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第百八話 カノンの作戦
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「随分久しぶりね」
小百合が触れてはいけない疑問を口にした。
「それは9月にライトノベル大賞があって、この作品がエントリーされていなかったからだよ」
芽依がこれまた触れてはいけないような域にまでツッコんで答えた。
「それにしても更新されなさ過ぎじゃない? もう12月よ!」
「それはそうだけど」
「作者の手抜きよね。これだからWEB大賞に選ばれ・・・・ウウモゴモゴ」
「どうしたの百合さん?」
「プッハー! 急に声が出せなくなったわ」
「作者が触れて欲しくないことを口にするからだよ」
「それで何を見たの?」
「多分読者の方も前のストリーを忘れていると思うから説明するね。芽依が夜中に目を覚ませたとき見ちゃったんだよ」
「読者に気を遣ってないで早く言いなさいよ」
「カノンさんが何やら怪しげなことをやってたんだよ」
「怪しげなこと?」
「何かたき火に粉のような物を入れて呪文を唱えていたよ」
「何それ?」
「きっと芽依達に呪いをかけてるんだよ」
「あの娘ならやりかねないわね。わかったわ。今夜は私も起きて様子を見ることにするわね」
そしてその夜、小百合達はそっと起き上がると気付かれないようにカノンの元へと移動しようとした。
「何なの? こんな夜遅く」
何も聞かされていない菫が起き上がってきた。
「シー。気付かれたらどうするのよ」
「どういうこと?」
「余分なのが起きちゃったわね」
「余分とは何よ!」
「いいから静かにして。今から私達はカノンの様子を見に行くのよ」
「カノンがどうかしたの?」
「怪しいんだよ。夜中に起きて何かしているみたい」
「何なの? どうせくだらない趣味にでもはまってるんじゃないの? 私は眠いから寝るわ」
「そうしなさい。そうしなさい」
「やっぱり私も行く」
「どうしてそうなるのよ!」
「小百合さんが『そうしなさい』って言うからだよ」
大きな木の根本付近に夕食の調理に使ったたき火がある。寝る前に火を消したがカノンはそのたき火に再び火を付け、黒いローブを羽織り火に向かった。
「何してるの?」
「それがわからないから見に来てるんじゃない」
「小百合さん、声が大きいよ」
奇跡的にも小百合の声に気付かなかったカノンは火に白い粉を円を描くように巻くと呪文を唱え始めた。
「何かの儀式かしら?」
「きっと芽依達を呪い殺そうとしてるんだよ」
「確かに私達がいなくなれば四郎くんを独占できるわよね。でも殺ろうと思えば簡単に殺せそうだけど。魔力は私達より上なんだし。それに警察があまり機能してない異世界だし」
「いくら何でも私達を殺せば四郎君がカノンのことを嫌いになるでしょ」
「なるほど」
呪文が終わった時カノンがそっと呟いた。
「これで四郎さんは益々私のことを好きになるわ」
「ああー!!」
大きな声を上げた小百合の口を慌てて芽依と菫が押さえた。
「誰かいるの?」
「まずい気付かれたわ!」
「ニャー」
「そんなことで誤魔化せるわけないでしょ!」
「何だ猫か」
「誤魔化せたわ」
カノンがいなくなるのを見届けると小百合が話し始めた。
「そうか。カノンは惚れ魔術を四郎君にかけてたのよ」
「なるほど。それでお兄ちゃんは異様にカノンさんのことが好きになってたんだね」
「その通りよ。出なきゃあそこまで好きになるわけないわ」
「となるとこれからの作戦を立てなきゃだよね」
こうして小百合達はカノンがみんなが寝ているところに戻ったら小百合達がいないことに気付くということをすっかり忘れて作戦を立てるのであった。
小百合が触れてはいけない疑問を口にした。
「それは9月にライトノベル大賞があって、この作品がエントリーされていなかったからだよ」
芽依がこれまた触れてはいけないような域にまでツッコんで答えた。
「それにしても更新されなさ過ぎじゃない? もう12月よ!」
「それはそうだけど」
「作者の手抜きよね。これだからWEB大賞に選ばれ・・・・ウウモゴモゴ」
「どうしたの百合さん?」
「プッハー! 急に声が出せなくなったわ」
「作者が触れて欲しくないことを口にするからだよ」
「それで何を見たの?」
「多分読者の方も前のストリーを忘れていると思うから説明するね。芽依が夜中に目を覚ませたとき見ちゃったんだよ」
「読者に気を遣ってないで早く言いなさいよ」
「カノンさんが何やら怪しげなことをやってたんだよ」
「怪しげなこと?」
「何かたき火に粉のような物を入れて呪文を唱えていたよ」
「何それ?」
「きっと芽依達に呪いをかけてるんだよ」
「あの娘ならやりかねないわね。わかったわ。今夜は私も起きて様子を見ることにするわね」
そしてその夜、小百合達はそっと起き上がると気付かれないようにカノンの元へと移動しようとした。
「何なの? こんな夜遅く」
何も聞かされていない菫が起き上がってきた。
「シー。気付かれたらどうするのよ」
「どういうこと?」
「余分なのが起きちゃったわね」
「余分とは何よ!」
「いいから静かにして。今から私達はカノンの様子を見に行くのよ」
「カノンがどうかしたの?」
「怪しいんだよ。夜中に起きて何かしているみたい」
「何なの? どうせくだらない趣味にでもはまってるんじゃないの? 私は眠いから寝るわ」
「そうしなさい。そうしなさい」
「やっぱり私も行く」
「どうしてそうなるのよ!」
「小百合さんが『そうしなさい』って言うからだよ」
大きな木の根本付近に夕食の調理に使ったたき火がある。寝る前に火を消したがカノンはそのたき火に再び火を付け、黒いローブを羽織り火に向かった。
「何してるの?」
「それがわからないから見に来てるんじゃない」
「小百合さん、声が大きいよ」
奇跡的にも小百合の声に気付かなかったカノンは火に白い粉を円を描くように巻くと呪文を唱え始めた。
「何かの儀式かしら?」
「きっと芽依達を呪い殺そうとしてるんだよ」
「確かに私達がいなくなれば四郎くんを独占できるわよね。でも殺ろうと思えば簡単に殺せそうだけど。魔力は私達より上なんだし。それに警察があまり機能してない異世界だし」
「いくら何でも私達を殺せば四郎君がカノンのことを嫌いになるでしょ」
「なるほど」
呪文が終わった時カノンがそっと呟いた。
「これで四郎さんは益々私のことを好きになるわ」
「ああー!!」
大きな声を上げた小百合の口を慌てて芽依と菫が押さえた。
「誰かいるの?」
「まずい気付かれたわ!」
「ニャー」
「そんなことで誤魔化せるわけないでしょ!」
「何だ猫か」
「誤魔化せたわ」
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「そうか。カノンは惚れ魔術を四郎君にかけてたのよ」
「なるほど。それでお兄ちゃんは異様にカノンさんのことが好きになってたんだね」
「その通りよ。出なきゃあそこまで好きになるわけないわ」
「となるとこれからの作戦を立てなきゃだよね」
こうして小百合達はカノンがみんなが寝ているところに戻ったら小百合達がいないことに気付くということをすっかり忘れて作戦を立てるのであった。
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