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第3章 内方エイモスチーム。
第4話 判明!AXIS侵攻の最終目標。トマム!
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作戦行動の変更可能カウントが、とうとう残り30秒を切った。
同じように、作戦変更可能時間を注目する上昇する巨大オービター「ビッグワン」の船内。
オービターのコクピットに座るルフェーブル機長たち。
アタッカー・HARMORのコクピットのローマンが腕を組んで、青いカウントダウン文字を見ている。
管制塔ビルのコントロール・ルームで待機している黄技術部長や打上げスタッフもモニターの青い文字を見つめていた。
千歳シーラスワンのウーラノスCDCの事務武官たちは、内方の報告でガッカリしつつ息を飲んで青いカウントダウンの文字を見ている。
そこへ、恐らく女性だろうか、御舩と内方の感応波通信に割り込んで来た。
水中移動モードに変形した小さなジムニーBEV が、海中をゆっくり進む「ワタツミ」を追いかけて来た。
敵国のAXIS内部に放った女スパイ、コール名はシーシェン(死神)こと女真帝国のホンファ・フチャ(紅花富察・女真帝国陸軍の情報工作科中佐)だった。
将来、AXIS瓦解後のシーラス・中央アジア参謀長官になる女性上級士官が水中で感応波通信をしたのだ。
しかし、同時に青色のカウントダウンがついにマイナスにカウントアップし始めた。
オービターの進路変更可能時刻が過ぎたのだった。
( OMG!オォ~。 )
( オォォ~。 )
更にガッカリする千歳シーラスワン・オペレーションルームの面々。
しかし、そんな事に構わない御舩と秘書のメリッサだった。
意見具申があるのか、青山1等宙佐が立ち上がろうとすると、御舩は目を閉じて、その肩を優しく押さえて座らせた。
( こちら、シーシェン。今、よろしくて。青山リーダーよろしくて。 )
御舩とメリッサに目を合わせる青山1等宙佐。
青山は、目を閉じた。
( こちら千歳シーラスワン・ウーラノスCDC・アルティメットコンバットルーム(最上級戦略・戦術室)の青山です。シーシェン(ホンファ・フチャ中佐)。情報をお願い。 )
(( WOW! ))
(( オォォ~! ))
感応波通信なのに通常通信波のように、クリアーな言語で驚くオペレーション室の人々。
内方の音声と全く違ったのだ。
練習中の内方とは、その音声の鮮明さは大違いだった。
( 内方君、AXISの最終目標、つかんだわよ。 )
減圧室で、目をパッチリ開く内方少佐だった。
( 最終目標は、トマムです。女真帝国幕府の北海道の占冠村。トマムよ。敵は津軽海峡か東北沿岸部から北上のハズ。千歳か丘珠を中継地に。直ちに現地確認を!最終目標はトマム。そして中継港湾として苫……。 )
(( オォーッ! ))
シーシェンが「トマムです。」と言った瞬間、どよめくオペレーションルーム。
( あ!シーシェン!中佐!ホンファ・フチャ中佐!、受信出来てますか。感応波が切れています。中佐。 )
( ……。 )
( 中佐!聞こえますか?シーシェン!青山です。聞こえますか! )
シーシェン(ホンファ・フチャ中佐)の感応波がいきなり切れた。
青山の呼びかけにも答えられなくなったシーシェン。
そう、彼女は気絶したのだった。
水中を進むジムニーBEVからほんのり、薄く流れる血。
フチャ中佐は被弾し、負傷したまま水中を来たのだ。
ところが、いよいよ持っていたハンドルから手が離れて、水流に流されるフチャの両腕。
フチャ中佐は大量出血の為、意識を失ったのだ。
しかし、間一髪、ワタツミの後部ハッチが開き、回収されるジムニーBEV。
メリッサが、恐らくエイモスから報告を受けているのだろうか、インカムで別の報告を受けているようだった。
そして御舩に報告をする。
厳しい目で2人を見る青山1等中佐。
そんな青山を見ながらあえて、「感応波通信」御舩と青山に報告するメリッサ。
メリッサの直観でシーラス・マザーや、ウーラノスCDCのスタッフに聞かれたくなかったのだ。
( センシティブ通信で閣下、青山1等宙佐失礼します。オープン回線もオフにしました。 )
御舩と青山は、横に立つメリッサの目を見てうなづいた。
( エイモスからの報告です。シーシェン、どの様な経緯か解りませんが、アーマー・アンダー・スーツを着ていません。恐らくカスケード燃焼で、スーツを処分したものと。中佐は、重症です。アーマースーツ破り弾を受けた模様です。ベクターの被弾から2分以内との事。シーシェンは隠密活動中に敵から追われていたらしく、エイモスへ、被弾の報告通信が入ったのは、ベクターの被弾から5分後のようです。 )
「何?青山君?」
「はい。私は報告を受けていません。」
3人は目を再び見合った。
そこに「ワタツミ」司令本部から青山へ報告が直接入った。
ちょっと待って通信が入ったと、メリッサの腕を持つ青山。
今度は、御舩とメリッサが目を合わせてから青山からの報告を待った。
「あっ!イエス。ディシズ、ウォーニホームCDC。……アーハン、イエス。……イエス。ジャストウエイッ。閣下、あっ、ウイスキーより。シーシェン、ワタツミのDDCに既に回収された模様です。え~……イエス、ロジャー。サンキュベリマッチ、ウイスキ。」
少し、安心した顔に戻った青山1等宙佐だった。
「閣下、救命チームが回収して既に減圧開始始めたとの事です。ワタツミの医療チームの報告では、中佐のバイタルはギリギリですがなんとか持ちこたえそうです。御舩閣下、サイオン秘書官。あとは、こちらは任せて下さい。」
「そうか。頼む青山くん。よし、メリー!」
独り言を言いながら歩く御舩だった。
「ベクターが硬化破り弾を受けて、エイモス経由でマザーが周波数を変えたはずなのに。シーシェンまで破り弾を受けるとは。どういう事なんだ?まぁエイモスは更に変更したらしいがシーシェンのスーツの変更が間に合わなかったのか。エイモスが正解か。」
横のメリッサと目を合わせる御舩。
感の良いメリッサは口を閉じて、一緒に歩いて行く。
シーラスマザーに聞かれているかも知れなかった。
ルームの角や、各モニターにあるカメラ横の緑色の小さなランプが点灯を始めた。
御舩やメリッサの監視を始めたようだった。
どうやら、シーラス・マザーが完全に、敵から汚染されているかもしれないと、気付く2人だった。
シーシェン(ホンチャ・フチャ中佐)は、被弾したタイミングが悪かったのかも知れなかった。
御舩の聞いた報告では、情報特務隊のベクターがアーマースーツ破り弾で被弾した後、即応してシーラスマザーが、スーツの硬化解除周波数を変えた。
しかし、マザーを信用していないエイモスは、自分の管轄の部隊全員の周波数を変更したのだ。
そのちょっとしたタイミングでシーシェンが撃たれたのかも知れないのだ。
微妙なタイミングだった。
昨年の対馬戦役、椎葉きよし、パンダ隊長チームが証明した通り、元々7ミリ程度のライフル弾位、銃弾自体の振動で全弾はじき返すカスケード硬化・アーマースーツなのだ。
椎葉きよしが、対馬北部の漁港で敵、地上部隊と交戦。
数々の機銃弾を浴びても跳ね返し、次は布村愛子が戦地の敵キャンプ地で、敵の銃撃を受けても1ミリの振動もなくライフル弾を全てはじき返したのだ。
本人が撃たれたのも感じないくらい硬度が高く、テクノロジーの塊の布なのだ。
だからエイモスの周波数変更も本来関係ない布地なのだった。
しかし、それが硬化しなかった。
ベクターの肩を貫いたのだ。
謎は深まるばかりだった。
しかし、硬化周波数を変えたのにも関わらず、シーシェンが被弾した。
紛れもない事実なのだ。
後で、メイン・フレーム・コンピューターのシーラス・マザーを綿密に調査するしかない思う、御舩とメリッサだった。
2人は、何事も無くオペレーションルームを見下ろす壇上に立った。
同じように、作戦変更可能時間を注目する上昇する巨大オービター「ビッグワン」の船内。
オービターのコクピットに座るルフェーブル機長たち。
アタッカー・HARMORのコクピットのローマンが腕を組んで、青いカウントダウン文字を見ている。
管制塔ビルのコントロール・ルームで待機している黄技術部長や打上げスタッフもモニターの青い文字を見つめていた。
千歳シーラスワンのウーラノスCDCの事務武官たちは、内方の報告でガッカリしつつ息を飲んで青いカウントダウンの文字を見ている。
そこへ、恐らく女性だろうか、御舩と内方の感応波通信に割り込んで来た。
水中移動モードに変形した小さなジムニーBEV が、海中をゆっくり進む「ワタツミ」を追いかけて来た。
敵国のAXIS内部に放った女スパイ、コール名はシーシェン(死神)こと女真帝国のホンファ・フチャ(紅花富察・女真帝国陸軍の情報工作科中佐)だった。
将来、AXIS瓦解後のシーラス・中央アジア参謀長官になる女性上級士官が水中で感応波通信をしたのだ。
しかし、同時に青色のカウントダウンがついにマイナスにカウントアップし始めた。
オービターの進路変更可能時刻が過ぎたのだった。
( OMG!オォ~。 )
( オォォ~。 )
更にガッカリする千歳シーラスワン・オペレーションルームの面々。
しかし、そんな事に構わない御舩と秘書のメリッサだった。
意見具申があるのか、青山1等宙佐が立ち上がろうとすると、御舩は目を閉じて、その肩を優しく押さえて座らせた。
( こちら、シーシェン。今、よろしくて。青山リーダーよろしくて。 )
御舩とメリッサに目を合わせる青山1等宙佐。
青山は、目を閉じた。
( こちら千歳シーラスワン・ウーラノスCDC・アルティメットコンバットルーム(最上級戦略・戦術室)の青山です。シーシェン(ホンファ・フチャ中佐)。情報をお願い。 )
(( WOW! ))
(( オォォ~! ))
感応波通信なのに通常通信波のように、クリアーな言語で驚くオペレーション室の人々。
内方の音声と全く違ったのだ。
練習中の内方とは、その音声の鮮明さは大違いだった。
( 内方君、AXISの最終目標、つかんだわよ。 )
減圧室で、目をパッチリ開く内方少佐だった。
( 最終目標は、トマムです。女真帝国幕府の北海道の占冠村。トマムよ。敵は津軽海峡か東北沿岸部から北上のハズ。千歳か丘珠を中継地に。直ちに現地確認を!最終目標はトマム。そして中継港湾として苫……。 )
(( オォーッ! ))
シーシェンが「トマムです。」と言った瞬間、どよめくオペレーションルーム。
( あ!シーシェン!中佐!ホンファ・フチャ中佐!、受信出来てますか。感応波が切れています。中佐。 )
( ……。 )
( 中佐!聞こえますか?シーシェン!青山です。聞こえますか! )
シーシェン(ホンファ・フチャ中佐)の感応波がいきなり切れた。
青山の呼びかけにも答えられなくなったシーシェン。
そう、彼女は気絶したのだった。
水中を進むジムニーBEVからほんのり、薄く流れる血。
フチャ中佐は被弾し、負傷したまま水中を来たのだ。
ところが、いよいよ持っていたハンドルから手が離れて、水流に流されるフチャの両腕。
フチャ中佐は大量出血の為、意識を失ったのだ。
しかし、間一髪、ワタツミの後部ハッチが開き、回収されるジムニーBEV。
メリッサが、恐らくエイモスから報告を受けているのだろうか、インカムで別の報告を受けているようだった。
そして御舩に報告をする。
厳しい目で2人を見る青山1等中佐。
そんな青山を見ながらあえて、「感応波通信」御舩と青山に報告するメリッサ。
メリッサの直観でシーラス・マザーや、ウーラノスCDCのスタッフに聞かれたくなかったのだ。
( センシティブ通信で閣下、青山1等宙佐失礼します。オープン回線もオフにしました。 )
御舩と青山は、横に立つメリッサの目を見てうなづいた。
( エイモスからの報告です。シーシェン、どの様な経緯か解りませんが、アーマー・アンダー・スーツを着ていません。恐らくカスケード燃焼で、スーツを処分したものと。中佐は、重症です。アーマースーツ破り弾を受けた模様です。ベクターの被弾から2分以内との事。シーシェンは隠密活動中に敵から追われていたらしく、エイモスへ、被弾の報告通信が入ったのは、ベクターの被弾から5分後のようです。 )
「何?青山君?」
「はい。私は報告を受けていません。」
3人は目を再び見合った。
そこに「ワタツミ」司令本部から青山へ報告が直接入った。
ちょっと待って通信が入ったと、メリッサの腕を持つ青山。
今度は、御舩とメリッサが目を合わせてから青山からの報告を待った。
「あっ!イエス。ディシズ、ウォーニホームCDC。……アーハン、イエス。……イエス。ジャストウエイッ。閣下、あっ、ウイスキーより。シーシェン、ワタツミのDDCに既に回収された模様です。え~……イエス、ロジャー。サンキュベリマッチ、ウイスキ。」
少し、安心した顔に戻った青山1等宙佐だった。
「閣下、救命チームが回収して既に減圧開始始めたとの事です。ワタツミの医療チームの報告では、中佐のバイタルはギリギリですがなんとか持ちこたえそうです。御舩閣下、サイオン秘書官。あとは、こちらは任せて下さい。」
「そうか。頼む青山くん。よし、メリー!」
独り言を言いながら歩く御舩だった。
「ベクターが硬化破り弾を受けて、エイモス経由でマザーが周波数を変えたはずなのに。シーシェンまで破り弾を受けるとは。どういう事なんだ?まぁエイモスは更に変更したらしいがシーシェンのスーツの変更が間に合わなかったのか。エイモスが正解か。」
横のメリッサと目を合わせる御舩。
感の良いメリッサは口を閉じて、一緒に歩いて行く。
シーラスマザーに聞かれているかも知れなかった。
ルームの角や、各モニターにあるカメラ横の緑色の小さなランプが点灯を始めた。
御舩やメリッサの監視を始めたようだった。
どうやら、シーラス・マザーが完全に、敵から汚染されているかもしれないと、気付く2人だった。
シーシェン(ホンチャ・フチャ中佐)は、被弾したタイミングが悪かったのかも知れなかった。
御舩の聞いた報告では、情報特務隊のベクターがアーマースーツ破り弾で被弾した後、即応してシーラスマザーが、スーツの硬化解除周波数を変えた。
しかし、マザーを信用していないエイモスは、自分の管轄の部隊全員の周波数を変更したのだ。
そのちょっとしたタイミングでシーシェンが撃たれたのかも知れないのだ。
微妙なタイミングだった。
昨年の対馬戦役、椎葉きよし、パンダ隊長チームが証明した通り、元々7ミリ程度のライフル弾位、銃弾自体の振動で全弾はじき返すカスケード硬化・アーマースーツなのだ。
椎葉きよしが、対馬北部の漁港で敵、地上部隊と交戦。
数々の機銃弾を浴びても跳ね返し、次は布村愛子が戦地の敵キャンプ地で、敵の銃撃を受けても1ミリの振動もなくライフル弾を全てはじき返したのだ。
本人が撃たれたのも感じないくらい硬度が高く、テクノロジーの塊の布なのだ。
だからエイモスの周波数変更も本来関係ない布地なのだった。
しかし、それが硬化しなかった。
ベクターの肩を貫いたのだ。
謎は深まるばかりだった。
しかし、硬化周波数を変えたのにも関わらず、シーシェンが被弾した。
紛れもない事実なのだ。
後で、メイン・フレーム・コンピューターのシーラス・マザーを綿密に調査するしかない思う、御舩とメリッサだった。
2人は、何事も無くオペレーションルームを見下ろす壇上に立った。
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