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無着色戦隊イロガナイザー
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バトルスーツのお披露目会は沈黙で始まった。
薄い灰色の3着のスーツ⋯⋯。どれもまったく同じ色。
「⋯⋯博士。これ、なんで全部グレー何ですか?」
冷静沈着なイロガイエローが眉をひそめる。
「うっかりして、塗装工程を飛ばしてしまってな! 素材そのままの色になってしまったのだ!」
鵜狩博士は満面の笑みで胸を張った。今年55歳にもなる変わり者は、謝るより先に得意げになる癖がある。
「俺は色なんて気にしないぜ!」
熱血漢のアルバイター、イロガレッドが拳を握る。
「はい。博士の事は信じていますから、大丈夫ですよ?」
優しい女子大生のイロガブルーが笑顔でフォローする。
「⋯⋯まあ、性能に問題が無いなら」
常にクールで経歴不明な謎の男、イロガイエローはため息をつきつつも、あっさり了承した。
こうして『英雄戦隊イロガアール』は改名を余儀なくされ⋯⋯。
「今日から俺達は『無着色戦隊イロガナイザー』だ!」
レッドの宣言と同時にモニターに赤い警報が走った。
『地球の諸君! 貴様らは今日から我々の支配下になるのだ!』
モニターに映し出されたのは、『ちょい悪軍団アークドイナー』の幹部ワルード将軍。派手なトゲ付き肩パッドといかにも悪そうな笑いが特徴だ。
「行くぞ、これがイロガナイザーのデビュー戦だぜ!」
3人はグレーのバトルスーツで飛び出した。
戦場に降り立ち、名乗りを上げる。
「イロガレッド!」
熱い想いを言葉に乗せて叫んだ。
「イロガブルーです!」
言葉こそ丁寧だが、はっきりと強い意志が声に宿る。
「⋯⋯イロガイエロー」
イエローだけテンションが低い。
しかし、ワルード将軍は目を瞬かせた。
「おい、どれがレッドでどれがブルーだ?イエローは⋯⋯全員同じ色じゃないか!」
部下たちもざわつく。
「見分けがつかねえ!」
その一瞬の動揺を突き、イロガナイザーは三方向から同時攻撃を仕掛ける。
レッドの正面突破、ブルーの華麗なカウンター、イエローの的確な援護射撃⋯⋯。
どうやら色を失った事で逆に動きが読まれにくくなったようだ。
「くっ、今日のところは引くぞ!」
ワルード将軍は悔しげに撤退した。
勝利の後、三人は並んで夕陽を見上げた。
「博士のうっかりも、たまには役にたつもんだな!」とレッド。
「でも、やっぱり色があった方が楽しいですよね」とブルー。
「次は、ちゃんと塗ってもらおう」イエローがぼそりと言う。
イロガナイザーの戦いはまだ始まったばかりである⋯⋯。
薄い灰色の3着のスーツ⋯⋯。どれもまったく同じ色。
「⋯⋯博士。これ、なんで全部グレー何ですか?」
冷静沈着なイロガイエローが眉をひそめる。
「うっかりして、塗装工程を飛ばしてしまってな! 素材そのままの色になってしまったのだ!」
鵜狩博士は満面の笑みで胸を張った。今年55歳にもなる変わり者は、謝るより先に得意げになる癖がある。
「俺は色なんて気にしないぜ!」
熱血漢のアルバイター、イロガレッドが拳を握る。
「はい。博士の事は信じていますから、大丈夫ですよ?」
優しい女子大生のイロガブルーが笑顔でフォローする。
「⋯⋯まあ、性能に問題が無いなら」
常にクールで経歴不明な謎の男、イロガイエローはため息をつきつつも、あっさり了承した。
こうして『英雄戦隊イロガアール』は改名を余儀なくされ⋯⋯。
「今日から俺達は『無着色戦隊イロガナイザー』だ!」
レッドの宣言と同時にモニターに赤い警報が走った。
『地球の諸君! 貴様らは今日から我々の支配下になるのだ!』
モニターに映し出されたのは、『ちょい悪軍団アークドイナー』の幹部ワルード将軍。派手なトゲ付き肩パッドといかにも悪そうな笑いが特徴だ。
「行くぞ、これがイロガナイザーのデビュー戦だぜ!」
3人はグレーのバトルスーツで飛び出した。
戦場に降り立ち、名乗りを上げる。
「イロガレッド!」
熱い想いを言葉に乗せて叫んだ。
「イロガブルーです!」
言葉こそ丁寧だが、はっきりと強い意志が声に宿る。
「⋯⋯イロガイエロー」
イエローだけテンションが低い。
しかし、ワルード将軍は目を瞬かせた。
「おい、どれがレッドでどれがブルーだ?イエローは⋯⋯全員同じ色じゃないか!」
部下たちもざわつく。
「見分けがつかねえ!」
その一瞬の動揺を突き、イロガナイザーは三方向から同時攻撃を仕掛ける。
レッドの正面突破、ブルーの華麗なカウンター、イエローの的確な援護射撃⋯⋯。
どうやら色を失った事で逆に動きが読まれにくくなったようだ。
「くっ、今日のところは引くぞ!」
ワルード将軍は悔しげに撤退した。
勝利の後、三人は並んで夕陽を見上げた。
「博士のうっかりも、たまには役にたつもんだな!」とレッド。
「でも、やっぱり色があった方が楽しいですよね」とブルー。
「次は、ちゃんと塗ってもらおう」イエローがぼそりと言う。
イロガナイザーの戦いはまだ始まったばかりである⋯⋯。
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