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第13章 マズルカの調べに乗って。
第2話 死闘!狙う目。
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次々に爆炎や、煙が吹き上がる苫小牧市西海岸。
そこは、まさに巨大ロボット同士の合戦会場だったのだ。
巨大ロボットのHARMORが敵、味方入り乱れて、ボロボロになって戦っていた。
( ドカドカッ。ガシーン! )
HARMOR同士のパンチの応酬。
(( ガシンッガシンッ!クオッ。 ))
(( シュッ!シュッ!ドカドカッ! ))
お互い譲らず、今度は砂浜の上を、取っ組み合いをする2機のHARMOR、「シルフZERO」と「壊撃-3型V-2」だった。
巨大ロボットHARMORの2機が、大量の砂を巻き上げ、お互いの肩を持ちながら、通り過ぎた。
( クォ、ドンドンドン。 )
( ドシンドシンドシン。 )
その巨大ロボットの足元の砂浜でも小競り合いが行われていた。
巨大な脚部で、かき乱される砂浜でも生き残ったパイロットたちが、命をかけた戦いをしていたのだ。
HARMORを破壊されたパイロットたちも命ある限り、アサルトライフルで、拳銃で、そして流木で、素手やこぶしで生きるの死ぬの、の闘いを生身の体でHARMORの足元の至る所でしているのだ。
◇
大きな流木を挟んで、対峙するパイロットたちがいた。
2人の後ろには、お互いのHARMORが砂浜に倒れている。
日本側の日本国陸軍のHARMOR、米国製コマンダー・イクティニケは、コクピットから上部に掛けて炎を吹き上げている。
AXISの壊撃-3型V-2は、見た所、全く損傷がないが同じく砂浜に倒れていた。
自機を放棄した敵のパイロットと、同じく稼働不能の自機を失った日本国陸軍のHARMORパイロットが、ヘッドギアにパイロットスーツ姿のままで、1対1の対決をしていたのだ。
AXISのパイロットへ、拳銃を向ける日本国陸軍のパイロット。
しかし、故障していた。
「ハァハァ。カチャカチャ。ん?なんだよクソッ!コクピットが爆発したから、衝撃でぶっ壊れたか。ちくしょー……ハァ、ハァ。かかってこいや!アクシス野郎。」
日本国軍のパイロットは、故障した拳銃を砂浜に放り投げた。
逆に、余裕を持って拳銃を日本国陸軍のパイロットに向けるAXISのパイロットだった。
「ざーま。この小日本人め!ハハハーッ!死ねーっ!」
AXISのパイロットは、大口径のオートマチック拳銃を向けて笑いながら、拳銃の引き金を引いた。
( ハハハッー!パンパンパンパンッ! )
( シュシュッ、キュンキュン。)
ところがパイロットバトルモードの最上級の硬度にカスケード変形した自衛隊パイロットのアーマー・アンダー・スーツは大口径弾の全弾を余裕で跳ね返した。
「な、な、なんだ。カチャカチャ、カチャカチャ。あ、あ。弾切れ。当たってる、当たってるのに。なんで死なないんだ。あれが日本のアーマー・スーツか。」
流木の奥から、砂を巻き上げて走り込んでくる日本国陸軍のパイロット。
「このアクシス野郎。余裕ブッこいてるんじゃないぞ、コラッー!」
( ザッザッザッザッザッザッー! )
拳銃が無理とわかったAXISのパイロットは、エマージェンシー用の1.5メートル位に攻撃用電熱警棒を伸ばして、構えた。
同じく流木に向かって走り始める敵AXISのパイロットだった。
先に流木を飛び越えて、警棒で殴りかかるAXISのパイロット。
「死ねー!小日本人っ!」
「じゃかーしーっ!」
( カンッ!ビリビリッ! )
敵が振り下ろした電熱警棒を、腕で払いのける日本国陸軍のパイロット。
カスケード硬化したスーツは衝撃が大きいほど鉄よりも固く硬化するのだ。ましてや電気も通さないカーボンなのだ。
殴った時の予想外の衝撃で、砂浜に飛ばされ浜辺に突き刺さる警棒。
( シュルシュルシュル~、ザクッ。 )
「うあっ!なんだ!クソッ!」
そして、武器のない両パイロットが、取っ組み合いのケンカになった。
( ッテメー!)
( 痛っ、コノヤローッ! )
2人はお互いをつかみ合ったまま、砂浜に倒れ込んだ。
しかし、殴っても殴っても、全て、全身カスケード硬化布に弾かれるAXISパイロットのパンチ。
「くっそー!なんでだ。くっそー!クソックソックソッ!」
仰向けに倒れたAXISパイロットへ、逆に、馬乗りになる日本国陸軍のHARMORのパイロット。
「はははっー!ざまーっ!」
その時、AXISのパイロットの横、砂浜に突き刺さっている警棒が目に留まった。
すぐさま体を伸ばして警棒を取り、警棒を両手で持って振り上げたのだ。
「おいおい、待て、待て。ちょっと待て。」
AXISパイロットが、日本国陸軍のパイロットにわびを入れた。
「じゃかーしぃ!くたばれーっ!」
その時、日本国陸軍のパイロットは顔を覆っているカスケード布が、汗と暑さで鬱陶しくなったのか、カスケード布を下におろした。
アゴから首がさらされたのだ。
しかし、その瞬間を逃さない目があった。
破壊されたHARMORの部品に隠れながらアサルトライフルで、狙っているパイロットがいたのだ。
そこは、まさに巨大ロボット同士の合戦会場だったのだ。
巨大ロボットのHARMORが敵、味方入り乱れて、ボロボロになって戦っていた。
( ドカドカッ。ガシーン! )
HARMOR同士のパンチの応酬。
(( ガシンッガシンッ!クオッ。 ))
(( シュッ!シュッ!ドカドカッ! ))
お互い譲らず、今度は砂浜の上を、取っ組み合いをする2機のHARMOR、「シルフZERO」と「壊撃-3型V-2」だった。
巨大ロボットHARMORの2機が、大量の砂を巻き上げ、お互いの肩を持ちながら、通り過ぎた。
( クォ、ドンドンドン。 )
( ドシンドシンドシン。 )
その巨大ロボットの足元の砂浜でも小競り合いが行われていた。
巨大な脚部で、かき乱される砂浜でも生き残ったパイロットたちが、命をかけた戦いをしていたのだ。
HARMORを破壊されたパイロットたちも命ある限り、アサルトライフルで、拳銃で、そして流木で、素手やこぶしで生きるの死ぬの、の闘いを生身の体でHARMORの足元の至る所でしているのだ。
◇
大きな流木を挟んで、対峙するパイロットたちがいた。
2人の後ろには、お互いのHARMORが砂浜に倒れている。
日本側の日本国陸軍のHARMOR、米国製コマンダー・イクティニケは、コクピットから上部に掛けて炎を吹き上げている。
AXISの壊撃-3型V-2は、見た所、全く損傷がないが同じく砂浜に倒れていた。
自機を放棄した敵のパイロットと、同じく稼働不能の自機を失った日本国陸軍のHARMORパイロットが、ヘッドギアにパイロットスーツ姿のままで、1対1の対決をしていたのだ。
AXISのパイロットへ、拳銃を向ける日本国陸軍のパイロット。
しかし、故障していた。
「ハァハァ。カチャカチャ。ん?なんだよクソッ!コクピットが爆発したから、衝撃でぶっ壊れたか。ちくしょー……ハァ、ハァ。かかってこいや!アクシス野郎。」
日本国軍のパイロットは、故障した拳銃を砂浜に放り投げた。
逆に、余裕を持って拳銃を日本国陸軍のパイロットに向けるAXISのパイロットだった。
「ざーま。この小日本人め!ハハハーッ!死ねーっ!」
AXISのパイロットは、大口径のオートマチック拳銃を向けて笑いながら、拳銃の引き金を引いた。
( ハハハッー!パンパンパンパンッ! )
( シュシュッ、キュンキュン。)
ところがパイロットバトルモードの最上級の硬度にカスケード変形した自衛隊パイロットのアーマー・アンダー・スーツは大口径弾の全弾を余裕で跳ね返した。
「な、な、なんだ。カチャカチャ、カチャカチャ。あ、あ。弾切れ。当たってる、当たってるのに。なんで死なないんだ。あれが日本のアーマー・スーツか。」
流木の奥から、砂を巻き上げて走り込んでくる日本国陸軍のパイロット。
「このアクシス野郎。余裕ブッこいてるんじゃないぞ、コラッー!」
( ザッザッザッザッザッザッー! )
拳銃が無理とわかったAXISのパイロットは、エマージェンシー用の1.5メートル位に攻撃用電熱警棒を伸ばして、構えた。
同じく流木に向かって走り始める敵AXISのパイロットだった。
先に流木を飛び越えて、警棒で殴りかかるAXISのパイロット。
「死ねー!小日本人っ!」
「じゃかーしーっ!」
( カンッ!ビリビリッ! )
敵が振り下ろした電熱警棒を、腕で払いのける日本国陸軍のパイロット。
カスケード硬化したスーツは衝撃が大きいほど鉄よりも固く硬化するのだ。ましてや電気も通さないカーボンなのだ。
殴った時の予想外の衝撃で、砂浜に飛ばされ浜辺に突き刺さる警棒。
( シュルシュルシュル~、ザクッ。 )
「うあっ!なんだ!クソッ!」
そして、武器のない両パイロットが、取っ組み合いのケンカになった。
( ッテメー!)
( 痛っ、コノヤローッ! )
2人はお互いをつかみ合ったまま、砂浜に倒れ込んだ。
しかし、殴っても殴っても、全て、全身カスケード硬化布に弾かれるAXISパイロットのパンチ。
「くっそー!なんでだ。くっそー!クソックソックソッ!」
仰向けに倒れたAXISパイロットへ、逆に、馬乗りになる日本国陸軍のHARMORのパイロット。
「はははっー!ざまーっ!」
その時、AXISのパイロットの横、砂浜に突き刺さっている警棒が目に留まった。
すぐさま体を伸ばして警棒を取り、警棒を両手で持って振り上げたのだ。
「おいおい、待て、待て。ちょっと待て。」
AXISパイロットが、日本国陸軍のパイロットにわびを入れた。
「じゃかーしぃ!くたばれーっ!」
その時、日本国陸軍のパイロットは顔を覆っているカスケード布が、汗と暑さで鬱陶しくなったのか、カスケード布を下におろした。
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しかし、その瞬間を逃さない目があった。
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