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眠れる獅子ども13
最悪だ…。
さすがは野獣…。
宣言通りに骨まで喰われたようだ。
何度気絶しようとも、奴に内部を突かれて覚醒させられる。
気付けば、もう次の日の昼過ぎ。
くそ!!身体のあちこちが痛い…!!
隣で寝こける圭介を睨み、ベッドから蹴落とす。
ぐっ!!足が…痛い!?
ドテッ!!と、ベッドから落とされた圭介は頭を掻きながら、欠伸をして起き上がる。
暫くボーッとした後、ハッ!と目をパッチリ開けて、ベッドの俺を凝視する。
何だよ…と、ばかりに睨むと、奴は蕩けた笑顔で、ベッドに上がる。
「にひひ♡」
「気持ち悪いな…何だよ…」
ふざけた笑いに身体中が痛い俺は、イライラと冷たく発する。
「一瞬いつも夢かと思ったけど、睡蓮がいたから♡」
おい…いつもこんな夢見てんのかよ!
…友達…考え直そうかな…。
重たいマッチョがグイグイと抱きついてくる。
「暑い…離れろ!ってか、帰れ。」
うつ伏せの状態でいる俺の上にのしかかる、猛獣をあしらうが、一向に引く気配が無い。
「せっかくのラブラブの朝なんだからいいじゃん!」
いや、もう昼だけどな!
「…まだ答えは出せないからな?」
一応釘刺すような言い方になってしまったが、まだ自分の気持ちが分からないんだ…。
「フフッ!分かってるよ!こっからは俺の頑張り次第だ。」
ニッと笑う圭介は、さすが親衛隊がある、男らしさだ。
「…って言うことで、もう一戦頑張っちゃおうかな?」
そう言って、俺の首筋を舌で舐め、起立した巨大なナニを押しつけてきた。
「おまっ!!ふざけんな!」
睡蓮は慌てて、背中の上で好き勝手言っている野獣に怒るが、ご機嫌に鼻歌しながら、ナニを擦り付けてくる。
「マジ!無理!やめろ!!」
バタバタと痛い足を動かすが、奴には何も響かない。
「ギャーーー!!!」
******
ん……。
ふと、目覚めると、もう夜らしい。
あれからまた2回ほど喰われ、やっとの思いで、追い出して、また眠ってしまったようだ。
「腹減った…。」
真っ暗な室内で携帯が光っていた。
手に取り見ると、12件…。
西園寺、兵藤からのは…お誘いだから無視。
圭介のは意味わからん、♡いっぱいのメッセージ。
海斗のはいつものだし、今は怖いからやめておこう。
ん?豪からのは…20分前か…。
「マジ!?」
俺は重たい身体を引きずり、シャワー室に慌てて向かった。
豪からのメッセージは、急遽森脇先輩が実家に帰って、昨日の夜から仕込んでいたシチューを食べに来ないか?ってお誘い。
昨日の夜から何も食べてない俺は急いで準備した。
今は19時!寮食食べていない事を伝えて、急いで向かう。
豪もシャワー上がりなのか、髪が濡れていた。
いつもの如く、眉は不機嫌そうに寄っているが、口元は笑っている。
俺はソファに座り、ワクワクTVを見ながら待つと、美味しそうなビーフシチューが出てきた。もちもちのパンと一緒に!
「美味そう!!いただきます!」
俺が夢中でスプーンを口に運ぶのを、嬉しそうに見てくる豪。
う!美味い!!
でも、そんなに見られちゃ食べにくい…。
「美味いよ!さすがは豪だね!」
パンにつけても最高!!
「いいな。森脇先輩!こんな美味いの毎日食べれて。」
肉もとろとろジューシー!!
「…お前も…来ればいい。」
ボソリと呟く豪。
豪の顔が少し赤いのを見てニンマリ。
「マジ?俺もいいの?」
照れたのか無言で頷く、豪がかわいい。
俺は豪の可愛さに、ニコニコしながら、おかわりをよそいに行く。
なんか豪みていると、大型犬が懐いてくれた見たいで可愛いんだよな。
そんな事を考えながら、鍋を掻き混ぜる睡蓮は、後ろ姿を愛おしそうに見つめる豪が、ある事に気付き、顔を歪めている事など知らない。
背後に気配を感じる振り向くと、豪がいつも以上の不機嫌なオーラを発して立っていた。
「?豪もおかわり?よそう?」
先程と様子があまりに違う事に、戸惑いながらも、シチューをよそう、睡蓮の首筋に、いきなり痛みが走った。
「っ!!」
あまりの激痛に振り向こうとするが、動けない事で気付く。
俺は…豪に噛みつかれていた。
「ッ!?豪!?な、なんで?」
噛まれたところが熱くヒリヒリする。
ゆっくりと歯が離れたと思えば、滑る感触に、豪に舐められている事がわかる。
ヒィィ!な、なんだ!?この状況!?
「…誰に…つけられた?」
低く、不機嫌なハスキーボイスに戸惑うが、豪の言っている意味に気づいた瞬間、俺は青ざめる。
あの野郎!!!!
多分、この状況の原因は圭介だ。
「…お前の、首に他の奴の印がある事など許せない。」
「…豪?イッ!!」
またしてもの激痛に、俺はシチューの皿を置き、身体を仰反らせる。
豪がどうしてこのような事をするか理解出来ないが、怒っている事は分かる。
「お前は…俺のものだ!」
豪は背後から睡蓮を抱き上げ、そのまま、ソファの上に放り出す。
訳もわからず、いつの間にか豪にのし掛かられ、頭の中では先程の言葉が巡り、動揺が隠せない。
えっ!?
俺のもの?
合わせた視線の鋭さから、ヤバイ状況である事は理解する。
いつもの不機嫌だが優しい瞳とは違い、怒りを露わにした瞳に、睡蓮はゴクリと唾を飲み込む。
やばい…ヤバすぎる…
何が大型犬みたいだょ…
完全に野生の猛獣じゃねえか!!!
圭介といい…俺の周りには野獣しかいないのか!?
ギラギラと光る豪の目に、俺はだらだらと汗が溢れ出す。
ヒィィ!!可愛い豪はどこへ!!
俺は知らぬ間に眠れる獅子を起こしてしまったのか!?
「覚悟しろ…睡蓮…」
すみません…覚悟できません…
さすがは野獣…。
宣言通りに骨まで喰われたようだ。
何度気絶しようとも、奴に内部を突かれて覚醒させられる。
気付けば、もう次の日の昼過ぎ。
くそ!!身体のあちこちが痛い…!!
隣で寝こける圭介を睨み、ベッドから蹴落とす。
ぐっ!!足が…痛い!?
ドテッ!!と、ベッドから落とされた圭介は頭を掻きながら、欠伸をして起き上がる。
暫くボーッとした後、ハッ!と目をパッチリ開けて、ベッドの俺を凝視する。
何だよ…と、ばかりに睨むと、奴は蕩けた笑顔で、ベッドに上がる。
「にひひ♡」
「気持ち悪いな…何だよ…」
ふざけた笑いに身体中が痛い俺は、イライラと冷たく発する。
「一瞬いつも夢かと思ったけど、睡蓮がいたから♡」
おい…いつもこんな夢見てんのかよ!
…友達…考え直そうかな…。
重たいマッチョがグイグイと抱きついてくる。
「暑い…離れろ!ってか、帰れ。」
うつ伏せの状態でいる俺の上にのしかかる、猛獣をあしらうが、一向に引く気配が無い。
「せっかくのラブラブの朝なんだからいいじゃん!」
いや、もう昼だけどな!
「…まだ答えは出せないからな?」
一応釘刺すような言い方になってしまったが、まだ自分の気持ちが分からないんだ…。
「フフッ!分かってるよ!こっからは俺の頑張り次第だ。」
ニッと笑う圭介は、さすが親衛隊がある、男らしさだ。
「…って言うことで、もう一戦頑張っちゃおうかな?」
そう言って、俺の首筋を舌で舐め、起立した巨大なナニを押しつけてきた。
「おまっ!!ふざけんな!」
睡蓮は慌てて、背中の上で好き勝手言っている野獣に怒るが、ご機嫌に鼻歌しながら、ナニを擦り付けてくる。
「マジ!無理!やめろ!!」
バタバタと痛い足を動かすが、奴には何も響かない。
「ギャーーー!!!」
******
ん……。
ふと、目覚めると、もう夜らしい。
あれからまた2回ほど喰われ、やっとの思いで、追い出して、また眠ってしまったようだ。
「腹減った…。」
真っ暗な室内で携帯が光っていた。
手に取り見ると、12件…。
西園寺、兵藤からのは…お誘いだから無視。
圭介のは意味わからん、♡いっぱいのメッセージ。
海斗のはいつものだし、今は怖いからやめておこう。
ん?豪からのは…20分前か…。
「マジ!?」
俺は重たい身体を引きずり、シャワー室に慌てて向かった。
豪からのメッセージは、急遽森脇先輩が実家に帰って、昨日の夜から仕込んでいたシチューを食べに来ないか?ってお誘い。
昨日の夜から何も食べてない俺は急いで準備した。
今は19時!寮食食べていない事を伝えて、急いで向かう。
豪もシャワー上がりなのか、髪が濡れていた。
いつもの如く、眉は不機嫌そうに寄っているが、口元は笑っている。
俺はソファに座り、ワクワクTVを見ながら待つと、美味しそうなビーフシチューが出てきた。もちもちのパンと一緒に!
「美味そう!!いただきます!」
俺が夢中でスプーンを口に運ぶのを、嬉しそうに見てくる豪。
う!美味い!!
でも、そんなに見られちゃ食べにくい…。
「美味いよ!さすがは豪だね!」
パンにつけても最高!!
「いいな。森脇先輩!こんな美味いの毎日食べれて。」
肉もとろとろジューシー!!
「…お前も…来ればいい。」
ボソリと呟く豪。
豪の顔が少し赤いのを見てニンマリ。
「マジ?俺もいいの?」
照れたのか無言で頷く、豪がかわいい。
俺は豪の可愛さに、ニコニコしながら、おかわりをよそいに行く。
なんか豪みていると、大型犬が懐いてくれた見たいで可愛いんだよな。
そんな事を考えながら、鍋を掻き混ぜる睡蓮は、後ろ姿を愛おしそうに見つめる豪が、ある事に気付き、顔を歪めている事など知らない。
背後に気配を感じる振り向くと、豪がいつも以上の不機嫌なオーラを発して立っていた。
「?豪もおかわり?よそう?」
先程と様子があまりに違う事に、戸惑いながらも、シチューをよそう、睡蓮の首筋に、いきなり痛みが走った。
「っ!!」
あまりの激痛に振り向こうとするが、動けない事で気付く。
俺は…豪に噛みつかれていた。
「ッ!?豪!?な、なんで?」
噛まれたところが熱くヒリヒリする。
ゆっくりと歯が離れたと思えば、滑る感触に、豪に舐められている事がわかる。
ヒィィ!な、なんだ!?この状況!?
「…誰に…つけられた?」
低く、不機嫌なハスキーボイスに戸惑うが、豪の言っている意味に気づいた瞬間、俺は青ざめる。
あの野郎!!!!
多分、この状況の原因は圭介だ。
「…お前の、首に他の奴の印がある事など許せない。」
「…豪?イッ!!」
またしてもの激痛に、俺はシチューの皿を置き、身体を仰反らせる。
豪がどうしてこのような事をするか理解出来ないが、怒っている事は分かる。
「お前は…俺のものだ!」
豪は背後から睡蓮を抱き上げ、そのまま、ソファの上に放り出す。
訳もわからず、いつの間にか豪にのし掛かられ、頭の中では先程の言葉が巡り、動揺が隠せない。
えっ!?
俺のもの?
合わせた視線の鋭さから、ヤバイ状況である事は理解する。
いつもの不機嫌だが優しい瞳とは違い、怒りを露わにした瞳に、睡蓮はゴクリと唾を飲み込む。
やばい…ヤバすぎる…
何が大型犬みたいだょ…
完全に野生の猛獣じゃねえか!!!
圭介といい…俺の周りには野獣しかいないのか!?
ギラギラと光る豪の目に、俺はだらだらと汗が溢れ出す。
ヒィィ!!可愛い豪はどこへ!!
俺は知らぬ間に眠れる獅子を起こしてしまったのか!?
「覚悟しろ…睡蓮…」
すみません…覚悟できません…
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