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184話 「猫の集会 みんなの年齢編」
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風呂場で暴れた日の夜。子供部屋でメンテはアニーキーに甘え始めた。
「あにきー」←グイグイと服を引っ張る
「ん、なにメンテ?」
「ねう(寝る)」
「え?」
「いっちょにねう(一緒に寝る)」
「……分かってた。分かってたよ。いつも猫が集まるときは俺と寝るとか言うからね。今日もそんな予感はしたんだ。でも俺の部屋に連れて行ってもいい猫は1匹だけだよ? 1人1匹ね」
「いっぴき~?」
「そう、1匹だけだよ」
メンテの前で右手の人差し指だけを立てるアニーキー。この指の本数が1だという指を使ったジェスチャーである。するとメンテは何が言いたいのか分かった! という顔をし、アニーキーと同じポーズをし始めた。
「いっぴき?」
「そう、それが1匹だよ」
「いっぴきー!」
「おお、数が分かるようになったんだ。メンテ賢くなったね!」
「はーい!」
褒められてドヤ顔をするメンテである。それから猫達が集まっている場所に移動した二人は、どの猫と一緒に寝るかを選び始めた。
「どうしようかな……。じゃあ僕はこの猫を連れていくよ。メンテはどの猫にする?」
「はーい! にゃにゃー!」
「ん? そっちに猫はいないよ?」
ドドドドドドドドドドドドドドドッ……。
「……え? いや、まさかね」
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドッ、ドドドドドッ、ドドドドドッ、ドドドドドッ、ドドドドドッ!!!!!!!!!!
『にゃあああああああああああ!』
「うわああああああああ?!! そのまさかじゃん?!」
メンテが叫ぶと猫の大群がアニーキーの部屋に向かって移動し始めた。さらに子供部屋にいる猫達も移動を始める。アニーキーの部屋の前は猫だらけになった。ドアを開けた瞬間に雪崩れ込むであろう密度である。
「いったい何匹呼んだの?! 1匹だけって言ったでしょ?」
「いっぴき!」
ドヤ顔で右手の人差し指を立てるメンテ。とても可愛らしい。
「――はっ?! まさかそのポーズが1匹と思ってるの?!」
「いっぴき!」
「いや、違うよメンテ?! 1匹ってそのポーズをするって事じゃないからね? 意味間違ってるから! 数字だよ数字って、うわあああ。もう全然分かってないじゃん。失敗したー!」
「いっぴきー!」
「……こうなったら俺が数字を覚えさせるしかないや。1匹、まずは1匹をメンテに理解させよう!」
弟に数を覚えさたいアニーキーの戦いが始まった。
◆
「えぐえっぐー!(猫魂ー!)」
みなさんこんばんは。僕の名前はメンテ。普段は人間だけど夜中は猫の姿をしています。今日は猫がいっぱい集まったので集会を開いてみました。
「さあ、みんな集合!」
『にゃあああ!』
兄貴の部屋に20匹ぐらいの猫が集まりました。さすがに5、60匹同時に集まると狭くて寝るのも大変なのですよ。だから何回かに分けて集会をする開催する予定です。
「んー。ちょっと狭いね。猫バリア! みんなこれの上に乗ってみて」
『にゃあああ!』
僕の魔法で作りだし、色付きの猫バリアにみんなが乗っていきます。スポーツ観戦の出来る客席みたいな感じのバリアを空中に作りました。これで皆がベッドの上にいる僕の様子が見えるでしょう。え? 僕がベッドじゃなくてアニーキーのお腹の上に乗っているって? 猫睡眠の猫魔法で深く寝ているので大丈夫です。このようにしっぽでペチペチ叩いても起きませんから。
「おお、さすがメンテの魔法だにゃ」
「便利だね」
「ずっとこのままにしとけばいいんじゃないか?」
「いや、僕が魔法作ったのバレちゃうからこの魔法は今だけね」
この数でアニーキーの部屋に集まると、床かベッドか机の上にしか休める場所がないのです。このように猫全員の目線が同じ場所に向かうのは難しいのですよ。僕の魔法でこれを解決したので猫達には好評でした。よし、さっそく今日の本題に入りましょう!
「今更なんだけど、みんなの年齢を教えてよ!」
というわけで今日の目的は、猫の年齢を調べることです。最近僕は”猫ギフト”という力に目覚めたのです。忘れている方は172話 「猫の縄張り その1」を読み直してくださいな。何だか使えそうだなと思ったら本当に使えたやつですよ。
で、猫ギフトに年齢が表示されなかったのが謎なのです。今日はみんなに質問していきたいなと思っています。
「年齢? 私たちの?」
「大人かな」
「それとも子供のことかな?」
『にゃわにゃわ』
「……え? みんな年齢が分からないの?」
ん? どういうことでしょう。大人とか子供とか言われても困るんだけど。誰もふざけている様子もないですし……。
「僕はみんなが何歳か知りたいって話なんだけど……」
「何歳?」
「なんさい?」
「それどういうこと?」
「わからんにゃあ」
『にゃわにゃわ』
あれれ? 僕何か変なことを聞きましたか?? 全然話が進みません。こういうときは実物を見せるべきかなあ。
「んー、これを見た方が早いのかな? ギフト!」
===========
【 】
年齢 なし
性別 なし
称号 なし
所持スキル
なし
===========
僕はみんなに見えるようにギフトを見せます。これは僕のステータスみたいなものが表示されます。自分以外の人、いや猫に見せようと思ったら見せることも出来るのですよ。そういう便利な力なのです。
「にゃ?! なんか出てきたにゃ」
「話には聞いていたけど初めてみるぞー」
「へえ。にゃにこれ」
『にゃわにゃわ』
そういえばギフトを見せたことがない猫の方が多いですね。忘れてました。あー、それで年齢と言っても分からなかったのかな?
「ここに年齢ってあるでしょ? 僕はこのことを聞きたいんだよ」
「確かに年齢ってあるにゃ。というか何で俺これ読めるの??」
「さあ。これがメンテの言う人間の文字ってやつ?」
「そうなんじゃない? よくわからんけどすげーなあ」
「私も意味は分からないけど読めるよ。不思議~」
『にゃわにゃわ』
ふむふむ、みんなギフトの文字は分かるようです。言葉は分かるけど、言葉の意味までは分かっていないようですが。まあ猫は文字を使わないから仕方ないよね。文化の違いってやつでしょう。このことを詳しく知っていそうな猫は……シロ先生ぐらいかな?
「そうだ、こんなときこそシロ先生ー! ……あれ? 今日はいないの?」
「さっきメンテの姉ちゃんが連れて行ったぞ」
「あ、そうなんだ。教えてくれてありがとう」
アーネは誰かにくっついて寝ることが多いのです。僕や両親とかにね。家に猫が来てからは猫と一緒に寝ることも増えました。それならシロ先生が連れていかれても不思議ではありませんね。今回はシロ先生抜きで解決したいと思います。
「シロ先生なら何か知ってるかもと思ったけどまあいいや。今日はこれだけ集まったからね。みんなの意見が聞き放題だもん!」
何事もポジティブが大事です。ではみんなに年齢を聞いていきましょうか。まずは僕から名乗るべきでしょう。
「僕の年齢は1歳なんだけど、みんなは何歳なの?」
「なんさい?」
「いっさい?」
「メンテは何の話をしているんだ?」
「年齢って子供じゃないの? 何歳ってなんの話?」
『にゃわにゃわ』
ん~、全然理解されませんでしたね。これはもっと根本から説明しないといけないのかも。
「1年間生きたら年齢は1歳になるんだよ。だから僕は1歳なんだ」
「いちねん?」
「年って何?」
「え? 1年と言ったら365日のことだよ」
『365にち?!』
おや? すごく驚かれました。日にちは分かるのかな?
「えっと……。みんな日にちは分かるの?」
『それは分かるにゃ』
「ちなみに1日はどういう意味なの?」
「1日と言ったら暗くなった回数が1回のことだよ」
「あーなるほど。そこは人間と同じなんだね」
おお、やっと話が通じました。1日の数え方は人間も猫もほぼ同じみたいですよ。厳密には24時間とかあるんだけどさ。そこまでは考えてないので猫達は大雑把なのかもと思いました。
「もしかしてメンテの言う365日って365回暗くなるって意味かにゃ?」
「おお、そうそう! それを人間は1年っていうんだよ」
『あー、そういうこと』
ついに猫達は僕の話を理解してくれました! これならみんなの年齢を聞けるかもしれません。
「へえ~。365回も日付を数えてるんだ。それが1年ねえ」
「なんか人間の考えって面白いにゃ~」
「でもそんなこと数えてる猫いる?」
『にゃいにゃい!』
「……え? そうなの」
わお、猫達は誰も数えてないって! これじゃあ年齢は分からないね。でも気になったことがあるので質問してみます。
「じゃあ次の質問ね。何日か合わせた特別な呼び名とかある? 僕達人間は365日合わせたことを年という単位で数えるんだ。そんな感じの言葉ってあるかな?」
『にゃいにゃい!』
「1個も?」
『にゃいにゃい!』
「……もしかして猫って日付は大事じゃないの?」
『そうにゃ!』
「な、なるほどねえ」
そういうことですか。謎は解けましたよ! どうやら猫は日付をあまり数えていないようです。人間の場合はこれをしっかり数えていて、365日で1年っていうのですが。そりゃあ理解されなくて当然だねえ。猫には年という単位の概念がないんだもん。話が通じるわけがなかったのです。人間と猫では常識が違うみたいですねえ。
「一週間は分かる?」
『分からないにゃ!』
「7日は?」
『分かるにゃ!』
「どっちも同じ意味なんだけどなあ……。じゃあ一か月は?」
『分からないにゃ!』
まあ猫の世界にカレンダーとかないもんね。一週間とか一か月とかいう言葉がないのも納得かも。これも人間と猫の文化の違いかなあ?
「最後の質問なんだけど、みんなから見た僕の年齢って何?」
「子供?」
「おっぱいおっぱいうるさいから赤ちゃんじゃね?」
「そうだ。赤ちゃんだ!」
『赤ちゃんにゃ!』
「……これどういうことなんだろう??」
年齢と聞かれた場合、人間は何歳っていうけど猫は大人とか子供やら赤ちゃんと言うのです。何回聞いても、どの猫に聞いても結果は同じでしたね。カルチャーショックを受けた気分でしたよ。あとでシロ先生に聞いてみようっと。
というわけで結論。猫の年齢は……よく分からない!
もしかしたらこのことが猫ギフトに影響を与えているのではないでしょうか。あくまで僕の予想ですがね。
「あにきー」←グイグイと服を引っ張る
「ん、なにメンテ?」
「ねう(寝る)」
「え?」
「いっちょにねう(一緒に寝る)」
「……分かってた。分かってたよ。いつも猫が集まるときは俺と寝るとか言うからね。今日もそんな予感はしたんだ。でも俺の部屋に連れて行ってもいい猫は1匹だけだよ? 1人1匹ね」
「いっぴき~?」
「そう、1匹だけだよ」
メンテの前で右手の人差し指だけを立てるアニーキー。この指の本数が1だという指を使ったジェスチャーである。するとメンテは何が言いたいのか分かった! という顔をし、アニーキーと同じポーズをし始めた。
「いっぴき?」
「そう、それが1匹だよ」
「いっぴきー!」
「おお、数が分かるようになったんだ。メンテ賢くなったね!」
「はーい!」
褒められてドヤ顔をするメンテである。それから猫達が集まっている場所に移動した二人は、どの猫と一緒に寝るかを選び始めた。
「どうしようかな……。じゃあ僕はこの猫を連れていくよ。メンテはどの猫にする?」
「はーい! にゃにゃー!」
「ん? そっちに猫はいないよ?」
ドドドドドドドドドドドドドドドッ……。
「……え? いや、まさかね」
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドッ、ドドドドドッ、ドドドドドッ、ドドドドドッ、ドドドドドッ!!!!!!!!!!
『にゃあああああああああああ!』
「うわああああああああ?!! そのまさかじゃん?!」
メンテが叫ぶと猫の大群がアニーキーの部屋に向かって移動し始めた。さらに子供部屋にいる猫達も移動を始める。アニーキーの部屋の前は猫だらけになった。ドアを開けた瞬間に雪崩れ込むであろう密度である。
「いったい何匹呼んだの?! 1匹だけって言ったでしょ?」
「いっぴき!」
ドヤ顔で右手の人差し指を立てるメンテ。とても可愛らしい。
「――はっ?! まさかそのポーズが1匹と思ってるの?!」
「いっぴき!」
「いや、違うよメンテ?! 1匹ってそのポーズをするって事じゃないからね? 意味間違ってるから! 数字だよ数字って、うわあああ。もう全然分かってないじゃん。失敗したー!」
「いっぴきー!」
「……こうなったら俺が数字を覚えさせるしかないや。1匹、まずは1匹をメンテに理解させよう!」
弟に数を覚えさたいアニーキーの戦いが始まった。
◆
「えぐえっぐー!(猫魂ー!)」
みなさんこんばんは。僕の名前はメンテ。普段は人間だけど夜中は猫の姿をしています。今日は猫がいっぱい集まったので集会を開いてみました。
「さあ、みんな集合!」
『にゃあああ!』
兄貴の部屋に20匹ぐらいの猫が集まりました。さすがに5、60匹同時に集まると狭くて寝るのも大変なのですよ。だから何回かに分けて集会をする開催する予定です。
「んー。ちょっと狭いね。猫バリア! みんなこれの上に乗ってみて」
『にゃあああ!』
僕の魔法で作りだし、色付きの猫バリアにみんなが乗っていきます。スポーツ観戦の出来る客席みたいな感じのバリアを空中に作りました。これで皆がベッドの上にいる僕の様子が見えるでしょう。え? 僕がベッドじゃなくてアニーキーのお腹の上に乗っているって? 猫睡眠の猫魔法で深く寝ているので大丈夫です。このようにしっぽでペチペチ叩いても起きませんから。
「おお、さすがメンテの魔法だにゃ」
「便利だね」
「ずっとこのままにしとけばいいんじゃないか?」
「いや、僕が魔法作ったのバレちゃうからこの魔法は今だけね」
この数でアニーキーの部屋に集まると、床かベッドか机の上にしか休める場所がないのです。このように猫全員の目線が同じ場所に向かうのは難しいのですよ。僕の魔法でこれを解決したので猫達には好評でした。よし、さっそく今日の本題に入りましょう!
「今更なんだけど、みんなの年齢を教えてよ!」
というわけで今日の目的は、猫の年齢を調べることです。最近僕は”猫ギフト”という力に目覚めたのです。忘れている方は172話 「猫の縄張り その1」を読み直してくださいな。何だか使えそうだなと思ったら本当に使えたやつですよ。
で、猫ギフトに年齢が表示されなかったのが謎なのです。今日はみんなに質問していきたいなと思っています。
「年齢? 私たちの?」
「大人かな」
「それとも子供のことかな?」
『にゃわにゃわ』
「……え? みんな年齢が分からないの?」
ん? どういうことでしょう。大人とか子供とか言われても困るんだけど。誰もふざけている様子もないですし……。
「僕はみんなが何歳か知りたいって話なんだけど……」
「何歳?」
「なんさい?」
「それどういうこと?」
「わからんにゃあ」
『にゃわにゃわ』
あれれ? 僕何か変なことを聞きましたか?? 全然話が進みません。こういうときは実物を見せるべきかなあ。
「んー、これを見た方が早いのかな? ギフト!」
===========
【 】
年齢 なし
性別 なし
称号 なし
所持スキル
なし
===========
僕はみんなに見えるようにギフトを見せます。これは僕のステータスみたいなものが表示されます。自分以外の人、いや猫に見せようと思ったら見せることも出来るのですよ。そういう便利な力なのです。
「にゃ?! なんか出てきたにゃ」
「話には聞いていたけど初めてみるぞー」
「へえ。にゃにこれ」
『にゃわにゃわ』
そういえばギフトを見せたことがない猫の方が多いですね。忘れてました。あー、それで年齢と言っても分からなかったのかな?
「ここに年齢ってあるでしょ? 僕はこのことを聞きたいんだよ」
「確かに年齢ってあるにゃ。というか何で俺これ読めるの??」
「さあ。これがメンテの言う人間の文字ってやつ?」
「そうなんじゃない? よくわからんけどすげーなあ」
「私も意味は分からないけど読めるよ。不思議~」
『にゃわにゃわ』
ふむふむ、みんなギフトの文字は分かるようです。言葉は分かるけど、言葉の意味までは分かっていないようですが。まあ猫は文字を使わないから仕方ないよね。文化の違いってやつでしょう。このことを詳しく知っていそうな猫は……シロ先生ぐらいかな?
「そうだ、こんなときこそシロ先生ー! ……あれ? 今日はいないの?」
「さっきメンテの姉ちゃんが連れて行ったぞ」
「あ、そうなんだ。教えてくれてありがとう」
アーネは誰かにくっついて寝ることが多いのです。僕や両親とかにね。家に猫が来てからは猫と一緒に寝ることも増えました。それならシロ先生が連れていかれても不思議ではありませんね。今回はシロ先生抜きで解決したいと思います。
「シロ先生なら何か知ってるかもと思ったけどまあいいや。今日はこれだけ集まったからね。みんなの意見が聞き放題だもん!」
何事もポジティブが大事です。ではみんなに年齢を聞いていきましょうか。まずは僕から名乗るべきでしょう。
「僕の年齢は1歳なんだけど、みんなは何歳なの?」
「なんさい?」
「いっさい?」
「メンテは何の話をしているんだ?」
「年齢って子供じゃないの? 何歳ってなんの話?」
『にゃわにゃわ』
ん~、全然理解されませんでしたね。これはもっと根本から説明しないといけないのかも。
「1年間生きたら年齢は1歳になるんだよ。だから僕は1歳なんだ」
「いちねん?」
「年って何?」
「え? 1年と言ったら365日のことだよ」
『365にち?!』
おや? すごく驚かれました。日にちは分かるのかな?
「えっと……。みんな日にちは分かるの?」
『それは分かるにゃ』
「ちなみに1日はどういう意味なの?」
「1日と言ったら暗くなった回数が1回のことだよ」
「あーなるほど。そこは人間と同じなんだね」
おお、やっと話が通じました。1日の数え方は人間も猫もほぼ同じみたいですよ。厳密には24時間とかあるんだけどさ。そこまでは考えてないので猫達は大雑把なのかもと思いました。
「もしかしてメンテの言う365日って365回暗くなるって意味かにゃ?」
「おお、そうそう! それを人間は1年っていうんだよ」
『あー、そういうこと』
ついに猫達は僕の話を理解してくれました! これならみんなの年齢を聞けるかもしれません。
「へえ~。365回も日付を数えてるんだ。それが1年ねえ」
「なんか人間の考えって面白いにゃ~」
「でもそんなこと数えてる猫いる?」
『にゃいにゃい!』
「……え? そうなの」
わお、猫達は誰も数えてないって! これじゃあ年齢は分からないね。でも気になったことがあるので質問してみます。
「じゃあ次の質問ね。何日か合わせた特別な呼び名とかある? 僕達人間は365日合わせたことを年という単位で数えるんだ。そんな感じの言葉ってあるかな?」
『にゃいにゃい!』
「1個も?」
『にゃいにゃい!』
「……もしかして猫って日付は大事じゃないの?」
『そうにゃ!』
「な、なるほどねえ」
そういうことですか。謎は解けましたよ! どうやら猫は日付をあまり数えていないようです。人間の場合はこれをしっかり数えていて、365日で1年っていうのですが。そりゃあ理解されなくて当然だねえ。猫には年という単位の概念がないんだもん。話が通じるわけがなかったのです。人間と猫では常識が違うみたいですねえ。
「一週間は分かる?」
『分からないにゃ!』
「7日は?」
『分かるにゃ!』
「どっちも同じ意味なんだけどなあ……。じゃあ一か月は?」
『分からないにゃ!』
まあ猫の世界にカレンダーとかないもんね。一週間とか一か月とかいう言葉がないのも納得かも。これも人間と猫の文化の違いかなあ?
「最後の質問なんだけど、みんなから見た僕の年齢って何?」
「子供?」
「おっぱいおっぱいうるさいから赤ちゃんじゃね?」
「そうだ。赤ちゃんだ!」
『赤ちゃんにゃ!』
「……これどういうことなんだろう??」
年齢と聞かれた場合、人間は何歳っていうけど猫は大人とか子供やら赤ちゃんと言うのです。何回聞いても、どの猫に聞いても結果は同じでしたね。カルチャーショックを受けた気分でしたよ。あとでシロ先生に聞いてみようっと。
というわけで結論。猫の年齢は……よく分からない!
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出版社: アルファポリス
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この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。
そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。
本当に、ありがとうございます。
【これまでの主な実績】
アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得
小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得
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