「メジャー・インフラトン」序章5/7(僕のグランドゼロ〜マズルカの調べに乗って。少年兵の季節 JUMP! JUMP! JUMP! No2.

あおっち

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第5章 バトル・オブ・苫小牧。千歳、侵入。

第7話 ビルが崩れる!行くよ係長。

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 苫小牧海上保安署が入っている、合同庁舎ビル。

 その4階の医務室。

「う~。う~ん」 

 医療室の簡易ベッドで目覚める赤坂恵美2等海上保安士。

 赤坂が横を見ると、井上係長がズボンを半分脱いで太もも裏に、女性に手当てをしてもらっていた。

 女性の後ろ姿は、同僚の高田則子2等海上保安士だった。

 少し頭痛がする赤坂。

 それでも、腕を伸ばして高田のスカートを引っ張った。

「あっ!メグッ。目ー覚めたか!あはは。井上係長~!メグ、目ー覚めたよ。あははっ!メグ?鏡見てみ!」

「えっ?えっ?えっ!」

 一瞬で、赤鬼ゾンビの自分を思い出す赤坂。

 顔や頭をさすり、髪をすきながら薬品台の鏡を持って自分を見た。 

 ほぼ、ほぼ、シャチハタ補充液が取れていた。

「きゃー!きゃー!ノンコありがとう!さすが我が友!きゃー!惚れるがなー!」

「ふ、ふ~ん!どうよ、どうよ!」

 勝ち誇った様な高田だった。
 思わず、井上係長のお尻をピシッと叩く高田。


( ピシャ! )


「痛っ!何で?何で?」

 何故、お尻を叩かれたか解らない井上。

「さぁ!市街地で巨大ロボの戦闘が始まったよ。コッチに被害が来る前に逃げよ。さっ!」

「了解!ペシッ!」

「痛っ!だからメグちゃんも何で!何で!」

「いいから、係長行くよ!」

 
(( バシン!バシン!バシン!バシン! ))

 
( キャーッ! )
 
 いきなり、至近距離での大砲の様な、直撃したカミナリのような爆音がした。

 瞬間にしゃがむ赤坂と高田の2人。

 パンツ姿でへっぴり腰のまま耳を塞いでベットに伏せる井上係長。

「きゃー!何、何、何ぃー!鼓膜ぅ破れるぅ。」

「うわー!何が起きてるのぉ!心臓に悪いー!」

 吠える井上係長。

 と、その時。大きな振動と共に巨大な何かの列が、海上保安署ビルの横を走っていく。

 窓を通る黒い巨大な影の数々。

 海上保安署の入っているビルが異常な縦揺れを始めた。


( ドガシャン、クォガシャン、ガシャン! )

( ドガシャン、クォガシャン、ガシャン! )


 ビルが縦揺れの大地震の様に揺れて、天井のパネルが崩れてホコリがブワッと落ちてくる。


( ドカドカドカ!ザザザー! )

 
「うわー!きゃー!汚なっ~、ペッペ!」

「嫌っー!汚い、もう。ホコリだらけー。」

「ノンコ、ビル崩れそう。もう、逃げるよ!」

「了~!井上係長っ!外に行くよ!」


( ペシッ! )


「だから、何で?何で?」

 ポカンとする井上を置いて、さっさと廊下に走り去る2人。

「あっ、あ。ちょっと、ちょっと!ズボン履く!痛い!痛たたた!ちょっと僕、怪我人だよ!待って待ってよ!」

 ズボンを履きながら、へっぴり腰で追いかける井上係長だった。
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