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夢のはしくれ
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初めてお会いしたとき、私はまだこの世のことをあまりよく分かっていなかったのです。
姉の許婚として、我が家へお越しくださいましたね。
家と家とのつながりとはいえ、すらりと背が高く、優しげで博識なあなた様がいらしたとき
姉は天にも昇るような心地であったはずです。こんなにも素敵なかたに寄り添って生きていくことができるのかと。
大した面識もなく夫婦となり一生をそっていかなくてはいけない以上は、我慢がたいがいにして必要ですが、こんな方ならばと第一の関門はクリアできたと、胸をなでおろしていたのです。
私が母に言われ、姉とあなた様がいる座敷に挨拶にお伺いしたときに初めてお会いしました。
戸を開けて、頭を下げて顔を上げた時にあなたは微笑まれていましたね。
私に可愛い義理の妹ができるんですね・・・といったところでしょうか。
お顔を初めて合わせた時のことはきっともう忘れることはできないでしょう。
懐かしいような、胸に何かが詰まったような切ない思いがじわりじわりと溢れてきてしまい、止めることができなかったのです。
あなた様は微笑みを消され、何かを感じいっていらっしゃったように見えました。
私のことを見てはいらっしゃいましたが特に表情に何かを表すといったことはなかったと思います。
私はそのころまだ12歳で、その気持ちが何というものなのかさえ分からずにいたのです。
結局のところ、それさえも姉を傷つける無邪気さであったのです。
姉の許婚として、我が家へお越しくださいましたね。
家と家とのつながりとはいえ、すらりと背が高く、優しげで博識なあなた様がいらしたとき
姉は天にも昇るような心地であったはずです。こんなにも素敵なかたに寄り添って生きていくことができるのかと。
大した面識もなく夫婦となり一生をそっていかなくてはいけない以上は、我慢がたいがいにして必要ですが、こんな方ならばと第一の関門はクリアできたと、胸をなでおろしていたのです。
私が母に言われ、姉とあなた様がいる座敷に挨拶にお伺いしたときに初めてお会いしました。
戸を開けて、頭を下げて顔を上げた時にあなたは微笑まれていましたね。
私に可愛い義理の妹ができるんですね・・・といったところでしょうか。
お顔を初めて合わせた時のことはきっともう忘れることはできないでしょう。
懐かしいような、胸に何かが詰まったような切ない思いがじわりじわりと溢れてきてしまい、止めることができなかったのです。
あなた様は微笑みを消され、何かを感じいっていらっしゃったように見えました。
私のことを見てはいらっしゃいましたが特に表情に何かを表すといったことはなかったと思います。
私はそのころまだ12歳で、その気持ちが何というものなのかさえ分からずにいたのです。
結局のところ、それさえも姉を傷つける無邪気さであったのです。
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