どうして、ただの女子高生が魔王と戦うことになるわけ!?

小松広和

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第四章 取り敢えず四天王を倒せ!

第五十九話 絶滅危惧種?

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 ボカ!
「これで850万マネーか。まだまだだな」
「アイラさん! それはお坊さんですよ!」
クレアが必死でアイラを止めている。
「お金になるのなら誰だっていいのよ!」
「確実にお金にはなりませんから! と言いますかむしろ損をします」

 この時、勇者様がとんでもないことに気付いてしまう。
「ゴールデンヒャクニンイッシュって百体しかいないなんてことはないだろうな?」
「そう言えば同じ歌を聞いてませんね」
百体しかいないってこれはもう絶滅危惧種だよね。

「今まで何体倒した?」
「三十七体です」
「凄いなクレア、数えてたのか?」
「いいえ、私は記憶力には自信があるんです」

 クレアの言葉を聞いてサラが口を挟む。
「いるんだよなあ。勉強してないって言ってテストでいい点取る奴」
「私はそんなことしません。堂々と『勉強しました』って言いますから」
それはそれで凄いような・・・・。あれ? 異世界にも学校ってあるわけ?

「因みにお姫様七人、お坊さん六人、普通の男の人二十一人、身分の高そうな人三人です」
「本当に凄いな!」
「それくらい私にだってできるし」
サラさんには絶対無理だと思う。

「と言うことは後六十三体か。内坊主が何体残っているかだな」
「百人一首のお坊さんは確か十二枚だったような」
「すると残り五十七体しか倒せないと言うことか」
なるほど。
「現在850万マネー稼いだわけだから1億マネーまで、後8650万マネー。一体当たり160万マネー以上ないと苦しいか」
????? 何でそうなるのかさっぱりわからない私だった。

「今まで一番多いモンスターでも100万マネーでしたから、普通に考えて1億マネーは超えないと思います」
クレアさんは理解できたんだ。
「そんなの二百体くらい倒せばいいじゃないのか?」
良かった。サラさんは私の仲間だった。

 でも何かいい方法を考えないとダメだよね。私は柄になく腕組みをして瞳を閉じて考え込んだ。ふと目を開けると黄色い泉が目に入ってきた。
「そうだ!」

 私は勇者様に画期的な方法を伝えた。こんなことって滅多にないよね。今日は記念日になるかも。
「人はいさ 心も知らず ふるさとは・・・・」
「いたぞ!」
私達はゴールデンヒャクニンイッシュを取り囲むと腕を引っ張って笑顔で言った。
「まあ、こちらへどうぞ」
「な、何をする」

 そして泉の前まで来ると、
「えい!」
と背中を押した。

「あなたの落としたのはゴホ、この金のゴールデンヒャクニンイッシュですか? それともゴホゴホ銀のゴールデンヒャクニンイッシュですか?」
「いいえ、ただのゴールデンヒャクニンイッシュで~す」
「正直者のあなたにはゴホ、金のゴールデンヒャクニンイッシュと銀のゴールデンヒャクニンイッシュのゴホ両方を差し上げましょうゴホゴホ」
「やったー!」
生き物が二倍になっちゃったよ! まあ、モンスターだからいいっか? 私は深く考えないことにした。

 ボカボカ!
「凄いぞ! 一瞬で870万マネーも稼げたぞ!」
こうして私達は簡単に1億マネーを稼ぐことができたのであった。でもいいのかな? ゴールデンヒャクニンイッシュって絶滅危惧種なのでは?
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