癒しの森

マリー・プレアデス

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癒しの森

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 霧掛かった森の草花はしっとりとしていた。
 森には魔法がかかっていて、ありえない形のフルーツがあらゆる場所に実っていた。
 森の中にあるシダに囲まれた切り株のひとつには水晶玉がおいてある。
 水晶玉には魂の故郷・天国が映し出される。
 つながっているから、寂しさを感じない。

 森には動物たちの憩いの野原がある。
 この森には弱肉強食といった野蛮で古いルールは存在しないので、すべての動物は仲良しだ。
 みんな、森で好きなフルーツを採って、この野原に持って来て食べている。
 ここでは動物たちのお笑い話が日々繰り広げられている。
 とても面白いので、自然とみんなここに集まってくる。
 動物のギャグは今日もおもしろい。
 フルーツはいつも感動的に美味しい。
 癒しの森は温かくみんなを見守っている。
 ここに来たあなたのことも優しく温かく見守っている。

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