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第二章 魔王と戦争
第89話 ロックバード
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三体のロックバードはそれぞれ俺たちに向かって突進してきた。ミサオはMDをGDに切り替えると、突進してきたロックバードの嘴を掴み動きを封じる。
「ふっふっふっ。あたしに向かってきたのは大間違いだよ。覚悟っ」
ミサオはGDで取り押さえたまま、更にFDを召喚する。ロックバードは、バタバタと藻掻いているが、しっかりと押さえ込まれており、GDの手から抜け出せないまま、FDに殴られ続けていた。
一方、ミコトを狙ったロックバードは<ホーリーバリア>の障壁を破る事が出来ず、障壁にぶつかっては飛び上がり、再び体当りをするという動作を繰り返していた。
「私の<ホーリーバリア>は簡単に破れないよ」
ミコトは傷を負う事は無かったが、ロックバード自身も傷を負う事は無かった。ロックバードを攻撃するには障壁の外に出なければならない。
攻撃を出来ないミコト、障壁を破れないロックバード。互いにどうにもならないといった所か。
そして、俺は、ロックバードが突っ込んで来るのを確認した時に、<アクセルブースト>、<パワーライズ>を発動。最初の体当りを余裕で躱し、同時に横っ面に左拳を叩き込んだ。
「こいつらなら余裕でいけそうだ。問題はあれか」
<アクセルブースト>を使った俺は完全にロックバードのAGIを上回っていた。顔面を殴られふらついた所に<雷迅>の雷を纏った右拳を当てる。
これで空に逃げられても雷で追撃が出来る。ん?
ロックバードが動かなくなった。<鑑定>で確認してみれば、今の一撃で麻痺状態になったようだ。
なら、今がチャンスだ。左拳に<紅蓮>、両拳に<双牙>を発動。
「いくぞ。<疾風>!」
左右の連打、<双牙>の効果で四発分のダメージにより、翼が破れる。
「これでもう飛べないだろう。ということで、<雷迅>!」
俺は右拳に纏わせていた雷をロックバードへと撃ち出す。雷はロックバードに当たるとバチバチと音を立てながら火花を散らしていた。
「これでもまだ倒せないのか!?」
見ればミサオは既にロックバードを倒して、ミコトの援護に向かっていた。
「これに苦労していたら、あれにどれ位時間が掛かることやら……」
麻痺して動けないロックバードに止めを刺すために両手に<紅蓮>を使い殴り倒す。何てことは無かった。既に瀕死だったのか、三発目で倒せた。
「ミコト! 大丈夫か!?」
「大丈夫! ミサオも今手伝ってくれているから」
ミサオはFDとMDを使ってロックバードに攻撃していた。俺の出る幕は無さそうだ。上を見ればデカいロックバードはこちらの様子を見ているだけ。
さっきの小さなロックバードがやられた時とは違い大人しく見ている。見ているが、飛び去って行くような様子はない。
まるで、こちらの戦力を観察しているようだ。
実際、ロックバードはアスカ達の戦いを観察していた。昨日、自分の狙った獲物を見付けた。初めて逃した獲物だ。何としても仕留めようと思っている。
だが、逃げられた時、自分の翼を傷付けられてしまった。その傷自体は既に塞がり、今は支障は無い。だが、これまで自分が活動するエリアでは自分より強いと思う者は居なかった。クイーンロックワームだろうと、仕留めて自分の糧としてきたのだ。
昨日のような事は避けたかった。故に、獲物の傍に居る者達の強さがどれ位あるのか、知っておきたいと思っていた。
そのため、まずは小さなロックバードを地上に下ろしたのだった。だが、自分の予想以上に相手の力を知ることも出来ず瀕死の状態になったロックバードを使えないと判断し、自分の下へ戻るように、援護をしたが結局倒され、残りの手下に戦いを強要した。
少しは力を見れたが、あっさりと倒されてしまい、目の前にいる獲物達は、強者であると認める。故に獲物として喰らうのではなく、今後の憂いを無くすために全力で消すという判断を下した。
「よし、後はあのデカい奴だけだな!?」
ミサオのMDが放った<ダークアロー>で三体目が光の粒子と化したのを確認し、上を見上げる。
「ちょっと、あれ! ヤバいんじゃないの!?」
ロックバードの前に再び魔術陣が展開されており、更に口から吐き出した火炎弾が、魔術陣から出ている突風に押され、物凄いスピードで迫って来ていた。
「ミコト!」
「<ホーリーバリア>っ」
火炎弾が障壁に当り爆発が起きる。障壁に沿って炎が流れるのが分かる。
「凄いな」
「本当。ミコトの<ホーリーバリア>が無かったら、ひとたまりも無かったよね」
「そうかな。ありがとう」
ドォオオオン!
すぐに次の火炎弾がホーリーバリアに当たるがこれもしっかりと防いだ。
「びっくりしたぁ」
ミサオが爆発音に驚いていると、間髪入れずに二発の火炎弾が障壁に当たる。
ビキッ、ビキビキッ!
「え!?」
「嘘」
「破られる」
ダークドラゴンのブレスを防いだ(弱体化していたが)ミコトの<ホーリーバリア>が破られそうだ。次の火炎弾が直撃すると、バキッという音と共に障壁が消滅してしまった。
「まずい。皆、離れろ! ミサオ!」
「分かってるわよ。MD!」
ミサオがMDに<ダークアロー>をロックバードに向けて撃たせる。俺たちはというと、火炎弾の餌食にならないように散らばろうとしたが、ロックバードの突風で思うように動けず、散らばれていなかった。
「思うように動けない」
「この風が動きの邪魔を」
「MDもう一発よ」
ロックバードが火炎弾を俺たちに向けて吐き出した後、闇の矢を避けるために移動する。そのおかげで、魔術の風の向きが変わり、動けるようになった。
「動ける。でも、避けきるのは無理か」
なら、誘爆するだけだ。拳の炎を火炎弾に向けて投げつける。だが、俺の炎は火炎弾に吸収されてしまい、全く効果がなかった。
「<ウォーターアロー>」
ミコトが火炎弾に向けて水の矢を放つが蒸発してしまった。
「そんな……」
なら、一か八かだ。
「二人共、爆発に備えていてくれ」
「うん」
「分かった」
右手に<雷迅>、左手に<紅蓮>を纏い、両手を合わせる。両手の雷と炎が一つにまとまる。
「いけっ。<雷炎>!」
雷を纏った炎の球を火炎弾に向け放つ。
ドォオオオオン!
<雷炎>が火炎弾に命中し、大きな音を立てながら爆発する。
「何とか間に合ったな。でも、あいつを地上に降ろさないと一方的だ」
「参ったね」
「あたしの人形の魔術も簡単に躱されるし、どうするのよ」
今の攻撃を防いでロックバードの攻撃が止んだ。一時的なものなのだろうが、今の内にどうにかして地上に降ろせないものか悩んでいると思いもよろない相手からの提案が出た。
「困っているみたいだねぇ。これはぁ、僕の出番かなぁ」
「ふっふっふっ。あたしに向かってきたのは大間違いだよ。覚悟っ」
ミサオはGDで取り押さえたまま、更にFDを召喚する。ロックバードは、バタバタと藻掻いているが、しっかりと押さえ込まれており、GDの手から抜け出せないまま、FDに殴られ続けていた。
一方、ミコトを狙ったロックバードは<ホーリーバリア>の障壁を破る事が出来ず、障壁にぶつかっては飛び上がり、再び体当りをするという動作を繰り返していた。
「私の<ホーリーバリア>は簡単に破れないよ」
ミコトは傷を負う事は無かったが、ロックバード自身も傷を負う事は無かった。ロックバードを攻撃するには障壁の外に出なければならない。
攻撃を出来ないミコト、障壁を破れないロックバード。互いにどうにもならないといった所か。
そして、俺は、ロックバードが突っ込んで来るのを確認した時に、<アクセルブースト>、<パワーライズ>を発動。最初の体当りを余裕で躱し、同時に横っ面に左拳を叩き込んだ。
「こいつらなら余裕でいけそうだ。問題はあれか」
<アクセルブースト>を使った俺は完全にロックバードのAGIを上回っていた。顔面を殴られふらついた所に<雷迅>の雷を纏った右拳を当てる。
これで空に逃げられても雷で追撃が出来る。ん?
ロックバードが動かなくなった。<鑑定>で確認してみれば、今の一撃で麻痺状態になったようだ。
なら、今がチャンスだ。左拳に<紅蓮>、両拳に<双牙>を発動。
「いくぞ。<疾風>!」
左右の連打、<双牙>の効果で四発分のダメージにより、翼が破れる。
「これでもう飛べないだろう。ということで、<雷迅>!」
俺は右拳に纏わせていた雷をロックバードへと撃ち出す。雷はロックバードに当たるとバチバチと音を立てながら火花を散らしていた。
「これでもまだ倒せないのか!?」
見ればミサオは既にロックバードを倒して、ミコトの援護に向かっていた。
「これに苦労していたら、あれにどれ位時間が掛かることやら……」
麻痺して動けないロックバードに止めを刺すために両手に<紅蓮>を使い殴り倒す。何てことは無かった。既に瀕死だったのか、三発目で倒せた。
「ミコト! 大丈夫か!?」
「大丈夫! ミサオも今手伝ってくれているから」
ミサオはFDとMDを使ってロックバードに攻撃していた。俺の出る幕は無さそうだ。上を見ればデカいロックバードはこちらの様子を見ているだけ。
さっきの小さなロックバードがやられた時とは違い大人しく見ている。見ているが、飛び去って行くような様子はない。
まるで、こちらの戦力を観察しているようだ。
実際、ロックバードはアスカ達の戦いを観察していた。昨日、自分の狙った獲物を見付けた。初めて逃した獲物だ。何としても仕留めようと思っている。
だが、逃げられた時、自分の翼を傷付けられてしまった。その傷自体は既に塞がり、今は支障は無い。だが、これまで自分が活動するエリアでは自分より強いと思う者は居なかった。クイーンロックワームだろうと、仕留めて自分の糧としてきたのだ。
昨日のような事は避けたかった。故に、獲物の傍に居る者達の強さがどれ位あるのか、知っておきたいと思っていた。
そのため、まずは小さなロックバードを地上に下ろしたのだった。だが、自分の予想以上に相手の力を知ることも出来ず瀕死の状態になったロックバードを使えないと判断し、自分の下へ戻るように、援護をしたが結局倒され、残りの手下に戦いを強要した。
少しは力を見れたが、あっさりと倒されてしまい、目の前にいる獲物達は、強者であると認める。故に獲物として喰らうのではなく、今後の憂いを無くすために全力で消すという判断を下した。
「よし、後はあのデカい奴だけだな!?」
ミサオのMDが放った<ダークアロー>で三体目が光の粒子と化したのを確認し、上を見上げる。
「ちょっと、あれ! ヤバいんじゃないの!?」
ロックバードの前に再び魔術陣が展開されており、更に口から吐き出した火炎弾が、魔術陣から出ている突風に押され、物凄いスピードで迫って来ていた。
「ミコト!」
「<ホーリーバリア>っ」
火炎弾が障壁に当り爆発が起きる。障壁に沿って炎が流れるのが分かる。
「凄いな」
「本当。ミコトの<ホーリーバリア>が無かったら、ひとたまりも無かったよね」
「そうかな。ありがとう」
ドォオオオン!
すぐに次の火炎弾がホーリーバリアに当たるがこれもしっかりと防いだ。
「びっくりしたぁ」
ミサオが爆発音に驚いていると、間髪入れずに二発の火炎弾が障壁に当たる。
ビキッ、ビキビキッ!
「え!?」
「嘘」
「破られる」
ダークドラゴンのブレスを防いだ(弱体化していたが)ミコトの<ホーリーバリア>が破られそうだ。次の火炎弾が直撃すると、バキッという音と共に障壁が消滅してしまった。
「まずい。皆、離れろ! ミサオ!」
「分かってるわよ。MD!」
ミサオがMDに<ダークアロー>をロックバードに向けて撃たせる。俺たちはというと、火炎弾の餌食にならないように散らばろうとしたが、ロックバードの突風で思うように動けず、散らばれていなかった。
「思うように動けない」
「この風が動きの邪魔を」
「MDもう一発よ」
ロックバードが火炎弾を俺たちに向けて吐き出した後、闇の矢を避けるために移動する。そのおかげで、魔術の風の向きが変わり、動けるようになった。
「動ける。でも、避けきるのは無理か」
なら、誘爆するだけだ。拳の炎を火炎弾に向けて投げつける。だが、俺の炎は火炎弾に吸収されてしまい、全く効果がなかった。
「<ウォーターアロー>」
ミコトが火炎弾に向けて水の矢を放つが蒸発してしまった。
「そんな……」
なら、一か八かだ。
「二人共、爆発に備えていてくれ」
「うん」
「分かった」
右手に<雷迅>、左手に<紅蓮>を纏い、両手を合わせる。両手の雷と炎が一つにまとまる。
「いけっ。<雷炎>!」
雷を纏った炎の球を火炎弾に向け放つ。
ドォオオオオン!
<雷炎>が火炎弾に命中し、大きな音を立てながら爆発する。
「何とか間に合ったな。でも、あいつを地上に降ろさないと一方的だ」
「参ったね」
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