54 / 99
第7章 バトル・オブ・苫小牧。敵本隊上陸。
第5話 ビーチング!「小型突撃潜航艇」。
しおりを挟む
自国の観覧式でもあるかのよう国道を一列に射撃姿勢のまま並ぶAXIS突撃人型装甲機、新型の壊撃-3型V-2。
その巨大ロボット群の後ろの海岸には、巡航ミサイルを撃った小型突撃潜航艇、いわゆるシシャモが次々に砂浜の海岸へビーチングし上陸を始めた。
沿岸より50メートル付近で突然、水流のジェット噴射を行い、勢いをつけて力ワザで無理矢理ビーチングを開始したのだ。
苫小牧市の浜辺一帯へ、一斉にビーチングする小型突撃潜航艇の群れ。
( ザザザー! )
( ザザザー!)
砂浜に乗り上げ、停止と同時に、シシャモの膨れたハラワタを猛烈な振動発生させて船体を固定した。
( ブブブー!ジジャジャー! )
( ジジャジャー! )
船底の左右から2~3メートルの高さまで弾け上がる砂。
徐々にシシャモの船体が、ビーチの砂に沈んで固定される。
そんな海岸での光景を40隻分見る事ができた。
その振動が収まり、船体が固定されると縦に2本の魚雷発射管が収まった、長い舳先が左右に分かれて玉砂利に落ちた。
船体の奥から3メートル近い機動歩兵、AXISのパワード・スーツのWALKERが隊列を作って5体歩いて来た。
そんなシシャモの群れの間に、船体上部は黒の探査波吸収加工され他のシシャモと同じ黒い塗装だが、それ以外は金色の船体で上品なシルバーの装飾のされたシシャモ1隻がビーチングして来た。
他のシシャモと違い、2門の魚雷発射管がない、誰が見てもスペシャルな小型突撃潜水艦だった。
ただ、膨らんだ腹わたは他のシシャモと同じだった。
派手にバイブレーションする金メッキの置物の様に加工された上級士官の乗ったシシャモ。
その舳先の左右には、先にビーチングした軽武装の事務武官とWALKER部隊、総勢約200名近くがビーチに並んだ。
少し、砂浜から浮いた舳先が左右2つに分かれて開き始めた。
すぐさまWALKERの4台がその開いた舳先を開いて、固定した。
奥から来るであろう上級将校の為に開いた舳先の中央を開いて、緩やかな角度のスロープを砂浜に落とした。
同時に、中央奥の狭い廊下から、シルバーの本体にゴールドの上品な装飾をまとった4体のWALKERが歩いてきた。
スタイルの良い、女性のそれとわかる体形の、スラッとしたWALKERだ。
その4体が上品に砂浜に降りると、すぐに左右に分かれ、敬礼をしてから止まった。
( ザザッ! )
総勢約200名の、軽武装の事務武官や、後ろに続くWALKERが直立姿勢になった。
船体の奥から、白髪でやせた、かなり高齢の女性の司令官。
制帽に長靴を履いた制服の女性上級司令が、白手袋で腕を後ろに組みムチを自分の背中でパンパンッと鳴らしながら歩いて来た。
1体の女性タイプのWALKERの、鼻から顎までのカバーが下がる。
美しいあごのラインと、ピンクの口紅の塗られた綺麗な口元があらわれた。
そして、ツンと上を向いて敬礼をした。
そして、号令。
(( トゥー、ジョン!(頭中!)))
ビーチに響く、女性士官の甲高い声。ビーチ全体に緊張が走る。
並んだ全兵士、WALKERが直立不動のまま一斉に顔を上げた。
(( ハッ! ))
更に号令が続く。
(( ケイレイ!(敬礼!)))
(( ザザッ! ))
シルバー・ゴールドの小型潜水艦を中心に集まった部隊がバシッと敬礼をした。
その女性司令官の痩せた老女が、周りに目をやりながら満足そうに返礼の敬礼をし、砂浜の海岸に降り立った。
その巨大ロボット群の後ろの海岸には、巡航ミサイルを撃った小型突撃潜航艇、いわゆるシシャモが次々に砂浜の海岸へビーチングし上陸を始めた。
沿岸より50メートル付近で突然、水流のジェット噴射を行い、勢いをつけて力ワザで無理矢理ビーチングを開始したのだ。
苫小牧市の浜辺一帯へ、一斉にビーチングする小型突撃潜航艇の群れ。
( ザザザー! )
( ザザザー!)
砂浜に乗り上げ、停止と同時に、シシャモの膨れたハラワタを猛烈な振動発生させて船体を固定した。
( ブブブー!ジジャジャー! )
( ジジャジャー! )
船底の左右から2~3メートルの高さまで弾け上がる砂。
徐々にシシャモの船体が、ビーチの砂に沈んで固定される。
そんな海岸での光景を40隻分見る事ができた。
その振動が収まり、船体が固定されると縦に2本の魚雷発射管が収まった、長い舳先が左右に分かれて玉砂利に落ちた。
船体の奥から3メートル近い機動歩兵、AXISのパワード・スーツのWALKERが隊列を作って5体歩いて来た。
そんなシシャモの群れの間に、船体上部は黒の探査波吸収加工され他のシシャモと同じ黒い塗装だが、それ以外は金色の船体で上品なシルバーの装飾のされたシシャモ1隻がビーチングして来た。
他のシシャモと違い、2門の魚雷発射管がない、誰が見てもスペシャルな小型突撃潜水艦だった。
ただ、膨らんだ腹わたは他のシシャモと同じだった。
派手にバイブレーションする金メッキの置物の様に加工された上級士官の乗ったシシャモ。
その舳先の左右には、先にビーチングした軽武装の事務武官とWALKER部隊、総勢約200名近くがビーチに並んだ。
少し、砂浜から浮いた舳先が左右2つに分かれて開き始めた。
すぐさまWALKERの4台がその開いた舳先を開いて、固定した。
奥から来るであろう上級将校の為に開いた舳先の中央を開いて、緩やかな角度のスロープを砂浜に落とした。
同時に、中央奥の狭い廊下から、シルバーの本体にゴールドの上品な装飾をまとった4体のWALKERが歩いてきた。
スタイルの良い、女性のそれとわかる体形の、スラッとしたWALKERだ。
その4体が上品に砂浜に降りると、すぐに左右に分かれ、敬礼をしてから止まった。
( ザザッ! )
総勢約200名の、軽武装の事務武官や、後ろに続くWALKERが直立姿勢になった。
船体の奥から、白髪でやせた、かなり高齢の女性の司令官。
制帽に長靴を履いた制服の女性上級司令が、白手袋で腕を後ろに組みムチを自分の背中でパンパンッと鳴らしながら歩いて来た。
1体の女性タイプのWALKERの、鼻から顎までのカバーが下がる。
美しいあごのラインと、ピンクの口紅の塗られた綺麗な口元があらわれた。
そして、ツンと上を向いて敬礼をした。
そして、号令。
(( トゥー、ジョン!(頭中!)))
ビーチに響く、女性士官の甲高い声。ビーチ全体に緊張が走る。
並んだ全兵士、WALKERが直立不動のまま一斉に顔を上げた。
(( ハッ! ))
更に号令が続く。
(( ケイレイ!(敬礼!)))
(( ザザッ! ))
シルバー・ゴールドの小型潜水艦を中心に集まった部隊がバシッと敬礼をした。
その女性司令官の痩せた老女が、周りに目をやりながら満足そうに返礼の敬礼をし、砂浜の海岸に降り立った。
0
あなたにおすすめの小説
母の下着 タンスと洗濯籠の秘密
MisakiNonagase
青春
この物語は、思春期という複雑で繊細な時期を生きる少年の内面と、彼を取り巻く家族の静かなる絆を描いた作品です。
颯真(そうま)という一人の高校生の、ある「秘密」を通して、私たちは成長の過程で誰もが抱くかもしれない戸惑い、罪悪感、そしてそれらを包み込む家族の無言の理解に触れます。
物語は、現在の颯真と恋人・彩花との関係から、中学時代にさかのぼる形で展開されます。そこで明らかになるのは、彼がかつて母親の下着に対して抱いた抑えがたい好奇心と、それに伴う一連の行為です。それは彼自身が「歪んだ」と感じる過去の断片であり、深い恥ずかしさと自己嫌悪を伴う記憶です。
しかし、この物語の核心は、単なる過去の告白にはありません。むしろ、その行為に「気づいていたはず」の母親が、なぜ一言も問い詰めず、誰にも告げず、ただ静かに見守り続けたのか——という問いにこそあります。そこには、親子という関係を超えた、深い人間理解と、言葉にされない優しさが横たわっています。
センシティブな題材を、露骨な描写や扇情的な表現に頼ることなく、あくまで颯真の内省的な視点から丁寧に紡ぎ出しています。読者は、主人公の痛みと恥ずかしさを共有しながら、同時に、彼を破綻から救った「沈黙の救済」の重みと温かさを感じ取ることでしょう。
これは、一つの過ちと、その赦しについての物語です。また、成長とは時に恥ずかしい過去を背負いながら、他者の無償の寛容さによって初めて前を向けるようになる過程であること、そして家族の愛が最も深く現れるのは、時に何も言わない瞬間であることを、静かにしかし確かに伝える物語です。
どうか、登場人物たちの静かなる心の襞に寄り添いながら、ページをめくってください。
忘却の艦隊
KeyBow
SF
新設された超弩級砲艦を旗艦とし新造艦と老朽艦の入れ替え任務に就いていたが、駐留基地に入るには数が多く、月の1つにて物資と人員の入れ替えを行っていた。
大型輸送艦は工作艦を兼ねた。
総勢250艦の航宙艦は退役艦が110艦、入れ替え用が同数。
残り30艦は増強に伴い新規配備される艦だった。
輸送任務の最先任士官は大佐。
新造砲艦の設計にも関わり、旗艦の引き渡しのついでに他の艦の指揮も執り行っていた。
本来艦隊の指揮は少将以上だが、輸送任務の為、設計に関わった大佐が任命された。
他に星系防衛の指揮官として少将と、退役間近の大将とその副官や副長が視察の為便乗していた。
公安に近い監査だった。
しかし、この2名とその側近はこの艦隊及び駐留艦隊の指揮系統から外れている。
そんな人員の載せ替えが半分ほど行われた時に中緊急警報が鳴り、ライナン星系第3惑星より緊急の救援要請が入る。
機転を利かせ砲艦で敵の大半を仕留めるも、苦し紛れに敵は主系列星を人口ブラックホールにしてしまった。
完全にブラックホールに成長し、その重力から逃れられないようになるまで数分しか猶予が無かった。
意図しない戦闘の影響から士気はだだ下がり。そのブラックホールから逃れる為、禁止されている重力ジャンプを敢行する。
恒星から近い距離では禁止されているし、システム的にも不可だった。
なんとか制限内に解除し、重力ジャンプを敢行した。
しかし、禁止されているその理由通りの状況に陥った。
艦隊ごとセットした座標からズレ、恒星から数光年離れた所にジャンプし【ワープのような架空の移動方法】、再び重力ジャンプ可能な所まで移動するのに33年程掛かる。
そんな中忘れ去られた艦隊が33年の月日の後、本星へと帰還を目指す。
果たして彼らは帰還できるのか?
帰還出来たとして彼らに待ち受ける運命は?
サイレント・サブマリン ―虚構の海―
来栖とむ
SF
彼女が追った真実は、国家が仕組んだ最大の嘘だった。
科学技術雑誌の記者・前田香里奈は、謎の科学者失踪事件を追っていた。
電磁推進システムの研究者・水嶋総。彼の技術は、完全無音で航行できる革命的な潜水艦を可能にする。
小与島の秘密施設、広島の地下工事、呉の巨大な格納庫—— 断片的な情報を繋ぎ合わせ、前田は確信する。
「日本政府は、秘密裏に新型潜水艦を開発している」
しかし、その真実を暴こうとする前田に、次々と圧力がかかる。
謎の男・安藤。突然現れた協力者・森川。 彼らは敵か、味方か——
そして8月の夜、前田は目撃する。 海に下ろされる巨大な「何か」を。
記者が追った真実は、国家が仕組んだ壮大な虚構だった。 疑念こそが武器となり、嘘が現実を変える——
これは、情報戦の時代に問う、現代SF政治サスペンス。
【全17話完結】
空色のサイエンスウィッチ
コーヒー微糖派
SF
『科学の魔女は、空色の髪をなびかせて宙を舞う』
高校を卒業後、亡くなった両親の後を継いで工場長となったニ十歳の女性――空鳥 隼《そらとり じゅん》
彼女は両親との思い出が詰まった工場を守るため、単身で経営を続けてはいたものの、その運営状況は火の車。残された借金さえも返せない。
それでも持ち前の知識で独自の商品開発を進め、なんとかこの状況からの脱出を図っていた。
そんなある日、隼は自身の開発物の影響で、スーパーパワーに目覚めてしまう。
その力は、隼にさらなる可能性を見出させ、その運命さえも大きく変えていく。
持ち前の科学知識を応用することで、世に魔法を再現することをも可能とした力。
その力をもってして、隼は日々空を駆け巡り、世のため人のためのヒーロー活動を始めることにした。
そしていつしか、彼女はこう呼ばれるようになる。
魔法の杖に腰かけて、大空を鳥のように舞う【空色の魔女】と。
※この作品の科学知識云々はフィクションです。参考にしないでください。
※ノベルアッププラス様での連載分を後追いで公開いたします。
※2022/10/25 完結まで投稿しました。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
【完結】スーパーの店長・結城偉介 〜異世界でスーパーの売れ残りを在庫処分〜
かの
ファンタジー
世界一周旅行を夢見てコツコツ貯金してきたスーパーの店長、結城偉介32歳。
スーパーのバックヤードで、うたた寝をしていた偉介は、何故か異世界に転移してしまう。
偉介が転移したのは、スーパーでバイトするハル君こと、青柳ハル26歳が書いたファンタジー小説の世界の中。
スーパーの過剰商品(売れ残り)を捌きながら、微妙にズレた世界線で、偉介の異世界一周旅行が始まる!
冒険者じゃない! 勇者じゃない! 俺は商人だーーー! だからハル君、お願い! 俺を戦わせないでください!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる