大切なもの

４

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スタジオにさっき作ったばかりの曲が響く。


「おー！いいじゃん、コレ！！」

「うん、コレならイケんじゃね？」

絶賛の嵐。

「だろ、自信作だぜ！」

得意げなオレ。


調子乗りすぎって？

調子に乗せといたほうがいいんだ、オレは。
凹むとなんもしなくなるから。



さっそくMDに録音して音楽会社へ送る準備をする。




「あ～、疲れた！」

「わっかる！
でも久々に充実感！！」

みんなその場に倒れ込む。

「うわっ！
マジかよ、もう朝じゃん」

時計を見ると、もう朝の９時を指していた。

「じゃあ、コレ頼むわ」

「おう、任せとけ」

オレはMDを受け取り、スタジオを出た。