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148話 「1歳と半年」
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ここはメンテの部屋こと子供部屋。レディーと子供達は、明日へ向けてある準備をしていた。
「メンテちゃん、メイクって言えるかな~?」
「えっぐ!」
「メイクよ。メ・イ・ク」
「えぐ~?」
「……今日中に覚えなかったら卒業かしら」
「え、えぐ!? えいく! えいくううう!!!」←急に必死になるメンテ
「フフッ、やれば出来るじゃないの。でもまだまだよ。もう1回言いてみなさい!」
「え、え、え、え、え、め。め、めめめ!」
「フフッ。めが言えるようになったの。偉いわね。ほら、あと少しよ!」
「えいぐ、めいぐ、えいう、めいっく、めんいくー!」
「フフッ。いい感じね~。次はイブシよ!」
なぜか急激に言葉が上達するメンテである。
「アーネは、ばあばに何をしてもらいたいの?」
「えー? 一緒に遊んでほしいなあ」
「そうねえ。それがいいと思うわよ。ハッキリと言うのよ?」
「うん、わかったー!」
今日もピュアっぴゅあ~なアーネである。
「アニーキ―は何も言わなくても分かるわよね?」
「はい、母さん。お土産をいっぱい貰えるようにお願いしてみます」
「フフッ。よろしい。じゃあメンテちゃんのお手伝い手伝ってね」
「分かりました。メンテ頑張ろうね!」
「えぐぅ!」
こうしてレディーによる秘密の特訓が行われたという。
◆
こんにちは。僕の名前はメンテ。そろそろ1歳と半年になります。
今は夜中。みんな寝ている時間です。ここ最近、猫魂や猫魔法の検証をしていたためすぐに時間が過ぎちゃいましたね。久々に今判明している僕のことをまとめてみましょうか。おさらいですよ。
「えっぐ!(ギフト!)」
==========
【メンテ・ナンス】
年齢 1歳
性別 男
所持スキル
・暴走
・ものづくり
・器用
・配合
・猫魂
==========
これは、僕が人間の赤ちゃんのときのギフトです。簡単に言うと僕のステータスみたいなものですよ。ゲームみたいだね。
はっきり言って初めて見たときから一切変化がないのが今の現状です。魔力に関しても同じです。なんか体から湧き出て来るなあという状況なのは変わりません。それとスキルもよく分かっていませんね。猫魂だけは今頑張って研究しているのですがね。
身体の大きな変化と言えば、1歳の頃より歩けるし走れます。あとはしゃべられる言葉が増えたぐらいですかね。名前を呼ぶと大人達は喜びます。そこらへんはみんなチョロいなあって感じですよ。でも母は教育に関してスパルタ気味なのでもっと出来るでしょ? と通じませんが。
そうそう、数日前からあの言葉を言えるようになりました。では、初披露したいと思います。聞いてください。
「……はぁい。はーい。はいはい!」
どう? すごいでしょ~。ついに僕は”イエス”と返事出来るようにになったのです。調子の良い時だけ使っていこうと思います。都合の悪い時は、今まで通りえぐえぐ言って誤魔化しますがね。
次は、猫の姿のときの話をしましょう。
「えぐえぐぐー!(猫魂ー!)」
==========
【 】
年齢 1歳
性別 男
称号 なし
所持スキル
・暴走
・猫魔法
・エッグ
==========
僕が猫の姿のときのギフトです。なぜか人間のときと名前もスキルも違うのですよ。あとは猫の姿のときにしかこれを確認することが出来ませんね。理由はこっちが知りたいってもんですよ。
僕が初めて猫になったのは、1歳過ぎたあたりですね。だいたいこの力の目覚めてから半年ぐらいってところでしょう。
※初めて変身をしたのは99話「魔力の覚醒 その2」
初めて魔法を使ったのは、1歳と3か月を過ぎた頃ですね。気が付いたらスキルのエッグが割れていました。エッグが割れると新しいスキルを覚えていたのです。それが猫魔法。猫だけが使える魔法というよく分からない魔法でした。
※123話 「猫だけが使える魔法」
それから3か月ぐらい猫魔法で何が出来るか検証をした結果、猫っぽいことなら何でも出来ると判明しました。あと使える魔力がだんだん増えてるなあと実感していますね。使えば使うほど成長するってこのことなのでしょう。
特に魔力や魔法に関しては、人間の姿より成長のスピードが段違いですね。今では猫魔法で玄関を作り、外に出歩くようになりましたよ。夜のお散歩がスリル満点で楽しいのです!
ちなみに僕のお気に入りの魔法は、しっぽをぐーんと伸ばして使うやつです。しっぽこと第3の手がいろいろと便利なのですよ。人間のときでも使えたらいいなあって思います。
次は、お友達になった猫の話でも。
みんさん知っての通り、僕は猫魂というスキルの影響で猫と会話が出来るのです。今では教会の猫達ほぼ全員と仲良しになりました。最近では、僕のお家の近くにある住宅に住む猫達ともお友達になりましたよ。合計すると50匹ぐらいかな? 人間の友達よりも圧倒的に猫の方が多いってどうなのかなあと思うようになりましたがね。
一番仲が良い猫は、もちろんシロ先生ですね。次はレッドとかブラウンみたいな初期メンバー的な猫達ですかね。付き合いが長い程仲が良い感じかなあ。猫達に何か伝えたいときは、付き合いの長い猫達に連絡役をして貰っています。まだ友達になったばかりの猫達は僕の行動に驚いちゃうらしいのでね。
それと最近は幽霊の猫とも仲良くなりましたね。幽霊の猫がいるってことは、他にもいろいろな種類の猫がいても不思議じゃない気がしていました。空を飛んだり、地面を潜ったり、火を吹いたりする猫がいたりするのかな? だってここは異世界。前世の日本とは違うからね。何かと期待しちゃってます。
最後に今後の予定でも。
もうちょっとしたら町に遊びに行こうかなと思っています。でも、僕は町の猫達の生態を全然知らないのです。教会の猫達に聞いたら、縄張り争いがあるやらで結構大変だそうですよ。比較的穏便な猫達は教会に集まっているんだとかさ。町にいる猫は血の気が多いのかなあ?
まあ僕に敵対する猫がいた場合は、タクシーに教えて貰った挨拶をやろうと思います。これをすればどんな動物とも仲良くなれる! って言ってましたもん。父もこの世界では普通の事だと言っていましたしね。
「人間にもど~れ~! ……えぐぐ」
さて、僕の話はこれぐらいにして寝ましょう。明日は大事なイベントがあるのでね!
「メンテちゃん、メイクって言えるかな~?」
「えっぐ!」
「メイクよ。メ・イ・ク」
「えぐ~?」
「……今日中に覚えなかったら卒業かしら」
「え、えぐ!? えいく! えいくううう!!!」←急に必死になるメンテ
「フフッ、やれば出来るじゃないの。でもまだまだよ。もう1回言いてみなさい!」
「え、え、え、え、え、め。め、めめめ!」
「フフッ。めが言えるようになったの。偉いわね。ほら、あと少しよ!」
「えいぐ、めいぐ、えいう、めいっく、めんいくー!」
「フフッ。いい感じね~。次はイブシよ!」
なぜか急激に言葉が上達するメンテである。
「アーネは、ばあばに何をしてもらいたいの?」
「えー? 一緒に遊んでほしいなあ」
「そうねえ。それがいいと思うわよ。ハッキリと言うのよ?」
「うん、わかったー!」
今日もピュアっぴゅあ~なアーネである。
「アニーキ―は何も言わなくても分かるわよね?」
「はい、母さん。お土産をいっぱい貰えるようにお願いしてみます」
「フフッ。よろしい。じゃあメンテちゃんのお手伝い手伝ってね」
「分かりました。メンテ頑張ろうね!」
「えぐぅ!」
こうしてレディーによる秘密の特訓が行われたという。
◆
こんにちは。僕の名前はメンテ。そろそろ1歳と半年になります。
今は夜中。みんな寝ている時間です。ここ最近、猫魂や猫魔法の検証をしていたためすぐに時間が過ぎちゃいましたね。久々に今判明している僕のことをまとめてみましょうか。おさらいですよ。
「えっぐ!(ギフト!)」
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【メンテ・ナンス】
年齢 1歳
性別 男
所持スキル
・暴走
・ものづくり
・器用
・配合
・猫魂
==========
これは、僕が人間の赤ちゃんのときのギフトです。簡単に言うと僕のステータスみたいなものですよ。ゲームみたいだね。
はっきり言って初めて見たときから一切変化がないのが今の現状です。魔力に関しても同じです。なんか体から湧き出て来るなあという状況なのは変わりません。それとスキルもよく分かっていませんね。猫魂だけは今頑張って研究しているのですがね。
身体の大きな変化と言えば、1歳の頃より歩けるし走れます。あとはしゃべられる言葉が増えたぐらいですかね。名前を呼ぶと大人達は喜びます。そこらへんはみんなチョロいなあって感じですよ。でも母は教育に関してスパルタ気味なのでもっと出来るでしょ? と通じませんが。
そうそう、数日前からあの言葉を言えるようになりました。では、初披露したいと思います。聞いてください。
「……はぁい。はーい。はいはい!」
どう? すごいでしょ~。ついに僕は”イエス”と返事出来るようにになったのです。調子の良い時だけ使っていこうと思います。都合の悪い時は、今まで通りえぐえぐ言って誤魔化しますがね。
次は、猫の姿のときの話をしましょう。
「えぐえぐぐー!(猫魂ー!)」
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【 】
年齢 1歳
性別 男
称号 なし
所持スキル
・暴走
・猫魔法
・エッグ
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僕が猫の姿のときのギフトです。なぜか人間のときと名前もスキルも違うのですよ。あとは猫の姿のときにしかこれを確認することが出来ませんね。理由はこっちが知りたいってもんですよ。
僕が初めて猫になったのは、1歳過ぎたあたりですね。だいたいこの力の目覚めてから半年ぐらいってところでしょう。
※初めて変身をしたのは99話「魔力の覚醒 その2」
初めて魔法を使ったのは、1歳と3か月を過ぎた頃ですね。気が付いたらスキルのエッグが割れていました。エッグが割れると新しいスキルを覚えていたのです。それが猫魔法。猫だけが使える魔法というよく分からない魔法でした。
※123話 「猫だけが使える魔法」
それから3か月ぐらい猫魔法で何が出来るか検証をした結果、猫っぽいことなら何でも出来ると判明しました。あと使える魔力がだんだん増えてるなあと実感していますね。使えば使うほど成長するってこのことなのでしょう。
特に魔力や魔法に関しては、人間の姿より成長のスピードが段違いですね。今では猫魔法で玄関を作り、外に出歩くようになりましたよ。夜のお散歩がスリル満点で楽しいのです!
ちなみに僕のお気に入りの魔法は、しっぽをぐーんと伸ばして使うやつです。しっぽこと第3の手がいろいろと便利なのですよ。人間のときでも使えたらいいなあって思います。
次は、お友達になった猫の話でも。
みんさん知っての通り、僕は猫魂というスキルの影響で猫と会話が出来るのです。今では教会の猫達ほぼ全員と仲良しになりました。最近では、僕のお家の近くにある住宅に住む猫達ともお友達になりましたよ。合計すると50匹ぐらいかな? 人間の友達よりも圧倒的に猫の方が多いってどうなのかなあと思うようになりましたがね。
一番仲が良い猫は、もちろんシロ先生ですね。次はレッドとかブラウンみたいな初期メンバー的な猫達ですかね。付き合いが長い程仲が良い感じかなあ。猫達に何か伝えたいときは、付き合いの長い猫達に連絡役をして貰っています。まだ友達になったばかりの猫達は僕の行動に驚いちゃうらしいのでね。
それと最近は幽霊の猫とも仲良くなりましたね。幽霊の猫がいるってことは、他にもいろいろな種類の猫がいても不思議じゃない気がしていました。空を飛んだり、地面を潜ったり、火を吹いたりする猫がいたりするのかな? だってここは異世界。前世の日本とは違うからね。何かと期待しちゃってます。
最後に今後の予定でも。
もうちょっとしたら町に遊びに行こうかなと思っています。でも、僕は町の猫達の生態を全然知らないのです。教会の猫達に聞いたら、縄張り争いがあるやらで結構大変だそうですよ。比較的穏便な猫達は教会に集まっているんだとかさ。町にいる猫は血の気が多いのかなあ?
まあ僕に敵対する猫がいた場合は、タクシーに教えて貰った挨拶をやろうと思います。これをすればどんな動物とも仲良くなれる! って言ってましたもん。父もこの世界では普通の事だと言っていましたしね。
「人間にもど~れ~! ……えぐぐ」
さて、僕の話はこれぐらいにして寝ましょう。明日は大事なイベントがあるのでね!
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