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第8章 マイケル・M・S・マズル准将。
第2話 グンソー・フクダ。
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西暦1944年(昭和19年) 4月27日
◾️ アンガウル島。
ペリュリュー・アンガウル島攻略作戦 スティールⅡ発動まであと5か月。
「ただ今、着任致しました宇都宮っ!歩兵第59連隊、擲弾筒臼砲分隊、分隊長を拝命いたしました御舩大であります。パラオ ・アンガウル守備隊におきまして皇国の安全担保の為、粉骨砕身の……」
と、挨拶の最中、監視塔からの警鐘が鳴る。
( カンカンカンッ!敵機来襲!敵機来襲!カンカンカンッ!ドーントレス4機~!南西方向より侵入! )
朝礼中の、御舩の分隊紹介の挨拶をする間もなく、米軍の攻撃が始まってしまったのだ。
米空軍の爆撃目標は人工の構造物全てだった。
彼らは日本軍の抵抗力を落とすことが目的で頻繁に襲来していたのだ。
「解散!各自散れ!早よ散れ~っ!散れ!散れ!」
御舩らは、朝礼で集まった守備隊員と共に一斉に林へ駈け出した。
木陰で伏せていると、真上を1機のドーントレス爆撃機が爆音と共に通過した。
( ブロロローッ、シュッ! )
そして、浜辺の構築中の陣地を爆撃したのだ。海岸方面から爆撃音が聞こえてきた。
(( ヒィーン、ドカーンっ! ))
「はははっ!……上陸して直ぐ爆撃機の、お出迎えか。」
と、大木の根元で伏せながら、鉄兜を押えて笑って話す御舩ヒロシ。
御舩の横にはもう1人兵隊が伏せていた。
「まぁた!陣地の爆撃だっぺ。こさえても~っ!陣地をなんぼこさえても~!こぉのデレ助ぇアメ公~!」
また、木の上すれすれに次の爆撃隊のドーントレスが過ぎてゆく。
( ブワン、シュッ!ブワン、シュッシュッ! )
その隣の兵士は、茨城訛の兵士だった。
年は30歳過ぎくらい。
爆発音や爆音の中、2人は大声で話した。
サッと、御舩ヒロシに手を出した。
「兵站軍曹しっちょります!福田ですぅ!水戸の第2連隊、熱河作戦の生き残りだっぺね。ペリュリュから物資運んでそ~んまま帰れんでぇ、穴ばっ、掘っちゅります。ぺねっ!」
「昨晩に来た、軍曹をしております。御舩です!満州!チチハルから~来ました。宜しくお願いします!」
爆音も静まり、ドーントレスの音も遠くに聞こえる。
ゆっくり空を見ながら立ち上がる2人。
周りの兵士達も立ち上がり始めた。
御舩と福田の2人も服に着いた砂を払いながら立ち上がった。
「悪さしたら、三途の河で石を積んでも、積んでも閻魔さまに崩されるぅ。ペリュリュでも、アンガでも砂掘っても、掘っても、アメ公に崩されるべね。」
「穴掘り損のくたびれ儲け。ですね。」
白い歯を出してニコニコ話す御舩。
「御舩軍曹!うめっ事、言うっぺねっ!」
( アッハハハッ! )
大笑いする2人の軍曹。
なんとなく気の合った2人だった。
そんな、彼らもこれからパラオ・アンガウルの玉砕戦が待っているのだった。
彼らが望んだ平和な世界。
その100年以上進んだ後の世界でも、残念ながら混沌としていのだ。
◾️ アンガウル島。
ペリュリュー・アンガウル島攻略作戦 スティールⅡ発動まであと5か月。
「ただ今、着任致しました宇都宮っ!歩兵第59連隊、擲弾筒臼砲分隊、分隊長を拝命いたしました御舩大であります。パラオ ・アンガウル守備隊におきまして皇国の安全担保の為、粉骨砕身の……」
と、挨拶の最中、監視塔からの警鐘が鳴る。
( カンカンカンッ!敵機来襲!敵機来襲!カンカンカンッ!ドーントレス4機~!南西方向より侵入! )
朝礼中の、御舩の分隊紹介の挨拶をする間もなく、米軍の攻撃が始まってしまったのだ。
米空軍の爆撃目標は人工の構造物全てだった。
彼らは日本軍の抵抗力を落とすことが目的で頻繁に襲来していたのだ。
「解散!各自散れ!早よ散れ~っ!散れ!散れ!」
御舩らは、朝礼で集まった守備隊員と共に一斉に林へ駈け出した。
木陰で伏せていると、真上を1機のドーントレス爆撃機が爆音と共に通過した。
( ブロロローッ、シュッ! )
そして、浜辺の構築中の陣地を爆撃したのだ。海岸方面から爆撃音が聞こえてきた。
(( ヒィーン、ドカーンっ! ))
「はははっ!……上陸して直ぐ爆撃機の、お出迎えか。」
と、大木の根元で伏せながら、鉄兜を押えて笑って話す御舩ヒロシ。
御舩の横にはもう1人兵隊が伏せていた。
「まぁた!陣地の爆撃だっぺ。こさえても~っ!陣地をなんぼこさえても~!こぉのデレ助ぇアメ公~!」
また、木の上すれすれに次の爆撃隊のドーントレスが過ぎてゆく。
( ブワン、シュッ!ブワン、シュッシュッ! )
その隣の兵士は、茨城訛の兵士だった。
年は30歳過ぎくらい。
爆発音や爆音の中、2人は大声で話した。
サッと、御舩ヒロシに手を出した。
「兵站軍曹しっちょります!福田ですぅ!水戸の第2連隊、熱河作戦の生き残りだっぺね。ペリュリュから物資運んでそ~んまま帰れんでぇ、穴ばっ、掘っちゅります。ぺねっ!」
「昨晩に来た、軍曹をしております。御舩です!満州!チチハルから~来ました。宜しくお願いします!」
爆音も静まり、ドーントレスの音も遠くに聞こえる。
ゆっくり空を見ながら立ち上がる2人。
周りの兵士達も立ち上がり始めた。
御舩と福田の2人も服に着いた砂を払いながら立ち上がった。
「悪さしたら、三途の河で石を積んでも、積んでも閻魔さまに崩されるぅ。ペリュリュでも、アンガでも砂掘っても、掘っても、アメ公に崩されるべね。」
「穴掘り損のくたびれ儲け。ですね。」
白い歯を出してニコニコ話す御舩。
「御舩軍曹!うめっ事、言うっぺねっ!」
( アッハハハッ! )
大笑いする2人の軍曹。
なんとなく気の合った2人だった。
そんな、彼らもこれからパラオ・アンガウルの玉砕戦が待っているのだった。
彼らが望んだ平和な世界。
その100年以上進んだ後の世界でも、残念ながら混沌としていのだ。
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