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第十九話
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「先生もうやめにしましょう」
「えっと、何をだい?」
先生は僕が何を言っているのかわかっていなかった。
「……だから、一緒に昼食を食べるのをです」
「なんだってー!!」
そんなに驚くことか。
僕は自分の身と先生の身を案じて、言っているというのに。
「……なんでなんだい?」
「それは…あれですよ。こんなところ見られたら変なうわさがたってしまうかもしれませんし。何より……」
もう、バレちゃってるから…なんて言えないし。
「僕は別に、ホモ疑惑が流れても大丈夫だけど?」
「そんな心配してないわ!てか、元からそんなうわさは流れないから!!」
「そうなの?」
「当たり前でしょ!私が男だって事はみんな知らないんだから!!」
「あ~、そういえばそういうことになってたね~」
「そういえばって、忘れることか!」
「いや~、ごめんごめん。ということはどういうこと?」
本当にわかっていないようだ。
これに気づかないのも不思議だな。
僕がこんなに考えているって言うのに…
「生徒と付き合ってるって言ううわさですよ。ほんとにわかってなかったんですか!」
先生は一瞬溜めてから
「し、知ってたよ!当たり前じゃないか。ハハハッ」
ほんとか?
そんなわかりやすかったら、疑ってしまう。
「わかったらな、これから昼食は……」
「だが、断る!」
「何で!!」
キッパリ断られた!
先生にはどんな考えがあるってゆうんだ
「だって…そんなことになったら、これからぼっち飯になるじゃないか!」
そんなことかよ。
しょぼい理由に呆れる僕だが、そうなると僕もぼっち飯になってしまうことに気づいた。
「でも、ダメですよ。そんなうわさが流れたら先生もこの学校にいづらくなってしまいますよ」
「…それは困るが…この時間は結構気に入ったたから譲れない!」
と満面の笑みで答える先生。
そんなこと言われたら、悪くないと思ってしまう。
「でも、こんなところ誰かに見られでもしたら……」
と僕が喋っている時には、バタンッという音で遮られてしまった。
それは屋上のドアが閉まる音だった。
僕と先生は、ドアの方を見たが、そこには誰の姿もなかった。
「風で閉まったんだろ!」
と先生は言っていたが、それなら問題はないのだけれど……また嫌な予感が僕によぎった。
「えっと、何をだい?」
先生は僕が何を言っているのかわかっていなかった。
「……だから、一緒に昼食を食べるのをです」
「なんだってー!!」
そんなに驚くことか。
僕は自分の身と先生の身を案じて、言っているというのに。
「……なんでなんだい?」
「それは…あれですよ。こんなところ見られたら変なうわさがたってしまうかもしれませんし。何より……」
もう、バレちゃってるから…なんて言えないし。
「僕は別に、ホモ疑惑が流れても大丈夫だけど?」
「そんな心配してないわ!てか、元からそんなうわさは流れないから!!」
「そうなの?」
「当たり前でしょ!私が男だって事はみんな知らないんだから!!」
「あ~、そういえばそういうことになってたね~」
「そういえばって、忘れることか!」
「いや~、ごめんごめん。ということはどういうこと?」
本当にわかっていないようだ。
これに気づかないのも不思議だな。
僕がこんなに考えているって言うのに…
「生徒と付き合ってるって言ううわさですよ。ほんとにわかってなかったんですか!」
先生は一瞬溜めてから
「し、知ってたよ!当たり前じゃないか。ハハハッ」
ほんとか?
そんなわかりやすかったら、疑ってしまう。
「わかったらな、これから昼食は……」
「だが、断る!」
「何で!!」
キッパリ断られた!
先生にはどんな考えがあるってゆうんだ
「だって…そんなことになったら、これからぼっち飯になるじゃないか!」
そんなことかよ。
しょぼい理由に呆れる僕だが、そうなると僕もぼっち飯になってしまうことに気づいた。
「でも、ダメですよ。そんなうわさが流れたら先生もこの学校にいづらくなってしまいますよ」
「…それは困るが…この時間は結構気に入ったたから譲れない!」
と満面の笑みで答える先生。
そんなこと言われたら、悪くないと思ってしまう。
「でも、こんなところ誰かに見られでもしたら……」
と僕が喋っている時には、バタンッという音で遮られてしまった。
それは屋上のドアが閉まる音だった。
僕と先生は、ドアの方を見たが、そこには誰の姿もなかった。
「風で閉まったんだろ!」
と先生は言っていたが、それなら問題はないのだけれど……また嫌な予感が僕によぎった。
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