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第13話 ゾンビの謎を暴け
村長の家へ戻ると、ラフィネが抱きついてきた。
「心配しましたよ、エルド様」
「ラフィネ……すまない」
目を腫らしてここまで心配してくれるとは。
けれど、オーロラの表情がいつのなく鋭いというか――さっき『浮気したらダメ』とクギを刺されたばかりである。
マズいな。
でも、ここでラフィネに冷たくするのも違うだろう。
そうだよな、オーロラ?
「…………」
めちゃくちゃ睨んでる……!
見なかったことにしよう。ウン。
飯と風呂をいただき――部屋へ。
俺はフカフカのベッドの上で仰向けになって今日やこれからのことを考えていた。
ゾンビの大量発生。
今までになかった事象だ。
確かに、ゾンビ系のモンスターは存在する。だが、こんな辺境の地では出現しないはず。本来は廃墟となった場所だとか墓場にいるモンスターだ。
それがなぜ、こんな大量発生しているんだ?
そもそも、オークがゾンビ化したとか初めて聞いたぞ。
「ん~~…」
「どうされたのですか、エルド様。とても難しい顔をしていますね」
「あー、ゾンビのことが気になってな」
「んなッ! エルド様は、ラフィネさんよりもゾンビの方が……」
「なわけあるか!」
ついついツッコム俺。
なんでゾンビを好きにならなきゃならんのだ!
「ではいったい?」
「この状況がおかしいと思うんだ。どうも作為的というかな」
「そうですね。ゾンビ系はこんな場所にはいません」
「オーロラもそう思うか」
「はい。不死属性はもっと暗い場所を好みますし、王国周辺で棲息しているというウワサも聞いたことがありませんね」
やっぱりか。聖女であるオーロラがそう言うのだから間違いない。あのゾンビオークたちは誰かの手によってゾンビ化させれたのだろう。
……となると。
こんなことが出来るのは実験大好き野郎・オルジスタだろうか。
シュヴァルク王国の錬金術師と名高い男。
王の側近だし、許可も撮りやすいはず。
「仮に。仮にだが、王国の仕業だとしたら……?」
「え……! それは大変なことですよ」
「ああ。考えたくないが、俺たちとゼルファードを滅ぼす為なら?」
「…………そんな風に思いたくはないのですが、これまでのことを考えると……」
そう、どうしても王国がやっているとしか思えないのだ。
もはや王国は“敵”といっても過言ではないのだから。
何度も俺たちに敵対し、建物の破壊という蛮行すらも行った。許しがたいことだ。
となれば、痺れを切らしたティアナ姫はオルジスタに協力を仰いだってところだろう。そして、ゾンビ化する薬か何かを開発したと思われる。
多分そのはずだ。
「先に手を打たねばゼルファードのみんなゾンビにされちまうな」
「そ、それは本当ですか!?」
「奴らならやりかねん。特にオルジスタには黒い噂が多くてな」
見過ごしていたわけではないが、証拠が得られなかった。それに王の側近ということもあり、尻尾を掴みづらかったのだ。
だが、今回は別だ。
俺と奴はもう敵同士。
しかもゾンビ化させる薬か何かを使用しているハズ。
証拠を掴めればいろいろ有利になるはず。シュヴァルク王国の民やゼルファードの人たちに向けて王国の罪を伝えられれば……王も姫もおしまいだ。
「では、明日にでも動くのですね?」
「そのつもりだ。オーロラ、まずは周辺のゾンビを調査する」
「了解です!」
少しずつでいい。一歩ずつ前進していく。
「心配しましたよ、エルド様」
「ラフィネ……すまない」
目を腫らしてここまで心配してくれるとは。
けれど、オーロラの表情がいつのなく鋭いというか――さっき『浮気したらダメ』とクギを刺されたばかりである。
マズいな。
でも、ここでラフィネに冷たくするのも違うだろう。
そうだよな、オーロラ?
「…………」
めちゃくちゃ睨んでる……!
見なかったことにしよう。ウン。
飯と風呂をいただき――部屋へ。
俺はフカフカのベッドの上で仰向けになって今日やこれからのことを考えていた。
ゾンビの大量発生。
今までになかった事象だ。
確かに、ゾンビ系のモンスターは存在する。だが、こんな辺境の地では出現しないはず。本来は廃墟となった場所だとか墓場にいるモンスターだ。
それがなぜ、こんな大量発生しているんだ?
そもそも、オークがゾンビ化したとか初めて聞いたぞ。
「ん~~…」
「どうされたのですか、エルド様。とても難しい顔をしていますね」
「あー、ゾンビのことが気になってな」
「んなッ! エルド様は、ラフィネさんよりもゾンビの方が……」
「なわけあるか!」
ついついツッコム俺。
なんでゾンビを好きにならなきゃならんのだ!
「ではいったい?」
「この状況がおかしいと思うんだ。どうも作為的というかな」
「そうですね。ゾンビ系はこんな場所にはいません」
「オーロラもそう思うか」
「はい。不死属性はもっと暗い場所を好みますし、王国周辺で棲息しているというウワサも聞いたことがありませんね」
やっぱりか。聖女であるオーロラがそう言うのだから間違いない。あのゾンビオークたちは誰かの手によってゾンビ化させれたのだろう。
……となると。
こんなことが出来るのは実験大好き野郎・オルジスタだろうか。
シュヴァルク王国の錬金術師と名高い男。
王の側近だし、許可も撮りやすいはず。
「仮に。仮にだが、王国の仕業だとしたら……?」
「え……! それは大変なことですよ」
「ああ。考えたくないが、俺たちとゼルファードを滅ぼす為なら?」
「…………そんな風に思いたくはないのですが、これまでのことを考えると……」
そう、どうしても王国がやっているとしか思えないのだ。
もはや王国は“敵”といっても過言ではないのだから。
何度も俺たちに敵対し、建物の破壊という蛮行すらも行った。許しがたいことだ。
となれば、痺れを切らしたティアナ姫はオルジスタに協力を仰いだってところだろう。そして、ゾンビ化する薬か何かを開発したと思われる。
多分そのはずだ。
「先に手を打たねばゼルファードのみんなゾンビにされちまうな」
「そ、それは本当ですか!?」
「奴らならやりかねん。特にオルジスタには黒い噂が多くてな」
見過ごしていたわけではないが、証拠が得られなかった。それに王の側近ということもあり、尻尾を掴みづらかったのだ。
だが、今回は別だ。
俺と奴はもう敵同士。
しかもゾンビ化させる薬か何かを使用しているハズ。
証拠を掴めればいろいろ有利になるはず。シュヴァルク王国の民やゼルファードの人たちに向けて王国の罪を伝えられれば……王も姫もおしまいだ。
「では、明日にでも動くのですね?」
「そのつもりだ。オーロラ、まずは周辺のゾンビを調査する」
「了解です!」
少しずつでいい。一歩ずつ前進していく。
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『お前は勇者ではないとギルドを追放され、第二勇者が魔王を倒しエンディングの最中レベル0の俺は出現したEXダンジョンを独占~【レベル投げ】でレアアイテム大量獲得~戻って来いと言われても、もう遅いんだが』