ニッポンイチの魔術高校に入学してリア充ライフを送ろうとしたのにも関わらず、何故か戦記に載ってしまった神話

目途恋利

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エオズ学園 1年R組 入学式編

世の中の常識

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さて、ここからはこの世界の一般常識を紹介しよう。

 この世の中は全部で4種の評価で決まる。魔術、体術、銃、学業だ。実際にもエオズ学園入試問題それぞれ500点満点、計2000点といった感じだ。

 まずは魔術、体術から。この2つは戦争において最も重要になってくる存在だ。魔術は魔法の力。体術は魔法+手足による攻撃のことを指す。しかし、公共の場や敷地内ではたとえ特に害のない無属性魔法も使用禁止だ。もちろん喧嘩等の原因になるためである。使用した場合は魔法剥奪や懲役といった罰、怪我や死人がでれば、さらに重い罰が下される。      
 魔術を使用しても良い施設は国が定めており、それ以外の箇所では万が一のコトがない限り、使用してはならないのだ。

 また、これは経験値制、つまり練習すれは練習するほど強くなり、練習しなければそのままのステータス、または腕がおちる可能性もある。

 入試では、一番重要視されており、他校であるサクラ大附属高校では800点満点ということもある。またエオズでは、応用問題がほとんどである。雷属性であれば、「雷風の雷を特定の位置に落とし、風を特定の位置で固定しろ」といったような問題が例年だされている。とにかく難しい。

 さて、銃は一番発達がされていない。というのも、銃を起動させる魔術がほぼ全ての能力にかかっており、銃自体そこまでこだわる、という人は恐らくいない。

 しかし、1箇所だけ注意すべき点がある。『単発と多発』の違いだ。単発であれば、ピストルやバズーカが主に挙げられる。また多発であればマシンガン系統のものがほとんどだ。これは人によってバラバラで自分の体に合わせた銃を選ぶというのが、最善だ。ちなみに俺は単発のピストルN324型というものを使用している。

 最後に学業。数学、国語、地理、理科、魔学、体学ていがく、技術、保健、外国語が授業科目である。
 数学、国語、地理、理科は教室で受ける。時間割の6割程度占めており、コンピュータによる授業だ。

 魔学、体学、技術は施設で授業を受ける。魔術、体術、戦争器具の扱いを主に学習する。指導の先生が必ず一名ついており、怪我や体調を崩さないようにしても大丈夫なように救護施設が設置されている。

 保健は戦争等で味方が怪我をしてしまった時の手当ての仕方を教える救護のための授業である。これが一番万が一の時に役立ったりする。

 最後に外国語。これが一番変わっており、学校にある資料室を教室にしている。敵の暗号を読み解いたり、外国で起こった出来事のニュースを和訳したりする等の道徳的学活のようなものである。

 他にも特別授業や校外訓練といった活動もあるが、それは今は割愛する。

「……………おーい。伊尾ちーん」
「……ん?」
「もう学園前ですよー」
 そこには天空兄弟がいた。
 電光掲示板を見る。確かにもうエオズ付近だ。
「伊緒屋さー、いきなり寝ちゃうからビックリしたよー。ちゃんと夜になったら寝とけよー」
「そうそう。睡眠大事だよー」
「まじ?俺寝てたのか?」
 俺はそもそも電車に乗ったことすらも覚えていない。これが本当の寝不足とかいうやつか?いや昨日はしっかり寝たはずなんだが。
 ちなみに、先程述べたとおり、魔術の使用は禁止なので、交通機関を利用している。電車や車、飛行機は空襲、爆弾対策で黒色の鋼鉄に強固魔法で更に硬さを追求したものである。

「それより周りの視線があついな」
 俺は辺りを見渡す。確かに女子高生が俺を指差して噂話のネタにしているな。

「この校章のせいか?」
 エオズの制服と金色に光ったR組の校章。
 恐らくこれが原因で注目の的になっているのであろう。

『まもなく~学園前~学園前~。エオズ学園前です』

「……着いたね」
「……じゃ、行こう!」
「…………そうだな」

 俺たちは人混みを掻き分け、出口である改札を目指したのだった。
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