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第7章 加速する想い
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俺は行く宛てもなく、ただぶらぶらと自分が育ってきた繁華街をうろついていた。
日も暮れた今の時間帯は人が賑わい、本当に空が暗いのかと疑いたくなるほどに明るい。
至る所から聞こえる人の声は大きな音となり、ネオンが瞬くその場を盛り上げているようにも思えた。
しかし、その空気は俺の気分を上げてはくれなかった。
心は鉛を付けたように重く、俺たちを見下ろしている空のように真っ暗だった。
顔を上げて誰がいるのか物色する気にもなれず、ポッケに手を突っ込んで俯きながらただ歩いた。
その間に俺だと気づいた奴らが声をかけてきたが、口を動かすことさえもしんどく、無視を決め込めばそいつ等は何かを察して直ぐにどこかへ消えていった。
本当に、何故あんなことをしてしまったのだろう。
傷つけるつもりも、襲うつもりもまるでなかった。
柚希に言った神に誓ってもいいという言葉にも嘘はなかった。
実際、あの瞬間までそんな気を起こしたことは一度だってなかった。
傍に居て話をしているだけで満足していた。
しかし、あの瞬間抱いたぐちゃぐちゃにしたいという衝動は、今までにないほど強烈だった。
キス一つで頭が沸騰するほど熱く感じたあの感覚も、泣きながら呼吸を上ずらせていた柚希をもっと泣かせたくなったのも、全て俺のものにしたいと思ったのも、全てが初めてのことだった。
逆らうことの出来ない強烈な支配欲に、俺の理性は完全に持っていかれていた。
自分はもっと冷淡な人間だと思っていた。
誰かに執着したこともなければ、ただの性処理相手に夢中になったこともない。
自分が気持ち良ければそれでよかったし、キスをしたいとさえ感じたこともなかった。
雰囲気を盛り上げる流れの一環でしかなかったその行為に、我を忘れるほど夢中になったことが信じられない。
まるで自分じゃないような感覚に恐怖さえ抱いている。
あの時の俺は、本当に俺だったのだろうか。
日も暮れた今の時間帯は人が賑わい、本当に空が暗いのかと疑いたくなるほどに明るい。
至る所から聞こえる人の声は大きな音となり、ネオンが瞬くその場を盛り上げているようにも思えた。
しかし、その空気は俺の気分を上げてはくれなかった。
心は鉛を付けたように重く、俺たちを見下ろしている空のように真っ暗だった。
顔を上げて誰がいるのか物色する気にもなれず、ポッケに手を突っ込んで俯きながらただ歩いた。
その間に俺だと気づいた奴らが声をかけてきたが、口を動かすことさえもしんどく、無視を決め込めばそいつ等は何かを察して直ぐにどこかへ消えていった。
本当に、何故あんなことをしてしまったのだろう。
傷つけるつもりも、襲うつもりもまるでなかった。
柚希に言った神に誓ってもいいという言葉にも嘘はなかった。
実際、あの瞬間までそんな気を起こしたことは一度だってなかった。
傍に居て話をしているだけで満足していた。
しかし、あの瞬間抱いたぐちゃぐちゃにしたいという衝動は、今までにないほど強烈だった。
キス一つで頭が沸騰するほど熱く感じたあの感覚も、泣きながら呼吸を上ずらせていた柚希をもっと泣かせたくなったのも、全て俺のものにしたいと思ったのも、全てが初めてのことだった。
逆らうことの出来ない強烈な支配欲に、俺の理性は完全に持っていかれていた。
自分はもっと冷淡な人間だと思っていた。
誰かに執着したこともなければ、ただの性処理相手に夢中になったこともない。
自分が気持ち良ければそれでよかったし、キスをしたいとさえ感じたこともなかった。
雰囲気を盛り上げる流れの一環でしかなかったその行為に、我を忘れるほど夢中になったことが信じられない。
まるで自分じゃないような感覚に恐怖さえ抱いている。
あの時の俺は、本当に俺だったのだろうか。
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