高校のナゾ

Zero

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高校のナゾ

高校のナゾ第9話

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8月20日

白鷺新一「いよいよ花火大会当日」
赤峰健太「本当に大丈夫かな?」
緑谷宏之「まさかあの人まで裏切るとは」
神埼直人「今はHMPのことだけ考えてろ」
ガチャ
橙乃凌久「あれ、ここにもいない」
神埼直人「どうした?」
橙乃凌久「桃川たちが消えた、」
神埼直人「寮には?」
橙乃凌久「さっき探したけどいなかった」
神埼直人「何か嫌な予感がするな…」
白鷺新一「まぁとりあえず現場に行こう」
神埼直人「そうだな、下見として、」

-花火大会 会場-
白鷺新一「ここが会場ね、」
赤峰健太「なぁ、あれって、」

健太が指さす方向には川崎、
 そして青山を含むその他の生徒が

白鷺新一「全員裏切ったってことかよ、」
赤峰健太「完全に不利になってしまった、」
白鷺新一「どうすれば、」
神埼直人「…作戦通り行う、」
白鷺新一「でも今のままやったら」
神埼直人「俺たち5人が集えば無敵だ」
白鷺新一「でも…」
神埼直人「それに鬼瓦の分まで」
白鷺新一「先生の分まで…」
神埼直人「さぁ、向かうとしようか」
白鷺新一「作戦変更で、お願いします」
神埼直人「まぁ構わないが、」
白鷺新一「5人で畳み掛けましょう」
神埼直人「その理由は何だ?」
白鷺新一「あれだけ数がいる」
緑谷宏之「確かに1人2人じゃ歯が立たない」
神埼直人「いや、君たちだけで十分だ」
白鷺新一「…そうですか、じゃ行きますか」

新一たちは校長に接触する

白鷺新一「こんばんわ」
川崎慎吾「え?ここで殺すの?」
青山勝利「ここで殺せばお前らは終わる」
白鷺新一「んなの分かってるよ、」
青山勝利「わざわざ捕まりに来たのか?」
白鷺新一「そんな馬鹿なことするわけない」
青山勝利「じゃあ何しに来たんだよ」
白鷺新一「ただあいつを地獄に落とすだけ」
川崎慎吾「ハハ、お前ら馬鹿なのか?」
白鷺新一「…」
川崎慎吾「俺の代わりにあいつが捕まった」
白鷺新一「…」
川崎慎吾「残念だったな、あいつが悪いんだもん」
白鷺新一「…」
川崎慎吾「黙ってねぇで何とか言ってみろよ!」
白鷺新一「はぁ、呆れた。凌久!」
橙乃凌久「は~い!」
白鷺新一「あの道具をこいつらに使え」
橙乃凌久「あの道具って?」
白鷺新一「ほら、地獄なんとか装置ってやつ」
橙乃凌久「あー、地獄体験送還装置ね」
白鷺新一「そうそれ!」
川崎慎吾「へ?なんだそれ?」
橙乃凌久「使えば分かるって~!」

白鷺新一「対象者は8人」
橙乃凌久「8?えっと青山,黄宮,黒羽,紫村」
赤峰健太「灰原,桃川,羽馬将星…7人じゃない?」
白鷺新一「いや、8人だ、なぁ、神埼直人」
神埼直人「…なぜわかった?」
赤峰健太「え?嘘?なんで?」
白鷺新一「この人は殺そうとしなかった」
緑谷宏之「確かに君たちで十分とか言ってた」
神埼直人「さすが天才!」
白鷺新一「ありがとう。じゃお見舞いしろ」
橙乃凌久「あ、あぁ装置解放、GO TO HEll !」

そしてその装置は闇深く光る
しかし、装置は作動しない。

橙乃凌久「あれ?装置は起動してるはずなのに」
神埼直人「僕が無能かと思った?ざんね~ん!」
橙乃凌久「まさか、」
神埼直人「ハッキングしたのだ!」
橙乃凌久「そんな馬鹿な、」
神埼直人「何のためにずっと一緒だと思ってた?」
橙乃凌久「それも作戦…」
白鷺新一「…絶望的だなこの状況」
神埼直人「残念だったな!新一くん、」
白鷺新一「最強助っ人の皆さん、出番ですよ!」
神埼直人「え?」
白鷺新一「鬼瓦先生、虹崎さん、虹島刑事、召還」
鬼瓦賢虎「よくもやってくれたな神埼さん!」
虹崎賢次「川崎校長、死にかけましたよ!」
虹島隼人「ここからは反撃ですよ!」
神埼直人「なぜこいつらが、」
川崎慎吾「虹崎は俺が殺したはず!」
白鷺新一「凌久の道具で生き返らせました」
川崎慎吾「そんな馬鹿な…」
橙乃凌久「その名も特定人物呼出装置」
川崎慎吾「どう言うことだ神埼!」
神埼直人「そんなの聞いてない、」
白鷺新一「そしてビッグ助っ人…どうぞ!」
????「いやぁ、久しぶりだね。」
川崎慎吾「嘘、だろ、」
神埼直人「え、ま、まさか!」
竪山秀次「先代校長 竪山秀次 参上!ってか」
川崎慎吾「先代、なぜ、」
橙乃凌久「これもあの道具で生き返らせた」
竪山秀次「さぁ川崎慎吾、どうする気だ?」
川崎慎吾「負けた、負けたよ!参りました!」
白鷺新一「罪を認めて償え、わかったか?」
川崎慎吾「なぜ、私が、負けた、」
白鷺新一「白鷺新一」
緑谷宏之「緑谷宏之」
赤峰健太「赤峰健太」
橙乃凌久「橙乃凌久」
白鷺新一「この4人が集えば無敵だ」
緑谷宏之「あんたもそう言ってたろ?」
神埼直人「信じられん、私が負けるとは」
虹島隼人「神埼直人、川崎慎吾、署まで御同行を」
神埼直人「待て!青山らも同罪だ!」
白鷺新一「ハハハ、いい加減気づけよ」
神埼直人「あ?」
白鷺新一「訂正だ、俺らの敵は8名ではなく2人だ」
神埼直人「え?青山たちは?」
白鷺新一「あいつらは俺たちの味方だ!」
神埼直人「…え?」
白鷺新一「あんたと同じことやったんだ」
神埼直人「スパイってことか?」
虹島隼人「さぁ、署まで御同行願います」
神埼直人「お前ら!俺を裏切りやがって」
川崎慎吾「ただでいられると思うなよ、」
神埼直人「じゃあな!」
川崎慎吾「バーイ!」

2人がそう言うと風が強く吹く、
  そして2人はその場から消えた

白鷺新一「あ、おい!待て!」
虹崎賢次「隼人!今すぐ2人は指名手配しろ」
虹島隼人「OK!相棒!」

8月21日
2人は指名手配され、テレビでも大きく報道に取り上げられた

また、天才高校生と題し新一らは取材された

そして彼らはこう呼ばれた「救助C10」と
10の色が個性をだし事件解決に導くという意味だ
さらに虹島虹崎ペアは事件担当に戻された、


一方、羽馬将星は自殺したと報道された。

そして、事件が大きく動いたのはその10日後

2学期も始まり世間は気だるさがまだ残ってるなか

「緊急速報  ナイフで5人が刺される
容疑者は 神埼直人と川崎慎吾の共犯か」

そんな報道がテレビ、携帯に流れた。

そして1Aクラスは臨時の会議を行った
白鷺新一「2人が事件を起こした」
緑谷宏之「絶対に捕まえなきゃ、」
橙乃凌久「今度はどんな道具を、」
ガチャ
虹崎賢次「お前ら、再び頼む!」
虹島隼人「奴らが暴れだした」
白鷺新一「もちろん、協力しますよ」
赤峰健太「これ以上市民を」
虹崎賢次「よし、俺たちと同じ気持ちだ」
虹島隼人「事件現場へ向かおう」

-事件現場 住宅街-
遺体はまだ運ばれておらず事件現場にはたくさんの人がいる
いわゆる「野次馬」というものだ。

白鷺新一「く、人が多いな、」
虹崎賢次「道を空けてください」
虹島隼人「警察です。協力お願いします」

新一たちは遺体の元へと向かう 

野次馬1「あれって天才高校生の!」
野次馬2「本当だ!おい新一がいるぞ!」
野次馬3「やばっ!サイン頂戴!」

白鷺新一「ったく」
緑谷宏之「人気者は大変だな、」
白鷺新一「うるせぇよ、」
緑谷宏之「スマンスマン、」

????「現れてくれると思ったよ」
????「久しぶりだな、新一!」
白鷺新一「…容疑者、発見しました!」
虹崎賢次「神埼直人、川崎慎吾、逮捕する」
神埼直人「攻撃開始だ!」

その言葉と同時に川崎が睡眠ガスを取り出し
新一らへと向け噴射する。彼らは気を失った
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