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第3の物語「青春の悪夢」
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深山先生の僕への発言は、職員室に居た全教員の注目を浴びた。
ミチル
「えっと…」
俺は急なことに頭が真っ白になった。すると…
「すみません。私が呼んだんです。」
鹿羽先生の声が僕を救ってくれた。
鹿羽 先生
「頼みがあります。教室に来てください。」
ミチル
「わ、分かりました」
俺は鹿羽先生に従い、先生と教室へと戻る。
-教室-
既に他の生徒は教室には居なかった。
ミチル
「…」
俺は、何を話せば良いか分からなかった。すると
「どこから聞いてた、」
鹿羽先生のその質問によっては、俺の命が奪われる。そんな風に感じたが、正直に言わないと不吉な予感がしたもので、
ミチル
「あの事件、公表すべきです…というところから」
鹿羽 先生
「…そこから聞いてたか。」
ミチル
「…事件って何ですか?」
自分以外の事柄には干渉しないと、高校1年の頃から決めていたが、聴かずには居られなかった。
鹿羽 先生
「…答えられない。」
ミチル
「3年前、何が起きたんですか?なぜ、学校側は隠蔽してるんですか?犯人は誰なんですか?犯人は捕まったんですか?」
俺は、気になったことを口にしてしまう。
ミチル
「先生は事件のこと、何か知ってるんですか?先生は事件に関係してるんですか?…なぜ、そんなに事件を公表しろと必死になってるんですか?」
気になったことを、先生が答える前に次々と質問してしまう。
先生は重い口を割った。
鹿羽 先生
「私は昔、この学校の教員だったんだ。君たちがこの学校に来るまで」
ミチル
「何が…あったんですか?…教えてください!」
鹿羽 先生
「…」
ミチル
「先生!」
鹿羽 先生
「…生徒たちが誘拐されたんだ。集団で」
ミチル
「誘拐ですか?しかも集団で?」
鹿羽 先生
「…修学旅行の時、生徒たちが。」
ミチル
「修学旅行?」
先生の話によると、修学旅行にて生徒たちの自由行動の時間が終わっても生徒たちは集合場所に姿を現さなかった。いくら探しても見つからなかった。というものだった。
五十嵐 卓という先生と道畑 章子という先生は、その責任で教師をやめたらしい。そして鹿羽先生は、翌年違う高校へと異動したらしい。そして今年、この高校の教員として戻ってきた。
ミチル
「そんな大事なのに!警察沙汰にならなかったんですか?」
鹿羽 先生
「私は、すぐに校長に連絡した。だが、警察は呼ばずに本校へと戻れ。そう言い渡された。」
ミチル
「生徒の親は何も言わなかったんですか?」
鹿羽先生
「大金をあげたら、何も言わなかったらしい」
ミチル
「子どもより金の方が大事ってことですか?」
鹿羽先生
「そうらしいな、」
ミチル
「…後悔してます?」
鹿羽 先生
「あぁ、今思えば、もう少し考えて行動するべきだと感じている。」
ミチル
「だったら今からでも遅くない!警察に!」
すると教室の扉が開いた。立っていたのは校長だった。
鹿羽 先生
「校長…」
大寺 校長
「鹿羽先生…」
鹿羽 先生
「…はい。」
大寺 校長
「生徒をからかってはダメじゃないですか。」
鹿羽 先生
「…やはり隠蔽するんですか?そうやって、」
大寺 校長
「そもそも、あんな事件は最初から存在してなかったんですよ、」
鹿羽 先生
「だったら、あの生徒たちはどこに居るんですか?」
大寺 校長
「…」
鹿羽 先生
「相沼さんは?沿道くんは?北野くんは?」
大寺 校長
「はぁ、疲れるなぁ!」
鹿羽 先生
「僕は!この事実を警察に伝えます!」
大寺 校長
「君は逮捕されるんだぞ!」
鹿羽 先生
「隠蔽した学校責任者である校長も、逮捕されますよ」
大寺 校長
「なるほど、でしたら明日、警察に言いましょう。」
鹿羽 先生
「…え?」
大寺 校長
「良いですよね?明日でも、」
鹿羽 先生
「…分かりました。」
その日は鹿羽先生と校長先生が握手を交わして丸く収まった。
しかし、その日の夜10時。全教員も帰宅した頃、とあるツイートがSNSに投稿された。
その動画の投稿者アカウントは「GOD先生」。おそらく校長先生だろう。
内容は「鹿羽 勝は生徒殺しのサイコパス教師だ!鹿羽 勝が生徒を殺した!鹿羽先生を殺してほしい!生徒たちのためにも!」というツイートに加え、学校の写真を添付されたものだった。
そのツイートは龍生から電話が来て知り、SNS上では瞬く間に拡散された。その投稿には数々のコメントが寄せられた。例えば「鹿羽=シカバネ=屍。これって偶然?」とか、「この人、帰り道に見た!」とか、「鹿羽勝の位置情報求む。」など。投稿者へとメッセージとしては、「生徒のために動く善者の鏡じゃん!」等といったコメントが多く見られた。
翌日、学校へ行くと数台のパトカーが止まっていた。校門にはKEEP OUTのテープが。おそらくあのツイートのことで捜査することになったのだろう。俺は学校からのメールを見ていなかった。メールを見てみると、「臨時休校」という見出しがあった。
ミチル
「えっと…」
俺は急なことに頭が真っ白になった。すると…
「すみません。私が呼んだんです。」
鹿羽先生の声が僕を救ってくれた。
鹿羽 先生
「頼みがあります。教室に来てください。」
ミチル
「わ、分かりました」
俺は鹿羽先生に従い、先生と教室へと戻る。
-教室-
既に他の生徒は教室には居なかった。
ミチル
「…」
俺は、何を話せば良いか分からなかった。すると
「どこから聞いてた、」
鹿羽先生のその質問によっては、俺の命が奪われる。そんな風に感じたが、正直に言わないと不吉な予感がしたもので、
ミチル
「あの事件、公表すべきです…というところから」
鹿羽 先生
「…そこから聞いてたか。」
ミチル
「…事件って何ですか?」
自分以外の事柄には干渉しないと、高校1年の頃から決めていたが、聴かずには居られなかった。
鹿羽 先生
「…答えられない。」
ミチル
「3年前、何が起きたんですか?なぜ、学校側は隠蔽してるんですか?犯人は誰なんですか?犯人は捕まったんですか?」
俺は、気になったことを口にしてしまう。
ミチル
「先生は事件のこと、何か知ってるんですか?先生は事件に関係してるんですか?…なぜ、そんなに事件を公表しろと必死になってるんですか?」
気になったことを、先生が答える前に次々と質問してしまう。
先生は重い口を割った。
鹿羽 先生
「私は昔、この学校の教員だったんだ。君たちがこの学校に来るまで」
ミチル
「何が…あったんですか?…教えてください!」
鹿羽 先生
「…」
ミチル
「先生!」
鹿羽 先生
「…生徒たちが誘拐されたんだ。集団で」
ミチル
「誘拐ですか?しかも集団で?」
鹿羽 先生
「…修学旅行の時、生徒たちが。」
ミチル
「修学旅行?」
先生の話によると、修学旅行にて生徒たちの自由行動の時間が終わっても生徒たちは集合場所に姿を現さなかった。いくら探しても見つからなかった。というものだった。
五十嵐 卓という先生と道畑 章子という先生は、その責任で教師をやめたらしい。そして鹿羽先生は、翌年違う高校へと異動したらしい。そして今年、この高校の教員として戻ってきた。
ミチル
「そんな大事なのに!警察沙汰にならなかったんですか?」
鹿羽 先生
「私は、すぐに校長に連絡した。だが、警察は呼ばずに本校へと戻れ。そう言い渡された。」
ミチル
「生徒の親は何も言わなかったんですか?」
鹿羽先生
「大金をあげたら、何も言わなかったらしい」
ミチル
「子どもより金の方が大事ってことですか?」
鹿羽先生
「そうらしいな、」
ミチル
「…後悔してます?」
鹿羽 先生
「あぁ、今思えば、もう少し考えて行動するべきだと感じている。」
ミチル
「だったら今からでも遅くない!警察に!」
すると教室の扉が開いた。立っていたのは校長だった。
鹿羽 先生
「校長…」
大寺 校長
「鹿羽先生…」
鹿羽 先生
「…はい。」
大寺 校長
「生徒をからかってはダメじゃないですか。」
鹿羽 先生
「…やはり隠蔽するんですか?そうやって、」
大寺 校長
「そもそも、あんな事件は最初から存在してなかったんですよ、」
鹿羽 先生
「だったら、あの生徒たちはどこに居るんですか?」
大寺 校長
「…」
鹿羽 先生
「相沼さんは?沿道くんは?北野くんは?」
大寺 校長
「はぁ、疲れるなぁ!」
鹿羽 先生
「僕は!この事実を警察に伝えます!」
大寺 校長
「君は逮捕されるんだぞ!」
鹿羽 先生
「隠蔽した学校責任者である校長も、逮捕されますよ」
大寺 校長
「なるほど、でしたら明日、警察に言いましょう。」
鹿羽 先生
「…え?」
大寺 校長
「良いですよね?明日でも、」
鹿羽 先生
「…分かりました。」
その日は鹿羽先生と校長先生が握手を交わして丸く収まった。
しかし、その日の夜10時。全教員も帰宅した頃、とあるツイートがSNSに投稿された。
その動画の投稿者アカウントは「GOD先生」。おそらく校長先生だろう。
内容は「鹿羽 勝は生徒殺しのサイコパス教師だ!鹿羽 勝が生徒を殺した!鹿羽先生を殺してほしい!生徒たちのためにも!」というツイートに加え、学校の写真を添付されたものだった。
そのツイートは龍生から電話が来て知り、SNS上では瞬く間に拡散された。その投稿には数々のコメントが寄せられた。例えば「鹿羽=シカバネ=屍。これって偶然?」とか、「この人、帰り道に見た!」とか、「鹿羽勝の位置情報求む。」など。投稿者へとメッセージとしては、「生徒のために動く善者の鏡じゃん!」等といったコメントが多く見られた。
翌日、学校へ行くと数台のパトカーが止まっていた。校門にはKEEP OUTのテープが。おそらくあのツイートのことで捜査することになったのだろう。俺は学校からのメールを見ていなかった。メールを見てみると、「臨時休校」という見出しがあった。
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