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第34話 モンスターテイム完了!
ゼルファードに帰る途中で『レッドコボルト』、『ウルフ』、『グルーミーラビット』、『アイアンタートル』、『セーフリームニル』をテイム。
なんだかんだ言いながらも、ラフィネは有能なテイマーだった。
帝国領側に結構な種類がいたものだな。
おかげでモンスターレースの方は上手くいきそうだ。
しかし。
それよりも魔王が復活している……?
この奴隷の少女がネクロヴァス? ありえんだろ。
とりあえず、連れて帰り――村に到着。
いったん俺の家に向かった。
「ただいまですっ!」
元気よく家に入るオーロラ。疲れを知らない聖女様だな。
一方のラフィネは疲労感をにじませていた。
「テイムご苦労さん、ラフィネ」
「ありがとうございます。申し訳ないのですが、お風呂に入りたいのでいったん家へ帰りますね」
「ああ、ありがとう」
ラフィネは自分の家へ戻った。
残った俺、オーロラはネクロヴァスに視線を送る。
「…………っ」
小さくなって怯えている。
……これがかつての魔王の姿? ありえねえだろ。
当時はそれはそれは恐ろしいヤツだった。なのに、これは……。
「だ、大丈夫だ。なにもしない」
「お料理やお洗濯、なんでもしますから……ヒドイことはしないでっ!」
えぇ~…。
「だ、大丈夫です。エルドさんはそんなことしませんから」
「ほんと~…?」
「はい。本当です」
参ったなぁ。コイツは魔王というよりは、ただの少女だ。猫耳の少女だ。……仕方ない、家で預かるしかないだろう。
もちろん、タルには報告をしておくが。
ひとまずはネクロヴァスを風呂に入れることに。かなり汚れているし、負傷もしているようだった。
その辺り、オーロラに任せることにした。
「頼んだぞ」
「お任せくださいませ!」
二人は風呂へ。
俺はモンスターレースのことを進めていく。
* * * * * *
翌日。俺は直ぐにタルの家へ向かい、ネクロヴァスのことを話した。
「――なんと、あの世界を支配した魔王ネクロヴァスの……」
「そうなんです。娘とかでもなさそうで」
「フム。そんな恐ろしい少女を置いておくわけには……。しかし、勇者エルド殿のおかげでゼルファードは何度も救われた事実もある。あなたにお任せするのじゃ」
「いいんです?」
「大丈夫でしょう。女神様もおりますし」
女神アルミナは、防御結界ブリーシンガメンを維持する為に、今は俺の部屋で瞑想中だった。魔力を常に高めておく必要があるんだとか。
「ありがとう、タル」
「いえいえ。――ところで、娘から聞きましたぞ。モンスターレースなるものを開催するのだとか」
「この村をもっと盛り上げたいし、いろいろ維持する為に金も必要だろうから」
「素晴らしいお考えですじゃ。期待しておりますぞ!」
タルも乗り気の様子。よーし、がんばらなくちゃな!
俺は、ラフィネと共にモンスターレース会場に使えそうな土地を見つけ、そこを使うことに。
建物の建築は、俺の権限があればできるようだった。そんな便利だったとは……!
木材と石材など材料を大量に集める必要があるようだ。
やるしかねえな!
いったん、家へ帰ってオーロラたちと合流する。
リビングに入るとそこには見違えたかのようなネクロヴァスの姿が。
「…………っ」
「おぉ、可愛いじゃないか」
「可愛い、ですか?」
「ああ。服装も買えたんだな」
ネクロヴァスは、フリフリの黒いドレスのような服を着ていた。リボンもついているし……なんだか一般家庭にいる少女にしか見えないな。
「オーロラさんが作ってくれました」
「なに?」
視線を送るとオーロラは「裁縫スキルですよ」と頬を赤くしていた。そんなスキルがあったのかよ!
てか、料理といい、多才な聖女だな。
「みんな、モンスターレースの為に材料を集めなきゃならん。手伝ってくれ」
「もちろんです!」と、オーロラ。続くようにネクロヴァスは「はいっ!」と可愛らしく手を挙げる。そして、ラフィネも「私もついていきますっ」と。
この四人で行きますかね。
だが、ネクロヴァスには注意せねば。魔王である可能性はあるのだから、暴走しないよう俺が監視しなければ。
なんだかんだ言いながらも、ラフィネは有能なテイマーだった。
帝国領側に結構な種類がいたものだな。
おかげでモンスターレースの方は上手くいきそうだ。
しかし。
それよりも魔王が復活している……?
この奴隷の少女がネクロヴァス? ありえんだろ。
とりあえず、連れて帰り――村に到着。
いったん俺の家に向かった。
「ただいまですっ!」
元気よく家に入るオーロラ。疲れを知らない聖女様だな。
一方のラフィネは疲労感をにじませていた。
「テイムご苦労さん、ラフィネ」
「ありがとうございます。申し訳ないのですが、お風呂に入りたいのでいったん家へ帰りますね」
「ああ、ありがとう」
ラフィネは自分の家へ戻った。
残った俺、オーロラはネクロヴァスに視線を送る。
「…………っ」
小さくなって怯えている。
……これがかつての魔王の姿? ありえねえだろ。
当時はそれはそれは恐ろしいヤツだった。なのに、これは……。
「だ、大丈夫だ。なにもしない」
「お料理やお洗濯、なんでもしますから……ヒドイことはしないでっ!」
えぇ~…。
「だ、大丈夫です。エルドさんはそんなことしませんから」
「ほんと~…?」
「はい。本当です」
参ったなぁ。コイツは魔王というよりは、ただの少女だ。猫耳の少女だ。……仕方ない、家で預かるしかないだろう。
もちろん、タルには報告をしておくが。
ひとまずはネクロヴァスを風呂に入れることに。かなり汚れているし、負傷もしているようだった。
その辺り、オーロラに任せることにした。
「頼んだぞ」
「お任せくださいませ!」
二人は風呂へ。
俺はモンスターレースのことを進めていく。
* * * * * *
翌日。俺は直ぐにタルの家へ向かい、ネクロヴァスのことを話した。
「――なんと、あの世界を支配した魔王ネクロヴァスの……」
「そうなんです。娘とかでもなさそうで」
「フム。そんな恐ろしい少女を置いておくわけには……。しかし、勇者エルド殿のおかげでゼルファードは何度も救われた事実もある。あなたにお任せするのじゃ」
「いいんです?」
「大丈夫でしょう。女神様もおりますし」
女神アルミナは、防御結界ブリーシンガメンを維持する為に、今は俺の部屋で瞑想中だった。魔力を常に高めておく必要があるんだとか。
「ありがとう、タル」
「いえいえ。――ところで、娘から聞きましたぞ。モンスターレースなるものを開催するのだとか」
「この村をもっと盛り上げたいし、いろいろ維持する為に金も必要だろうから」
「素晴らしいお考えですじゃ。期待しておりますぞ!」
タルも乗り気の様子。よーし、がんばらなくちゃな!
俺は、ラフィネと共にモンスターレース会場に使えそうな土地を見つけ、そこを使うことに。
建物の建築は、俺の権限があればできるようだった。そんな便利だったとは……!
木材と石材など材料を大量に集める必要があるようだ。
やるしかねえな!
いったん、家へ帰ってオーロラたちと合流する。
リビングに入るとそこには見違えたかのようなネクロヴァスの姿が。
「…………っ」
「おぉ、可愛いじゃないか」
「可愛い、ですか?」
「ああ。服装も買えたんだな」
ネクロヴァスは、フリフリの黒いドレスのような服を着ていた。リボンもついているし……なんだか一般家庭にいる少女にしか見えないな。
「オーロラさんが作ってくれました」
「なに?」
視線を送るとオーロラは「裁縫スキルですよ」と頬を赤くしていた。そんなスキルがあったのかよ!
てか、料理といい、多才な聖女だな。
「みんな、モンスターレースの為に材料を集めなきゃならん。手伝ってくれ」
「もちろんです!」と、オーロラ。続くようにネクロヴァスは「はいっ!」と可愛らしく手を挙げる。そして、ラフィネも「私もついていきますっ」と。
この四人で行きますかね。
だが、ネクロヴァスには注意せねば。魔王である可能性はあるのだから、暴走しないよう俺が監視しなければ。
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