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次の日もまた、学校へは行かなかった。
学校とは反対側にある親友の家へ向かっていた。
蝉の声を聞きながら、じわじわと暑い夏の中を歩いて行く。
清史郎くんの家に付き、インターホンを押す。
「はい」
すぐに清史郎くんが出てくれる。
「開いてるから入っていいよ。準備できてるから」
清史郎くんがそう言うので、遠慮なく彼の家のドアを開けた。
「ん、んぐ……ふぅっ」
清史郎くんの部屋には、今宵くんが居た。
両手を上げるような形でベッドに拘束された、今宵くん。
口にはガムテープが貼られ、何も喋る事ができないみたいだ。
それでも今宵くんは何か言いたいのか、それとも息が苦しいのか口をもごもごさせていた。
「待ってたよ、義くん。
はい、麦茶。 外暑かったでしょ?」
清史郎くんが氷の入ったグラスに麦茶を注いでくれた。
「ありがとう」
お礼を言って、それに素直に口を付けながら、横目で今宵くんを見た。
この拉致監禁は、僕が清史郎くんに頼んだものだ。
僕は今宵くんに『仕返し』がしたかった。
殺すとまでは行かなくていい。
ただ、同じ事をやり返したい。
それだけでいい。
「ウチに呼んで、お茶に薬盛ったら簡単に拘束できたよ。
市販の睡眠薬でもたくさん盛れば結構効くもんだね。
まだ薬のせいで頭ぐらぐらしてるだろうから、今のうちに義くんの好きにしたらいいよ」
学校とは反対側にある親友の家へ向かっていた。
蝉の声を聞きながら、じわじわと暑い夏の中を歩いて行く。
清史郎くんの家に付き、インターホンを押す。
「はい」
すぐに清史郎くんが出てくれる。
「開いてるから入っていいよ。準備できてるから」
清史郎くんがそう言うので、遠慮なく彼の家のドアを開けた。
「ん、んぐ……ふぅっ」
清史郎くんの部屋には、今宵くんが居た。
両手を上げるような形でベッドに拘束された、今宵くん。
口にはガムテープが貼られ、何も喋る事ができないみたいだ。
それでも今宵くんは何か言いたいのか、それとも息が苦しいのか口をもごもごさせていた。
「待ってたよ、義くん。
はい、麦茶。 外暑かったでしょ?」
清史郎くんが氷の入ったグラスに麦茶を注いでくれた。
「ありがとう」
お礼を言って、それに素直に口を付けながら、横目で今宵くんを見た。
この拉致監禁は、僕が清史郎くんに頼んだものだ。
僕は今宵くんに『仕返し』がしたかった。
殺すとまでは行かなくていい。
ただ、同じ事をやり返したい。
それだけでいい。
「ウチに呼んで、お茶に薬盛ったら簡単に拘束できたよ。
市販の睡眠薬でもたくさん盛れば結構効くもんだね。
まだ薬のせいで頭ぐらぐらしてるだろうから、今のうちに義くんの好きにしたらいいよ」
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