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アガネスト帝国王立魔法学園
12,デート(仮)に誘われました!けど着けられてました……
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カイルsibe
「なあ?」
俺は普通に分からない問題を聞いた。
「ん?」
「ここの大門2なんだけど……」
「あ、ここはね?ここの9を……」
そう言って、ナナが体を乗り出して顔を俺に近ずける。
いや、ちっか!
……心なしかめっちゃいい匂いがする……
はっ!ダメだ。ちゃんと集中をしなければ……
「なるほど……助かった。ありがとな。」
「へ?あ、ううん大丈夫だよ。////」
俺は、カリカリとまた問題を解く。
「ねぇ?カイル。」
「なんだ?」
「カイルってこの依頼受けてるけどさ、大切な人や気になる人なんて居ないの?」
は!?
……は?!
「大切な人や気になる人……っか……居るっちゃ居るけど……ナンデダ?」
緊張しすぎて、カタコトになってしまった。
「えっと……3年間も離れていて、大丈夫なのかな~?って……」
……勘違いしてるのか?
ニヤッ
俺は、アタックをしまくれば行けるのではないかと本気で思えてきた。
少しずつ外堀を埋めておこう……
「あ~……その点は大丈夫だ。その間はずっと一緒に居るしな。」
次は何かと言ってデートでも誘ってみるか……
ナナ、覚悟しとけよ。
ーーーーーーーー
ナナsibe
気付いたら、もう夕方になっていた。
図書室を窓から差し込む夕日のオレンジ色で、当たりはすっかりオレンジ色の世界になった。
「そろそろ、帰ろ?」
「そうだな~……ふー……助かったぜ。」
「え?ううん気にしなくていいよ。大したことしてないし。」
「いや、俺からしたら大したことだから……そうだ、今度お詫びに城下町一緒に出かけないか?」
……ファ!?
これは……デートと考えても良いのだろうか……
いや、違うかもしれない。
「いいけど、2人っきり?」
「ああ。お詫びだからな。明後日でも行かないか?放課後にでも。……それとも、嫌だったか?」
「ううん!大丈夫だよ。楽しみにしてるね。」
私達は、その後各自寮に戻った。
「ただいま~」
「お帰りなさいませ。」
「あ、お帰りー……姉ねなにか進展あった?」
「え?」
「だって、嬉しそうですよ?姉様。」
「……私が勝手に思ってるだけかもしれないけど、デートに誘われちゃった……」
「「「「「「「「デート?」」」」」」」」
「それはそれは……カイルさんは随分と強気に出ましたね。」(コソッ)
「シン?あのさ、男ってそういう時デート中何するの?」(コソッ)
「だいたい、不意打ちに迷わないようにとか言って手を握りますかね?この調子だと……適当にカフェや雑貨に行って終わりじゃないですか?」(コソッ)
「……ならばいいでしょう」(コソッ)
「おーい???」
デート当日
私達は、1度寮に戻って私服で学園の正門前で待ち合わせになった。
私は、約束の時間の5分前に来たけど、まだ来てないみたい……
「悪ぃ、待ったか?」
「ううん、全然。今来たところだし。」
……ん?
これは俗に言う、恋人達の待ち合わせのかの有名な言葉じゃないか?
……自然と出たけど恥ずかし////
カイルを見ると、黒のTシャツに黒のカーゴパンツをはいていて、銀の十字架の小さいネックレスをつけていた。
「かっこいい……」
「かわいい……」
「「え?」」
かわいいって聞こえたような……////?
自惚れ過ぎかな……はぁ……
「と、とりあえず行こうぜ。」
「う、うん……」
私達は並んで歩き、城下町を目指した。
そんな中、上空でリリカ以外のナナの仲間が見ているのを知らずに……
「初々しいですね。」(シン)
「は~姉ね可愛い……お姉ちゃんにも見してあげたいけど、ジャンケンで決めた任務があるからね~……」 (ルルカ)
「あ、進みだしたみたいよ。モナさん、追いかけて。」(リア)
「分かっておりますよ。」(モナ)
「それにしても、2人は何処かよそよそしいですね。これからどうなるのか気になります。」(シン)
「あ、姉ね困ってる。食べ物は、美味しくないもんね…………あ、食べた。……いや?これは姉ね食べたフリして空間魔法とかでどこかにやっているのかな?さすが姉ね、頭いい~」(ルルカ)
「一方カイルは、何か気付いていますね。カラクリは、分からなさそうですけど。」
「あ、カイルさんが徐々に人混みへ誘導してます~」(ハルミ)
「……あ、ご主人様が、人混みに巻き込まれた」(ネルト)
「「「「ご主人様~!」」」」
「いや、大丈夫見たいよ?カイルがすぐに手を繋いで引き寄せたみたい。」(リア)
「……許したくない所だけど……姉ねが喜んでるから怒れない……」(ルルカ)
「あ、ご主人様が人混みで押されてふらついてる。」(ネルト)
「姉ねも避けようと思えばよけれるのに~カイルに見したくないのかな?」(ルルカ)
「あ、殺してきていいですかね?押された衝動でカイルさんご主人様の腰に手を回しました。」(シン)
「良いよって言いたい所だけど、姉ねが悲しむからダメ。」(ルルカ)
「ご主人様、赤く頬を染めていらっしゃる……可愛い。」(モナ)
「ご主人様、ちょっとオシャレをしていましたもんね~」(ハルミ)
ナナハを溺愛する妹と従者と友人であった。
「なあ?」
俺は普通に分からない問題を聞いた。
「ん?」
「ここの大門2なんだけど……」
「あ、ここはね?ここの9を……」
そう言って、ナナが体を乗り出して顔を俺に近ずける。
いや、ちっか!
……心なしかめっちゃいい匂いがする……
はっ!ダメだ。ちゃんと集中をしなければ……
「なるほど……助かった。ありがとな。」
「へ?あ、ううん大丈夫だよ。////」
俺は、カリカリとまた問題を解く。
「ねぇ?カイル。」
「なんだ?」
「カイルってこの依頼受けてるけどさ、大切な人や気になる人なんて居ないの?」
は!?
……は?!
「大切な人や気になる人……っか……居るっちゃ居るけど……ナンデダ?」
緊張しすぎて、カタコトになってしまった。
「えっと……3年間も離れていて、大丈夫なのかな~?って……」
……勘違いしてるのか?
ニヤッ
俺は、アタックをしまくれば行けるのではないかと本気で思えてきた。
少しずつ外堀を埋めておこう……
「あ~……その点は大丈夫だ。その間はずっと一緒に居るしな。」
次は何かと言ってデートでも誘ってみるか……
ナナ、覚悟しとけよ。
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ナナsibe
気付いたら、もう夕方になっていた。
図書室を窓から差し込む夕日のオレンジ色で、当たりはすっかりオレンジ色の世界になった。
「そろそろ、帰ろ?」
「そうだな~……ふー……助かったぜ。」
「え?ううん気にしなくていいよ。大したことしてないし。」
「いや、俺からしたら大したことだから……そうだ、今度お詫びに城下町一緒に出かけないか?」
……ファ!?
これは……デートと考えても良いのだろうか……
いや、違うかもしれない。
「いいけど、2人っきり?」
「ああ。お詫びだからな。明後日でも行かないか?放課後にでも。……それとも、嫌だったか?」
「ううん!大丈夫だよ。楽しみにしてるね。」
私達は、その後各自寮に戻った。
「ただいま~」
「お帰りなさいませ。」
「あ、お帰りー……姉ねなにか進展あった?」
「え?」
「だって、嬉しそうですよ?姉様。」
「……私が勝手に思ってるだけかもしれないけど、デートに誘われちゃった……」
「「「「「「「「デート?」」」」」」」」
「それはそれは……カイルさんは随分と強気に出ましたね。」(コソッ)
「シン?あのさ、男ってそういう時デート中何するの?」(コソッ)
「だいたい、不意打ちに迷わないようにとか言って手を握りますかね?この調子だと……適当にカフェや雑貨に行って終わりじゃないですか?」(コソッ)
「……ならばいいでしょう」(コソッ)
「おーい???」
デート当日
私達は、1度寮に戻って私服で学園の正門前で待ち合わせになった。
私は、約束の時間の5分前に来たけど、まだ来てないみたい……
「悪ぃ、待ったか?」
「ううん、全然。今来たところだし。」
……ん?
これは俗に言う、恋人達の待ち合わせのかの有名な言葉じゃないか?
……自然と出たけど恥ずかし////
カイルを見ると、黒のTシャツに黒のカーゴパンツをはいていて、銀の十字架の小さいネックレスをつけていた。
「かっこいい……」
「かわいい……」
「「え?」」
かわいいって聞こえたような……////?
自惚れ過ぎかな……はぁ……
「と、とりあえず行こうぜ。」
「う、うん……」
私達は並んで歩き、城下町を目指した。
そんな中、上空でリリカ以外のナナの仲間が見ているのを知らずに……
「初々しいですね。」(シン)
「は~姉ね可愛い……お姉ちゃんにも見してあげたいけど、ジャンケンで決めた任務があるからね~……」 (ルルカ)
「あ、進みだしたみたいよ。モナさん、追いかけて。」(リア)
「分かっておりますよ。」(モナ)
「それにしても、2人は何処かよそよそしいですね。これからどうなるのか気になります。」(シン)
「あ、姉ね困ってる。食べ物は、美味しくないもんね…………あ、食べた。……いや?これは姉ね食べたフリして空間魔法とかでどこかにやっているのかな?さすが姉ね、頭いい~」(ルルカ)
「一方カイルは、何か気付いていますね。カラクリは、分からなさそうですけど。」
「あ、カイルさんが徐々に人混みへ誘導してます~」(ハルミ)
「……あ、ご主人様が、人混みに巻き込まれた」(ネルト)
「「「「ご主人様~!」」」」
「いや、大丈夫見たいよ?カイルがすぐに手を繋いで引き寄せたみたい。」(リア)
「……許したくない所だけど……姉ねが喜んでるから怒れない……」(ルルカ)
「あ、ご主人様が人混みで押されてふらついてる。」(ネルト)
「姉ねも避けようと思えばよけれるのに~カイルに見したくないのかな?」(ルルカ)
「あ、殺してきていいですかね?押された衝動でカイルさんご主人様の腰に手を回しました。」(シン)
「良いよって言いたい所だけど、姉ねが悲しむからダメ。」(ルルカ)
「ご主人様、赤く頬を染めていらっしゃる……可愛い。」(モナ)
「ご主人様、ちょっとオシャレをしていましたもんね~」(ハルミ)
ナナハを溺愛する妹と従者と友人であった。
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