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第3話
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テレーゼ この魔法学園に通う平民の娘。
私も彼女に面識がある。平民にしては優秀であることは皆が認めるところであり、男性受けはいいと思う。
私より身長は少し高く、出ているところは出ています。非常に羨ましい限りです。
歳は私たちと同じ16歳。学科が違うので直接は話したことはありませんが、男性に媚びるような口調。ちょっとイラっときます。
まったく世の男性は、あんな女性が好みなのでしょうか? アリス様の方が美しいのに。アリス様と比べたら私など、月とスッポン比べるのもおこがましいわ。
アリス様とテレーゼさんを比べても、断然アリス様の美貌が勝ってしまう。
年上のご令嬢と比べても、誰もアリス様には勝てない。アリス様は王国一の美少女といっても過言ではないほど美しい。
テレーゼさんはまあ普通だ。可愛いとは思うが他の令嬢とさほど変わりない。なにより気品が感じられない。
その彼女が殿下のお気に入り? アリス様と婚約破棄するほど・・・これはちょっと調べる必要がありますわね。
◇
学園の一角に人だかりができていた。
ミューラー殿下とニール様。その取り巻きの女性たち。
「アリス様・・・」
私とアリス様は黙ってその一団を眺めていた。
その取り巻きに中に、テレーゼさんの姿があったからだが、とりわけ殿下は気に留めていない様子。
そんな中、殿下は私たちに気付いてもワザと無視するような態度を取った。
父からの話では、殿下は国王様からとりわけ王妃様からそれは盛大に怒られたとのこと。ざまあみろと言いたいが、この無視の様子を見る限り凝りてないよね。
まったく・・・これが将来国を背負って立つ皇子のすることか・・・大丈夫かしらこの国。
ダメな皇子を引っ張っていく才女が必要だわ。そうアリス様こそ隣に立つに相応しい。
当のアリス様はどう思っているのかしら?
うわっ! めっちゃ冷めた目で見ている・・・そこには愛があるとは到底思えない。
氷の公爵令嬢を溶かさないといけないわ。
そうしないとニール様と一緒にいられないじゃない。
そんなのダメだわ。頑張るのよ私!
私の薔薇色の人生設計の邪魔をする者は、たとえ殿下であろうと許しませんわ。
そのためにまずは情報収集ですわ。情報を制する者は恋を制すると、誰かが言っていたような気がしますわ。
頑張りますわよ。アリス様、待っていてくださいね。
「えっ? テレーゼ? 誰それ? 知らない名前ね」
「ああっ、あれじゃない平民の娘。私は話したことないけど」
「平民の娘? 知らないわ・・・貴女知ってらして?」
「ほら殿方に媚を売ってる娘がいたじゃない。あの娘よ」
「ああっ、あの娘ね」
近くにいた女生徒に聞き込みをしても、皆あまり気には止めていないようだった。貴族の令嬢にとって、使用人以外の平民と話す期会は非常に少ない。
「ルシア様、彼女がどうかされましたか? なにか無礼なことでもされましたか?」
「いえ、そういう訳ではないのですけど・・・少し気になることがありまして」
「成績は良いようですけど、特に魔法は素晴らしいと聞いたことがありますわ」
「魔法が?」
ここは魔法学園、平民でも魔力があれば通うことができる。この国の貴族のほとんどの者は魔力を有している。平民でも魔力を持つものも稀にいて、王国は有力な者を求めている。彼女も平民では希少な魔力持ちなのだろう。
私も魔力持ちだ。といっても私の力はたいしたことがない。元気のない植物が元気になったりする程度であり、人に自慢できるほどのものでもない。
「詳しくは分からないけど、優秀だと聞きましたわ」
「そう。ありがとう」
これ以上の情報収集は難しそうね。
ここは教師方にも話を聞いてみましょう。
私も彼女に面識がある。平民にしては優秀であることは皆が認めるところであり、男性受けはいいと思う。
私より身長は少し高く、出ているところは出ています。非常に羨ましい限りです。
歳は私たちと同じ16歳。学科が違うので直接は話したことはありませんが、男性に媚びるような口調。ちょっとイラっときます。
まったく世の男性は、あんな女性が好みなのでしょうか? アリス様の方が美しいのに。アリス様と比べたら私など、月とスッポン比べるのもおこがましいわ。
アリス様とテレーゼさんを比べても、断然アリス様の美貌が勝ってしまう。
年上のご令嬢と比べても、誰もアリス様には勝てない。アリス様は王国一の美少女といっても過言ではないほど美しい。
テレーゼさんはまあ普通だ。可愛いとは思うが他の令嬢とさほど変わりない。なにより気品が感じられない。
その彼女が殿下のお気に入り? アリス様と婚約破棄するほど・・・これはちょっと調べる必要がありますわね。
◇
学園の一角に人だかりができていた。
ミューラー殿下とニール様。その取り巻きの女性たち。
「アリス様・・・」
私とアリス様は黙ってその一団を眺めていた。
その取り巻きに中に、テレーゼさんの姿があったからだが、とりわけ殿下は気に留めていない様子。
そんな中、殿下は私たちに気付いてもワザと無視するような態度を取った。
父からの話では、殿下は国王様からとりわけ王妃様からそれは盛大に怒られたとのこと。ざまあみろと言いたいが、この無視の様子を見る限り凝りてないよね。
まったく・・・これが将来国を背負って立つ皇子のすることか・・・大丈夫かしらこの国。
ダメな皇子を引っ張っていく才女が必要だわ。そうアリス様こそ隣に立つに相応しい。
当のアリス様はどう思っているのかしら?
うわっ! めっちゃ冷めた目で見ている・・・そこには愛があるとは到底思えない。
氷の公爵令嬢を溶かさないといけないわ。
そうしないとニール様と一緒にいられないじゃない。
そんなのダメだわ。頑張るのよ私!
私の薔薇色の人生設計の邪魔をする者は、たとえ殿下であろうと許しませんわ。
そのためにまずは情報収集ですわ。情報を制する者は恋を制すると、誰かが言っていたような気がしますわ。
頑張りますわよ。アリス様、待っていてくださいね。
「えっ? テレーゼ? 誰それ? 知らない名前ね」
「ああっ、あれじゃない平民の娘。私は話したことないけど」
「平民の娘? 知らないわ・・・貴女知ってらして?」
「ほら殿方に媚を売ってる娘がいたじゃない。あの娘よ」
「ああっ、あの娘ね」
近くにいた女生徒に聞き込みをしても、皆あまり気には止めていないようだった。貴族の令嬢にとって、使用人以外の平民と話す期会は非常に少ない。
「ルシア様、彼女がどうかされましたか? なにか無礼なことでもされましたか?」
「いえ、そういう訳ではないのですけど・・・少し気になることがありまして」
「成績は良いようですけど、特に魔法は素晴らしいと聞いたことがありますわ」
「魔法が?」
ここは魔法学園、平民でも魔力があれば通うことができる。この国の貴族のほとんどの者は魔力を有している。平民でも魔力を持つものも稀にいて、王国は有力な者を求めている。彼女も平民では希少な魔力持ちなのだろう。
私も魔力持ちだ。といっても私の力はたいしたことがない。元気のない植物が元気になったりする程度であり、人に自慢できるほどのものでもない。
「詳しくは分からないけど、優秀だと聞きましたわ」
「そう。ありがとう」
これ以上の情報収集は難しそうね。
ここは教師方にも話を聞いてみましょう。
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