19 / 47
第19話 通販サイトから届いた怪しい品
しおりを挟む
なんてハプニングだ。
まさか、両親がラブホテルを利用中だったとは。てか、なんてタイミングで遭遇するんだか。
複雑な感情が入り混じって、頭がどうかなりそうだった。
「なんてこった……」
「いいから帰れ。また誰かに見られたりしたら大変な事件になるだろう」
「冷静になってみればリスクが高いな。分かった、素直に買い物して帰るよ」
「じゃあな」
親父は、母さんを連れて駐車場の方角へ行ってしまった。……あぁ、頭が痛い。親父と母さんがラブラブなのは知っていたけど、ここまでとは。
「よ、遙くん……わたし、わたし……あぁっ」
俺の両親に知られたことが、死ぬほど恥ずかしかったらしい。遥は、全身を爆発させそうな勢いで沸騰させていた。俺も実の両親に目撃されるとかヤバイっていうか……死にたい気分だ。
ラブホテルを離れ、モンキーホーテへ。本来の買い物という目的を達成させた。しかし、遥とは少し気まずい雰囲気になってしまった。目を合わせられない。……困ったぞ。
マンションへ着き、エレベーターの中でも沈黙が続いた。どうしよう。何を話したらいい? 今日は『えっちできなくてゴメン?』とか。いや、それはデリカシーなさすぎだ。
なら、なら……う~ん。
気づけば玄関の前まで来ていた。
「あれ、なんか荷物が置いてあるな」
「通販サイトのアマズンで注文したヤツかな。でも、覚えがないんだよね」
玄関前には封筒タイプの荷物が置かれていた。なるほど、いわゆる『置き配』か。どうやら、ここまで配達してくれたようだな。
遥は直ぐに開封。
中から『0.01』という数字がデカデカ刻まれたものが出てきた。
「はあ!? 遥、お前、それ!!」
「きゃあああっ!! な、なにこれー!!」
「覚えがないのかよ?」
「ないよ。注文してないし! ていうか、遙くんじゃないの?」
俺なわけ……あれ。
住所はここなんだが、名前が俺宛てだった。む? これ、誰かから転送されてるな。えっと……『天満 星一』――と。
「親父ぃいッ!!」
そうか、これは親父の仕業だ!!
あのクソ親父、わざわざ大人のゴムを送りつけやがって!! ブチギレた俺は、速攻でライン電話をした。
すると、直ぐに繋がった。
『どうした、遙』
「どうしたもあるか! 親父、遥の家にヘンなもん送りつけるなよ!!」
『ん? ああ、これから新婚生活なんだから、必要だろ』
「バカヤロウ! 気が早いって。まだそういう段階ではないし」
『今日、ラブホテルに入ろうとしていたクセに?』
「……ぐ!!」
クソ、何も言い返せねえ!!
俺の敗北だ。
よりによって鉢合わせたからな。
最悪だぁぁあ!!
『まあ、時がきたら使えばいいだろ。捨てるのもモッタイないし』
「そういう問題か。もういい、切る」
『男の子なら名前はシン、女の子ならルナにするんだぞ』
「黙れ、クソ親父!!」
ブチッと電話を切った。
勝手に子供の名前まで決めてるんじゃねぇ~! てか、気が早すぎるってーの。まだ子供とか早すぎるし、それよりも大切なことが沢山ある。
「遥、今日は悪かった。親父もこんなもんを送ってきやがって……最低だよな」
「そ……そんなことないよ。だって、ホテルに誘ったのはわたしだもん。その、ね、ちょっと期待もしてたし……」
「え?」
「な、なんでもない!!」
ん? 語尾の声が小さくてよく聞こえなかった。遥は、扉を開けて駆け足で行ってしまった。なんだ~? 何があった。
* * *
――気づけば就寝時間を迎えていた。
飯はカップラーメンだったし、風呂イベントも特になく。平凡な日常を終えようとしていた――はずだった。
今日も一緒に寝ようという話になり、俺は遥の部屋に招かれた。
寝間着姿の遥は、ちょっと……いや、中々エロい。ピンクのパジャマは、サイズがちょっと合っていないのか胸の強調が強かった。
それと絶妙な透けブラと透けパンツ。恐らく黒かな? う~ん、距離があって分からない。
「? どうしたの、わたしのことジロジロ見て」
「いや、なんでもない。で、今日も一緒に寝るのか?」
「うん、だって夫婦なのに別々って変じゃない?」
「それもそうだ」
納得すると遥は背を向けて、女の子座り。ゴソゴソと自分の荷物を物色。何をしているんだか。
何かを取り出した遥は振りむいた。
「……えへへ」
「ちょ! 遥!!」
遥は、あるモノを口に咥えていた。さっきの親父の品じゃないか。そんな誘い方どこで覚えた!? その奥義は卑怯すぎる。
最終兵器に等しい。
俺の敗北が今、この瞬間に決まった。
「……する?」
頬を紅潮させ、そんな大胆に俺の劣情を煽るとか。あぁぁ……もう襲っちゃうしかないじゃん。
理性を失った猛犬と化した俺は、遥をベッドへ押し倒した。
「もう、遥のせいだぞ」
「うん、いいよ。いっぱい愛して」
もう後には引けない。
俺は大人の階段を上る――。
まさか、両親がラブホテルを利用中だったとは。てか、なんてタイミングで遭遇するんだか。
複雑な感情が入り混じって、頭がどうかなりそうだった。
「なんてこった……」
「いいから帰れ。また誰かに見られたりしたら大変な事件になるだろう」
「冷静になってみればリスクが高いな。分かった、素直に買い物して帰るよ」
「じゃあな」
親父は、母さんを連れて駐車場の方角へ行ってしまった。……あぁ、頭が痛い。親父と母さんがラブラブなのは知っていたけど、ここまでとは。
「よ、遙くん……わたし、わたし……あぁっ」
俺の両親に知られたことが、死ぬほど恥ずかしかったらしい。遥は、全身を爆発させそうな勢いで沸騰させていた。俺も実の両親に目撃されるとかヤバイっていうか……死にたい気分だ。
ラブホテルを離れ、モンキーホーテへ。本来の買い物という目的を達成させた。しかし、遥とは少し気まずい雰囲気になってしまった。目を合わせられない。……困ったぞ。
マンションへ着き、エレベーターの中でも沈黙が続いた。どうしよう。何を話したらいい? 今日は『えっちできなくてゴメン?』とか。いや、それはデリカシーなさすぎだ。
なら、なら……う~ん。
気づけば玄関の前まで来ていた。
「あれ、なんか荷物が置いてあるな」
「通販サイトのアマズンで注文したヤツかな。でも、覚えがないんだよね」
玄関前には封筒タイプの荷物が置かれていた。なるほど、いわゆる『置き配』か。どうやら、ここまで配達してくれたようだな。
遥は直ぐに開封。
中から『0.01』という数字がデカデカ刻まれたものが出てきた。
「はあ!? 遥、お前、それ!!」
「きゃあああっ!! な、なにこれー!!」
「覚えがないのかよ?」
「ないよ。注文してないし! ていうか、遙くんじゃないの?」
俺なわけ……あれ。
住所はここなんだが、名前が俺宛てだった。む? これ、誰かから転送されてるな。えっと……『天満 星一』――と。
「親父ぃいッ!!」
そうか、これは親父の仕業だ!!
あのクソ親父、わざわざ大人のゴムを送りつけやがって!! ブチギレた俺は、速攻でライン電話をした。
すると、直ぐに繋がった。
『どうした、遙』
「どうしたもあるか! 親父、遥の家にヘンなもん送りつけるなよ!!」
『ん? ああ、これから新婚生活なんだから、必要だろ』
「バカヤロウ! 気が早いって。まだそういう段階ではないし」
『今日、ラブホテルに入ろうとしていたクセに?』
「……ぐ!!」
クソ、何も言い返せねえ!!
俺の敗北だ。
よりによって鉢合わせたからな。
最悪だぁぁあ!!
『まあ、時がきたら使えばいいだろ。捨てるのもモッタイないし』
「そういう問題か。もういい、切る」
『男の子なら名前はシン、女の子ならルナにするんだぞ』
「黙れ、クソ親父!!」
ブチッと電話を切った。
勝手に子供の名前まで決めてるんじゃねぇ~! てか、気が早すぎるってーの。まだ子供とか早すぎるし、それよりも大切なことが沢山ある。
「遥、今日は悪かった。親父もこんなもんを送ってきやがって……最低だよな」
「そ……そんなことないよ。だって、ホテルに誘ったのはわたしだもん。その、ね、ちょっと期待もしてたし……」
「え?」
「な、なんでもない!!」
ん? 語尾の声が小さくてよく聞こえなかった。遥は、扉を開けて駆け足で行ってしまった。なんだ~? 何があった。
* * *
――気づけば就寝時間を迎えていた。
飯はカップラーメンだったし、風呂イベントも特になく。平凡な日常を終えようとしていた――はずだった。
今日も一緒に寝ようという話になり、俺は遥の部屋に招かれた。
寝間着姿の遥は、ちょっと……いや、中々エロい。ピンクのパジャマは、サイズがちょっと合っていないのか胸の強調が強かった。
それと絶妙な透けブラと透けパンツ。恐らく黒かな? う~ん、距離があって分からない。
「? どうしたの、わたしのことジロジロ見て」
「いや、なんでもない。で、今日も一緒に寝るのか?」
「うん、だって夫婦なのに別々って変じゃない?」
「それもそうだ」
納得すると遥は背を向けて、女の子座り。ゴソゴソと自分の荷物を物色。何をしているんだか。
何かを取り出した遥は振りむいた。
「……えへへ」
「ちょ! 遥!!」
遥は、あるモノを口に咥えていた。さっきの親父の品じゃないか。そんな誘い方どこで覚えた!? その奥義は卑怯すぎる。
最終兵器に等しい。
俺の敗北が今、この瞬間に決まった。
「……する?」
頬を紅潮させ、そんな大胆に俺の劣情を煽るとか。あぁぁ……もう襲っちゃうしかないじゃん。
理性を失った猛犬と化した俺は、遥をベッドへ押し倒した。
「もう、遥のせいだぞ」
「うん、いいよ。いっぱい愛して」
もう後には引けない。
俺は大人の階段を上る――。
31
あなたにおすすめの小説
先輩から恋人のふりをして欲しいと頼まれた件 ~明らかにふりではないけど毎日が最高に楽しい~
桜井正宗
青春
“恋人のふり”をして欲しい。
高校二年の愁(しゅう)は、先輩の『柚』からそう頼まれた。
見知らずの後輩である自分になぜと思った。
でも、ふりならいいかと快諾する。
すると、明らかに恋人のような毎日が始まっていった。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
義妹と旅する車中泊生活
桜井正宗
青春
義妹の『歩花』(あゆか)は、兄である大学生の『回』(カイ)が大好きで、どこでもついて行く。ある日、回が普通自動車免許を取った。車を買うお金はなかったけれど、カーシェアリングでドライブへ出かけた。帰りに歩花が宝くじを購入。それが高額当選した。そのお金でキャンピングカーを買い、大好きな兄へ送った。
回は、夏休みを利用して可愛いJK義妹と共に全国を巡る旅に出る――。
※カクヨムでも掲載中です
隣に住んでいる後輩の『彼女』面がガチすぎて、オレの知ってるラブコメとはかなり違う気がする
夕姫
青春
【『白石夏帆』こいつには何を言っても無駄なようだ……】
主人公の神原秋人は、高校二年生。特別なことなど何もない、静かな一人暮らしを愛する少年だった。東京の私立高校に通い、誰とも深く関わらずただ平凡に過ごす日々。
そんな彼の日常は、ある春の日、突如現れた隣人によって塗り替えられる。後輩の白石夏帆。そしてとんでもないことを言い出したのだ。
「え?私たち、付き合ってますよね?」
なぜ?どうして?全く身に覚えのない主張に秋人は混乱し激しく否定する。だが、夏帆はまるで聞いていないかのように、秋人に猛烈に迫ってくる。何を言っても、どんな態度をとっても、その鋼のような意思は揺るがない。
「付き合っている」という謎の確信を持つ夏帆と、彼女に振り回されながらも憎めない(?)と思ってしまう秋人。これは、一人の後輩による一方的な「好き」が、平凡な先輩の日常を侵略する、予測不能な押しかけラブコメディ。
大好きな幼なじみが超イケメンの彼女になったので諦めたって話
家紋武範
青春
大好きな幼なじみの奈都(なつ)。
高校に入ったら告白してラブラブカップルになる予定だったのに、超イケメンのサッカー部の柊斗(シュート)の彼女になっちまった。
全く勝ち目がないこの恋。
潔く諦めることにした。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
プール終わり、自分のバッグにクラスメイトのパンツが入っていたらどうする?
九拾七
青春
プールの授業が午前中のときは水着を着こんでいく。
で、パンツを持っていくのを忘れる。
というのはよくある笑い話。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる