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48.黒薔薇の君は月に代わっておしおきされました。
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庭園の外苑に美しい薔薇園がある。
私はアンドラらを門に待たせて中に入った。
国王も絶賛するアポニー家の薔薇園だ。
満月の月は明るく、その庭園を美しく彩っている。
月の初めの晩餐会も満月の美しい月が笑っていた。
この美しい月夜に庭園を歩くのは楽しい。
これを狙って舞踏会を開いているのかもしれない。
この庭園は薔薇の種類が非常に多い。
歩くだけでも割と楽しい。
一口に薔薇と言ってもこんなたくさんの種類があるのか!
ほんのりと漂う薔薇の香りが心を落ち着かせてくれる。
薔薇の香りは特別だ。
この高貴な香りが気高さと誇りの高さをどこまで気持ちを高めてくれる。
思わず、足取りも軽くなる。
うん、月夜の薔薇園も悪くない。
私は薔薇の素晴らしさに本来の目的を忘れてしばらく漂った。
この香りに魅了されたのかもしれない?
忘れっぽいだけかもね。
美しい薔薇々々に見惚れて歩いていると、「誰っ?」と小さく囁く声を聴いた。
えっと!?
私はその少女と目を合わせて動けなくなる。
薔薇園に造られたテラスに座る少女は芽吹きの女神ピレーネのように腰かけていた。
私は言葉を失った。
「だぁ、れ?」
小さく震える唇がその少女を警戒させていることを私に悟らせた。
「春の女神ピレーネ様、この薔薇園の美しさに惑わされて、迷い込んだ一羽の小鳥をお許し下さい」
「私は女神様のように美しくありません」
「何故、そのようなことを言われるのですか? 月明かりに輝く御髪はまるで銀の宝石のように輝いているではありませんか! 女神でないのなら、七色に輝く妖精です。その美しい御髪を見る為に、近づくことをお許し下さい」
「待って! 私の髪は老婆の白髪のように醜いのです。それが美しいというのですか?」
「老婆の髪に輝きはありません。貴方の髪はキラキラと輝いているのではありませんか。その髪が美しくないと言うなら、わたくしは世界を敵に回しても戦いましょう。もう一度いいます。その美しい髪を近くで見ることをお許し下さい」
この少女はドーリだ。
どのように髪を褒めようかと思っていたが、月の女神のいたずらで私の口は軽やかであった。
事前に考えていた台詞を忘れ、まるで舞台の愛の告白のように語ってしまった。
自分の台詞で顔を赤めた。
そして、私は思わず顔を手で隠した。
恥ずかしい。
「どうされました?」
「自分で言った言葉が急に恥ずかしくなって」
「ふふふ、おかしいお方です」
「どうか、今言った台詞をお忘れ下さい」
「いいえ、一生の宝物です。たとえ、他の誰かが醜いと罵ろうとも、貴方が美しいと言ってくれたことは忘れません。どうか、こちらに来て下さい」
「失礼します」
ドーリが微笑んでいた。
大失態だ。
薔薇の魔性に騙された気分だ。
アポニー家の令嬢ドーリは母親似のプラチナブロンドであったが、その白すぎる髪が老婆の髪のように白いと嫌い、ドーリは人目を避けて生きてきた。
中身が根暗なオタクの私と違って、ドーリは天然培養の生粋のお嬢様だ。
薔薇のように、この箱庭の外では生きていけない。
「貴方はどなたですか?」
「あいさつがまだでしたね。母上が知れば、また怒られます。どうかお秘密にして下さい」
「お母様が怒るのですか?」
「はい、それも鬼のように!」
「ふふふ、私も怒られてみたいです」
「では、改めて、ジョルト・ファン・ヴォワザン伯爵の娘、エリザベートと申します。以後、お見知りおきを」
「この屋敷の主の娘、ドーリです。本当にこの髪が美しいと思われますか?」
「はい、あちらの白薔薇が老婆のように醜いと誰がいいます。誰に聞かれても答えましょう。この白銀の髪は美しい。嘘、偽りのない気持ちです」
「本当に?」
「白髪は色が抜けた髪であり、輝きがありません。ドーリの髪は月明かりに照らされてキラキラと輝いています。ホワイト・プラチナ・ブロンドとでも名付けましょう」
「ありがとう。貴方に出会えたことを神に感謝します」
「そんな大げさなことではありません」
「いいえ、大袈裟ではありません。エリザベート様は女神です」
「どうか、エリザベートと呼び捨てて下さい」
「エリザベート、私と友達になって下さい」
「ええ、喜んで!」
ドーリをゲットだぜ!
ちょっと誤算があったが、髪を褒めれば攻略できるチョロキャラだ。
これでノアの弱点を押さえた。
これでノアは私に強気に出ることができない。
ドーリは夢見るお姫様だ。
恋愛小説を好んで読んでいて趣味が合わない。
「ふふふ、エリザベートは神様の神話以外の小説を読まないのね」
「申し訳ない。忙しくて、それ所じゃないのよ」
「もっとエリザベートのことを教えて!」
「わたくしの話なんておもしろくないわよ」
「いいえ、何だっていいわ」
ドーリの目がハートマークになっているのに、私は気づいていなかった。
◇◇◇
私がドーリと接触したと知ったノアが慌ててやって来た。
「ドーリ!」
「お兄様」
「ドーリ、大丈夫か! 何か変なことをされていないか?」
「何を言っているの? こちら、友達になったエリザベートよ」
「あぁ、知っている」
ノアの目に殺気が籠っている。
何のつもりで近づいたと無言で圧力を掛けてくる。
無表情のポーカーフェイスが消えていた。
「何もございません。ただ、お友達になってだけです」
「戯言を言うな。女狐め、何が目的だ!」
「あら、怖い顔」
「お兄様、エリザベートが怖がります。睨むのを止めて下さい」
「しかし」
「止めて下さい」
「判った」
「エリザベートが言ったのは本当です」
「はい、ドーリと友達になっただけです」
「お兄様、何を怒っているのです」
「今は黙っていてくれ!」
「嫌です。お兄様」
弱気だったドーリが急変した。
怒ったり、焦ったり、戸惑ったり、ポーカーフェイスがどこかに消えていた。
私が偶然に来たなんて思っていない。
でも、それ以上にドーリの急変に戸惑っていた。
「エリザベートと友達になっただけです」
「そんな訳はないのだ」
「お兄様、エリザベートになんて言い方をするのです。お兄様を嫌いになりますよ」
「ドーリ。このエリザベートは普通ではない」
「当然です。私の女神様です」
その瞬間、ノアは悟った。
私を睨み付けた。
「やってくれたな!」
「何のことでしょうか?」
「ドーリに何かあれば、タダでは済ませんぞ」
「大切に扱います。お友達ですもの」
「お兄様こそ、エリザベートに失礼な言い方を止めて下さい。嫌いになります」
「ドーリ、聞いてくれ!」
「聞きません」
「ドーリ!」
「エリザベートに謝って下さい。お兄様は失礼です」
「判った」
ノアは私に謝ってからドーリを連れて戻って行った。
気の弱そうなドーリが急変に戸惑っている。
私もちょっと驚いた。
私はアンドラらを門に待たせて中に入った。
国王も絶賛するアポニー家の薔薇園だ。
満月の月は明るく、その庭園を美しく彩っている。
月の初めの晩餐会も満月の美しい月が笑っていた。
この美しい月夜に庭園を歩くのは楽しい。
これを狙って舞踏会を開いているのかもしれない。
この庭園は薔薇の種類が非常に多い。
歩くだけでも割と楽しい。
一口に薔薇と言ってもこんなたくさんの種類があるのか!
ほんのりと漂う薔薇の香りが心を落ち着かせてくれる。
薔薇の香りは特別だ。
この高貴な香りが気高さと誇りの高さをどこまで気持ちを高めてくれる。
思わず、足取りも軽くなる。
うん、月夜の薔薇園も悪くない。
私は薔薇の素晴らしさに本来の目的を忘れてしばらく漂った。
この香りに魅了されたのかもしれない?
忘れっぽいだけかもね。
美しい薔薇々々に見惚れて歩いていると、「誰っ?」と小さく囁く声を聴いた。
えっと!?
私はその少女と目を合わせて動けなくなる。
薔薇園に造られたテラスに座る少女は芽吹きの女神ピレーネのように腰かけていた。
私は言葉を失った。
「だぁ、れ?」
小さく震える唇がその少女を警戒させていることを私に悟らせた。
「春の女神ピレーネ様、この薔薇園の美しさに惑わされて、迷い込んだ一羽の小鳥をお許し下さい」
「私は女神様のように美しくありません」
「何故、そのようなことを言われるのですか? 月明かりに輝く御髪はまるで銀の宝石のように輝いているではありませんか! 女神でないのなら、七色に輝く妖精です。その美しい御髪を見る為に、近づくことをお許し下さい」
「待って! 私の髪は老婆の白髪のように醜いのです。それが美しいというのですか?」
「老婆の髪に輝きはありません。貴方の髪はキラキラと輝いているのではありませんか。その髪が美しくないと言うなら、わたくしは世界を敵に回しても戦いましょう。もう一度いいます。その美しい髪を近くで見ることをお許し下さい」
この少女はドーリだ。
どのように髪を褒めようかと思っていたが、月の女神のいたずらで私の口は軽やかであった。
事前に考えていた台詞を忘れ、まるで舞台の愛の告白のように語ってしまった。
自分の台詞で顔を赤めた。
そして、私は思わず顔を手で隠した。
恥ずかしい。
「どうされました?」
「自分で言った言葉が急に恥ずかしくなって」
「ふふふ、おかしいお方です」
「どうか、今言った台詞をお忘れ下さい」
「いいえ、一生の宝物です。たとえ、他の誰かが醜いと罵ろうとも、貴方が美しいと言ってくれたことは忘れません。どうか、こちらに来て下さい」
「失礼します」
ドーリが微笑んでいた。
大失態だ。
薔薇の魔性に騙された気分だ。
アポニー家の令嬢ドーリは母親似のプラチナブロンドであったが、その白すぎる髪が老婆の髪のように白いと嫌い、ドーリは人目を避けて生きてきた。
中身が根暗なオタクの私と違って、ドーリは天然培養の生粋のお嬢様だ。
薔薇のように、この箱庭の外では生きていけない。
「貴方はどなたですか?」
「あいさつがまだでしたね。母上が知れば、また怒られます。どうかお秘密にして下さい」
「お母様が怒るのですか?」
「はい、それも鬼のように!」
「ふふふ、私も怒られてみたいです」
「では、改めて、ジョルト・ファン・ヴォワザン伯爵の娘、エリザベートと申します。以後、お見知りおきを」
「この屋敷の主の娘、ドーリです。本当にこの髪が美しいと思われますか?」
「はい、あちらの白薔薇が老婆のように醜いと誰がいいます。誰に聞かれても答えましょう。この白銀の髪は美しい。嘘、偽りのない気持ちです」
「本当に?」
「白髪は色が抜けた髪であり、輝きがありません。ドーリの髪は月明かりに照らされてキラキラと輝いています。ホワイト・プラチナ・ブロンドとでも名付けましょう」
「ありがとう。貴方に出会えたことを神に感謝します」
「そんな大げさなことではありません」
「いいえ、大袈裟ではありません。エリザベート様は女神です」
「どうか、エリザベートと呼び捨てて下さい」
「エリザベート、私と友達になって下さい」
「ええ、喜んで!」
ドーリをゲットだぜ!
ちょっと誤算があったが、髪を褒めれば攻略できるチョロキャラだ。
これでノアの弱点を押さえた。
これでノアは私に強気に出ることができない。
ドーリは夢見るお姫様だ。
恋愛小説を好んで読んでいて趣味が合わない。
「ふふふ、エリザベートは神様の神話以外の小説を読まないのね」
「申し訳ない。忙しくて、それ所じゃないのよ」
「もっとエリザベートのことを教えて!」
「わたくしの話なんておもしろくないわよ」
「いいえ、何だっていいわ」
ドーリの目がハートマークになっているのに、私は気づいていなかった。
◇◇◇
私がドーリと接触したと知ったノアが慌ててやって来た。
「ドーリ!」
「お兄様」
「ドーリ、大丈夫か! 何か変なことをされていないか?」
「何を言っているの? こちら、友達になったエリザベートよ」
「あぁ、知っている」
ノアの目に殺気が籠っている。
何のつもりで近づいたと無言で圧力を掛けてくる。
無表情のポーカーフェイスが消えていた。
「何もございません。ただ、お友達になってだけです」
「戯言を言うな。女狐め、何が目的だ!」
「あら、怖い顔」
「お兄様、エリザベートが怖がります。睨むのを止めて下さい」
「しかし」
「止めて下さい」
「判った」
「エリザベートが言ったのは本当です」
「はい、ドーリと友達になっただけです」
「お兄様、何を怒っているのです」
「今は黙っていてくれ!」
「嫌です。お兄様」
弱気だったドーリが急変した。
怒ったり、焦ったり、戸惑ったり、ポーカーフェイスがどこかに消えていた。
私が偶然に来たなんて思っていない。
でも、それ以上にドーリの急変に戸惑っていた。
「エリザベートと友達になっただけです」
「そんな訳はないのだ」
「お兄様、エリザベートになんて言い方をするのです。お兄様を嫌いになりますよ」
「ドーリ。このエリザベートは普通ではない」
「当然です。私の女神様です」
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「ドーリに何かあれば、タダでは済ませんぞ」
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「お兄様こそ、エリザベートに失礼な言い方を止めて下さい。嫌いになります」
「ドーリ、聞いてくれ!」
「聞きません」
「ドーリ!」
「エリザベートに謝って下さい。お兄様は失礼です」
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