53 / 401
第2章 黒騎士と魔王
第53話 事情聴取~ガツ丼頼んでやるよ~
しおりを挟む
「なんじゃ、そなた、どこへ行っておったんじゃ?」
俺は被害者の娘を連れて地下室から戻ってきた。出てしばらくしたら、サヨちゃんに出くわした。
「ああ、ちょっとね。隠し部屋を見つけちゃってさ。で、中にこの娘が隠れてたんで、保護したんだよ。」
「隠れていた?この砦にか?」
意外な反応が返ってきた。女の子を一人保護したというのに。本当なら、「でかした!」と賞賛されるべき事をしたと思うのだが、何なんだろう。このリアクションは。
「デーモンに襲われて、この砦に逃げ込んだら、出るに出られなくなってしまったんだとよ。だから、もう一応デーモン倒したし、連れ出してきたんだよ。」
これほど事情を説明したにもかかわらず、サヨちゃんは表情を変えなかった。何かこちらを訝しんでいるようにも見える。
「して、そなたは何も疑問に思わなかったのか?」
「……へ?なにが?」
何に対しての疑問だろう?もしや、俺がこの砦に隠されたお宝を狙っていたなんて事に気付いてしまったというのか?
「べ、別に、お宝なんて……。」
しまった!つい、口が滑ってしまった。
「お宝?……一体、そなたは何を勘違いしておるのじゃ?」
「勘違いって、何を?」
「そなたは可能性を考えなかったのか?そなたは軽率な真似をしたといういうことに気付いておらぬのか?」
軽率な真似?どういうことだ?確かにいかがわしい事をこの娘にしてしまったが、ひょっとして、そのことも見抜かれてる?
「どうした?何かあったのか?」
黒い人と愉快な仲間たちがこちらへと駆けつけた。
「何者だ?その娘は?」
こちらもサヨちゃんと同じく、この娘に疑いの目を向けている。
「いやあ、この娘、デーモンに襲われて、この砦に隠れてたんだよ。」
「どこにだね?」
「この砦の隠し部屋に隠れてた。正確には地下室への階段が隠されてたんだけど。」
「なるほど。」
黒い人は頷き、納得しているかのように振る舞おうとしているが、なぜか、わずかながら殺気めいたものをその目の奥に感じた。何か俺が悪い事して、怒られているような雰囲気がある。空気は激悪だ。
「デーモンに追われてこの砦に辿り着いたというが、何故、デーモンに見つからなかったと思う?」
「何故って、この娘が幻術っていうんだっけ?それで部屋を隠していたんだよ。」
「ほう。仮に娘が幻術に長けていたとしよう。その方法でデーモンの目を眩ませていたとでも、貴公は考えているのだな?」
「そう、多分!」
「貴公はデーモン自身の察知能力が如何なるものか、ご存じかな?」
「いや、知らないんだけど。」
「デーモンは強い力を有しているものほど、人間やその他動物に対しての嗅覚に優れているのだ。奴らはそれを食らい、もしくは自身の眷属を増やすため、そのような能力に長けているのだよ。」
「いや~、地下室だし匂わなかったんじゃね?ほら、臭いものには蓋って言うぐらいだし、蓋してたから匂わなかったんだよ、多分。」
「この期に及んで、何を言うておるんじゃ、そなたは。」
サヨちゃんがため息交じりに、呆れた素振りを見せる。あれ?なんか俺間違ったこと言ってる?今のはなんか「うまいこと言ってやったぜ」感があったんだけど。
「私が察知能力に関して嗅覚と言ったのは、あくまで例えの話だよ。気配を感じ取る力を持っているのだ。建物のような遮蔽物は影響しない。」
「はじめからそう言って欲しかったなあ。俺、馬鹿だから言ったまんまを信じちゃうんで。」
「失敬した。今後は気を付けるとしよう。少し話が逸れてしまったが話を続けよう。仮にデーモンがその娘を見つけられなかったとしよう。その上でも、悪霊に襲われなかったのは何故だと考える?」
「悪霊が地下室を発見できなかっただけでは?」
「ここへ来る前にも話した通り、この砦は魔王戦役時代の遺物だ。多くの戦士たちがここで命を落とした。地下室であっても関係はない。この場そのものがそもそも、魔の因子に包まれている。そのような場所で人一人が無事でいられるはずがない。」
「いや、実際無事だったじゃないか。」
「そこまで言うのであれば仕方ない。貴公はこれを見ても、果たして同じ事が言えるのかな?」
黒い人は腰に下げていた、例の測定器を差し出した。それは既に起動済みで強い反応を示していた。そして、方向計は……あの娘を指し示していた。
「いやいやいや、嘘でしょ?それ、壊れてんじゃないの?」
信じられなかった。いや、信じたくはなかったのかもしれない。
「恐らくはその娘がデーモン・コアの宿主だ。」
決定的なものを見せつけられてしまった。これではもう逃れようがない。この娘を疑うしかないじゃないか。
「実は私自身、疑問が無い訳ではない。今回の任務はあまりにも不可解な点が多すぎるのだ。」
何か色々問題点があったんだろうか。俺はデーモンの知識がないため、さっぱりわからない。話について行けてない。
「まず第一に、この砦に入るまで悪霊をはじめとした、デーモンの眷属に一切出くわさなかったこと。」
確かにデーモン・コアまたはデーモン・シードがあれば、付近に感染が広がるという話だった。気配だけは感じられたものの、特に何も起きないまま砦に到着した。
「第二に、その娘が自身の影武者とも言うべきデーモンを用意したことだ。我々を始末するのならわざわざこんな回りくどい真似をせずとも、自ら乗り出して来れば、存分に力を発揮できたはずだ。デーモン・コアの持ち主ともなれば尚更だ。」
デーモン・コアはある意味、魔王の破片みたいなモンなんだっけ?それを持っているってことは、ほぼ魔王とも言っていいはずだ。そうなると、こそこそ隠れているというのはおかしい話だ。
「第三に、何故、この砦から離れず隠れていたいたのか?我々、黒の兵団の手から逃れるため?そう言う理由もあるだろう。だが、わざわざ偽装してまで隠れている理由に説明が付かない。他の誰かの手から逃れようとしているのではないか?」
「そ、それは……、」
彼女は目に涙を浮かべ、震えながら疑問に答えようとしていた。デーモン・コアの持ち主であることがわかったとはいえ、この様子を見ているとかわいそうになってくる。なんかいじめられている子を見ているようだ。
「第四に、ナぜ私の元から逃れたノです?」
俺は被害者の娘を連れて地下室から戻ってきた。出てしばらくしたら、サヨちゃんに出くわした。
「ああ、ちょっとね。隠し部屋を見つけちゃってさ。で、中にこの娘が隠れてたんで、保護したんだよ。」
「隠れていた?この砦にか?」
意外な反応が返ってきた。女の子を一人保護したというのに。本当なら、「でかした!」と賞賛されるべき事をしたと思うのだが、何なんだろう。このリアクションは。
「デーモンに襲われて、この砦に逃げ込んだら、出るに出られなくなってしまったんだとよ。だから、もう一応デーモン倒したし、連れ出してきたんだよ。」
これほど事情を説明したにもかかわらず、サヨちゃんは表情を変えなかった。何かこちらを訝しんでいるようにも見える。
「して、そなたは何も疑問に思わなかったのか?」
「……へ?なにが?」
何に対しての疑問だろう?もしや、俺がこの砦に隠されたお宝を狙っていたなんて事に気付いてしまったというのか?
「べ、別に、お宝なんて……。」
しまった!つい、口が滑ってしまった。
「お宝?……一体、そなたは何を勘違いしておるのじゃ?」
「勘違いって、何を?」
「そなたは可能性を考えなかったのか?そなたは軽率な真似をしたといういうことに気付いておらぬのか?」
軽率な真似?どういうことだ?確かにいかがわしい事をこの娘にしてしまったが、ひょっとして、そのことも見抜かれてる?
「どうした?何かあったのか?」
黒い人と愉快な仲間たちがこちらへと駆けつけた。
「何者だ?その娘は?」
こちらもサヨちゃんと同じく、この娘に疑いの目を向けている。
「いやあ、この娘、デーモンに襲われて、この砦に隠れてたんだよ。」
「どこにだね?」
「この砦の隠し部屋に隠れてた。正確には地下室への階段が隠されてたんだけど。」
「なるほど。」
黒い人は頷き、納得しているかのように振る舞おうとしているが、なぜか、わずかながら殺気めいたものをその目の奥に感じた。何か俺が悪い事して、怒られているような雰囲気がある。空気は激悪だ。
「デーモンに追われてこの砦に辿り着いたというが、何故、デーモンに見つからなかったと思う?」
「何故って、この娘が幻術っていうんだっけ?それで部屋を隠していたんだよ。」
「ほう。仮に娘が幻術に長けていたとしよう。その方法でデーモンの目を眩ませていたとでも、貴公は考えているのだな?」
「そう、多分!」
「貴公はデーモン自身の察知能力が如何なるものか、ご存じかな?」
「いや、知らないんだけど。」
「デーモンは強い力を有しているものほど、人間やその他動物に対しての嗅覚に優れているのだ。奴らはそれを食らい、もしくは自身の眷属を増やすため、そのような能力に長けているのだよ。」
「いや~、地下室だし匂わなかったんじゃね?ほら、臭いものには蓋って言うぐらいだし、蓋してたから匂わなかったんだよ、多分。」
「この期に及んで、何を言うておるんじゃ、そなたは。」
サヨちゃんがため息交じりに、呆れた素振りを見せる。あれ?なんか俺間違ったこと言ってる?今のはなんか「うまいこと言ってやったぜ」感があったんだけど。
「私が察知能力に関して嗅覚と言ったのは、あくまで例えの話だよ。気配を感じ取る力を持っているのだ。建物のような遮蔽物は影響しない。」
「はじめからそう言って欲しかったなあ。俺、馬鹿だから言ったまんまを信じちゃうんで。」
「失敬した。今後は気を付けるとしよう。少し話が逸れてしまったが話を続けよう。仮にデーモンがその娘を見つけられなかったとしよう。その上でも、悪霊に襲われなかったのは何故だと考える?」
「悪霊が地下室を発見できなかっただけでは?」
「ここへ来る前にも話した通り、この砦は魔王戦役時代の遺物だ。多くの戦士たちがここで命を落とした。地下室であっても関係はない。この場そのものがそもそも、魔の因子に包まれている。そのような場所で人一人が無事でいられるはずがない。」
「いや、実際無事だったじゃないか。」
「そこまで言うのであれば仕方ない。貴公はこれを見ても、果たして同じ事が言えるのかな?」
黒い人は腰に下げていた、例の測定器を差し出した。それは既に起動済みで強い反応を示していた。そして、方向計は……あの娘を指し示していた。
「いやいやいや、嘘でしょ?それ、壊れてんじゃないの?」
信じられなかった。いや、信じたくはなかったのかもしれない。
「恐らくはその娘がデーモン・コアの宿主だ。」
決定的なものを見せつけられてしまった。これではもう逃れようがない。この娘を疑うしかないじゃないか。
「実は私自身、疑問が無い訳ではない。今回の任務はあまりにも不可解な点が多すぎるのだ。」
何か色々問題点があったんだろうか。俺はデーモンの知識がないため、さっぱりわからない。話について行けてない。
「まず第一に、この砦に入るまで悪霊をはじめとした、デーモンの眷属に一切出くわさなかったこと。」
確かにデーモン・コアまたはデーモン・シードがあれば、付近に感染が広がるという話だった。気配だけは感じられたものの、特に何も起きないまま砦に到着した。
「第二に、その娘が自身の影武者とも言うべきデーモンを用意したことだ。我々を始末するのならわざわざこんな回りくどい真似をせずとも、自ら乗り出して来れば、存分に力を発揮できたはずだ。デーモン・コアの持ち主ともなれば尚更だ。」
デーモン・コアはある意味、魔王の破片みたいなモンなんだっけ?それを持っているってことは、ほぼ魔王とも言っていいはずだ。そうなると、こそこそ隠れているというのはおかしい話だ。
「第三に、何故、この砦から離れず隠れていたいたのか?我々、黒の兵団の手から逃れるため?そう言う理由もあるだろう。だが、わざわざ偽装してまで隠れている理由に説明が付かない。他の誰かの手から逃れようとしているのではないか?」
「そ、それは……、」
彼女は目に涙を浮かべ、震えながら疑問に答えようとしていた。デーモン・コアの持ち主であることがわかったとはいえ、この様子を見ているとかわいそうになってくる。なんかいじめられている子を見ているようだ。
「第四に、ナぜ私の元から逃れたノです?」
0
あなたにおすすめの小説
ギャルい女神と超絶チート同盟〜女神に贔屓されまくった結果、主人公クラスなチート持ち達の同盟リーダーとなってしまったんだが〜
平明神
ファンタジー
ユーゴ・タカトー。
それは、女神の「推し」になった男。
見た目ギャルな女神ユーラウリアの色仕掛けに負け、何度も異世界を救ってきた彼に新たに下った女神のお願いは、転生や転移した者達を探すこと。
彼が出会っていく者たちは、アニメやラノベの主人公を張れるほど強くて魅力的。だけど、みんなチート的な能力や武器を持つ濃いキャラで、なかなか一筋縄ではいかない者ばかり。
彼らと仲間になって同盟を組んだユーゴは、やがて彼らと共に様々な異世界を巻き込む大きな事件に関わっていく。
その過程で、彼はリーダーシップを発揮し、新たな力を開花させていくのだった!
女神から貰ったバラエティー豊かなチート能力とチートアイテムを駆使するユーゴは、どこへ行ってもみんなの度肝を抜きまくる!
さらに、彼にはもともと特殊な能力があるようで……?
英雄、聖女、魔王、人魚、侍、巫女、お嬢様、変身ヒーロー、巨大ロボット、歌姫、メイド、追放、ざまあ───
なんでもありの異世界アベンジャーズ!
女神の使徒と異世界チートな英雄たちとの絆が紡ぐ、運命の物語、ここに開幕!
※不定期更新。最低週1回は投稿出来るように頑張ります。
※感想やお気に入り登録をして頂けますと、作者のモチベーションがあがり、エタることなくもっと面白い話が作れます。
最難関ダンジョンをクリアした成功報酬は勇者パーティーの裏切りでした
新緑あらた
ファンタジー
最難関であるS級ダンジョン最深部の隠し部屋。金銀財宝を前に告げられた言葉は労いでも喜びでもなく、解雇通告だった。
「もうオマエはいらん」
勇者アレクサンダー、癒し手エリーゼ、赤魔道士フェルノに、自身の黒髪黒目を忌避しないことから期待していた俺は大きなショックを受ける。
ヤツらは俺の外見を受け入れていたわけじゃない。ただ仲間と思っていなかっただけ、眼中になかっただけなのだ。
転生者は曾祖父だけどチートは隔世遺伝した「俺」にも受け継がれています。
勇者達は大富豪スタートで貧民窟の住人がゴールです(笑)
スーパーの店長・結城偉介 〜異世界でスーパーの売れ残りを在庫処分〜
かの
ファンタジー
世界一周旅行を夢見てコツコツ貯金してきたスーパーの店長、結城偉介32歳。
スーパーのバックヤードで、うたた寝をしていた偉介は、何故か異世界に転移してしまう。
偉介が転移したのは、スーパーでバイトするハル君こと、青柳ハル26歳が書いたファンタジー小説の世界の中。
スーパーの過剰商品(売れ残り)を捌きながら、微妙にズレた世界線で、偉介の異世界一周旅行が始まる!
冒険者じゃない! 勇者じゃない! 俺は商人だーーー! だからハル君、お願い! 俺を戦わせないでください!
40歳のおじさん 旅行に行ったら異世界でした どうやら私はスキル習得が早いようです
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
部長に傷つけられ続けた私
とうとうキレてしまいました
なんで旅行ということで大型連休を取ったのですが
飛行機に乗って寝て起きたら異世界でした……
スキルが簡単に得られるようなので頑張っていきます
異世界召喚でクラスの勇者達よりも強い俺は無能として追放処刑されたので自由に旅をします
Dakurai
ファンタジー
クラスで授業していた不動無限は突如と教室が光に包み込まれ気がつくと異世界に召喚されてしまった。神による儀式でとある神によってのスキルを得たがスキルが強すぎてスキル無しと勘違いされ更にはクラスメイトと王女による思惑で追放処刑に会ってしまうしかし最強スキルと聖獣のカワウソによって難を逃れと思ったらクラスの女子中野蒼花がついてきた。
相棒のカワウソとクラスの中野蒼花そして異世界の仲間と共にこの世界を自由に旅をします。
現在、第四章フェレスト王国ドワーフ編
世界最強の賢者、勇者パーティーを追放される~いまさら帰ってこいと言われてももう遅い俺は拾ってくれた最強のお姫様と幸せに過ごす~
aoi
ファンタジー
「なぁ、マギそろそろこのパーティーを抜けてくれないか?」
勇者パーティーに勤めて数年、いきなりパーティーを戦闘ができずに女に守られてばかりだからと追放された賢者マギ。王都で新しい仕事を探すにも勇者パーティーが邪魔をして見つからない。そんな時、とある国のお姫様がマギに声をかけてきて......?
お姫様の為に全力を尽くす賢者マギが無双する!?
魔力0の貴族次男に転生しましたが、気功スキルで補った魔力で強い魔法を使い無双します
burazu
ファンタジー
事故で命を落とした青年はジュン・ラオールという貴族の次男として生まれ変わるが魔力0という鑑定を受け次男であるにもかかわらず継承権最下位へと降格してしまう。事実上継承権を失ったジュンは騎士団長メイルより剣の指導を受け、剣に気を込める気功スキルを学ぶ。
その気功スキルの才能が開花し、自然界より魔力を吸収し強力な魔法のような力を次から次へと使用し父達を驚愕させる。
解呪の魔法しか使えないからとSランクパーティーから追放された俺は、呪いをかけられていた美少女ドラゴンを拾って最強へと至る
早見羽流
ファンタジー
「ロイ・クノール。お前はもう用無しだ」
解呪の魔法しか使えない初心者冒険者の俺は、呪いの宝箱を解呪した途端にSランクパーティーから追放され、ダンジョンの最深部へと蹴り落とされてしまう。
そこで出会ったのは封印された邪龍。解呪の能力を使って邪龍の封印を解くと、なんとそいつは美少女の姿になり、契約を結んで欲しいと頼んできた。
彼女は元は世界を守護する守護龍で、英雄や女神の陰謀によって邪龍に堕とされ封印されていたという。契約を結んだ俺は彼女を救うため、守護龍を封印し世界を牛耳っている女神や英雄の血を引く王家に立ち向かうことを誓ったのだった。
(1話2500字程度、1章まで完結保証です)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる