素直になれなくて-吉哉の場合-

吉野ゆき

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番外編-3

13

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トイレを済ませ、トランプを取りに向かう。


その途中、私はある部屋で足を止めた。


いつも鍵がかかってて吉哉さんでさえ入ったことがないという、お義父さんの部屋。



一体何があるのかな。

お義母さんの部屋はそっくりそのまま維持してあるっていうし、お義父さん個人の部屋だよね。



私は無駄だと分かっていながら耳を扉に当て、ドアノブをゆっくり回した。


ギイィィ…

うそ、開いた!!?
鍵閉め忘れたとか!?

ラッキー♪


私は恐る恐る中の様子を確かめるようにゆっくりとドアを押した。



「何をしている?」

ギャーーーー!!!!!


部屋の中から声が聞こえ、私は心臓が飛び出そうになり声にならない声を上げた。


まさか中にいるなんて!!



「あ、あの…すみません。カバンの中のトランプを持ってこようと思ったんですけど、迷ってしまって…」


私は恐る恐るお義父さんのほうに視線を向けた。

苦しいいいわけだっていうのはわかってる。

怒られる…よね?
どうしよう、吉哉さんと別れろとか言われたら。
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