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ネフェリア、学園編
可愛いヤキモチ
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熱い火照った顔を手でパタパタと扇いでいると、ヴィヴァリアンの冷たい視線と一瞬目が合う。
すぐさま、ヴィヴァリアンは机の書類に目を向ける。
「....とにかく、浮かれているのは仕方ないが、本日中までの書類等が溜まっている。集中しよう。」
はいっ!と、皆切り替えて、自分達の抱える仕事に取り組んだ。
ネフェリアは先程の視線が気になり、ヴィヴァリアンを見つめてみるが、ヴィヴァリアンが、書類から目を離すことはなかった。
「さて、今日分は終わったな。ここまでにしよう。」
時計を見ると、かなり時間は経過しており、皆身体を伸ばしながら立ち上がる。
「カウディリアン、これを理事長の元に提出してきてくれ。」
「わかりました。兄上。」
カウディリアンに書類を渡すと、そのまま生徒会室を後にするヴィヴァリアンに違和感を覚える。
いつもは、優しく名前を呼んでくれるのに....
「ネフェリア?どうしたの?」
キョトンと、傾げるサリファンに、ネフェリアは何でも無いと首を振る。
「サリファン、それ図書室に返しに行くの?手伝うよ!アリウスも良い??」
サリファンが抱えている沢山の専門書をアリウスと三等分に分け合う。
「あ、ありがとう。」
嬉しそうに口元を笑わせるサリファンと、図書室へと向かう。
図書室へ返却して、自室へと向かう途中、窓の外でベンチに座るヴィヴァリアンと、その背後に立つキリウスに目が行った。
モヤモヤした気持ちが込み上げて来そうになり、ネフェリアは方向を変え、廊下を小走りで走り抜ける。
「ネフェリア!?」
「サリファン!アリウス!ごめん!ヴィヴァリアン様のとこに行ってくる!キリウス様もいるから、大丈夫!!」
少し慌てた様子の2人を残して、階段を2段飛ばしで園庭へと向かう。
外はすっかり真っ暗で、園庭の噴水とベンチが街灯に照らされている。
ヴィヴァリアンは正面を見つめているが、後ろのキリウスと話しているようだ。
「ヴィヴァリアン様、キリウス様!」
「....ネフェリア。」
ヴィヴァリアンの視線に、ネフェリアは、ホッと胸を撫で下ろす。
よかった、目があった...
「ネア♡...俺を呼ぶ時はなんて呼ぶんだっけ?」
ひょいっとキリウスに持ち上げられ、視線からヴィヴァリアンが消えた。
目の前にはニヤッと悪い笑顔を浮かべる、キリウス。
「キ、、キス様...」
「はい、よく出来ました。」
チュッと、音を立てて、唇に軽くキスすると、ゆっくりとネフェリアをおろした。
「今日はこれくらいにしといてやるよ。どっかの拗らせ王子様がめんどくさいからな。」
「キリウス!!!」
え?
キョトンと、キリウスを見上げると、優しい眼差しを送り、踵を返した。
「俺は、少し離れて護衛するから、ネアはヴィヴァリアンの相手してあげてくれ。」
「キス様...」
「....キリウスめが...」
ヴィヴァリアンは手をぴらぴらと振りながら、離れていくキリウスの背中を睨む。
「ヴィヴァリアン様?」
おずおずと、ベンチに座るヴィヴァリアンの隣へと立つと、ヴィヴァリアンは、はぁーと深いため息を付き、隣へ座るよう促す。
「ヴィヴァリアン様、、、どうかしましたか?」
「..........。」
視線は噴水に向けて、黙るヴィヴァリアンに不安になる。
「......ヴィヴァリアン様??」
こんなにも目を合わせてくれないことが、不安だと思わなかった。
ネフェリアの瞳にゆっくりと、涙が溢れてくる。
「...何か、し、してしまいましたか?」
ネフェリアの不安そうな声に、ヴィヴァリアンは横目でネフェリアを見て、慌てる。
「ね!ネフェリアッッ!」
ワタワタしたヴィヴァリアンと目が合うと、ついに涙が溢れてしまった。
必死に涙を止めようと食いしばるが、ポロポロ溢れてしまう。
「ネフェリア!!すまない!私が悪かった!」
慌てたヴィヴァリアン、ネフェリアを膝に向かい合うように座らせ、抱き寄せた。
「...ヴィヴァリアン様が、、目を合わせ、て、くれないから...何、してしまったのかと...」
「違う!!本当にすまない!!ただの、、、俺の嫉妬だ!!」
嫉妬?
むくりと、ヴィヴァリアンの胸から顔を上げると、真っ赤になった顔を片手で覆うヴィヴァリアンが照らされていた。
「...ネフェリアの事に関して、心が狭いとは思っていたし、嫉妬深いともわかっていたが...!!
先を越され、ネフェリアの愛称呼びをするカウディリアンと、それにすぐに乗っかるキリウスに嫉妬を.....」
「...ヤキモチを焼いてくれたのですか?」
真っ赤な、恥ずかしそうに眉を寄せるヴィヴァリアンと目が合う。
「だって!もうネフェリアの愛称を考えるにも、出し切ってるし!同じように呼んでも、あいつらの次じゃないか!!」
ヴィヴァリアンから、『だって!』が聞けるとは思わなかった。
プッ!とつい吹いてしまうと、余計に真っ赤になるヴィヴァリアンは、ワナワナと震え出した。
「だ、だから、ネフェリアにこんな小さい男と思わせたくなくて!つい、見れなかったんだ!」
「私は、小さいと思いませんし、ヴィヴァリアン様の可愛い一面を見れて嬉しかったです。」
可愛いさについ、頬が綻んでしまう。
「ネフェリア...」
「ヴィヴァリアン様、好きな呼び方で呼んでください。誰が付けたとかより、思いがこもっていれば、どんな呼び方でも嬉しく感じます。」
ぎゅっとネフェリアはヴィヴァリアンを抱きしめる。
「ね?ヴィー様...」
昔の様に呼ぶ、恥ずかしさにヴィヴァリアンの胸に顔を埋めると、ヴィヴァリアンの激しく鳴る心音が聞こえた。
「ネフェリア!!」
感極まったヴィヴァリアンもぎゅっと力いっぱいネフェリアを抱きしめた。
「この俺の立場もあると思うし、、ネフェリアは、俺にはなかなか甘えてくれないと思っていたから、、余計に嫉妬を、、。」
ヴィヴァリアン様....
ゆっくりと顔を上げると、凛々しく美しいヴィヴァリアンの顔が、不安そうに歪んでいた。
ゆっくりと、そのヴィヴァリアンの唇に思いを乗せて、自分の唇をつける。
一瞬驚いた表情をした、ヴィヴァリアンは自らもネフェリアの唇を追い求め、熱く何度も吸い寄せた。
「....ネフェリア...良き愛称が思いつくまで、、私はネフェリアと、最大の愛を込めて呼ぶ、、、それでよいか?」
「はい!ヴィー様!」
にっこりとヴィヴァリアンへ笑顔を向けると、ヴィヴァリアンも嬉しそうに笑みを向けた。
「はいはーい!そろそろ夕飯に向かいますよー!!そしてそろそろやめないと、俺がキレますよー。」
ピキッと青筋を立てたキリウスが、パンパンと手を叩きながらやってきた。
ひょいっと、ヴィヴァリアンの膝からキリウスの腕へと抱き抱えられる。
「キリウス!」
「さっき、時間あげたでしょ?散々愚痴愚痴ネチネチ俺に攻撃しておいて!
お前にはネフェリアはすぐ甘えて、俺にはーー!なんてさ。
さあ、行きますよ!」
「キリウスーー!!」
ヴィヴァリアン様の慌てた様子に、またしても笑ってしまうと、ヴィヴァリアン様はまた、顔を真っ赤にしていた。
すぐさま、ヴィヴァリアンは机の書類に目を向ける。
「....とにかく、浮かれているのは仕方ないが、本日中までの書類等が溜まっている。集中しよう。」
はいっ!と、皆切り替えて、自分達の抱える仕事に取り組んだ。
ネフェリアは先程の視線が気になり、ヴィヴァリアンを見つめてみるが、ヴィヴァリアンが、書類から目を離すことはなかった。
「さて、今日分は終わったな。ここまでにしよう。」
時計を見ると、かなり時間は経過しており、皆身体を伸ばしながら立ち上がる。
「カウディリアン、これを理事長の元に提出してきてくれ。」
「わかりました。兄上。」
カウディリアンに書類を渡すと、そのまま生徒会室を後にするヴィヴァリアンに違和感を覚える。
いつもは、優しく名前を呼んでくれるのに....
「ネフェリア?どうしたの?」
キョトンと、傾げるサリファンに、ネフェリアは何でも無いと首を振る。
「サリファン、それ図書室に返しに行くの?手伝うよ!アリウスも良い??」
サリファンが抱えている沢山の専門書をアリウスと三等分に分け合う。
「あ、ありがとう。」
嬉しそうに口元を笑わせるサリファンと、図書室へと向かう。
図書室へ返却して、自室へと向かう途中、窓の外でベンチに座るヴィヴァリアンと、その背後に立つキリウスに目が行った。
モヤモヤした気持ちが込み上げて来そうになり、ネフェリアは方向を変え、廊下を小走りで走り抜ける。
「ネフェリア!?」
「サリファン!アリウス!ごめん!ヴィヴァリアン様のとこに行ってくる!キリウス様もいるから、大丈夫!!」
少し慌てた様子の2人を残して、階段を2段飛ばしで園庭へと向かう。
外はすっかり真っ暗で、園庭の噴水とベンチが街灯に照らされている。
ヴィヴァリアンは正面を見つめているが、後ろのキリウスと話しているようだ。
「ヴィヴァリアン様、キリウス様!」
「....ネフェリア。」
ヴィヴァリアンの視線に、ネフェリアは、ホッと胸を撫で下ろす。
よかった、目があった...
「ネア♡...俺を呼ぶ時はなんて呼ぶんだっけ?」
ひょいっとキリウスに持ち上げられ、視線からヴィヴァリアンが消えた。
目の前にはニヤッと悪い笑顔を浮かべる、キリウス。
「キ、、キス様...」
「はい、よく出来ました。」
チュッと、音を立てて、唇に軽くキスすると、ゆっくりとネフェリアをおろした。
「今日はこれくらいにしといてやるよ。どっかの拗らせ王子様がめんどくさいからな。」
「キリウス!!!」
え?
キョトンと、キリウスを見上げると、優しい眼差しを送り、踵を返した。
「俺は、少し離れて護衛するから、ネアはヴィヴァリアンの相手してあげてくれ。」
「キス様...」
「....キリウスめが...」
ヴィヴァリアンは手をぴらぴらと振りながら、離れていくキリウスの背中を睨む。
「ヴィヴァリアン様?」
おずおずと、ベンチに座るヴィヴァリアンの隣へと立つと、ヴィヴァリアンは、はぁーと深いため息を付き、隣へ座るよう促す。
「ヴィヴァリアン様、、、どうかしましたか?」
「..........。」
視線は噴水に向けて、黙るヴィヴァリアンに不安になる。
「......ヴィヴァリアン様??」
こんなにも目を合わせてくれないことが、不安だと思わなかった。
ネフェリアの瞳にゆっくりと、涙が溢れてくる。
「...何か、し、してしまいましたか?」
ネフェリアの不安そうな声に、ヴィヴァリアンは横目でネフェリアを見て、慌てる。
「ね!ネフェリアッッ!」
ワタワタしたヴィヴァリアンと目が合うと、ついに涙が溢れてしまった。
必死に涙を止めようと食いしばるが、ポロポロ溢れてしまう。
「ネフェリア!!すまない!私が悪かった!」
慌てたヴィヴァリアン、ネフェリアを膝に向かい合うように座らせ、抱き寄せた。
「...ヴィヴァリアン様が、、目を合わせ、て、くれないから...何、してしまったのかと...」
「違う!!本当にすまない!!ただの、、、俺の嫉妬だ!!」
嫉妬?
むくりと、ヴィヴァリアンの胸から顔を上げると、真っ赤になった顔を片手で覆うヴィヴァリアンが照らされていた。
「...ネフェリアの事に関して、心が狭いとは思っていたし、嫉妬深いともわかっていたが...!!
先を越され、ネフェリアの愛称呼びをするカウディリアンと、それにすぐに乗っかるキリウスに嫉妬を.....」
「...ヤキモチを焼いてくれたのですか?」
真っ赤な、恥ずかしそうに眉を寄せるヴィヴァリアンと目が合う。
「だって!もうネフェリアの愛称を考えるにも、出し切ってるし!同じように呼んでも、あいつらの次じゃないか!!」
ヴィヴァリアンから、『だって!』が聞けるとは思わなかった。
プッ!とつい吹いてしまうと、余計に真っ赤になるヴィヴァリアンは、ワナワナと震え出した。
「だ、だから、ネフェリアにこんな小さい男と思わせたくなくて!つい、見れなかったんだ!」
「私は、小さいと思いませんし、ヴィヴァリアン様の可愛い一面を見れて嬉しかったです。」
可愛いさについ、頬が綻んでしまう。
「ネフェリア...」
「ヴィヴァリアン様、好きな呼び方で呼んでください。誰が付けたとかより、思いがこもっていれば、どんな呼び方でも嬉しく感じます。」
ぎゅっとネフェリアはヴィヴァリアンを抱きしめる。
「ね?ヴィー様...」
昔の様に呼ぶ、恥ずかしさにヴィヴァリアンの胸に顔を埋めると、ヴィヴァリアンの激しく鳴る心音が聞こえた。
「ネフェリア!!」
感極まったヴィヴァリアンもぎゅっと力いっぱいネフェリアを抱きしめた。
「この俺の立場もあると思うし、、ネフェリアは、俺にはなかなか甘えてくれないと思っていたから、、余計に嫉妬を、、。」
ヴィヴァリアン様....
ゆっくりと顔を上げると、凛々しく美しいヴィヴァリアンの顔が、不安そうに歪んでいた。
ゆっくりと、そのヴィヴァリアンの唇に思いを乗せて、自分の唇をつける。
一瞬驚いた表情をした、ヴィヴァリアンは自らもネフェリアの唇を追い求め、熱く何度も吸い寄せた。
「....ネフェリア...良き愛称が思いつくまで、、私はネフェリアと、最大の愛を込めて呼ぶ、、、それでよいか?」
「はい!ヴィー様!」
にっこりとヴィヴァリアンへ笑顔を向けると、ヴィヴァリアンも嬉しそうに笑みを向けた。
「はいはーい!そろそろ夕飯に向かいますよー!!そしてそろそろやめないと、俺がキレますよー。」
ピキッと青筋を立てたキリウスが、パンパンと手を叩きながらやってきた。
ひょいっと、ヴィヴァリアンの膝からキリウスの腕へと抱き抱えられる。
「キリウス!」
「さっき、時間あげたでしょ?散々愚痴愚痴ネチネチ俺に攻撃しておいて!
お前にはネフェリアはすぐ甘えて、俺にはーー!なんてさ。
さあ、行きますよ!」
「キリウスーー!!」
ヴィヴァリアン様の慌てた様子に、またしても笑ってしまうと、ヴィヴァリアン様はまた、顔を真っ赤にしていた。
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ありがとございます!
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