ休憩って必要だよね)」
「……そうよね」
「んぐぅ(でも育児放棄はダメだと思うな)」
「……い、いくじほうき??」
メンテが本当に赤ちゃんなのか分からなくなってきた。シロ先生の中で赤ちゃんのイメージがどんどん崩れていく。
子猫もこんな感じなのかしら? いやメンテが特殊なのかもしれないわ。でも赤ちゃんが言うから嘘じゃないだろうし……。あれ? メンテは猫と分類してもいいのかしら? それはそうと小さい子ってみんなこんなに打算的なの??
「メンテって難しい言葉知っているのね」
「んぐぅ~?」←とぼけて赤ちゃん感を出すメンテ
「……(この反応は嘘ついてる感じではないわね)」
メンテがときたま大人のような発言をするので混乱してきたシロ先生。
メンテは大人の真似をしているだけかもしれないわね。メンテはそれが難しい言葉とか判断出来ないのよ。きっとそうに違いないわ! と心に言い聞かせていた。
「えいやーーーー!」
「にゃ?!」
「猫ちゃんわたしとあそぼー」
「にゃあー?!」
シロ先生が熟考していると、アーネが背後からやって来てしっぽを掴んだ。そのままぶんぶんとぶん回し始める。そして、暴れるシロ先生を羽交い締めに持ち込みやりたい放題遊び始めた。アーネはまだ子供なので手加減を知らないのである。
「にゃああああ?!」
「えへへ~。楽しいね!」
「きゃきゃ(アーネを傷つけたらタクシーが来るから気を付けて)」
「……。ごろごろごろごろごろ」←急に媚び始めたシロ先生
「俺も混ぜろー!」
「皆様楽しそうですね。マネキさん、あとで私にも触らせてください」
「きゃきゃ(兄貴とカフェさんも一緒に遊びたいって。あとね、カフェさんはタクシーさんの娘だよ)」
「にゃあ……!?。ごろごろごろごろ~」
シロ先生はナンス家の住人達に遊ばれ続けたという。
猫と人間の完全な通訳が出来るのはこの世でメンテだけ。これがメンテの最大の武器となるのだ。
誰も僕とシロ先生の会話をしても気付いてませんね。やはりこの家で猫の言葉が分かるのは僕だけなようです。どうせなら僕のスキルについて情報交換したいところです。猫についていろいろ聞いてみましょう!
「えっぐ!(もっと猫のことを教えて!)」
「いいわよ。私もメンテの猫になる力? が気になるし。でもその前にちょっと休憩してもいいかしら? あのタクシーとかいう人間で疲れちゃった」
「うぐぐー(ゆっくりしていって)」
僕はあっちに布団があるよと指差します。僕は子供部屋に布団、両親の部屋のベッドと二つの寝る場所があるのですよ。この子供部屋には今使っているのをは別に予備の布団もあるので多少汚れたって僕は気にしません。その他にもベビーカーがあって、これはどこでも寝られて便利です。無駄に改造したかいがありますよね。
「くんくん、ここメンテの匂いがするわ」
「……(昨日そこでおもらししちゃったのは黙っとこう)」
「急に黙ってどうしたの? ここじゃないのかしら」
「うー。えぐえっぐ(そこだよ。絶対おしっこしないでね)」
「分かってるわよ。私も場所ぐらい選ぶわ」
そのときドアが開いて何かを持ったタクシーさんが来ました。タクシーさんを見たシロ先生はびくっとします。
「ほほっ、どこに置きましょうかな」
「猫用のトイレですか。あちらがよろしいかと」
「ここなら問題なさそうですな」
タクシーとカフェさんの会話でトイレの場所が決まります。兄貴とアーネは何これと興味深々ですね。これは猫のトイレをする場所だと教えていますよ。母はその様子を面白そうに見ていますね。
「ひぃ?! タクシーは何て言ってるの?」
「んぐぅ(シロ先生のトイレはここだって)」
「わ、わかったわ」
シロ先生はタクシーさんが苦手なようですね。でもトイレ問題は解決しました。トラウマ問題は触れないでおきましょう。僕なりの優しさです。
タクシさんーは他にも必要なものはありそうですなと言いながら部屋から出ていきました。そのせいかシロ先生はだいぶ落ち着いてきましたよ。
シロ先生は寝るのかなあと思ったらこっちを見ていました。タクシーのせいで目が覚めたのかな? 寝転びながらこの部屋全体を観察していますね。そうだなあ、ここは僕が遊ぶ様子でも見せましょうか。この家の雰囲気を知れるはず。
「えっぐー」
「どうしたのメンテちゃん?」
僕は母に甘え始めます。
「うぐぅ~」ぎゅ
「フフッ、ママに甘えているのかしらね」
「きゃきゃ!」
僕は母にくっついて離れません。スリスリ~。ある程度くっついた後は、母が僕に何かするたびにオーバーリアクションをします。
「きゃきゃきゃ!」
母が背中をなでただけです。僕はすごく笑います。
「きゃ~!」
母がお腹をなでます。なぜかツボに入ってるように笑います。その様子を見ていたアーネが近づいてきて僕を抱きしめます。そのまま僕を倒します。
「やー!」
「きゃきゃー!」
「えへへ~」
爆笑です。今度は兄貴が近づいてきて、僕とアーネを同時にこちょこちょします。
「うりゃああああ」
「きゃきゃきゃあああああ!」
「えへへへへへー」
大爆笑です。誰かが僕にちょっかいをかけると笑いまくるのです。これぞ僕みんなと遊ぶの大好きなのアピールです!
しばらくすると母が部屋から出ていきました。トイレでしょうね。ずっと様子を見ていたシロ先生は僕に話しかけてきました。この家の雰囲気を感じ取れているといいですねえ。
◇
レディーは、今日のメンテちゃん機嫌がいいわねと思っていた。何をしてもメンテの反応が面白いのである。これなら少しあっちに行っても大丈夫かしら。みんなが遊んでくれるしね。
こうして子供部屋から出て行くレディー。入れ替わるようにシロ先生がメンテに近づいて行った。ここからはメンテ視点ではなく、シロ先生が見聞きして感じたことを語っていこう。
「あなた達、本当に仲が良いのね」
「えぐ?(そうかな?)」
「私にはそう見えたわ」
赤ちゃんらしく可愛いところもあるのねと思ったシロ先生。
「えぐぐぐぐー(あれは僕なりの愛情表現なんだよ)」
「あ、愛情表現?」
「うぐ。んぐ~(うん。みんなのご機嫌取りをしてるんだ)」
「……へえ」
「うぐぐ(可愛くないと育ててくれないからね)」
「……メ、メンテも大変なのね」
「んぐ~(子猫もよくやるでしょ?)」
「そ、そうだったかしら?」
赤ちゃんの口から出た言葉とは思えない発言である。赤ちゃんが言うので説得力がものすごい。人間の赤ちゃんって大変なんだなあと思ったシロ先生。結構な衝撃であった。
「えぐぐ、あーう(ママのね、トイレって長いんだよ)」
「そうなの?」
「あぐあぐぐー。うぐぅ(いつもちょっとだけって出て行ったら帰ってこないんだよ。不思議だよね)」
「それは……ふ、不思議ね~」
それはトイレじゃないと言いそうになったがメンテは赤ちゃんである。現実を教えて不安にさせるのは良ろしくない。そう考えたシロ先生は空気をよんだ。可愛いこともいうのね、やっぱりメンテはまだ赤ちゃんなのよねと思っていた。
「えぐぐ(まあ休憩って必要だよね)」
「……そうよね」
「んぐぅ(でも育児放棄はダメだと思うな)」
「……い、いくじほうき??」
メンテが本当に赤ちゃんなのか分からなくなってきた。シロ先生の中で赤ちゃんのイメージがどんどん崩れていく。
子猫もこんな感じなのかしら? いやメンテが特殊なのかもしれないわ。でも赤ちゃんが言うから嘘じゃないだろうし……。あれ? メンテは猫と分類してもいいのかしら? それはそうと小さい子ってみんなこんなに打算的なの??
「メンテって難しい言葉知っているのね」
「んぐぅ~?」←とぼけて赤ちゃん感を出すメンテ
「……(この反応は嘘ついてる感じではないわね)」
メンテがときたま大人のような発言をするので混乱してきたシロ先生。
メンテは大人の真似をしているだけかもしれないわね。メンテはそれが難しい言葉とか判断出来ないのよ。きっとそうに違いないわ! と心に言い聞かせていた。
「えいやーーーー!」
「にゃ?!」
「猫ちゃんわたしとあそぼー」
「にゃあー?!」
シロ先生が熟考していると、アーネが背後からやって来てしっぽを掴んだ。そのままぶんぶんとぶん回し始める。そして、暴れるシロ先生を羽交い締めに持ち込みやりたい放題遊び始めた。アーネはまだ子供なので手加減を知らないのである。
「にゃああああ?!」
「えへへ~。楽しいね!」
「きゃきゃ(アーネを傷つけたらタクシーが来るから気を付けて)」
「……。ごろごろごろごろごろ」←急に媚び始めたシロ先生
「俺も混ぜろー!」
「皆様楽しそうですね。マネキさん、あとで私にも触らせてください」
「きゃきゃ(兄貴とカフェさんも一緒に遊びたいって。あとね、カフェさんはタクシーさんの娘だよ)」
「にゃあ……!?。ごろごろごろごろ~」
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