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番外編 〜 ノア3〜4歳 〜
番外編 〜 好き嫌い(ノア視点) 〜 ノア4歳、イーニアス5歳
しおりを挟むノア視点
きょおはアスでんかが、わたちのおうちに、あそびにきたのよ!
「アスでんか、わたち、まほー、しゅっごーいの、できるよおに、なったのよ!」
『ノアすごい!! アオてつだった!!』
「うむ。それはすごく、みたいのだ!」
『アカもみたいー!』
しゅっごーい、まほー、アスでんかにみせてあげたの。そちたら、アスでんか、よろこんでくれたのよ!
「ノア、ほんとうに、すごかったのだ!」
アスでんか、カミラのくれた、むぎちゃ、おいちーってゴクゴクちて、にっこにこよ。うふふっ、アスでんか、だいすきよ!
ぐぅ~……
『ノアのおなか、ぐぅ~した!』
「ノア、おなかが、すいたのか?」
アカがね、おおきなこえで、わたちのおなか、ないたの、いうの。
はずかち……
『ノア、はずかしくない!! アオも、おなかぐぅ~した!!』
「アオも、おなか、ないた?」
『アカも!』
「うむ。そういえば、わたしもおなかが、ないている」
みーんな、おなかないたのね!
「ノア様、少し早いですが、奥様を呼んで、昼食にされますか?」
カミラがね、もうおひるのごはんに、ちましょーかって。みんな、うんうんっていったの!
「今日はお天気も良いから、ピクニックランチにしましょう!」
おかぁさま、しゅぐきて、ぎゅっちたら、ピクニックよって!
「うむっ、ピクニック!」
『ピクニックだー!』
『ピクニックだいすき~!!』
うらのおにわで、じゅんびちてたの。そちたら、ワンッて、デュークとナラがきたのよ!
「デューク! ナリャ!」
「ワンッ」
「ウォンッ」
「デュークとナラか! せんじつ、ぶりだ。いっしょに、ピクニックしよう!」
アスでんか、おさそいちてくれて、デュークもナラも、うれちぃって! ぴょんぴょんちてる!
「今日のお弁当は何かしら。皆、当ててみてちょうだい」
「ハンバーグ!」
「サンドイッチ!」
『ふわふわオムレツ!』
『プリーン!!』
じぇったい、ハンバーグよ!
うふふってちてたら、アスでんかも、「ぜったい、サンドイッチだ」ってにこにこちてるの。
「正解は……じゃーん!」
「じぇーんぶ!!」
「全部あるのだ!」
『『すごーい!!』』
おかぁさま、わたちみたいにうふふってちて、みんな、なでなでちてくれたのよ!
「さぁ、食べましょう。サンドイッチは、最近ノアが食べられるようになったチキンの照り焼きもありますのよ」
「てりやき! しゅ、すき!」
「ノアは、きらいなものが、たべられるようになったのか!」
「はい!」
しゅごいでしょ。わたち、きらい、ナイナイよ!
「わたしは、ぎゅうにゅうが、すきではないから……」
アスでんか、おなかにおててちて、おげんきなくなったの。
「あら、イーニアス殿下はヨーグルトやチーズを食べられると、皇后様からうかがいましたわ」
「? うむ。ヨーグルトと、チーズは、だいすきだ!」
「ヨーグルトとチーズは牛乳から出来ておりますので、牛乳が飲めなくても、違う形の牛乳は好き嫌いなく召し上っていらっしゃいますよね」
「!? チーズとヨーグルトは、ぎゅうにゅうから、できているのか!?」
「ええ、そうですわ。ですからイーニアス殿下は、好き嫌いを克服しておりますわ」
「!?」
アスでんか、きらい、ナイナイね!
「うむ! わたしは、きらいなものを、こくふくした!」
アカとアオと、わたち、はくしゅちたのよ。
「あのね、おとぅさま、あまいものきらいなのよ」
「む、こおしゃくにも、きらいなものがあるのか」
「そおよ。おとぅさま、スフレパンケーキ、いやってするの」
「ではこおしゃくも、きらいがナイナイできるよう、きょおりょくしよう!」
「はい!」
おとぅさま、きらいナイナイちて、おかぁさまよちよち、うれちいの!
「こおしゃくはカレーがすきだから、スフレパンケーキに、カレーをかけるのはどうだろうか」
「しょれいいの!」
『テオよろこぶ!』
『ぎゃーって、よろこぶ!!』
カレーあじの、クリームも、つくってって、シェフにおねがいちよ!
「テオ様……、頑張ってくださいまし」
おかぁさま、きらいナイナイちたら、おとぅさま、いーっぱいよちよち、ね!
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