3 / 10
第一章 残酷卿の古城
勇者達の宴 Part2
しおりを挟む
僕とエリクさんが正面の大きな扉を開けお客様をお出迎えする。
最初のお客様は、、、。ああ興奮する!!
勇者様御一行の魔王討伐を影で支えた聖人が僕の目の前に!!
扉の向こうには漆黒の鎧を着た人が立っていた。兜で顔が見えない。
「どうです?どうです?この漆黒のよ・ろ・い~。良いでしょうがぁ?良いでしょうがぁ?これはかの魔王が勇者マッシュ様達と戦った際に装備していた品で国宝級のお宝なんですよーん!もう凄すぎてペロペロ舐めたいでしょーがぁ??えぇ?でもダメー!舐めさせてあげなーい!」
鎧の兜を外すとその人は緑色の長髪に無精髭の男性のお客様だった。
間違いない【オタク系武器防具屋 ガンテスト・ラインシュタイン】様だ。
世界中から珍しい伝説級の武器防具を集めていて魔王討伐のため勇者様達に無償提供したという業界NO1の伝説の武器防具屋であらせられる方だ。
かなりの武器オタクで変人とも噂されていれけどカッコいい!
異空間魔法で武器や防具を全部ストックしているからいつでも何処でも武器や防具を取り出せて商売の出来るフットワークの軽さも人気の理由らしい。
「いらっしゃいませ。ガンテスト・ラインシュタイン様。
私は当ホテルオーナー兼客室係のエリク・キーマと申します。
こちらは料理人兼客室係のノーム・クック。
本日はよろしくお願い致します。
いやはや流石あの魔王の漆黒の鎧はまた素晴らしいですな。」
エリクさんが上品に挨拶をした。
僕と話す時はぶっきらぼうな喋り方だがお客様相手の時は全然違う。流石プロだ。
「よっよろしくお願い致します。かっかっカッコいい鎧でっすね!」
駄目だ緊張しまくりだ。挨拶カミカミになってしまった。
「そうでしょうがぁ?そうでしょうがぁ?勇者マッシュ様達との戦いで真っ二つに割れていましたが勇者様から高額で買い取らせて頂き傷も残らぬよう修復したんです。もう最高傑作なベイビーちゃん!宴会の時もお風呂の時も脱ぎませんよぉー。」
やはり凄い装備への愛だ。
ファンファンファン
また誰かが来たようだ。
もう勇者マニアとしてはテンションが上がりっぱなしなんですが。
扉の向こうから紫のショートヘアで紫の瞳をした緑や黄色、青にピンクと様々な色の液体をこぼしたようなシミだらけの白衣を着た20代後半ぐらいの女性が歩いて来た。
両手には何か緑色の液体の入った瓶を持っている。
もう最高!【最高の薬屋 クリム・ディーゼ】様だ!
勇者様パーティのために回復薬や筋力強化剤に魔法強化剤や解毒薬といった冒険に役立つ薬をたくさん調合された方だ。
この方は新薬を作るために自らを実験台にするという過激な製法で調合するらしい。
毒を飲んでも死なない体質らしく、まるでお酒を飲むかのように味を楽しみながら毒を飲むのだとか。
そして自ら体感したイメージから始めて飲む毒の解毒薬を調合出来るという凄い才能の方だ。
もしかして今持ってる瓶って毒薬なんじゃ?
「おー!ガンちゃんやーん!飲んでるー?」
「刺激臭くさっ!まーた酔っ払って!昼から毒ですかぁ?毒飲んでるんですかぁ?」
ガンテスト様は呆れているようだ。
どうやら本当に酒のように毒を飲んでいるらしい。
「うーふふふふー。そう!今日の毒は魔獣ナクリミヌスっていう魔王の配下の巨大なサソリの化け物の尻尾から抽出した毒なのよぉ。酸味強くておいちぃ。んふふふふー。」
クリム様は上機嫌に応えた。
「いらっしゃいませ。クリム・ディーゼ様。
私は当ホテルオーナー兼客室係のエリク・キーマと申します。
こちらは料理人兼客室係のノーム・クック。
毒を楽しまれているところ申し訳ございません。
私の知人にも毒を飲む事が出来る者がいます故、お気持ちは理解出来ますが、大変申し訳ございませんが他の毒が苦手なお客様が誤飲してしまっては大変なので当ホテルでは毒物の持ち込みは禁止させて頂いております。お預かりさせて頂くか異空間に仕舞って頂けますでしょうか?」
エリクさんは聖人相手でもしっかりと決まりは守らせる。やはりプロだ。
「あんらケチケチケチー!あたしは聖人よー!ぷんぷん!まあ良いわ。仕舞いたくても私は異空間魔法使えないのよ。ここで飲み干すわ!やけ毒よー!!」
クリム様は更に毒をガブガブ飲み始めた。
「飲み過ぎでしょうがー!飲み過ぎでしょうがー!これからジャスティさん達にも会うんだぞぉ?また私の異空間に預かっておいてやる!少し酔いを覚ませ!」
ガンテスト様がそう言って瓶を取り上げるとシュッと音がして瓶が一瞬で消えた。
凄い!ストックタイプの異空間魔法始めて見た!
異空間に物を仕舞うという事はこの僕達がいる空間と異空間の把握力が長けていないとならず習得するのがとても難しい魔法らしい。
僕もいつか使えるようになりたいな。
「ふーんだ。ばーか。」
クリム様は拗ねてしまった。酔い姿が可愛いらしい女性だ。
ファンファンファン
また誰かが来たようだ。
向こう側から4人の人影が近づいて来た。
Part3へ続く
最初のお客様は、、、。ああ興奮する!!
勇者様御一行の魔王討伐を影で支えた聖人が僕の目の前に!!
扉の向こうには漆黒の鎧を着た人が立っていた。兜で顔が見えない。
「どうです?どうです?この漆黒のよ・ろ・い~。良いでしょうがぁ?良いでしょうがぁ?これはかの魔王が勇者マッシュ様達と戦った際に装備していた品で国宝級のお宝なんですよーん!もう凄すぎてペロペロ舐めたいでしょーがぁ??えぇ?でもダメー!舐めさせてあげなーい!」
鎧の兜を外すとその人は緑色の長髪に無精髭の男性のお客様だった。
間違いない【オタク系武器防具屋 ガンテスト・ラインシュタイン】様だ。
世界中から珍しい伝説級の武器防具を集めていて魔王討伐のため勇者様達に無償提供したという業界NO1の伝説の武器防具屋であらせられる方だ。
かなりの武器オタクで変人とも噂されていれけどカッコいい!
異空間魔法で武器や防具を全部ストックしているからいつでも何処でも武器や防具を取り出せて商売の出来るフットワークの軽さも人気の理由らしい。
「いらっしゃいませ。ガンテスト・ラインシュタイン様。
私は当ホテルオーナー兼客室係のエリク・キーマと申します。
こちらは料理人兼客室係のノーム・クック。
本日はよろしくお願い致します。
いやはや流石あの魔王の漆黒の鎧はまた素晴らしいですな。」
エリクさんが上品に挨拶をした。
僕と話す時はぶっきらぼうな喋り方だがお客様相手の時は全然違う。流石プロだ。
「よっよろしくお願い致します。かっかっカッコいい鎧でっすね!」
駄目だ緊張しまくりだ。挨拶カミカミになってしまった。
「そうでしょうがぁ?そうでしょうがぁ?勇者マッシュ様達との戦いで真っ二つに割れていましたが勇者様から高額で買い取らせて頂き傷も残らぬよう修復したんです。もう最高傑作なベイビーちゃん!宴会の時もお風呂の時も脱ぎませんよぉー。」
やはり凄い装備への愛だ。
ファンファンファン
また誰かが来たようだ。
もう勇者マニアとしてはテンションが上がりっぱなしなんですが。
扉の向こうから紫のショートヘアで紫の瞳をした緑や黄色、青にピンクと様々な色の液体をこぼしたようなシミだらけの白衣を着た20代後半ぐらいの女性が歩いて来た。
両手には何か緑色の液体の入った瓶を持っている。
もう最高!【最高の薬屋 クリム・ディーゼ】様だ!
勇者様パーティのために回復薬や筋力強化剤に魔法強化剤や解毒薬といった冒険に役立つ薬をたくさん調合された方だ。
この方は新薬を作るために自らを実験台にするという過激な製法で調合するらしい。
毒を飲んでも死なない体質らしく、まるでお酒を飲むかのように味を楽しみながら毒を飲むのだとか。
そして自ら体感したイメージから始めて飲む毒の解毒薬を調合出来るという凄い才能の方だ。
もしかして今持ってる瓶って毒薬なんじゃ?
「おー!ガンちゃんやーん!飲んでるー?」
「刺激臭くさっ!まーた酔っ払って!昼から毒ですかぁ?毒飲んでるんですかぁ?」
ガンテスト様は呆れているようだ。
どうやら本当に酒のように毒を飲んでいるらしい。
「うーふふふふー。そう!今日の毒は魔獣ナクリミヌスっていう魔王の配下の巨大なサソリの化け物の尻尾から抽出した毒なのよぉ。酸味強くておいちぃ。んふふふふー。」
クリム様は上機嫌に応えた。
「いらっしゃいませ。クリム・ディーゼ様。
私は当ホテルオーナー兼客室係のエリク・キーマと申します。
こちらは料理人兼客室係のノーム・クック。
毒を楽しまれているところ申し訳ございません。
私の知人にも毒を飲む事が出来る者がいます故、お気持ちは理解出来ますが、大変申し訳ございませんが他の毒が苦手なお客様が誤飲してしまっては大変なので当ホテルでは毒物の持ち込みは禁止させて頂いております。お預かりさせて頂くか異空間に仕舞って頂けますでしょうか?」
エリクさんは聖人相手でもしっかりと決まりは守らせる。やはりプロだ。
「あんらケチケチケチー!あたしは聖人よー!ぷんぷん!まあ良いわ。仕舞いたくても私は異空間魔法使えないのよ。ここで飲み干すわ!やけ毒よー!!」
クリム様は更に毒をガブガブ飲み始めた。
「飲み過ぎでしょうがー!飲み過ぎでしょうがー!これからジャスティさん達にも会うんだぞぉ?また私の異空間に預かっておいてやる!少し酔いを覚ませ!」
ガンテスト様がそう言って瓶を取り上げるとシュッと音がして瓶が一瞬で消えた。
凄い!ストックタイプの異空間魔法始めて見た!
異空間に物を仕舞うという事はこの僕達がいる空間と異空間の把握力が長けていないとならず習得するのがとても難しい魔法らしい。
僕もいつか使えるようになりたいな。
「ふーんだ。ばーか。」
クリム様は拗ねてしまった。酔い姿が可愛いらしい女性だ。
ファンファンファン
また誰かが来たようだ。
向こう側から4人の人影が近づいて来た。
Part3へ続く
0
あなたにおすすめの小説
聖女を追放した国は、私が祈らなくなった理由を最後まで知りませんでした
藤原遊
ファンタジー
この国では、人の悪意や欲望、嘘が積み重なると
土地を蝕む邪気となって現れる。
それを祈りによって浄化してきたのが、聖女である私だった。
派手な奇跡は起こらない。
けれど、私が祈るたびに国は荒廃を免れてきた。
――その役目を、誰一人として理解しないまま。
奇跡が少なくなった。
役に立たない聖女はいらない。
そう言われ、私は静かに国を追放された。
もう、祈る理由はない。
邪気を生み出す原因に目を向けず、
後始末だけを押し付ける国を守る理由も。
聖女がいなくなった国で、
少しずつ異変が起こり始める。
けれど彼らは、最後まで気づかなかった。
私がなぜ祈らなくなったのかを。
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
神様の忘れ物
mizuno sei
ファンタジー
仕事中に急死した三十二歳の独身OLが、前世の記憶を持ったまま異世界に転生した。
わりとお気楽で、ポジティブな主人公が、異世界で懸命に生きる中で巻き起こされる、笑いあり、涙あり(?)の珍騒動記。
転生したら名家の次男になりましたが、俺は汚点らしいです
NEXTブレイブ
ファンタジー
ただの人間、野上良は名家であるグリモワール家の次男に転生したが、その次男には名家の人間でありながら、汚点であるが、兄、姉、母からは愛されていたが、父親からは嫌われていた
不倫されて離婚した社畜OLが幼女転生して聖女になりましたが、王国が揉めてて大事にしてもらえないので好きに生きます
天田れおぽん
ファンタジー
ブラック企業に勤める社畜OL沙羅(サラ)は、結婚したものの不倫されて離婚した。スッキリした気分で明るい未来に期待を馳せるも、公園から飛び出てきた子どもを助けたことで、弱っていた心臓が止まってしまい死亡。同情した女神が、黒髪黒目中肉中背バツイチの沙羅を、銀髪碧眼3歳児の聖女として異世界へと転生させてくれた。
ところが王国内で聖女の処遇で揉めていて、転生先は草原だった。
サラは女神がくれた山盛りてんこ盛りのスキルを使い、異世界で知り合ったモフモフたちと暮らし始める――――
※第16話 あつまれ聖獣の森 6 が抜けていましたので2025/07/30に追加しました。
主人公の恋敵として夫に処刑される王妃として転生した私は夫になる男との結婚を阻止します
白雪の雫
ファンタジー
突然ですが質問です。
あなたは【真実の愛】を信じますか?
そう聞かれたら私は『いいえ!』『No!』と答える。
だって・・・そうでしょ?
ジュリアーノ王太子の(名目上の)父親である若かりし頃の陛下曰く「私と彼女は真実の愛で結ばれている」という何が何だか訳の分からない理屈で、婚約者だった大臣の姫ではなく平民の女を妃にしたのよ!?
それだけではない。
何と平民から王妃になった女は庭師と不倫して不義の子を儲け、その不義の子ことジュリアーノは陛下が側室にも成れない身分の低い女が産んだ息子のユーリアを後宮に入れて妃のように扱っているのよーーーっ!!!
私とジュリアーノの結婚は王太子の後見になって欲しいと陛下から土下座をされてまで請われたもの。
それなのに・・・ジュリアーノは私を後宮の片隅に追いやりユーリアと毎晩「アッー!」をしている。
しかも!
ジュリアーノはユーリアと「アッー!」をするにしてもベルフィーネという存在が邪魔という理由だけで、正式な王太子妃である私を車裂きの刑にしやがるのよ!!!
マジかーーーっ!!!
前世は腐女子であるが会社では働く女性向けの商品開発に携わっていた私は【夢色の恋人達】というBLゲームの、悪役と位置づけられている王太子妃のベルフィーネに転生していたのよーーーっ!!!
思い付きで書いたので、ガバガバ設定+矛盾がある+ご都合主義。
世界観、建築物や衣装等は古代ギリシャ・ローマ神話、古代バビロニアをベースにしたファンタジー、ベルフィーネの一人称は『私』と書いて『わたくし』です。
冷遇王妃はときめかない
あんど もあ
ファンタジー
幼いころから婚約していた彼と結婚して王妃になった私。
だが、陛下は側妃だけを溺愛し、私は白い結婚のまま離宮へ追いやられる…って何てラッキー! 国の事は陛下と側妃様に任せて、私はこのまま離宮で何の責任も無い楽な生活を!…と思っていたのに…。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる