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第19話 ゾンビ軍団大襲撃!! ティアナ姫の復讐
ついに、ティアナ姫は『ゾンビ兵』を従えてきたか。
情報によれば、様々なモンスターをゾンビ化して使役しているようだった。
そこまで地に落ちたとは。
オルジスタのゾンビ薬を使って攻めてくるとは、思ったが本当にやるとはな。
「エルド様! 敵の数は……数百――いえ、数千はいるかと!」
監視役が教えてくれた。
数千のモンスターをゾンビ化して引き連れてきたか。トンデモナイ姫だ。
そこまでしてゼルファードを落とす気か。
させないけどな!
「こうなったら、わたくしのホーリークレストで!」
「無茶だ。相手が数千ではな」
「……そ、それはそうですが」
やっぱり、聖女の力にも限界はあるようだな。数体ならまだしも、数千ではな。
「大丈夫だ。村周辺にトラップを張り巡らせたし、まずはみんな弓矢で迎撃する」
それからは魔法スキルを使用できる数人が相手をする。と、いっても高等な魔法なんて使える人はほとんどいない。
しかも、魔術師はたったの三人だ。心もとなさすぎる。
だが、そんな魔術師の中に“異端”が混じっていた。
黒髪ショートヘアの少女は俺の目の前に姿を現し、真っ直ぐな視線を向けてきた。
「…………」
「えっと、君は……」
なんだろう、ずいぶんと背の低い女の子だな。
でも、大人びた目をしていた。不思議な少女だ。
そして、彼女がただの魔術師でないことが直ぐ解かった。
「クレミアといいます」
「どうやら、レベルが高いようだね」
「はい。自分は魔法学校を主席で卒業しましたので」
「「おぉ!!」」
俺とオーロラの驚きの声が被る。
まさかの首席!
こりゃ期待できるぞ。
クレミアは、シュヴァルク王国出身ではあるものの、その幼い容姿や低い背のせいで、パーティやギルドに誘われなかったという。
結果、魔法スキルをまともに使うことなく――このゼルファードに移住することになったようだ。
そりゃ、モッタイナイな。
せっかくの才能が埋もれていたわけか。
「ぜひ、俺たちと組んでくれ!」
「解かりました。では、エルド様に同行します」
他の魔術師は、別の場所へ配置。
この三人でティアナ姫を迎え撃つ!
正門へ向かうと、ゾンビの邪悪な気配が百以上は感じられた。大群がこっちに押し寄せていたんだ。
くそう、せっかくゾンビオークを討伐してっていうのにな!
こっちに向かってくるモンスターは『ゾンビオーク』、『ゾンビコボルト』、『ゾンビゴブリン』、『ゾンビゴーレム』、『ゾンビスライム』、『ゾンビドラゴン』、『ゾンビウルフ』など様々。
数えきれないほどの種類だ。
そんな中、大きな声が響いた。
『――アハハハハ! 聞きなさい愚民共!』
この声はティアナ姫!
なにかしらの拡声器アイテムを使っているな……!
こんな村全体に響くだなんて!
『私は、シュヴァルク王国の姫ティアナ! このゴミのような村を世界地図から消し去りにきました』
「……ティアナ姫、ウソだろ!」「これがシュヴァルク王国のやり方さ」「こんなにゾンビを連れてきやがって」「てか、ティアナ姫はどうして襲われない!?」「オルジスタの秘密兵器か何かだろ」「あんなゾンビモンスターを相手に……震えてきたぜ」
ざわつく村人たち。
実戦経験はあるようだが、このゾンビを相手にするのはじめてのはず。果たして上手く戦えるか。
ティアナ姫の“忠告”は続いた。
『みなさん、ゾンビになって消えてください! 特にエルド! あなたは絶対に許しません! ハルネイドを返しなさいよ!!』
最後の方、めちゃくちゃ怒っているじゃないか。
ちなみに、ハルネイドはまだ地下牢だ。
あいつは最後の切り札だからな。そう簡単に逃がしてなるものか。
ティアナ姫が姿を現した。正門に。
配置についている村人戦闘員が全員、弓矢を向けた。
「……おまえ」
「エルド」
「自分のしていることが分かっているのか!」
「もちろんよ。私はね、ついに不死の軍団を手に入れたの! 見てよ、エルド。これで何度でも戦える! 人間を使うよりも人道的だとは思わない!?」
「ふざけるなッ!!」
モンスターは確かに人間を襲う生き物だが、それでもこんな風にゾンビ化していいものではないはずだ。
そして、なによりもゼルファードを襲う、その時点でコイツは敵なのだ。
「今なら、そうね……エルドとオーロラの命だけは救ってあげてもいいわ」
「黙れ! ティアナ姫、お前はもう以前の姫ではない。俺の好きだった姫は消えた」
「そう。ならば村もろとも消えるがいい。ゾンビ兵を全てぶつけるわ!!」
命令を下すティアナ姫。自身は『テレポートスクロール』を使い、どこかへ転移していた。あんな超高級な魔法スクロールを使用するとは……。姫だから所持していてもおかしくはないな。
『グオオオオオオオオオッ!!』『ギギャアアアア!!!』『――ガァッ』『ヌヌゥゥゥ……』『ヴァアアアアア!!』『…………ィィ』
恐ろしい声をあげなら、ゾンビ系モンスターの大群が迫ってくる。
「攻撃開始!」
俺は合図した。瞬間には矢の雨が撃ちあがり、ゾンビモンスターに直撃していく。今は防衛するしかない!!
情報によれば、様々なモンスターをゾンビ化して使役しているようだった。
そこまで地に落ちたとは。
オルジスタのゾンビ薬を使って攻めてくるとは、思ったが本当にやるとはな。
「エルド様! 敵の数は……数百――いえ、数千はいるかと!」
監視役が教えてくれた。
数千のモンスターをゾンビ化して引き連れてきたか。トンデモナイ姫だ。
そこまでしてゼルファードを落とす気か。
させないけどな!
「こうなったら、わたくしのホーリークレストで!」
「無茶だ。相手が数千ではな」
「……そ、それはそうですが」
やっぱり、聖女の力にも限界はあるようだな。数体ならまだしも、数千ではな。
「大丈夫だ。村周辺にトラップを張り巡らせたし、まずはみんな弓矢で迎撃する」
それからは魔法スキルを使用できる数人が相手をする。と、いっても高等な魔法なんて使える人はほとんどいない。
しかも、魔術師はたったの三人だ。心もとなさすぎる。
だが、そんな魔術師の中に“異端”が混じっていた。
黒髪ショートヘアの少女は俺の目の前に姿を現し、真っ直ぐな視線を向けてきた。
「…………」
「えっと、君は……」
なんだろう、ずいぶんと背の低い女の子だな。
でも、大人びた目をしていた。不思議な少女だ。
そして、彼女がただの魔術師でないことが直ぐ解かった。
「クレミアといいます」
「どうやら、レベルが高いようだね」
「はい。自分は魔法学校を主席で卒業しましたので」
「「おぉ!!」」
俺とオーロラの驚きの声が被る。
まさかの首席!
こりゃ期待できるぞ。
クレミアは、シュヴァルク王国出身ではあるものの、その幼い容姿や低い背のせいで、パーティやギルドに誘われなかったという。
結果、魔法スキルをまともに使うことなく――このゼルファードに移住することになったようだ。
そりゃ、モッタイナイな。
せっかくの才能が埋もれていたわけか。
「ぜひ、俺たちと組んでくれ!」
「解かりました。では、エルド様に同行します」
他の魔術師は、別の場所へ配置。
この三人でティアナ姫を迎え撃つ!
正門へ向かうと、ゾンビの邪悪な気配が百以上は感じられた。大群がこっちに押し寄せていたんだ。
くそう、せっかくゾンビオークを討伐してっていうのにな!
こっちに向かってくるモンスターは『ゾンビオーク』、『ゾンビコボルト』、『ゾンビゴブリン』、『ゾンビゴーレム』、『ゾンビスライム』、『ゾンビドラゴン』、『ゾンビウルフ』など様々。
数えきれないほどの種類だ。
そんな中、大きな声が響いた。
『――アハハハハ! 聞きなさい愚民共!』
この声はティアナ姫!
なにかしらの拡声器アイテムを使っているな……!
こんな村全体に響くだなんて!
『私は、シュヴァルク王国の姫ティアナ! このゴミのような村を世界地図から消し去りにきました』
「……ティアナ姫、ウソだろ!」「これがシュヴァルク王国のやり方さ」「こんなにゾンビを連れてきやがって」「てか、ティアナ姫はどうして襲われない!?」「オルジスタの秘密兵器か何かだろ」「あんなゾンビモンスターを相手に……震えてきたぜ」
ざわつく村人たち。
実戦経験はあるようだが、このゾンビを相手にするのはじめてのはず。果たして上手く戦えるか。
ティアナ姫の“忠告”は続いた。
『みなさん、ゾンビになって消えてください! 特にエルド! あなたは絶対に許しません! ハルネイドを返しなさいよ!!』
最後の方、めちゃくちゃ怒っているじゃないか。
ちなみに、ハルネイドはまだ地下牢だ。
あいつは最後の切り札だからな。そう簡単に逃がしてなるものか。
ティアナ姫が姿を現した。正門に。
配置についている村人戦闘員が全員、弓矢を向けた。
「……おまえ」
「エルド」
「自分のしていることが分かっているのか!」
「もちろんよ。私はね、ついに不死の軍団を手に入れたの! 見てよ、エルド。これで何度でも戦える! 人間を使うよりも人道的だとは思わない!?」
「ふざけるなッ!!」
モンスターは確かに人間を襲う生き物だが、それでもこんな風にゾンビ化していいものではないはずだ。
そして、なによりもゼルファードを襲う、その時点でコイツは敵なのだ。
「今なら、そうね……エルドとオーロラの命だけは救ってあげてもいいわ」
「黙れ! ティアナ姫、お前はもう以前の姫ではない。俺の好きだった姫は消えた」
「そう。ならば村もろとも消えるがいい。ゾンビ兵を全てぶつけるわ!!」
命令を下すティアナ姫。自身は『テレポートスクロール』を使い、どこかへ転移していた。あんな超高級な魔法スクロールを使用するとは……。姫だから所持していてもおかしくはないな。
『グオオオオオオオオオッ!!』『ギギャアアアア!!!』『――ガァッ』『ヌヌゥゥゥ……』『ヴァアアアアア!!』『…………ィィ』
恐ろしい声をあげなら、ゾンビ系モンスターの大群が迫ってくる。
「攻撃開始!」
俺は合図した。瞬間には矢の雨が撃ちあがり、ゾンビモンスターに直撃していく。今は防衛するしかない!!
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