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#195 汝の隣人を愛せよ+
しおりを挟むヒナタは、お気に入りのいつもの図書館で、その時は絵本を読んでいた。それは、主人公の小学生が深夜に父親と一緒にフクロウを松林のなかに見に行くという話だった。
挿し絵も素敵で、ヒナタのお気に入りの絵本だった。だから、ヒナタはもう何度も読み返していた。
だが、きょうは、隣りの席に座っているふたりのヒソヒソ話が気になって仕方なかった。
そのうちにその囁き声が恋人たちの愛の囁きのように聞こえはじめ、心地よい眠りへと誘われたのだった。
眠っているのか起きているのか、半覚醒の眠りのなかで、ヒナタはピンクフラミンゴの群れの一糸乱れぬ優雅な舞いを眺めているのだった。
フクロウならまだしも、なぜまたフラミンゴなのか、 この脈絡のなさはなんだろうという思いが、春風のようにやんわりと頬を撫でてゆく。
唇から放たれた言の葉が彼女たちの頭上で螺旋を描くようにして、たゆたっていた。
ヒソヒソと囁き交わすふたりの内のこちら側の女性は大柄な人で、どんな顔だったかはっきりと覚えてはいないけれど、確か何かを尋ねられて言葉を二言三言交わしたことがあったはずだったことを思い出した。
とはいっても、そんなことはなかったような気もする。実に曖昧だが、その曖昧なところが魅力でもあった。
しかし、曖昧だからといって全体的に靄がかかったように不明瞭かというと、そういうわけでもなく、逆に部分部分の記憶は病的に細部まで作り込まれていたりするのだから面白い。
ヒナタ個人としてはいささかも食指を動かされないといった趣きの女性だった。綺麗なひとには違いないのだが、ちょっと気難しげな感じがするといった、印象だろうか。
彼女は、あのジョン・レノンみたいな鷲鼻だったはずで、その鷲鼻に鼈甲の、若しくは鼈甲を模したフレームの丸眼鏡をかけていた。
しかし、そんな彼女が、いや、彼女でなくとも渦巻くような白熱する会話のエナジーが漲る一方で、空気中に放たれた言の葉のエントロピーもぐんぐん増加して、結局何を喋っているのかヒアリング出来ないとなると、いったい何の話をしているのだろうかと知りたくなるのが人情というものだろう。
だが、そんなことよりもその愛を囁き合う恋人同士というシチュエーションに突き上げるほどに愛情を欲している、というか誰かを愛したい自分がいて、干からびた湖沼のように愛に餓えているというわけのわからない現象にどう対処し、処理していいものなのか、ヒナタは夢心地のなかでそれでもしっかり頭を悩ませていた。
あるいは、ピンクフラミンゴに嫉妬しているのだろうか? まさか、それはないとは思うのだけれど、非常に心もとないのも確かだった。
すべては、図書館のゲートをくぐるなり、目に飛び込んで来た、あの張り紙のせいなのだ。あの貼り紙の内容が、ボディブローのように効いてきているのだった。
喉元を掻きむしりたいほどのヒリヒリする喉の渇きのように、オレは愛を渇望しているのだ、このままでは愛がなくて飢え死にし干涸びてしまうだろう、ヒナタはそう思った。
実は、ヒナタはずっとカウンターの後ろの壁にでかでかと掲示され自己主張している返却日が表示されたプレートの横で、申し訳なさそうに貼り出された、こぢんまりとした貼り紙のセンセーショナルな内容が忘れられなかったのだ。
『愛に餓(かつ)えていませんか? 素敵なパートナーとの巡り合いをお手伝いします』
いや、忘れられないどころか、見た瞬間度肝を抜かれ、なんなら過呼吸になるほど興奮して取り乱さないようにするのがやっとだった。
だから、座席に座って本を読みはじめても、ただ闇雲に字面を追うばかりで、内容は一切入ってこなかった。
とりあえずカウンターに置かれてあった、小さなリーフレットにむしゃぶりついて、無呼吸のまま貪り読みたかったのだけれど、なんとか衝動を押しとどめ、こんなもの要らねーよ的な、冷たい一瞥をくれるだけにとどめた自分を褒めてやりたかった。
眼前で次々とゲシュタルト崩壊していく字面が、音を立てて幾重にも折り重なっていく。
それでもなんとか、ヒナタは自分を立て直すために立ち上がり、一旦外に出て図書館の周りを一周まわって気分を落ち着かせた。
そして、絵本のコーナーでお気に入りの一冊を選び、読みはじめた。そのタイミングで、ヒナタにあのウィスパーボイスが聞こえてきたのだった。
甘く、切なく、時にはセクシーな囁き声は、眠りを誘うほど心地よかった。うとうとする、その半覚醒状態で、ヒナタの脳は激烈に活動を開始し、妄想が蛇のように鎌首をもたげはじめた。
『愛に餓えていませんか? 素敵なパートナーとの巡り合いをお手伝いします』
ヒナタはこれを読んで、いったいこれはなんだと、レモンを丸齧りした時のように顔が歪んでしまうくらい疑問に思ったのだった。
さまざまな場所で、いろいろな貼り紙を日々目にしているが、こんな文章を目にしたのは、はじめてだった。
そして、煙草に火を点けて赤ちゃんが乳首を吸うように思い切り吸いつきたい衝動に駆られるほど、ヒナタは興奮した。
ついに、オレの待ち望んでいた、海外ロマンス詐欺やらマッチングアプリの写真詐欺、結婚詐欺、出会い系詐欺等の金銭を善良な市民から騙し取るための詐欺以外のなにものでもない詐欺ではなく、公共機関がいよいよ婚活に乗り出してくれたのだ。
そのサービスの詳細は、カウンターに訊きにいきさえすれば容易にわかることなのだが、そこを敢えて推理したいという自分の天邪鬼ぶりにヒナタは苦笑いした。
『愛に餓えていませんか? 素敵なパートナーとの巡り合いをお手伝いします』
つまりは、恋のキューピット役を係員の方が担ってくれるというわけなのだろうか。
面白い取り組みというだけで、終わってほしくはなかった。需要は必ずあるはずなのだ。しっかりと運営され、公共に資してほしかった。
やがて、ごく自然にヒナタは自分が係員さんに尋ねている光景を妄想しはじめる。或いは現実と夢との堺に、ふわふわとたゆたいながら、明晰夢を見ているのかもしれなかった。
カウンターで、ヒナタは自然体を装って、尋ねてみた。
「ちょっと小耳に挟んだんですけれど、婚活的なサービスがあるとかないとか?」
すると、係員さんは待っていましたとばかりに、立板に水の如く驚くべきことを話し始めるのだった。
「近頃、盗撮やら破廉恥行為、或いは平気で飲食しはじめたり、脱衣や、女装、コスプレ、オタ芸、掏摸、緊縛、監禁、失禁、盗難、倒錯、選挙演説、インスタレーション、バナナの叩き売り、壁ドン、通話、アジテーション、薬物の売買、即興劇、フラッシュモブ、性的同意強制、キス、焚書、図書のページを片っ端から破りまくるとか、落書き等の迷惑行為が頻繁に起こっているんです。
そこで、対策を講ずるべく考案されたのが、これなんです」
そう言ってカウンターの向こうにでかでかと貼り出された派手な字が躍るスーパーマーケットのポップみたいなそれを、ドヤ顔で眺めるのだった。
「やはりですね、図書館という誰しもが私語を慎み物音を立てずに静かにするべき公共の場であることがわかっていながら、敢えてあまりにも非常識なことをやってしまうという、それは、愛が足りていないことが根本にあるのだと思うのですね、愛が満ち足りているならば、このような無秩序なことにはならないはずなのです」
ただしかし、妄想の映像はそれで途切れ、肝心な内容のあらましは、まるっきりわからない。むろん自分がソース元なのだから、あらましを見せることが出来るはずもない。
しかし、なぜまた迷惑行為が求愛と繋がるのだろうか。ヒナタが想像力を欠いた窒息しそうなほど、つまらない頭を振り絞り、やっとこさ辿り着いた貧相な答えは、自慰行為だった。
相手のことは一切考慮せず自分の好きなように好きなだけ愉しむ自己満足の極北。
すると、また先ほどの係員さんが、熱弁を振るいはじめる。
「つまりですね、とりあえず相手の方が同性でも異性でもいいんです。とにかく自分で完結してしまうのではなく、隣人を愛せよ! そのスローガンのもと、私達は、この運動を推進していく所存です。
やはりですね、初対面の方に声を掛けるのも掛けられるのも大変なプレッシャーとなるものですから、それを私達が取っ払ってスムーズな交友のお手助けとなればと考えております」
なるほど、とヒナタは頷く。
たしかに人が増えすぎた現代では見知らぬ人には声すら掛けないのが常だ。ひと昔まえならば、誰もが隣人だった。見知らぬもの同士でも、時候の挨拶くらいはしたものだった。
いったいいつから、これほど人と人が乖離してしまったのだろう。この深い溝は埋まらないばかりか、拡がるばかりなのか。
係員さんは、続ける。
「そういった意味合いでのこのシステムなのです。まだ、区内でもここ一館だけの試験的な運用ではありますが、来年度には、東京都全域に導入される予定です。なんと申しましても、公共機関が介在するわけですから、安心してご利用いただいております。
若い方たちからも喜ばれていますが、これからの高齢化社会に於いて、欠かせないコミュニケーション・ツールとなることでしょう。
どうですか? あなたもご加入なされてはいかがでしょうか」
ヒナタは、きっとそんな感じなんだろうな、と思った。
独居で孤食している人ばかりの世の中になる前になんとかしなければならないだろう。
すかしっぺすら聞こえてしまいそうなほど静謐な館内で、ヒカルは思考を続ける。とにかく表層は、猛スピードで変貌しているのだ。
拙い例でいうと、この私たちの地球の自転速度は、マッハ1.4 であるにもかかわらず、そのスピードを感じて生きている人は、まずいない、常識や価値観が変わる、或いは多様化していく、その速度は、ハンパないのだがその変化に気づかない人もいる。
昭和では常識だったものも現在ではありえないという例も枚挙にいとまがないほどであり、SNSの台頭により、それはさらに加速度を増しているようだ。
悪事千里を走るなどと言っていたが、これまでは、闇の部分はひた隠しに隠されてきた。
しかし、世の中に知られない犯罪は、犯罪ではないから、見つからなければ全然大丈夫、という悪しき常識は、覆された。
常識や価値観が変わる、いわゆるパラダイム・シフトが確実に始まっている。
ヒナタも乗り遅れることのないよう、このコミュニケーション・サービスを利用してみようと思った。
しかし、その相手は誰にするのか。いや、お目当ての相手がいる人もいるだろうけれど、それよりも出会いを求めている人が圧倒的に多いだろう。
ヒナタは、またぞろ妄想の世界に没入してしまう。
ヒナタがカウンターの女性にその旨告げると、こちらにご記入をお願い致します、と言ってアンケート用紙みたいなものを手渡された。
ヒナタは、以前ある企業の面接時に適性検査を受けたことがあったが、アンケート用紙はその時と同じくらいの分厚さだった。
微に入り細を穿つアンケートで、ヒナタは自分が丸裸にされたように感じた。
賞罰の有無、恋愛遍歴やら好きなタイプ、性癖までも尋ねられた。つまり、これ以上ないほどのヒナタの個人情報だった。
あなたの求める理想のパートナーは、男性ですか、それとも女性ですか、という設問にはヒナタの手はピタリと止まってしまった。
自分では、ストレートと思ってはいるが、いざ設問に答えるとなると、ほんとうにそうなのだろうかと、何やら不安になってきたのだった。
ただ単に、男性は女性を愛して家庭をつくるものという、今までの常識により選択しただけに過ぎないのではないか。
自分がほんとうに求める人は、男性なのか、女性なのか、ここは非常に重要なところだった。
好きなタイプにチェックを入れる項目を見ると熟女、ロリータ、人妻、教師、JK、グラニー、男の娘、ゲイ、トランスジェンダー、ゲイクィーン、ゲイキング、オカマ、アダム、アンジー、バイ、レズビアン、クエスチョニング、チェリー等々、説明がないとわからないタイプが目白押しだった。
わからないにチェックを入れようか、或いは、すべてにチェックを入れるとか?
とりあえず58種類のセクシュアリティがあると言われているようだが、そのセクシュアリティを決める要素は、
・身体的性
・性自認
・性的指向
・性表現
概ね、この四つに大別されるようで、これらが複雑に絡み合って組み合わされるわけなので、単純に考えても、相当な数のセクシュアリティがあって当然なのだ。
しかし、世界は広い。ヒトではないが、単細胞の粘菌の一種モジホコリには、オス、メスの2種類どころではなく、720種類の性別があるらしい。
もうこうなると、セクシュアリティどうのこうのと悩むこと自体バカらしくなってくる。
とにかく世界は、「みんなちがってみんないい」の方向に突き進んでいる。
あの子は、お妾さんの子でハーフだよとか、あいつは、ゲイだよとか、そんな昭和の差別は絶対に撤廃しなければならない。
と、いったん妄想をやめ、囁きおねーさんはと見てみれば、まだ飽きもせず囁きまくりだった。
彼女は、目が大きく、丸眼鏡をかけていた。しかつめらしい感じがしないのは、その眼鏡のせいなのかもしれなかったが、思慮深い賢そうな顔つきをしていた。
そのこちら側の空いている耳に、空耳とも思われるような衝撃的な五文字を唇が耳朶に触れるほどの至近距離から叩き込んでやりたいと思った。
むろん、濡れるようなウィスパーで「アイシテル」と。
ヒナタは、カウンターに行こうと思った。
そうか、そうなのだ。愛にカツえているならば、隣人を愛せばいいのだ。誰かを愛することによって、自分が幸せになる、たしかにそうだった。
ヒナタは、以前ドルヲタだった自分が今よりも幸せだったことを思い出した。
しかし、アイドルをどれだけ推しまくろうが、結婚は100パー無理ゲーなのだ、推し活は自分を幸せにしてはくれるが、何年経っても家庭を、そして家族をヒナタにもたらしてくれることはない。
今回の自分はひと味ちがうのだと、ヒナタ自身も思った。どうやら自分は、年齢的なものもあるのかもしれないが、体力が衰えてしまう前に、家族を作り、家庭を持ちたいらしい。
そして、それは単なる気まぐれや寂しさからくるものではなく、細胞レベルで、一生の伴侶との巡り合いを希求しているのだった。
愛することだけが、枯れたオアシスを潤し、ほんとうの豊かさを齎してくれる、なので推し活は楽しくていいことづくめだ。
しかし、結婚するとなると相手に対して責任というものが生じてくる。これまでは、自分の心配だけをしていればよかったが、愛する妻や我が子といった家族に対する不安や心配が片時も離れず付き纏ってくる。
もちろん、家族を持つのはかけがえのない喜びだが、推し活みたいな楽しいことばかりではなく、痛みを伴う現実の厳しさがある。
と、そこで、ヒナタは妄想することをやめた。
リアルでサービスに加入しようと思った。とにかくアクションを起こさなくてはならない。
ヒナタは、席を立って書架の森をすり抜け、妄想ではなく、ほんとうにカウンターに向かった。
そして、貸し出しの列に並びながら、音量の絞られたモニタ画面に流れるニュースを眺める。
どこかの国のトップが、同性婚が法制化されるこのご時世に、同性愛を認めないし、むろん同性婚なんてありえない、という主旨の、わけのわからないことを言っている。ヒナタには、それがカモフラージュとしか思われないのだった。
ゆで卵みたいにツルンとした彼の顔を見ているうちに、ヒナタは彼がほんとうは、自分がゲイであることを声高にカムアウトしたいのではないか、そう思えてならなかった。
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