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第8章 颯斗の覚悟
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「火神さん、ご無沙汰してます。3年ぶりぐらいですかね?」
程なくして、結崎が言った通り乙川含め3人の男が姿を現した。
思った以上の大所帯に、面倒なことになったなとため息をつきたくなる。
「それぐらいになるだろうな。むしろ、お前まだストリートにいたんだな。」
「やっぱり、刺激が多い方が楽しいですから。実は最近、チームを作ろうって結崎さんと話してて、火神さんに挨拶はしておくべきかなって。こいつらは青山と須崎です。このメンバーでこれから、色々活動しようと思ってます。」
乙川に紹介された2人は背筋を正しつつ軽く頭を下げる。
20代半ばぐらいだろうか。
俺が誰かというのは事前に説明を受けているようだが、ストリートにはまだ入ったばかりなのか、姿勢ばかりで表情は伴っていない。
年下であることを聞かされているのか、何故こんなガキにと思っていることが見て取れる。
心底気分は悪いが、この程度で暴れる訳にもいかない。
狂犬の異名を付けられた俺は、ここを抜けるために丸くなったと相手に思わせるまで持っていかないといけない。
ストリートを捨てる第一歩はそれからだ。
「へぇ、そっか。まぁ好きにしたらいいんじゃねぇの?チームに入ってねぇ俺には関係ない話だからな。」
「ストリートに戻ってきましょうよ。火神さんを待ってる人、沢山いますよ。」
「どうでもいい事だな。俺は他人に左右されない。せいぜい、パクられねぇように頑張れよ。」
「僕のチームが大きくなったら、その時は考えてくれますか?」
結崎同様、こいつも俺をストリートに戻したいらしい。
ただ、戻したいというだけでなく、自分のチームの後ろ盾として俺の存在が欲しいのだろう。
乙川は特別目立った何かがある人物ではなかったが、駒としてはよく動く人間だった。
このチームも自主的に作ろうとしている、というよりは、この結崎にそそのかされて的としてトップに立たされているのではないだろうか。
本人はそんなつもりはないのだろうが、もし本当に結崎と結託してチームを作ろうとしているなら、乙川が来る前に結崎がその話をしていたはずだ。
この数時間の間に、結崎からその話題は一ミリも出ていないし、今ですらあれだけ饒舌に喋っていたのに一つも口を挟んでこない。
乙川が初めてその話題を口にすることによって、乙川が首謀者であるように見せ、自分はただの賛同者として後ろに隠れようとしている。
そうすることによって俺の目を乙川に向け、反応を見てこのチームを本当に立ち上げるか決めようとしているのだろう。
俺が気に食わなければ、散り散りになった昔のチームを集めて潰しにかかると危惧したに違いない。
俺にはその権力と地位がまだあるから。
自分の身を守るためにも派手に表立って動きたくない、というのが妥当なところだろう。
程なくして、結崎が言った通り乙川含め3人の男が姿を現した。
思った以上の大所帯に、面倒なことになったなとため息をつきたくなる。
「それぐらいになるだろうな。むしろ、お前まだストリートにいたんだな。」
「やっぱり、刺激が多い方が楽しいですから。実は最近、チームを作ろうって結崎さんと話してて、火神さんに挨拶はしておくべきかなって。こいつらは青山と須崎です。このメンバーでこれから、色々活動しようと思ってます。」
乙川に紹介された2人は背筋を正しつつ軽く頭を下げる。
20代半ばぐらいだろうか。
俺が誰かというのは事前に説明を受けているようだが、ストリートにはまだ入ったばかりなのか、姿勢ばかりで表情は伴っていない。
年下であることを聞かされているのか、何故こんなガキにと思っていることが見て取れる。
心底気分は悪いが、この程度で暴れる訳にもいかない。
狂犬の異名を付けられた俺は、ここを抜けるために丸くなったと相手に思わせるまで持っていかないといけない。
ストリートを捨てる第一歩はそれからだ。
「へぇ、そっか。まぁ好きにしたらいいんじゃねぇの?チームに入ってねぇ俺には関係ない話だからな。」
「ストリートに戻ってきましょうよ。火神さんを待ってる人、沢山いますよ。」
「どうでもいい事だな。俺は他人に左右されない。せいぜい、パクられねぇように頑張れよ。」
「僕のチームが大きくなったら、その時は考えてくれますか?」
結崎同様、こいつも俺をストリートに戻したいらしい。
ただ、戻したいというだけでなく、自分のチームの後ろ盾として俺の存在が欲しいのだろう。
乙川は特別目立った何かがある人物ではなかったが、駒としてはよく動く人間だった。
このチームも自主的に作ろうとしている、というよりは、この結崎にそそのかされて的としてトップに立たされているのではないだろうか。
本人はそんなつもりはないのだろうが、もし本当に結崎と結託してチームを作ろうとしているなら、乙川が来る前に結崎がその話をしていたはずだ。
この数時間の間に、結崎からその話題は一ミリも出ていないし、今ですらあれだけ饒舌に喋っていたのに一つも口を挟んでこない。
乙川が初めてその話題を口にすることによって、乙川が首謀者であるように見せ、自分はただの賛同者として後ろに隠れようとしている。
そうすることによって俺の目を乙川に向け、反応を見てこのチームを本当に立ち上げるか決めようとしているのだろう。
俺が気に食わなければ、散り散りになった昔のチームを集めて潰しにかかると危惧したに違いない。
俺にはその権力と地位がまだあるから。
自分の身を守るためにも派手に表立って動きたくない、というのが妥当なところだろう。
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