「メジャー・インフラトン」序章5/7(僕のグランドゼロ〜マズルカの調べに乗って。少年兵の季節 JUMP! JUMP! JUMP! No2.

あおっち

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第4章 バトル・オブ・苫小牧。敵、着上陸侵攻開始せり!

第5話 レッドアラートLV2、変形せよ「ブロンシュ」!

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 モリガン管制・制御司令室に響き渡るソフノフスカのアナウンス。

 その中を2人の女性パイロットが持ち場に着いた。

 球形司令室中央の3Dコンソールに浮かぶリュカとナタリー。

 ソフノフスカ司令の直接のアナウンスが響き始める球形モリガン・コマンドオペレーションルーム。

「只今から、当ボーチャンの戦略戦術情報および作戦行動全権が、再び千歳シーラスワンに移譲されました。戦況の如何によっては敵が苫小牧防衛線を突破し、ウーラノスが供奉艦行動により衛星軌道待機になった場合、当ボーチャンも護衛探索任務に切り替えざるを得ない。しかし、現在は苫小牧市内で敵上陸部隊との戦闘の真っ最中である。全力で北海道、女真帝國幕府防衛戦、千歳シーラスワンをバックアップするのだ。」
 

(( キュイーンキュイーン。キュイーンキュイーン。 ))


 続いて、清水のアナウンスが入った。

「これより、当シーラス2ボーチャンはシーラス台湾の共同戦略から千歳シーラスワンとの共同戦略へ移行します。シーラス1アレースへのデータおよび戦術ログの伝送確認後、直ちに各国チームは千歳シーラスワンとの戦略・戦術プロトコルマッチング開始。直ちにリンケージを行って下さい。当ボーチャンは台湾金門県防衛戦から友邦、女真帝国幕府防衛戦に移行致します。」


(( キュイーンキュイーン。キュイーンキュイーン。 ))


 現行のシーラス台湾のイエローアラート・イエローLV3から、レベルの高い、千歳シーラスワンのレッドアラートLV2に合わせて非常事態レベルが、格上への変更となった。
 

 苫小牧上空の「ブロンシュ」やモリガンtype1、type2。

 千歳シーラスワンのレッドアラートの警戒レベルに合わせて、宇宙空間防衛のための武装変形を始めた。

 のびやかで美しい天使の様なシルキーホワイトの機体だった「ブロンシュ」。

 悪の権化のような黒とグレーの迷彩色に代わり武装攻撃衛星基地となった。

 モリガンはモリガンで、もはや衛星と呼ぶ姿ではなく、左右側面に防実体弾・対光学兵器から本体を守る盾が張り出し、宙空戦闘機のような姿になった。

 全く別の生き物になった、邪悪な戦闘待機状態の「ブロンシュ」とモリガンたち。

 はた目から見ると、地球を攻める悪魔の頭領とその軍団。のように見える。

「ブロンシュ」の機体の周囲にセットされる攻撃兵器類。

 宇宙空間に飛び出した物理機銃砲塔(宇宙空間用30ミリCIWS)や、地上攻撃用広域重量子線レーザー発射基(エイチエムピー・キャブ:HMP-CAB)、人類最強の広域EMS兵器「神の杖(CODE:HELL-ZONE)」10基。そして宙域および対惑星戦術核のミサイルのノズコーン発射基が10基と、宙空間攻撃熱核・ハイブリット・ショットミサイル20基が姿を現し苫小牧市に向けられた。

 おまけに、ゆっくりと不気味に大きな「ブロンシュ」の背後に設置される巨大な円筒の核融合炉の4基。

 不気味な、とがった両耳のアレー・アンテナが、まるで獲物を探す動物の様に左右に動き始めた。

 初めての「ブロンシュ」や「モリガン」の戦闘形態に息を飲むボーチャンの球形司令室のオペレーター事務武官たち。

 その代わり果てた「ブロンシュ」姿。

 フランス宙軍とシーラスの科学力の創意を集めた地球人類の最終兵器なのだ。
 
(( オォォー。 ))
 
 千歳シーラスワン・オペレーションルームでもその姿が正面モニターに映し出されていた。

 息を飲むウーラノスCDCのオペレーションルームの面々だった。
 
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