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第1章 新学期
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それらの調整は智に任せ、俺たちは先ほどの申し込みのあった対決に間に合うようにたまり場を出発した。
指定した河川敷に訪れれば安田は既に待っており、安田から聞いたであろう野次馬が円を作るようにその場に集っている。
こんなに集めてどうするつもりなのだろうか。数秒でその場に寝転がる運命なのに。
バイクを土手に止め、階段を下ってその場に赴く。
ここでの対決は正式なタイマンのみ。野次馬や側近は一切の手出しは出来ない。
レフェリーも付いており、正式なジャッジを下すようになっている。
このレフェリーは学年ごとに自主申告制で大体数人おり、対決を聞きつけては姿を現す。
平等の判定が大前提であり、もし不正をしようものならトップに刈り取られるので、皆が責任を持ってその仕事を請け負っている。
この野次馬同様人の対決を見るのが好きな人物はいるので、レフェリーは自然と決まってくるものだ。
レフェリーの開始の合図と共にそいつは構え、俺はぽっけに手を突っ込んでただ棒立ちになる。
正直頭の中は目の前の奴ではなく遊ぶことで頭がいっぱいだった。
何して遊ぼうか、そこに誰がいるだろうか、晩飯はどうしようか。
そんなことを考えていると構えていたそいつが拳を繰り出してくるので俺はそれを軽く避ける。
二、三度そいつの拳を見れば、何のやりがいもないこの戦いに嫌気が差し、そいつのガードが甘すぎる顎に向かって右足を振り上げた。
身構えることさえ出来ない無防備な顎を捉え、勢いよく振り抜く。その衝撃でほぼ意識は飛び、脱力して体が傾いていくそいつのこめかみに、差し替えた左足を叩き込む。
そいつは地面に叩きつけられるようにして倒れこみ、俺は踵を返して終わるのを待っていた二人の下へと向かう。
「行こうぜ。」
「勝者、火神颯斗!」
2人に声をかけるのと同時にレフェリーが俺の勝利を告げ、そんなことは無視して俺は2人を連れてその場を後にした。
いつもこのパターンだ。
何度戦おうとも、誰とやり合おうとも、何人相手にしようとも、変わらない。
だから楽しくない。気分が踊らない。
手を出す価値すらもない戦いなど、無意味だ。
指定した河川敷に訪れれば安田は既に待っており、安田から聞いたであろう野次馬が円を作るようにその場に集っている。
こんなに集めてどうするつもりなのだろうか。数秒でその場に寝転がる運命なのに。
バイクを土手に止め、階段を下ってその場に赴く。
ここでの対決は正式なタイマンのみ。野次馬や側近は一切の手出しは出来ない。
レフェリーも付いており、正式なジャッジを下すようになっている。
このレフェリーは学年ごとに自主申告制で大体数人おり、対決を聞きつけては姿を現す。
平等の判定が大前提であり、もし不正をしようものならトップに刈り取られるので、皆が責任を持ってその仕事を請け負っている。
この野次馬同様人の対決を見るのが好きな人物はいるので、レフェリーは自然と決まってくるものだ。
レフェリーの開始の合図と共にそいつは構え、俺はぽっけに手を突っ込んでただ棒立ちになる。
正直頭の中は目の前の奴ではなく遊ぶことで頭がいっぱいだった。
何して遊ぼうか、そこに誰がいるだろうか、晩飯はどうしようか。
そんなことを考えていると構えていたそいつが拳を繰り出してくるので俺はそれを軽く避ける。
二、三度そいつの拳を見れば、何のやりがいもないこの戦いに嫌気が差し、そいつのガードが甘すぎる顎に向かって右足を振り上げた。
身構えることさえ出来ない無防備な顎を捉え、勢いよく振り抜く。その衝撃でほぼ意識は飛び、脱力して体が傾いていくそいつのこめかみに、差し替えた左足を叩き込む。
そいつは地面に叩きつけられるようにして倒れこみ、俺は踵を返して終わるのを待っていた二人の下へと向かう。
「行こうぜ。」
「勝者、火神颯斗!」
2人に声をかけるのと同時にレフェリーが俺の勝利を告げ、そんなことは無視して俺は2人を連れてその場を後にした。
いつもこのパターンだ。
何度戦おうとも、誰とやり合おうとも、何人相手にしようとも、変わらない。
だから楽しくない。気分が踊らない。
手を出す価値すらもない戦いなど、無意味だ。
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