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「はあ、はあっ……」
荒い息とベッドが軋む音が、僕の耳に届く。
それからぐちゃぐちゃと腹のナカを掻き回される不快な音……。
ローションなんて使ってないのにぐちゅぐちゅ音が鳴るのはきっと、血が出ているからだ。
実際僕の下半身は、痛みに悲鳴をあげている。
何かを入れる穴じゃないそこに、無理矢理肉棒を突っ込まれて……。
そんな風にされて、痛くない訳がないのに。
「ね、きもちい? きもちいよね?」
――それなのに、コイツはそんな事を聞いて来る。
慣らしもしないで肛門なんかを犯されて、気持ちいいわけがない。
本気で僕のことを気持ちよくしてあげていると思っているのなら、馬鹿だとしか言えない。
恐怖や怒りを通り越して、呆れの感情が沸いて来る。
「はあッ、きもちぃっ 義高くん、大好きだよ 好き 好きっ ああああっ」
何度も『やめてくれ』と泣き叫び訴えたのに、かつて僕の友人だった彼は、未だ僕に向かって腰を振り続けている。
好き勝手に、滅茶苦茶な動きで腰をぶつけられる。
腰を打ちつけられるたび、僕にはとてつもない痛みと圧迫感が齎され、吐きそうになった。
内臓をごりごりと直接抉られるような不快感。
僕の直腸は彼を拒絶して必死に外へ押し出そうと蠢く。
けれどもその蠢きよりも強い力で君がペニスを肉に押し込んで来るものだから、
だから僕は何がなんだか分からなくって、もう勝手に流れ出す涙と鼻水を拭う事すら出来なくなっていた。
「はあ、はぁッ、大好きだよ、愛してる……」
薄っぺらい愛の言葉を聞きながら、僕はひたすら与えられる苦痛と屈辱に耐えた。
荒い息とベッドが軋む音が、僕の耳に届く。
それからぐちゃぐちゃと腹のナカを掻き回される不快な音……。
ローションなんて使ってないのにぐちゅぐちゅ音が鳴るのはきっと、血が出ているからだ。
実際僕の下半身は、痛みに悲鳴をあげている。
何かを入れる穴じゃないそこに、無理矢理肉棒を突っ込まれて……。
そんな風にされて、痛くない訳がないのに。
「ね、きもちい? きもちいよね?」
――それなのに、コイツはそんな事を聞いて来る。
慣らしもしないで肛門なんかを犯されて、気持ちいいわけがない。
本気で僕のことを気持ちよくしてあげていると思っているのなら、馬鹿だとしか言えない。
恐怖や怒りを通り越して、呆れの感情が沸いて来る。
「はあッ、きもちぃっ 義高くん、大好きだよ 好き 好きっ ああああっ」
何度も『やめてくれ』と泣き叫び訴えたのに、かつて僕の友人だった彼は、未だ僕に向かって腰を振り続けている。
好き勝手に、滅茶苦茶な動きで腰をぶつけられる。
腰を打ちつけられるたび、僕にはとてつもない痛みと圧迫感が齎され、吐きそうになった。
内臓をごりごりと直接抉られるような不快感。
僕の直腸は彼を拒絶して必死に外へ押し出そうと蠢く。
けれどもその蠢きよりも強い力で君がペニスを肉に押し込んで来るものだから、
だから僕は何がなんだか分からなくって、もう勝手に流れ出す涙と鼻水を拭う事すら出来なくなっていた。
「はあ、はぁッ、大好きだよ、愛してる……」
薄っぺらい愛の言葉を聞きながら、僕はひたすら与えられる苦痛と屈辱に耐えた。
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