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第二十八話 神社で願いを
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朝早く起きるのは気持ちいいわね。ここは山の麓にある小さな村。この村にある神社に朝早く願い事をするとその願いが叶うのよ。え? 異世界に神社は似合わないって? もちろんこれも日本のパクリよ。でもこの神社には強力な黒魔術がかけられていて、99点999パーセントの確立で願いが叶うそうよ。凄いと思わない? まさに黒魔術万歳よね。
もちろん私の願いは『四郎と無事結婚できますように』に決まってるわ。でも願いを叶えるためには条件があるの。三日連続で朝の五時にお参りをしなくてはいけないし、その間に他の人が同じ願いをしてしまうとその願いは叶わなくなるのよね。つまり小百合や芽依にこのことを知られて同じ願いをされるとおしまいってわけ。だから昨日に引き続き今日もそっと宿を抜け出して一人でお参りをしてきたの。早く帰ってベッドに入らなきゃ。小百合達が起きる前にね。
「こんな朝早くどこへ行ってたの?」
「げ! 小百合」
「あなたが朝早く起きるなんておかしいわね。何を企んでるの?」
「何も企んでなんかいないわよ。朝早く目が覚めちゃったから、ちょっと散歩してきただけじゃない」
「嘘つきなさい。あなたはそんなキャラじゃないわ」
「失礼ね。私だって早起きくらいするわよ」
私はなんとか誤魔化して部屋へ入ろうとすると、しつこい小百合が私を止めた。
「手に持ってるのは何?」
このお参りって神様を拝んだ後、近くの木に五寸釘で藁人形を打たなきゃならないのよね。
何なのよ、このわけのなからない風習は。
「何も持ってないわよ」
「持ってるじゃない釘のような物を」
「これは拾ったのよ」
「それにこの村って何もないと所よね? どうしてこんな村に二泊もするわけ?」
「ここへはもう一泊するわよ」
せっかく二日お参りしたのに、ここで止めるわけにはいかないわ。
「益々怪しいわね。この村に何か秘密でもあるの?」
うっ? 鋭いわね。
「さあ、何があるの? 言いなさいよ」
「何もないわよ」
私は小百合を振り切ると強引に部屋へと入っていった。
遂に三日目の朝を迎えた。これで四郎との結婚が叶うわ。まあ、結婚することは決まったようなものだけど、しつこい小百合と非常識極まりない芽依がいる間は油断できないから保険をかけるような感じね。
「おはよう。どこに行くのかしら?」
え!? 何で小百合が起きてるのよ。
「別にどこにも行かないわよ」
「ふうん。今、部屋を出ようとしてなかった?」
まずいわね。急がないと五時になってしまうわ。
「ちょっと散歩に行くだけよ」
「だったら私も一緒に行くわ。いいでしょう?」
いいわけないじゃない! といっても時間は待ってくれないし。はっきり言ってピンチね。
とりあえず宿を出たけど、小百合がぴったりと付いてくるわ。どうしたものかしら?
私は何とか小百合を振り切ろうと試みたけどしつこいわね。もう時間がないわ。私は仕方なく神社に行くことにした。
あれ? もしかして口に出して願いを言うわけじゃないから大丈夫なんじゃなくて?
「どうしてこんな朝から神社をお参りしてるのよ!」
うまくいったわ。これで私は四郎と・・・・。あっと忘れるところだったわね。
私は近くの木に五寸釘で藁人形を打ち始めた。
「ちょっと、何でお百度参りをしてるのよ!」
「お百度参りって何よ?」
「人を恨む時にする呪いの行事よ! まさか私を殺そうとしてるんじゃないでしょうね」
よくわからないけど面倒臭いのでそういうことにしとくわ。
その時、私の脳に神様らしき声が響いた。
『今回のそなたの願いは0.001パーセントの確率で外れた。よって願いは叶えられない。以上』
どういうことよ! 私は小百合と共に頭を抱えて座り込むのであった。
もちろん私の願いは『四郎と無事結婚できますように』に決まってるわ。でも願いを叶えるためには条件があるの。三日連続で朝の五時にお参りをしなくてはいけないし、その間に他の人が同じ願いをしてしまうとその願いは叶わなくなるのよね。つまり小百合や芽依にこのことを知られて同じ願いをされるとおしまいってわけ。だから昨日に引き続き今日もそっと宿を抜け出して一人でお参りをしてきたの。早く帰ってベッドに入らなきゃ。小百合達が起きる前にね。
「こんな朝早くどこへ行ってたの?」
「げ! 小百合」
「あなたが朝早く起きるなんておかしいわね。何を企んでるの?」
「何も企んでなんかいないわよ。朝早く目が覚めちゃったから、ちょっと散歩してきただけじゃない」
「嘘つきなさい。あなたはそんなキャラじゃないわ」
「失礼ね。私だって早起きくらいするわよ」
私はなんとか誤魔化して部屋へ入ろうとすると、しつこい小百合が私を止めた。
「手に持ってるのは何?」
このお参りって神様を拝んだ後、近くの木に五寸釘で藁人形を打たなきゃならないのよね。
何なのよ、このわけのなからない風習は。
「何も持ってないわよ」
「持ってるじゃない釘のような物を」
「これは拾ったのよ」
「それにこの村って何もないと所よね? どうしてこんな村に二泊もするわけ?」
「ここへはもう一泊するわよ」
せっかく二日お参りしたのに、ここで止めるわけにはいかないわ。
「益々怪しいわね。この村に何か秘密でもあるの?」
うっ? 鋭いわね。
「さあ、何があるの? 言いなさいよ」
「何もないわよ」
私は小百合を振り切ると強引に部屋へと入っていった。
遂に三日目の朝を迎えた。これで四郎との結婚が叶うわ。まあ、結婚することは決まったようなものだけど、しつこい小百合と非常識極まりない芽依がいる間は油断できないから保険をかけるような感じね。
「おはよう。どこに行くのかしら?」
え!? 何で小百合が起きてるのよ。
「別にどこにも行かないわよ」
「ふうん。今、部屋を出ようとしてなかった?」
まずいわね。急がないと五時になってしまうわ。
「ちょっと散歩に行くだけよ」
「だったら私も一緒に行くわ。いいでしょう?」
いいわけないじゃない! といっても時間は待ってくれないし。はっきり言ってピンチね。
とりあえず宿を出たけど、小百合がぴったりと付いてくるわ。どうしたものかしら?
私は何とか小百合を振り切ろうと試みたけどしつこいわね。もう時間がないわ。私は仕方なく神社に行くことにした。
あれ? もしかして口に出して願いを言うわけじゃないから大丈夫なんじゃなくて?
「どうしてこんな朝から神社をお参りしてるのよ!」
うまくいったわ。これで私は四郎と・・・・。あっと忘れるところだったわね。
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どういうことよ! 私は小百合と共に頭を抱えて座り込むのであった。
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