サヨナラ青春

Zero

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第十四話「悲劇」

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 「ねぇ、シンジツってなに?」

俺は朝食を摂り、急いで学校へと向かった。

Sクラス
既にSクラスには日比野以外全員が集まっていた。

月川 壱成
 「日比野は、七星闇と深い関係だったんだ!」
火宮 修
 「深い関係?」
月川 壱成
 「日比野文佳はアイドルをしてたんだよ。フルーツフレンドの」

俺はフルフレの『ミカン』をスマホの画面に出し、修たちに見せる

火宮 修
 「うわっ、確かに面影はあるわ。全然気づかなかった、」
水城 沙耶
 「…だから学校にあんまり来てなかったんだ!」
金沢 愛海
 「七星闇は自殺したんだよね?これ以上追求することはないでしょ!」
土浦 昌樹
 「自殺した理由…何だと思う?」
木島 快
 「復讐を果たせなかったから…とか?」
月川 壱成
 「そんな容易いもんじゃない…この事件には葬られた真実がある!」
木島 快
 「しょうがない…俺も手を貸す」
火宮 修
 「そこまで言われたら、やるしかねぇか」
金沢 愛海
 「あー!うちもやるよ~!」

俺たちは輪になり、両隣の背中に手を回す。

月川 壱成
 「じゃあ、俺たちで力を合わせて」


「頑張るぞ」と言おうとした時、突如教室の扉が勢い良く開いた。
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 「…お前ら。いつまで探偵ごっこしてんだよ。」

月川 壱成
 「…え?」

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 「変な詮索はするな!今は勉強に専念しろ!」

一つの決断をしたすぐに舞い込んできたのは、学校と言う名の監獄だった。

-某アイドル事務所-
アイドルグループ『フルーツフレンド』のメンバーは七星闇の自殺について話し合いをしていた。

因みにアイドル活動では果物の名前で呼ばれている。

-メンバー詳細-

赤倉苺(イチゴ)
 「なーちゃんが死んだなんて…あり得ない」
金城 桃(モモ)
 「…自殺って何か悩んでたのかな?」
斎藤 来愛(ライチ)
 「聞いてあげれば…」
赤倉 苺
 「そういやぁ、ミカンは?」
金城 桃
 「あー、多分学校じゃない?」
斎藤 来愛
 「まぁ一応皆、学生だもんねぇ…」

すると事務所のドアが開く。

日比野 文佳(ミカン)
 「ごめん遅れた!」
赤倉 苺
 「ミカン…なーちゃんから何か聞いてなかった?」
日比野 文佳
 「いや、何も聞いてない。…それより、皆の学校はどうだった?」
赤倉 苺
 「一応、帰らせたけど…でも理由は分かんないんだよねぇ」
金城 桃
 「私のとこも帰らせた。気づかれたかもしれないけど」
日比野 文佳
 「うちの所は察しの良いやつがいて、バレたかも。」
斎藤 来愛
 「てか、私たちに頼んで事件を起こすなんてねぇ」
赤倉 苺
 「きっと、私たちを信じてたからじゃない?」
斎藤 来愛
 「自殺した原因って…裏切られたから?」
日比野 文佳
 「てか、本当に自殺なのかな?」

事務所前にはたくさんの報道陣がいた。報道陣は不謹慎であると感じる。しかし、彼らはそれが仕事なので仕方がない。

そして、また一つ謎が増えた。七星闇の自殺の裏に隠された真実。それを暴こうとする者が現れた。

???
 「皆さん、こんにちは!今日の企画は」
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