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第9章 バトル・オブ・苫小牧。激突!バルトッシュ中隊。
第7話 突撃!ロマン・ホルバチェフスキ中尉、散る。
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敵は敵で黙ってはいない。
待ち伏せ攻撃を掛けて来たのだ。
いくら最新鋭の「シルフZERO」と言えども超至近距離の敵の攻撃には対応できなかった。
警報が鳴り響く先頭の「シルフZERO」のコクピット内。
( ヒュンヒュン。ヒュンヒュン。警報、警報。敵、対モービル携行兵。および敵の対モービルWALKER部隊を補足。回避してください。アクティブアーマー前面に展開中。間に合いません。ホルバチェフスキ中尉!緊急回避して下さい。敵ロックオンを確認。繰り返します、敵、ロックオンを確認。ヒュンヒュン。ヒュンヒュン。 )
「じゃかましー。ベアー、突っ込めー!」
搭載AIの緊急ロックオン警告が鳴っても、走り込んでいる以上、どうしようも出来ないのだ。
バルトシュ中隊は、突破するしかないのだ。
50ミリ速射カノンのマガジンを入れ替えながら撃ち続けるロマン・ホルバチェフスキ中尉の「ベアー」だった。
「ベアー!きよしバーニアをパージ(切り離し)!関節部の全作動モーターのリミッターカット。突っ込めーっ!」
( 全ジョイントモーターエンジン、最大稼働します。ホルバチェフスキ中尉!ヒュンヒュン。ヒュンヒュン。危険です、危険です。ホルバチェフスキ中尉!当機の脚部モーター・エンジン部が急速に加熱しています。ヒュンヒュン。ヒュンヒュン。 )
「あははっー!ベアー、直ぐに楽になるぞ。ゲームボーイっ(バルトシュのコール名)。隊長……。後は頼みましたよ。先に逝きます。ご武運を。よし!いっけーベアーっ!野郎ーども!俺に続けーっ!」
(( オォォーッ! ))
上半身を支えていたきよしバーニアをパージして、更に走りを加速するホルバチェフスキ中尉のベアー機。
コクピット内では、依然、警告が鳴り響いている。
構わず走りを加速させるベアー機。
( 脚部モーター動力固定アッセンブリー・ジャンクション部の溶解まで後1分。ヒュンヒュン。ヒュンヒュン。アッセンブリー各ジャンクションの温度平均1200度。冷却間に合いません。ヒュンヒュン。 )
血走った目を大きく開いて突入を始めるホルバチェフ中尉。
後ろから来ている2機目を大きく離して加速始めた。
( ドシン、ドシン。……ドシンドシンドシン!ドシンドシンドシン! )
中隊の隊列中間で、他の機体と共に走り込んでいるバルトシュ。
その先頭を走るベアー機の後ろから映すモニターでも、戦闘のベアーが上半身を空間固定するきよしバーニアをパージして、急加速で隊列を引き離して走る後ろ姿が映っていた。
きよしバーニアが自動的にバーニアを噴射して飛行しながら離れた。
しかし、そこは冷静なバルトシュ中佐。
的確な司令を中隊に下した。
「……ベアーすまん。よし!全隊通達っ!ベアーが敵の対HARMOR部隊を引き付ける。先頭から2番機の「ルシファー」から6番機の「カブキ」は敵の対HARMOR砲の発砲を合図にジャンプ。」
( イエッサーッ!)
「ジャンプと同時にフレアと対人放出。」
( イエッサーッ!)
「対人兵器使用許可。」
( イエッサーッ!)
「敵の特殊潜水艦の付近の浜辺へランディングしろ。」
( イエッサーッ!)
「シーラス防衛隊の加勢に回れ。後ろから回り込んで味方と挟撃しろ。」
(( イエッサーッ! ))
「8番「シルバーヘアー」から15番「ケートス」まで、残りは隊列そのまま突っ込めーっ!7番機の我に続けーっ!」
(( イエッサーッ、オオー! ))
7番機のバルトシュは、先頭を走るベアーが亡き後、今度は自分が先頭で突っ込む覚悟なのだ。
そんなきよし戦法で走り込んでくるバルトッシュ中隊を迎え打つAXIS機甲歩兵・WALKER20体。
WALKERの2小隊が待ち伏せていた。
その小さなWALKERの2小隊が、目の前できよしアーマーをパージして、単体で走り込んでくるベアーをロックオンしたのだ。
「イヒヒッ。こっちゃ来い、こっちゃ来い。今の時代に、そんなデカブツが役に立たない事を教えてあげるぜ。カカカカッ。よし!全小隊、射撃開始っ!」
狙いを付けて、待ち伏せた機甲歩兵のWALKERは至近距離で無反動砲の対モービル徹甲弾をベアーに撃ち込んだ。
( バシュンバシュンバシュン! )
( バシュンバシュンバシュン! )
( バシュンバシュンバシュン! )
無数の対モービル徹甲弾を受けるバルトシュ中隊の古株、ロマン・ホルバチェフスキ中尉のアタッカーHARMORの「ベアー」機。
( ズガン、ズガン、ズガン! )
( ズガン、ズガン、ズガン! )
( ズガン、ズガン、ズガン! )
敵の対HARMOR無反動砲を全弾、命中させられた「ベアー」機。
胸部から腰部の胴体全体から爆炎と破片を飛び散らせた。
それでも走り続ける「ベアー」機。
コクピットにも数発の徹甲弾が侵入して、ホルバチェフスキ中尉の体やコクピット内の計器類、モニターを吹き飛ばした。
(( バシッ、バシーッ! ))
( ガガッ!ウガッ! )
(( バシッ、バシーッ! ))
「ウガァ!ウグッ……。」
絶命するロマン・ホルバチェフスキ中尉だった。
機体前面がボロボロになったベアー機が、2車線の広い国道36号線を、とうとう倒れ込んだ。
「ベアー」機は倒れたまま、アスファルトをめくり上げ長い距離を滑り込んで行く。
(( ドシーン、ズザザザザーッ! ))
その後ろからバーニアを吹かして、次々に飛び上がる5機のバルトシュ中隊の「シルフZERO」。
( ズババババー! )
( ドババババー! )
飛び上がったシルフの一団は、一気に加速して砂浜に向かって飛び上がった。
同時にシルフ各機の両脇から低空からのフレアを無数放出して飛び上がったのだ。
( シュパパパパー! )
( パラパラパラッ。 )
周囲に吹き上がるフレアの煙。
一瞬にしてホワイトアウトする苫小牧戦場の東側だった。
待ち伏せする敵、WALKER部隊がロックオン出来ず右往左往し始めた。
「畜生!煙で見えない。ロックオンができない。金属探知も利かない。奴ら金属じゃないのか。」
全装甲がステルス対応の複合装甲で、軽く丈夫なカーボン素材のため、レーダー波も吸収する「シルフZERO」だった。
肉眼や映像でしか確認出来ない、光学ロックオンのみ有効なのが解った上でのバルトシュのフレアーによる「煙幕」戦術だった。
いよいよ敵、人間サイズの小さなWALKERに接近するバルトシュたち。
「上尉、対モービル。ロックオンできません。(バシーンッ!)ウギャー!」
「なにっ!」
(( ぎゃっ! ))
(( ウガァ! ))
(( がぁっー!))
フレアーの煙が充満する国道をバルトシュを先頭に残りの部隊がやって来て、小さな敵WALKERを脚で蹴ったり、50ミリ速射カノンでの砲口で引っ掛けて飛ばしたりと、原始的な攻撃で排除したのだ。
小さな敵のWALKERにはたまったもんじゃない。
( ぐわー! )
( うわー!ぎゃっ。)
( 小隊、退避ーっ!ウギャー! )
まるで子供がフィギアの玩具を蹴散らすように、粉砕される敵のWALKER部隊だった。
待ち伏せ攻撃を掛けて来たのだ。
いくら最新鋭の「シルフZERO」と言えども超至近距離の敵の攻撃には対応できなかった。
警報が鳴り響く先頭の「シルフZERO」のコクピット内。
( ヒュンヒュン。ヒュンヒュン。警報、警報。敵、対モービル携行兵。および敵の対モービルWALKER部隊を補足。回避してください。アクティブアーマー前面に展開中。間に合いません。ホルバチェフスキ中尉!緊急回避して下さい。敵ロックオンを確認。繰り返します、敵、ロックオンを確認。ヒュンヒュン。ヒュンヒュン。 )
「じゃかましー。ベアー、突っ込めー!」
搭載AIの緊急ロックオン警告が鳴っても、走り込んでいる以上、どうしようも出来ないのだ。
バルトシュ中隊は、突破するしかないのだ。
50ミリ速射カノンのマガジンを入れ替えながら撃ち続けるロマン・ホルバチェフスキ中尉の「ベアー」だった。
「ベアー!きよしバーニアをパージ(切り離し)!関節部の全作動モーターのリミッターカット。突っ込めーっ!」
( 全ジョイントモーターエンジン、最大稼働します。ホルバチェフスキ中尉!ヒュンヒュン。ヒュンヒュン。危険です、危険です。ホルバチェフスキ中尉!当機の脚部モーター・エンジン部が急速に加熱しています。ヒュンヒュン。ヒュンヒュン。 )
「あははっー!ベアー、直ぐに楽になるぞ。ゲームボーイっ(バルトシュのコール名)。隊長……。後は頼みましたよ。先に逝きます。ご武運を。よし!いっけーベアーっ!野郎ーども!俺に続けーっ!」
(( オォォーッ! ))
上半身を支えていたきよしバーニアをパージして、更に走りを加速するホルバチェフスキ中尉のベアー機。
コクピット内では、依然、警告が鳴り響いている。
構わず走りを加速させるベアー機。
( 脚部モーター動力固定アッセンブリー・ジャンクション部の溶解まで後1分。ヒュンヒュン。ヒュンヒュン。アッセンブリー各ジャンクションの温度平均1200度。冷却間に合いません。ヒュンヒュン。 )
血走った目を大きく開いて突入を始めるホルバチェフ中尉。
後ろから来ている2機目を大きく離して加速始めた。
( ドシン、ドシン。……ドシンドシンドシン!ドシンドシンドシン! )
中隊の隊列中間で、他の機体と共に走り込んでいるバルトシュ。
その先頭を走るベアー機の後ろから映すモニターでも、戦闘のベアーが上半身を空間固定するきよしバーニアをパージして、急加速で隊列を引き離して走る後ろ姿が映っていた。
きよしバーニアが自動的にバーニアを噴射して飛行しながら離れた。
しかし、そこは冷静なバルトシュ中佐。
的確な司令を中隊に下した。
「……ベアーすまん。よし!全隊通達っ!ベアーが敵の対HARMOR部隊を引き付ける。先頭から2番機の「ルシファー」から6番機の「カブキ」は敵の対HARMOR砲の発砲を合図にジャンプ。」
( イエッサーッ!)
「ジャンプと同時にフレアと対人放出。」
( イエッサーッ!)
「対人兵器使用許可。」
( イエッサーッ!)
「敵の特殊潜水艦の付近の浜辺へランディングしろ。」
( イエッサーッ!)
「シーラス防衛隊の加勢に回れ。後ろから回り込んで味方と挟撃しろ。」
(( イエッサーッ! ))
「8番「シルバーヘアー」から15番「ケートス」まで、残りは隊列そのまま突っ込めーっ!7番機の我に続けーっ!」
(( イエッサーッ、オオー! ))
7番機のバルトシュは、先頭を走るベアーが亡き後、今度は自分が先頭で突っ込む覚悟なのだ。
そんなきよし戦法で走り込んでくるバルトッシュ中隊を迎え打つAXIS機甲歩兵・WALKER20体。
WALKERの2小隊が待ち伏せていた。
その小さなWALKERの2小隊が、目の前できよしアーマーをパージして、単体で走り込んでくるベアーをロックオンしたのだ。
「イヒヒッ。こっちゃ来い、こっちゃ来い。今の時代に、そんなデカブツが役に立たない事を教えてあげるぜ。カカカカッ。よし!全小隊、射撃開始っ!」
狙いを付けて、待ち伏せた機甲歩兵のWALKERは至近距離で無反動砲の対モービル徹甲弾をベアーに撃ち込んだ。
( バシュンバシュンバシュン! )
( バシュンバシュンバシュン! )
( バシュンバシュンバシュン! )
無数の対モービル徹甲弾を受けるバルトシュ中隊の古株、ロマン・ホルバチェフスキ中尉のアタッカーHARMORの「ベアー」機。
( ズガン、ズガン、ズガン! )
( ズガン、ズガン、ズガン! )
( ズガン、ズガン、ズガン! )
敵の対HARMOR無反動砲を全弾、命中させられた「ベアー」機。
胸部から腰部の胴体全体から爆炎と破片を飛び散らせた。
それでも走り続ける「ベアー」機。
コクピットにも数発の徹甲弾が侵入して、ホルバチェフスキ中尉の体やコクピット内の計器類、モニターを吹き飛ばした。
(( バシッ、バシーッ! ))
( ガガッ!ウガッ! )
(( バシッ、バシーッ! ))
「ウガァ!ウグッ……。」
絶命するロマン・ホルバチェフスキ中尉だった。
機体前面がボロボロになったベアー機が、2車線の広い国道36号線を、とうとう倒れ込んだ。
「ベアー」機は倒れたまま、アスファルトをめくり上げ長い距離を滑り込んで行く。
(( ドシーン、ズザザザザーッ! ))
その後ろからバーニアを吹かして、次々に飛び上がる5機のバルトシュ中隊の「シルフZERO」。
( ズババババー! )
( ドババババー! )
飛び上がったシルフの一団は、一気に加速して砂浜に向かって飛び上がった。
同時にシルフ各機の両脇から低空からのフレアを無数放出して飛び上がったのだ。
( シュパパパパー! )
( パラパラパラッ。 )
周囲に吹き上がるフレアの煙。
一瞬にしてホワイトアウトする苫小牧戦場の東側だった。
待ち伏せする敵、WALKER部隊がロックオン出来ず右往左往し始めた。
「畜生!煙で見えない。ロックオンができない。金属探知も利かない。奴ら金属じゃないのか。」
全装甲がステルス対応の複合装甲で、軽く丈夫なカーボン素材のため、レーダー波も吸収する「シルフZERO」だった。
肉眼や映像でしか確認出来ない、光学ロックオンのみ有効なのが解った上でのバルトシュのフレアーによる「煙幕」戦術だった。
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「上尉、対モービル。ロックオンできません。(バシーンッ!)ウギャー!」
「なにっ!」
(( ぎゃっ! ))
(( ウガァ! ))
(( がぁっー!))
フレアーの煙が充満する国道をバルトシュを先頭に残りの部隊がやって来て、小さな敵WALKERを脚で蹴ったり、50ミリ速射カノンでの砲口で引っ掛けて飛ばしたりと、原始的な攻撃で排除したのだ。
小さな敵のWALKERにはたまったもんじゃない。
( ぐわー! )
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