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第二話 これよこれ!
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小さな村で私たちが目にした光景は酷いものだった。村人全員が痩せこけて全く覇気がない。これは怪しいわ。
「この村は全て自給自足になっております。旅の方に食べ物をお出しする余裕はありません」
丁度お昼時だったから『この辺に食事ができるところはない?』って聞いたら、この返答が来たわ。早速聞き込み開始よ。
「村の皆さん、お困りのようですがどうかされたのですか?」
「ちょっとー! 何で小百合が聞くわけ? ここは主人公である私が聞くとこでしょ!」
私は小百合と村人の間に割り込んだ。
「ねえ、そうでしょう?」
私は笑顔で可愛く首を傾げて言った。私の可愛さ爆発のこの表情にハートを射貫かれない男なんていないわ。
「男の私としては美人な方に言っていただいた方が嬉しいですけど」
村人は小百合を指さしている。
「どういう意味よ! まるで私より小百合の方が美人みたいじゃない! 芽依、何を無言で頷いてるのよ!」
私は四郎の方を見る。ここで頷いていたらこのパーティーは三人になって棺桶を一つ引きずって進むことになるわ。四郎はなぜか下を向いて顔を手で覆っている。体が小刻みに震えているのはなぜ? いったい何してるのよ。
「それで何を困ってるの?」
「はい、ここ数年の日照りで作物が採れません。今日食べるものもないんです」
「年貢の取り立てが厳しすぎるのね」
「話をよく聞いてマリー」
なぜか小百合が私の肩をポンポンと叩く。何なのよ。
「悪代官による年貢の取り立てに困っているのね。私に任せてあなたたちを助けてあげるわ」
「悪代官て何ですか?」
「この地方を治める領主のことだよ」
芽依がそっと村人に教えている。
これよこれ! 私の求めていたシチュエーションはこれよ。
「さあ、悪代官を懲らしめに行くわよ」
私たちはこの地を治める領主の館に乗り込んでいった。
「お前達は何者だ!」
兵士達が私たちを取り囲んでいる。ここは一暴れしてから正体を明かすべきよね。日本のテレビ番組で見たことがあるわ。
「四郎、小百合、芽依。やっておしまいなさい」
しかし、黒魔術が使えないお供三人はいとも簡単に捕らえられてしまった。もう、使えないわねぇ!
「無礼者! 私を誰だと思ってるの。次期国王ピピプル・クレタ・ビチャ・○ンチよ」
兵士達の動きが止まる。領主が私の顔を凝視する。そして慌てて土下座をする。それを見た兵士達も一斉に土下座をする。
何て気持ちがいいの。私はこのためだけに世直しの旅をしているようなものよ。
「大変失礼いたしました。まさかこのような地にピピプル・クレタ・ビチャ・シッコ様がお見えになっているとはつゆ知らず・・・・」
「それはお姉ちゃんよ!」
私は吹き出している小百合を見逃さなかった。こいつ絶対首にしてやるんだから。
「ところで随分暴利な年貢を農民から取っているようね」
「年貢?」
「税のことだよ」
芽依がそっと領主に教えている。
「いえ、私どもは取り立てた税の五パーセントしかいただいておりません。残りは全て城に納めております」
「・・・・・・・・」
「おい、マリー。まさか村人が苦しんでいる原因て・・・・」
こうして今日も世直しをしてゆく私たちなのでした。
「この村は全て自給自足になっております。旅の方に食べ物をお出しする余裕はありません」
丁度お昼時だったから『この辺に食事ができるところはない?』って聞いたら、この返答が来たわ。早速聞き込み開始よ。
「村の皆さん、お困りのようですがどうかされたのですか?」
「ちょっとー! 何で小百合が聞くわけ? ここは主人公である私が聞くとこでしょ!」
私は小百合と村人の間に割り込んだ。
「ねえ、そうでしょう?」
私は笑顔で可愛く首を傾げて言った。私の可愛さ爆発のこの表情にハートを射貫かれない男なんていないわ。
「男の私としては美人な方に言っていただいた方が嬉しいですけど」
村人は小百合を指さしている。
「どういう意味よ! まるで私より小百合の方が美人みたいじゃない! 芽依、何を無言で頷いてるのよ!」
私は四郎の方を見る。ここで頷いていたらこのパーティーは三人になって棺桶を一つ引きずって進むことになるわ。四郎はなぜか下を向いて顔を手で覆っている。体が小刻みに震えているのはなぜ? いったい何してるのよ。
「それで何を困ってるの?」
「はい、ここ数年の日照りで作物が採れません。今日食べるものもないんです」
「年貢の取り立てが厳しすぎるのね」
「話をよく聞いてマリー」
なぜか小百合が私の肩をポンポンと叩く。何なのよ。
「悪代官による年貢の取り立てに困っているのね。私に任せてあなたたちを助けてあげるわ」
「悪代官て何ですか?」
「この地方を治める領主のことだよ」
芽依がそっと村人に教えている。
これよこれ! 私の求めていたシチュエーションはこれよ。
「さあ、悪代官を懲らしめに行くわよ」
私たちはこの地を治める領主の館に乗り込んでいった。
「お前達は何者だ!」
兵士達が私たちを取り囲んでいる。ここは一暴れしてから正体を明かすべきよね。日本のテレビ番組で見たことがあるわ。
「四郎、小百合、芽依。やっておしまいなさい」
しかし、黒魔術が使えないお供三人はいとも簡単に捕らえられてしまった。もう、使えないわねぇ!
「無礼者! 私を誰だと思ってるの。次期国王ピピプル・クレタ・ビチャ・○ンチよ」
兵士達の動きが止まる。領主が私の顔を凝視する。そして慌てて土下座をする。それを見た兵士達も一斉に土下座をする。
何て気持ちがいいの。私はこのためだけに世直しの旅をしているようなものよ。
「大変失礼いたしました。まさかこのような地にピピプル・クレタ・ビチャ・シッコ様がお見えになっているとはつゆ知らず・・・・」
「それはお姉ちゃんよ!」
私は吹き出している小百合を見逃さなかった。こいつ絶対首にしてやるんだから。
「ところで随分暴利な年貢を農民から取っているようね」
「年貢?」
「税のことだよ」
芽依がそっと領主に教えている。
「いえ、私どもは取り立てた税の五パーセントしかいただいておりません。残りは全て城に納めております」
「・・・・・・・・」
「おい、マリー。まさか村人が苦しんでいる原因て・・・・」
こうして今日も世直しをしてゆく私たちなのでした。
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