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第45話 NTRの過去
まるで俺に強い恨みがあるかのように、バケモノは腕を伸ばして攻撃を加えてくる。
なんて凶暴な!
以前、ハルネイドがゾンビ化したが――まさか、これもその種なのか?
オルジスタが誰かを実験にした……?
『ヌアアアアアアアアアアアッ!』
「しつこい!」
聖剣アルビオンで風属性攻撃『テンペスト』を放ち、嵐を起こした。
敵を吹き飛ばしたが、バケモノは途中で体から触手を何本も生やして耐えていた。……おいおい、嘘だろう。そりゃ反則だ!
『……グルゥゥゥ』
「なら、これならどうだ! ストーンヘンジ!」
地属性攻撃を発動。
50トンの大岩がバケモノの頭上に落ちた。
グシャリと音がして絶命したようだ。
最初からこの攻撃をすればよかったな。
普段は使い慣れている火属性攻撃クリムゾンブレイクしか使わないからなぁ。
よし、これで討伐完了かな。
剣を鞘に納めた――その時だった。
『ウガアアアアアアアアアアアア!!』
「んなッ!?」
岩が砕け散り、バケモノが復活していた。
バカな!
50トンもあるんだぞ!!
生物が耐えられるものじゃない。いや、あれは生物ではないかもしれないが……そんな、アホな。
『……エルドォ。エルドオオオオオオオオオオオ!!』
「このバケモノ、俺の名前を……まさか、ティアナ姫なのか……?」
ゾンビ化して死亡したはずのティアナ姫。
もしかしてゾンビ化してからも、オルジスタの実験で……こんな更に醜いバケモノにされちまったのか……!
こりゃあ酷い。
もはやティアナ姫の原型はなく、ただの肉塊。
だとすれば、あまりに可哀そうだ。
せめて俺が塵も残らず倒さねば。
それがせめてもの慈悲だろう。
だから俺は“闇”を開放した。
――NTRの過去を。記憶を呼び起こし、俺は闇を深くした。
『……(ぱんぱん)』『エルド様より気持ちいです』『……あなたでないと満足できない』『もっと、もっとっ……!』『アハハ! エルドより俺の方がいいだろ!?』『勇者様より太くてたくましいです』
あ、
あ、
ああああああああああああああああああああああああああああああああ…………!!
「愛と悲しみの……カルペ・ディエムッ!」
最大級の闇属性魔法を放つ。
嘗てない破滅的な闇が一瞬でバケモノとなったティアナ姫に激突。
『ウ……ウギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア…………!!!』
断末魔を上げ、ボロボロと崩壊していく肉体。
俺の闇を耐えることは不可能だ。
さようなら、ティアナ姫。
たぶん、初恋だった……!
なんていうのはウソで、でも愛していたさ。
幸せになりたかった。
だけど、君は――。
「エルドさん!!」
「……オーロラ! よし、行こう!」
手を伸ばしてくるオーロラ。
俺は彼女に捕まってブラックドラゴンの背中へ飛び込んだ。
「おかえりなさい、勇者さま!」
「おう、ネクロ。いい子にしていたか」
「うん!」
「それならいい」
クレミアも冷静な口調で「お疲れ様」とねぎらってくれた。
さあて、今度こそ出発だ。
目指すはラグンゼオン帝国!
飛翔して目的地へ向かうブラックドラゴン。ネクロの意思に従い、その場所を目指す。
俺の懐に世界マップはあるし、迷うことはないだろう。
錬金術師を探し、治療薬を作る。
そして、オルジスタの野望をぶっ潰す。
なんて凶暴な!
以前、ハルネイドがゾンビ化したが――まさか、これもその種なのか?
オルジスタが誰かを実験にした……?
『ヌアアアアアアアアアアアッ!』
「しつこい!」
聖剣アルビオンで風属性攻撃『テンペスト』を放ち、嵐を起こした。
敵を吹き飛ばしたが、バケモノは途中で体から触手を何本も生やして耐えていた。……おいおい、嘘だろう。そりゃ反則だ!
『……グルゥゥゥ』
「なら、これならどうだ! ストーンヘンジ!」
地属性攻撃を発動。
50トンの大岩がバケモノの頭上に落ちた。
グシャリと音がして絶命したようだ。
最初からこの攻撃をすればよかったな。
普段は使い慣れている火属性攻撃クリムゾンブレイクしか使わないからなぁ。
よし、これで討伐完了かな。
剣を鞘に納めた――その時だった。
『ウガアアアアアアアアアアアア!!』
「んなッ!?」
岩が砕け散り、バケモノが復活していた。
バカな!
50トンもあるんだぞ!!
生物が耐えられるものじゃない。いや、あれは生物ではないかもしれないが……そんな、アホな。
『……エルドォ。エルドオオオオオオオオオオオ!!』
「このバケモノ、俺の名前を……まさか、ティアナ姫なのか……?」
ゾンビ化して死亡したはずのティアナ姫。
もしかしてゾンビ化してからも、オルジスタの実験で……こんな更に醜いバケモノにされちまったのか……!
こりゃあ酷い。
もはやティアナ姫の原型はなく、ただの肉塊。
だとすれば、あまりに可哀そうだ。
せめて俺が塵も残らず倒さねば。
それがせめてもの慈悲だろう。
だから俺は“闇”を開放した。
――NTRの過去を。記憶を呼び起こし、俺は闇を深くした。
『……(ぱんぱん)』『エルド様より気持ちいです』『……あなたでないと満足できない』『もっと、もっとっ……!』『アハハ! エルドより俺の方がいいだろ!?』『勇者様より太くてたくましいです』
あ、
あ、
ああああああああああああああああああああああああああああああああ…………!!
「愛と悲しみの……カルペ・ディエムッ!」
最大級の闇属性魔法を放つ。
嘗てない破滅的な闇が一瞬でバケモノとなったティアナ姫に激突。
『ウ……ウギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア…………!!!』
断末魔を上げ、ボロボロと崩壊していく肉体。
俺の闇を耐えることは不可能だ。
さようなら、ティアナ姫。
たぶん、初恋だった……!
なんていうのはウソで、でも愛していたさ。
幸せになりたかった。
だけど、君は――。
「エルドさん!!」
「……オーロラ! よし、行こう!」
手を伸ばしてくるオーロラ。
俺は彼女に捕まってブラックドラゴンの背中へ飛び込んだ。
「おかえりなさい、勇者さま!」
「おう、ネクロ。いい子にしていたか」
「うん!」
「それならいい」
クレミアも冷静な口調で「お疲れ様」とねぎらってくれた。
さあて、今度こそ出発だ。
目指すはラグンゼオン帝国!
飛翔して目的地へ向かうブラックドラゴン。ネクロの意思に従い、その場所を目指す。
俺の懐に世界マップはあるし、迷うことはないだろう。
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そして、オルジスタの野望をぶっ潰す。
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