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ドラゴンのファイアブレス
全ての装備を買い占めようとしたところ、他の客が入ってきた。乱暴に。
「邪魔するぜえ、ハンフリー!!」
複数の男達がズカズカと入ってくる。なんだ、こいつ等。ゴロツキとは違う荒くれ者たちだ。
「……レイド!」
「ハンフリー、分かっているだろうなァ!? ガヘリスさんは、SSS級の武器をご所望だ!! もっとレア武器を寄越せ」
「もう在庫はほとんど残っていないですよ。貴方たちが掻っ攫っていったではありませんか!」
「黙れ!! ……ほう、ちょうど買い物客がいるじゃないか。小僧、リストを見せろ」
急に僕に掴みかかってくるレイドとかいう男。けれど、僕は回避した。
「乱暴だな。ていうか、ガヘリスの部下か!」
「ガヘリスさんを知っているのか、お前」
「ああ、元部下だった。……よし、決めた。お前達をボコってガヘリスの事を吐いてもらうぞ」
「んだとォ!?」
殴りかかってきたレイド。しかし、ペットにしているドラゴンが赤い炎を吐いた。
『グォオオオオオオオ……!!!』
「――なッ! うああああああああああああああ……」
ファイアブレスか。いやしかし、魔力があまりに強力すぎた。ドラゴンの体格よりも大きい嵐のような炎がレイドやその他の男二名に命中。
炎で吹き飛ばされ、店の外でのた打ち回っていた。
「うあぁぁぁ、アチイイ!」「な、なんであんなドラゴン如きに!!」「ありえねえ、ありえねええええええ!!」
俺も意外だった。
この小さな子供ドラゴンに、そんな力があるとは思えなかったからだ。けど、実際は強力な魔力を持っていたんだ。強いぞ、このドラゴン。
「ヘンリーさん、そのドラゴンちゃん……凄い炎を吐きましたよ!?」
ヨークですら尻餅をついて震えていた。けど、おかげで店も俺自身も守れた。このドラゴンのおかげだ。
次第に、男達は諦めて逃走。
「ありがとうございました、お客さん!」
「ハンフリーさんこそ、大丈夫だった?」
「はい! お陰様で全てが無傷。こんな事は今まで一度もなかったですよ」
どうやら、今までは上納だとかでS級以上のアイテムを奪われていたらしい。酷い話だ。というか、ガヘリスの影響力強すぎだろ。どこまで手を出しているんだ、あの男。
この中立地帯をどうする気なんだ?
そろそろ、あのゴロツキ達の動向が気になるところだ。
「良かったよ、無事で。また困った時は言ってくれ、僕が守るよ」
「あ、ありがとうございます! えっと……」
「僕はヘンリー。よろしくね、ハンフリーさん」
「は、はいっ! 助けていただき感謝しますっ!!」
ドラゴンが撃退したのだけど、テイマーは僕だ。めちゃくちゃ感謝されて僕はペットが誇らしかったし、嬉しかった。
この子はハズレなんかじゃない。
――店を出て、ヨークがドラゴンを見つめていた。
「どうした、ヨーク」
「ナデナデしたいんです……」
「噛まれるかもしれんぞ。どうやら、このドラゴンは雌っぽいし」
「そ、そうなのですか? でも、さっきはよく頑張ったと思いますし、褒めてあげたいんです」
勇気を出してヨークは、ドラゴンに手を伸ばす。今回は――
『シャアアアアッ!!!』
「ひいいいいいいい~~~!!」
やっぱりダメでした。
どうやら、今のところは主である僕にだけ絶対らしい。それはそれで忠誠心が高くて嬉しいというか、愛情を込めて育てていきたいなって思った。
そのまま中央広場にあるベンチへ。
ドラゴンに餌を与えていると、やっぱりヨークは羨ましそうに見ていた。撫でたいんだなあ。
「そろそろ名前をつけてやらないとな」
「そうですね、ずっとドラゴンなのも可哀想ですし」
「う~ん……そうだなぁ、僕は名前のセンス最悪だからなあ。ヨークが考えてくれ」
「わ、わたくしが!? わ、分かりましたっ」
名付け親になれば、少しはドラゴンも心を開いてくれるかもな。さてはて、ヨークはどんな名前をつけてくれるのかな。
「邪魔するぜえ、ハンフリー!!」
複数の男達がズカズカと入ってくる。なんだ、こいつ等。ゴロツキとは違う荒くれ者たちだ。
「……レイド!」
「ハンフリー、分かっているだろうなァ!? ガヘリスさんは、SSS級の武器をご所望だ!! もっとレア武器を寄越せ」
「もう在庫はほとんど残っていないですよ。貴方たちが掻っ攫っていったではありませんか!」
「黙れ!! ……ほう、ちょうど買い物客がいるじゃないか。小僧、リストを見せろ」
急に僕に掴みかかってくるレイドとかいう男。けれど、僕は回避した。
「乱暴だな。ていうか、ガヘリスの部下か!」
「ガヘリスさんを知っているのか、お前」
「ああ、元部下だった。……よし、決めた。お前達をボコってガヘリスの事を吐いてもらうぞ」
「んだとォ!?」
殴りかかってきたレイド。しかし、ペットにしているドラゴンが赤い炎を吐いた。
『グォオオオオオオオ……!!!』
「――なッ! うああああああああああああああ……」
ファイアブレスか。いやしかし、魔力があまりに強力すぎた。ドラゴンの体格よりも大きい嵐のような炎がレイドやその他の男二名に命中。
炎で吹き飛ばされ、店の外でのた打ち回っていた。
「うあぁぁぁ、アチイイ!」「な、なんであんなドラゴン如きに!!」「ありえねえ、ありえねええええええ!!」
俺も意外だった。
この小さな子供ドラゴンに、そんな力があるとは思えなかったからだ。けど、実際は強力な魔力を持っていたんだ。強いぞ、このドラゴン。
「ヘンリーさん、そのドラゴンちゃん……凄い炎を吐きましたよ!?」
ヨークですら尻餅をついて震えていた。けど、おかげで店も俺自身も守れた。このドラゴンのおかげだ。
次第に、男達は諦めて逃走。
「ありがとうございました、お客さん!」
「ハンフリーさんこそ、大丈夫だった?」
「はい! お陰様で全てが無傷。こんな事は今まで一度もなかったですよ」
どうやら、今までは上納だとかでS級以上のアイテムを奪われていたらしい。酷い話だ。というか、ガヘリスの影響力強すぎだろ。どこまで手を出しているんだ、あの男。
この中立地帯をどうする気なんだ?
そろそろ、あのゴロツキ達の動向が気になるところだ。
「良かったよ、無事で。また困った時は言ってくれ、僕が守るよ」
「あ、ありがとうございます! えっと……」
「僕はヘンリー。よろしくね、ハンフリーさん」
「は、はいっ! 助けていただき感謝しますっ!!」
ドラゴンが撃退したのだけど、テイマーは僕だ。めちゃくちゃ感謝されて僕はペットが誇らしかったし、嬉しかった。
この子はハズレなんかじゃない。
――店を出て、ヨークがドラゴンを見つめていた。
「どうした、ヨーク」
「ナデナデしたいんです……」
「噛まれるかもしれんぞ。どうやら、このドラゴンは雌っぽいし」
「そ、そうなのですか? でも、さっきはよく頑張ったと思いますし、褒めてあげたいんです」
勇気を出してヨークは、ドラゴンに手を伸ばす。今回は――
『シャアアアアッ!!!』
「ひいいいいいいい~~~!!」
やっぱりダメでした。
どうやら、今のところは主である僕にだけ絶対らしい。それはそれで忠誠心が高くて嬉しいというか、愛情を込めて育てていきたいなって思った。
そのまま中央広場にあるベンチへ。
ドラゴンに餌を与えていると、やっぱりヨークは羨ましそうに見ていた。撫でたいんだなあ。
「そろそろ名前をつけてやらないとな」
「そうですね、ずっとドラゴンなのも可哀想ですし」
「う~ん……そうだなぁ、僕は名前のセンス最悪だからなあ。ヨークが考えてくれ」
「わ、わたくしが!? わ、分かりましたっ」
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