クズがA級ダンジョンを創造すると信じられない鬼畜ダンジョンになりました

ともや先生

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一話 「異世界に転生しました」

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カチカチカチカチカチカチ」



今日は日曜日。毎日のように行っているゲーセンだが、

今日だけは特別だ。



ゲーセンに新台ゲーム機が置かれるのだ。



昨日の夜から一番最初にプレイするためにゲーセンに並んでいた。 



そして、今一番最初のプレイヤーとしてこの世界に飛び立つ。



僕の名はカイト!灰人と化した、ゲーマーだ。



専用のゲーム機「ライトギア」を装着し、椅子に座る。



キャラクター設定が終わり、VRMMO RPGの世界に入る。



このVRMMO RPGは外国で超流行った「ヘェアリーファンタジー」を日本版に変更したゲームだ。



ダンジョンをクリアしていき、最終的魔王を倒すのがこのゲームのコンセプトだが、膨大なマップとグラフィックの綺麗さが、このゲームが流行った一番の理由らしい。



だが、ここのゲーセンのルールで一人30分まで、と言うものがある。



まぁ後ろにも人が並んでるので、30分でも多い方だろうが…



このゲームをやるにあたって、僕が目指すのはただひとつ!



魔王を倒し、名誉とお金を手に入れ一生遊んで暮らす!



こうして、僕はゲームにログインした。

























何事もなく、ゲームが始まる。



僕が今要るのは町の中だろうか?



「キター!」



通り過ぎる村人たちに変な目で見られるが、今だけ許して欲しい。

待ちにまった。人生初VRMMOなのだから!



周りを見渡すと、噴水、住宅、などパット見、現実世界に似ているが、空にドラゴンが飛んでいる。



ほんとに来たんだ!VRMMOの世界に!



このゲームは「コマンド!」と唱えるとメイン画面が開かれる。

プロフィールの確認や、設定等はそこで行う。



見た感じ、ほんとにゲームの世界じゃ無いみたいだ!



ちゃんと太陽の暑さも感じるし、空も現実世界なんも変わりない。



あ!そうえいば30分だけだったんだ!



ゲーセンのルールを思いだし、宿屋に向かって走り出す!



「まずは、宿屋にチェックインだな!」



外でゲームを止めると、モンスターに襲われたりしてしまうので、必ず宿屋等の安全地帯でログアウトしなければならない。



少しその手間はめんどくさいが、その内、ワープ魔法を覚えればいい話だ。



そろそろ30分。



僕は宿屋のベットの上でログアウトしようとするが、



いくら、メイン画面を見ても、プロフィールを見ても、設定を見てもログアウトの文字はない…。



「何?」



まさかの初VRMMOからログアウト出来なくなるなんて!



「最高かよ!」



いや、少し頭が動転していた。



VRMMO作れるだけの技術があったとしても、その中に気温を感じさせたり、する設定はまだ研究されてないはずだ。



しかもさっき話した、この宿屋の管理人。



妙にNPC場馴れしていた。



NPCは基本いくら、話しかけても3パターンぐらいしか、話すことが設定されて無いはずだ。



てことはここは 異世界!?





「これが、異世界転生ってやつか!」



一旦状況を整理すると、ここは異世界で、僕はゲームに入ったつもりだったが、実は異世界転生されていた!?



僕がいるドアが開く。



「お客様!もう少し静かな声で叫んでください!

下のお客様から苦情が来ています!」



ついつい本気で叫んでしまった。



「すいません!」



「では、これで失礼します!」



怒り気味で扉を閉める。



しょうがないじゃん!異世界転生しちゃったんだから!





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